■
PNC会員へ・・・
会員のみなさま 1195 後醍院 廣幸
おはようございます。本日は2020年9月27日(日)、現在は朝の7時40分です。
曇天の朝ですが、今日はこの後、晴れのち雨という何でもありの一日となりそうです。
台風らしき低気圧は熱帯低気圧から昇格して台風になった途端に即温帯低気圧に格下げ、
しかも列島からは遠く離れた東海上に在り、我々には何の影響もなさそうです。
このところスカッとしない週末の連続でしたがやっと晴天の秋日和となりそうです。
といっても、当方はゴルフをやるわけでもないし、旅行もドライブにも行かないのでどうでも
天気予報でしかありません。
昨日は新しいプリンターの設定で一苦労しました。もう数週間前に購入したエプソンの
1万円チョイの安い代物ですが、当方にとってはこれで充分なので従前のプリンターの
インク切れを待っての設定でした。途中から分らなくなり、エプソンのコンタクトセンターに
電話を入れ(これが何故か一発で繋がった)、ご指導を仰ぎました。当方、もう加齢のせいか
配線のつなぎ方で大苦労です。USBケーブルのジャックが分らなくて一苦労です。
何だかで1時間以上かけてようやっと目出度く完了とは相成りましたが、疲れました。
新品のエプソン製プリンターは仕事は良くしてくれますが、ただやたらと機械の作動音が
煩くて往生しています。しょうがないですね値段相応でしょうから!?!
当方、生まれて初めてパソコンに接触したのはもう20年ほど前になります。50歳の
手習いでえらい勉強をさせられましたが、何とか普通にいじって来ました。それがつい最近
になると会社での作業も含めまったく理解不能の事態が多発しています。皆よく作業出来て
いるなあと、感心する毎日です。当方など、会社勤めの大半は物を売る仕事(営業)に従事して
来たので所謂事務作業とかコンピューター中心の仕事には向いていません。といって、この年
になってのこれからセールスの仕事は難しいです。ということで、事務作業も営業も肉体労働も
駄目となると、次の再就職の仕事があるかどうか不透明でしょうね!?!
いずれにせよ、プリンターはまともに動いてくれていますので、次にはPCそのものが壊れるまで
出来るだけ頑張ってもらうだけがもう神頼みです。
最近の報道ではもちろんコロナ禍が原因の事象が最大ですが、コロナに関係なく、不祥事や
今までの営業形態での不備発祥が多く見受けられてきました。この週でもレオパレスの6月末で
の債務超過が100億円、HISは上場来初の赤字転落、三菱自動車が600人の希望退職募集
…と続きます。コロナ禍に関してだと、政府(ひょっとこバカ)は来年の東京五輪を何が何でも
開催させようと人の命よりも3密などまったくなかったかのような営業推進に邁進しています。
世界的にはまたぞろコロナ感染者数が増大し始めています。本当に大丈夫なの?と、言いたいです。
日本も含め対応ワクチンの開発・承認申請が各国異常なほどの勢いで先を争っています。
これらのワクチン等は副作用の有無が簡単に判別できるとはどうしても思えません。やはり
数年は結果を見ないと怖くて治療に罹るわけにはいきません。
後、一ヶ月チョイに迫っている米大統領選の結果でトランプ再選なら、もう新型コロナワクチンなど
自前の製品を使用押し付けとなることは目に見えています。それで本当に副作用無しで治癒する
なら良いですが、先まで観ないと結果は分りません。
当方は当面(最低でも年内)、大人しく断酒に減量に励むことにします。嫌でもマスク着用励行、
密を避ける動きに徹します。
相撲ですが、いよいよ今場所も今日で終わります。普通に考えて優勝に一番近い力士は正代で
決定でしょう。ただ今場所の翔猿の強さは尋常ではないのでまだ分りませんね!?!
