PNC会員へ・・・

会員のみなさま 996                      後醍院 廣幸
 
おはようございます。本日は2019年9月15日(日)、現在は朝の7時過ぎです。
 今朝は秋晴れとしか形容のしようが無いくらいの晴天です。当方は昨日済ませ
ましたが、この3連休は絶好のお彼岸の墓参りとなったようです。次週の3連休は
当然ですが混雑が予想されますので今日か明日に行っておくことです。昨日は
天気もイマイチでまだ霊園は閑散状態でした。今日は少し混みそうな陽気です。
 当後醍院家では何故か9月生まれが多く、例年、墓参りと誕生祝は同日に行われる
事が多かったような気がします。まずバアバ(女房)が9月9日、娘が本日の9月15日、
3歳になる孫息子が9月17日です。だからと言って何らかの不可思議などはありま
せんので唯々普通の連休のひと時を過ごしているだけです。
 
 それにしても今回の台風の被害は殊の外大きなものでしたね。房総地区では未だに
停電が継続中です。東電の最悪対応が原因でもう県外避難も考えるか?というところ
まで来ています。東電によると、想像以上に大量の電柱が倒れ、多数の配電線が傷
ついているとのことです。
 千葉県下では数多ある酪農家が悲鳴を上げています。昨日少し触れましたが、
当方の都城赴任時にやはり大きな台風の影響で、酪農(生乳=乳搾りの牧場経営)
である乳牛の牧場も経営していて、その規模は宮崎県第一位で、”しぼり”(=お乳を
出す牛の事)が250頭、他に休養している牛を合わせて400頭ぐらいがいました。
台風の被害で停電した結果2日間搾乳が出来ず、電気が通って回復して絞った
生乳は2日間とも乳房炎続出で全量廃棄しました。此の2日間の損害額は1000万円
ほどになったはずです。当方、必死に九電と交渉しましたが、暖簾に腕押し状態の
九電社員は損害賠償などまったく頭にない状態でした。本当にこの九電と東電だけは
許せませんね!?!
 当方、鹿児島県の屋久島への移住も考えていますが、再稼動した九電の薩摩川内原発
がけっこう近いので保留にしています。何故雨ばかり降る屋久島かというと、これから
予想される”水”不足ではここならまず心配は皆無だからです。1年に400日も雨が降っても
東京界隈の超水不足地域に住むよりはましです。
 
 話はまったく変わりますが、テレビのBS放送を見てそのままBSにしていたら、懐かしい
寅さんの映画を放映していました。ちょっと調べたらこれはBSテレ東(7ch)が毎週土曜日
放映している寅さんシリーズのものでした。他のニュースでも少しはかじりましたが、此のたび
山田洋次監督とサザンの桑田佳祐がコラボして寅さんシリーズ第50作目で1969年の
映画第1作目から50年目を祝して、前作から22年ぶりとなる最新作を創るそうです。
もちろん主役の寅さん(渥美清)を始めほとんどの1作目からの俳優は亡くなっています。
残って映画出演できるのは寅さんの妹夫婦役の倍賞千恵子前田吟ぐらいでしょうか。
桑田佳祐は出演と主題歌も作るそうです。現在の映像技術からは寅さんが本当に生きている
ようなシーンも作れるでしょうから早く観てみたいものです。公開は本年の12月27日だそうです。
 
 昨日、テレビ放映していたのはマドンナに”リリー”役の浅丘ルリ子(都合4作品に出演)が
出る”男はつらいよ 寅次郎紅の花”でした。浅丘ルリ子は50最新作にも当然出演するようです。
 当方、WOWOW加盟時にこのシリーズと釣りバカシリーズ、黒澤監督作品の全部をダビング
してありますが、ほとんどはまだ観ていません。
この作品も昨日が初見でした。この作品でのリリーの住まいが奄美大島古仁屋港から船で
少し行く孤島です。鹿児島の錦江湾から船出すると奄美大島の名瀬(なぜ)北サイドに着きます。
その正反対の南サイドに古仁屋という国際港で非難港でもある港があります。古仁屋という名前
を聞くことすらまずない当方、些ビックリしました。
 当方、20歳の時にこの古仁屋に行って一泊したことがあるからです。友人と二人で学校が終わった
7月1日に出発して(東京駅から鈍行で西鹿児島駅まで丸1日ぐらいかけて行きます)、
鹿児島港からまあ大きめの船で目的地の与論島に向かいます。因みに東京から西鹿児島(現在この駅は
無く、鹿児島中央駅になっている)までの運賃は学割で8000円台だったはずです。旅行費用は
この往復の運賃と与論島で2カ月近く生活する生活費合計で3万円だけです。これしかお金が
無いのだから仕方ありません。無謀なことが出来た時代です。旅行先でどうしてもお金が必要に
なったら土方でも何でもするつもりですので何の不安もありませんでした!
 鹿児島港を出発して数時間たったら何と台風が九州を目指して北上しているので、奄美
古仁屋港に避難するとの報です。お客様はこのまま船内で明日まで過ごすか、上陸して小学校
で一泊するかの選択を迫られました。当方らは当然、小学校を選択しました。ここからが本題です。
 古仁屋に降りた当方らは寝床を確保した後には夕食を食べねばなりません。港の食道を見つけて
入りました。この頃金のない学生が食べるものと言えば定番中の定番”ラーメンライス”です。
どうせちんまりとした醤油くさいラーメンが出てくるだろうとまったく期待はしていませんでした。
いざ、ラーメンが来てやや驚きです。スープの色が白濁しているではありませんか。もっとびっくり
したのはこれが超旨かったのです。生まれて初めてラーメンってこんなに旨いものだったのか・・・です。
 今から考えるとこれが豚骨ラーメンだったわけです。
その後に、与論島で仲良くなった同年の福岡の宗像郡(現在は市)の津屋崎という玄界灘に沿った地域で
5日間ほど厄介になりました。この人の自慢は近所のラーメン店のラーメンが超旨いというものです。
もちろん、早速ゴチになりましたが、これも古仁屋港のラーメン同様超旨く感動ものでした。
―― というわけで、当方のトンコツラーメン体験記でした。その後、大学時代と証券会社に就職した数年
は豚骨ラーメンの存在すら忘れていました。昭和50年の6月に当方就職した旧大七証券が新宿支店を
オープンしました。当方、開店メンバーの一人であったので新宿の食べ処はいろいろ開拓しました。
その頃の新宿支店の支店長は福岡出身の方でした。同行訪問をする過程で新宿の東口の旧富士銀行
の裏手に九州・熊本のラーメン店”柱花”が東京進出して営業していました。支店長はこのラーメンは
本当に旨いから食べよう…と言い、ゴチしてくれました。この支店長は福岡の名門・修猷館高校出身の
当方あまり好きではないタイプだったのですが、桂花のラーメンは旨かったのでその後も当方一人で
何度も通いました。時代は過ぎ、平成元年に大阪支店に単身赴任した時に、地元の人から教えてもらった
現在は東天馬の交差点角に在る”さつまっこ”というラーメン屋(昔は空心町のニンニクラーメンで有名)
に何度も通うことになりました。ここのトンコツラーメンは桂花ほどこってりではなく福岡よりやや重い感じの
ラーメンです。ここの名物はニンニクです。このニンニクが擦ったものではなく細かく攪はんしたものです。
このニンニクが超きついのです。飲んだ後にこのラーメンを食べ、注文にニンニクたっぷりと言います。
これがすごいのです。翌日の息の臭さは半端なものではありません。通勤電車に乗っていると回りにいた
女生徒は全員逃げて行きます。
 話は脱線気味ですが、豚骨ラーメンは大好きでよく食べました…という結論です。
ところが不思議なものです。現在の当方はほゞこの豚骨系は食さなくなっています。原因は宮崎在住が
1年間に及んだことです。宮崎赴任時は豚骨系が旨くて色んな店を訪ねました。それが時が過ぎるに
従い、段々その豚骨のにおいが鼻について来ました。こうなるともうダメですね。豚骨ラーメンだけで
無く、担担麺・ジャージャー麺・ちゃんぽん麺…全部駄目になりました。駄目になって醤油ラーメンが
超恋しくなって来ます。そして、東京ラーメンが食べたくていろいろ探すのですが宮崎には全くありません。
最後の手段として、中華料理店に行き叉焼麺を注文したらこれは醤油ラーメンベースでした。その後は
宮崎ではラーメンはここの叉焼麺オンリーになりました。結果としてあれだけ美味いと思っていた豚骨系は
現在まず食べていません。現在は喜多方ラーメンが一番で後は幸楽苑とか日高屋ぐらいにしています。
 
 てなわけで・・・古仁屋港から超脱線して嫌になった豚骨ラーメンで終了しました。
 
 という事は本日はここまでで、予定していた論考はまた明日に先送りです。
 
ニーチェも多少の書き出しをしましたが明日以降にします。量子物理学も同様です。
 
本日は先ほどの寅さん50の照会記事だけ添付しておきます。明日以降は普通に行きます。
 
 
 