競馬は昨日は負けでした。1点買いはやはりむずかしいですね。今日は10Rと11Rで200円×
9で残金は4300円となります。中々勝負はさせてくれない競馬です。
来週からは相撲は無く、つまらない本馬場入場無しの競馬継続、休んでも墓参りぐらいしか行く
ところが無い状況が続きます。仕事も面白くなくなって(関東限定ドサ回り的簡裁出廷がほぼ消滅)、
考えただけでも気の遠くなりそうな10月一月となりそうです。
今日は量子物理学は休んで、 小幡 績(オバタ セキ)慶応大学大学院准教授の”3つのバブル”
が崩壊する瞬間が近づいている・・・という一文を紹介しておきますので読んでください。
”3つのバブル崩壊”
「3つのバブル」が崩壊する瞬間が近づいている
コロナ禍は終わっていないが、どこかの時点で収束して「コロナバブル」は崩壊する。しかも、これを含め「3つのバブル」が崩壊する可能性がある(写真:つのだよしお/アフロ)
世界はこれからどうなるのか。
コロナは収束する。そして、バブルは崩壊する。正確に言うと、崩壊しそうだったバブルがもう一度、最後の膨張を見せ、崩壊する。すでに株式市場はその最終段階に入っている。これがラストバブル、最後のバブルになる。
■新型コロナがバブル崩壊を救ったという皮肉
2020年に入ったときに、少なくとも株式市場はすでにバブル崩壊寸前だった。ウーバーやウィーワークなどに投資していたソフトバンクグループ(ソフトバンク・ビジョン・ファンドなど)、そして、テスラ……。
しかし、これらの崩壊寸前のバブルを救ったのは、新型コロナショックだった。FED(アメリカの中央銀行)は前代未聞の金融緩和を行い、同国政府の財政出動も、リーマンショック時の対応をはるかに超えるものとなった。暴落した株価はこれで急回復。S&P500種株価指数やナスダック総合指数などはコロナショック以前の水準を超え、史上最高値を更新し続けた。
市場は都合よく、コロナショックを解釈した。引きこもり生活で利益を急拡大したズーム、アマゾン、その他の半導体関連やネット関連企業の株価は暴騰し、政府の経済対策で救済される古いセクターの株式もリバウンド狙いで急騰した。
相場は主役を変えつつ上昇を続け、暴落したはずのNYダウも、コロナショック前の株価を一時回復した。
では、今回のバブルは維持可能だろうか?
もちろん崩壊する。現在からさらに膨らんでから崩壊するか、このまま一進一退するなかで崩壊するのか、それはわからない。だが、まもなく崩壊することは間違いない。
その結果、すべてのバブルは崩壊するのだ。では、すべてのバブルとは何か?
大きく言って、バブルは「短・中・長期」の3つがある。最悪の場合、この3つのバブルが同時に崩壊するだろう。少なくとも、2つのバブルは確実に崩壊する。そして、3つ目のバブルが崩壊すれば、時代は大きく転換し、新しい社会が生まれる。コロナだけでは社会は本質的には何も変わらないが、もしすべてのバブルが崩壊するのなら、社会は「まともなもの」に戻っていく。ひとことで言えば、約500年前のような状態に戻るのだ。
■少なくとも「短期」「中期」2つのバブルが崩壊する
少し説明しよう。
まず、コロナショックへの救済策で膨らんだ今回のバブルは崩壊する。これは必然だし、明快だ。いつになるかは議論があるが、崩壊することは確実だ。1つ目のバブル崩壊は、コロナバブルという短期バブルの崩壊である。
次に、中期バブルも崩壊する。中期バブルとは、複数の短期バブルからなる。短期バブル(循環)の繰り返しが中期バブル(循環)である。今回のコロナショックバブルは、その前のバブルが崩壊するのを防ぐために、金融市場を救済したことによって生まれた。その前のバブルとは、2009年以降約11年間上昇を続けていた株式バブル、不動産バブル、そしてそれらを生み出した根源である、世界的な国債バブルだ。
この国債バブルは、2008年のリーマンショックによる世界的な金融バブル崩壊の救済措置のために行われた、前代未聞の大規模金融緩和で生まれた。具体的に言えば、世界中の主要な中央銀行(日本を除く)が、国債を中心にリスク資産を自ら大量に買い込んだのである。
これは中央銀行が作った金融緩和バブルであった。要は、世界的な金融バブル崩壊の処理を先送りするために、中央銀行がバブルを意図的に作り、リスクは自らが敢えて抱え込んだ。そのバブルが崩壊しかかったときに、コロナショックが起き、コロナショックのために金融財政政策を総動員し、バブルは崩壊するどころか、さらに新しい短期バブルが生まれ、膨らんだのである。
すでにコロナショックがバブルになっている理由は、コロナショックが社会的には印象的な衝撃が大きすぎ、当初無秩序に救済策がとられたからだ。コロナショックは、急激な需要減少だが、それは短期限定的で、需要減少の総量としてはリーマンショックよりも遥かに小さい。