シリーズ50作目、22年ぶりの最新作
 
1969年に第1作が劇場公開された映画『男はつらいよ』シリーズ。主人公の車寅次郎こと寅さんと、その周りの人物たちによる、日本人の心の原風景を描いた作品だ。公開から50周年、シリーズ50作目となる『男はつらいよ お帰り 寅さん』は、前作より22年ぶりの新作となる。
 
マドンナ“リリー”浅丘ルリ子倍賞千恵子などおなじみのキャスト
 
キャストは、前作よりシリーズをよく知る俳優陣が集結。寅さんの妹“さくら”役の倍賞千恵子をはじめ、さくらの夫“博”役の前田吟、寅さんをおじさんにもつ“満男”役の吉岡秀隆が登場する。また、満男の初恋相手“イズミちゃん”は、23年ぶりの銀幕復帰となる後藤久美子が務める。
 
さらに、シリーズの目玉でもあるマドンナ“リリー”役を浅丘ルリ子が演じる。第43作『寅次郎の休日』のマドンナでイズミちゃんの母“礼子”を務めた夏木マリも出演する。
 
そのほか、松野太紀富田望生倉島颯良、中澤準、田中壮太郎といった近年注目を集める実力派キャストが出演。いずれもシリーズ初参加となるが、松野太紀と田中壮太郎は近年、山田監督の映画や舞台に出演してい る山田組の常連となっている。
 
山田洋次が語る最新作について
 
男はつらいよ お帰り 寅さん』のストーリーについて、監督を務める山田洋次は、「物語の主軸は、満男が20数年ぶりにイズミに再会し、もう一度恋の炎が燃えあがるけれども、それぞれが家庭を持っている中で葛藤しながら別れていくところ。満男が思春期から大人へ成長する中で、寅さんというおじさんがいたことによってどんなに救われたかわからない。また、おじさんの役割や大切さを今にして思う。そういう思い出を、スクリーンの中に展開したい」と語った。
 
サザンオールスターズ桑田佳祐が主題歌&オープニング出演
 
昭和から平成へと、音楽界をリードしてきた桑田佳祐と映画界をリードしてきた山田洋次。そんな2人のタッグが『男はつらいよ お帰り 寅さん』で実現した。
 
もともと桑田さんは、かつて自身のテレビレギュラー番組に「音楽寅さん」というタイトルをつけるほど寅さんや山田洋次のファンであった。一方で、山田はテレビ番組で「男はつらいよ」を歌う桑田の映像を目にした際に「実にうまい!」と絶賛していたという。最新作に向けて桑田に熱いラブレターを送り、その気持ちを受け取る形で今回の出演&主題歌決定へと繋がった。
 
男はつらいよ お帰り 寅さん』あらすじ
 
物語は諏訪満男の妻の七回忌の法要から始まる。柴又の帝釈天の参道に昔あった「くるまや」の店舗はカフェとなった。その裏手には昔のままの住居がある。
 
法事のあとは、昔話に花が咲く。寅さんがマ ドンナを連れてきては、大騒ぎだったことなど…。時の流れは速く、あれからもう半世紀の歳月が流れていた。満男は、サラリーマンの時に書いた小説が評価され、現在は小説家になっていた。
 
とある日、満男 の小説のサイン会をすることになる。ところがその列に並ぶ客の中に初恋の人、一度は結婚の約束までした女性、及川泉が現れる。彼女を見て満男は呆然。ヨーロッパで生活している泉は仕事で来日し、偶然サイ ン会に参加したのだった。
 
満男はサイン会もそこそこに、泉に「会わせたい人がいる」と小さな JAZZ喫茶に連れて行く。そこで会った経営者の顔を見て驚く泉。それは 20 年以上前に奄美大島で会った 寅の恋人のリリーだった。懐かしい人たちとの再会、そして思い返す寅さんのこと。それは満男と泉にあたた かい何かをもたらしていく。泉はその夜「くるまや」を訪れることになるのだが…。
 
【詳細】
映画『男はつらいよ お帰り 寅さん』
公開日:2019年12月27日(金)
原作・監督:山田洋次
脚本:山田洋次、朝原雄三
出演:渥美清倍賞千恵子吉岡秀隆後藤久美子前田吟池脇千鶴夏木マリ浅丘ルリ子、美保純、佐藤蛾次郎桜田ひより、北山雅康、カンニング竹山濱田マリ出川哲朗松野太紀、林家たま平、立川志らく小林稔侍、笹野高史橋爪功
c2019松竹株式会社 c松竹