また、ストックも傷んでいない。つまり工場の設備もインフラも多くのビジネスモデルも基本的には無事である。人々の不安が解消し、行動制限さえ緩和されれば、すべて元に戻る。さらに、銀行などの金融機関が、少なくとも直接にはほとんど傷んでいない。例えば不動産バブル崩壊で銀行の資本が毀損し、貸し渋り、貸しはがしなどが起きて、経済全体がバブル崩壊からの不況に陥ることはない。
それにもかかわらず、金融財政出動はまさに前代未聞であり、人類史上最大の救済策が採られた。一部の経済は過熱し、資産市場はそれ以上に過熱し、バブルが膨らむ以外にない。日本でもアメリカでも、投資経験のない個人投資家が、政府からの給付金で、ギャンブルに近い株式投資あるいは身近な銘柄(例えばアップルなど)へ投資し、この現象はロビンフッド現象とまで名づけられた。
実際にコロナショックが収束すれば、間もなく、どこかのタイミングでバブル崩壊となる。理由は単純で、バブルは膨らみ続けるか、崩壊するか、どちらかしかないからだ。そして、もはや、コロナショックバブルは膨らみ続けることはできない。なぜなら、膨らませる手段が尽きてしまっているからだ。
もし新型コロナウイルスの猛威が収まっても、次のウイルスがやってくる。「新型コロナにまつわる致命的な『3つの大嘘』でももふれたが、21世紀はウイルスの世紀で、この20年、ほぼ5年ごとに新たなウイルスが世界に脅威をもたらしている。「COVID-19」が最後のウイルスであることはありえない。
そのときには、再び財政出動が必要とされるかもしれない。しかし、それはもう不可能だ。財政は限界以上に支出してしまっている。これ以上支出するためには、中央銀行に引き受けさせるしかない。しかし、中央銀行は、コロナショックバブルの前の中央銀行バブルで、実質的に引き受けすぎている。もはや余地はない。金融市場のバブルは崩壊し、財政は破綻する。このどちらかは少なくとも必然であり、金融バブルと財政破綻が同時に起きる可能性が最も高い。
そして、金融緩和、財政出動と手段を出し尽くしてしまっているから、このバブル崩壊を救うためのバブルを作る余地はまったくない。ついに、バブル崩壊をごまかし、処理を先送りするためのバブルが作れなくなり、短期バブルの連続だった、中期バブルも崩壊する。
■「中期バブルの起源」とは?
では、この中期バブルはいつ始まったか。1980年代末の共産主義圏の崩壊からである。これにより「平和の配当」が生まれたとされ、旧共産圏は市場経済への移行経済となり、絶好の投資機会を世界に提供したのである。フロンティア(新たな境界領域)の出現である。
中期の大きなバブルの波が生まれるには、3つの要素が必要だ。「流動化」「外部」「フロンティア」である。共産主義の崩壊は、西側諸国に、この3つを同時にもたらした。
その後、この移行経済バブルがはじけ、アジアを中心として新興経済バブルも1998年にはじけたはずだったが、アメリカを中心としたITバブルとなり、21世紀を迎えた。
しかし、そこで、2001年の同時多発テロや、エンロンショックなどがアメリカをたて続けに襲った。それを救済するために、金融緩和バブルがFRBのグリーンスパン議長の主導により、再度作られた。サブプライムバブルが生まれ、それは世界金融バブルとなり、崩壊してリーマンショックとなった。
前述したように、中期バブルの循環のなかで、短期バブルが繰り返されたが、それはバブル崩壊の処理を先送りするために作られたバブルであった、バブル・アフターバブルである。この中期バブルが、コロナショックバブルの後、完全に崩壊することになる。もはや新しい短期バブルが作れないからである。
そして、世界は財政破綻、金融危機に見舞われるだろう。
問題は、その後である。どうなるのか。
そこで3つ目のバブルである「長期バブル」の登場である。これからは、この長期バブルの崩壊となるかどうかにかかっている。
ここで長期バブルの循環とは、経済システムの循環であり、現在の長期バブルは、1492年以降の、世界の流動化以来始まった、近代資本主義というバブルである。
それ以前、欧州は、中世という固定化された世界のシステムで動いていた。それが大航海時代により流動化が始まり、「新世界」の発見という外部の登場、フロンティアの拡大、そして収奪などによる富の流入により、バブルが膨らみ始めたのである。
近代資本主義は、ひたすら、流動化を進めた経済社会システムであった。階級の流動化も起こり、宗教革命により権威の流動化も起こり、例えば貴族も流動化した。
また資本も流動化し、それを蓄積し、拡大、増殖し続けようとする資本家が誕生した。その資本家も流動化し、分散化、大衆化し、資本は株式となり分割され、さらにそれは上場して分散し、極端に流動化された。そして、資本の移動速度は加速度的に速まり、人の移動も、社会の変化も、資本の戦いの勝負もスピードも速まり、栄枯盛衰の展開も加速した。そして、バブルは頻繁に短期に激しく起こるようになった。
■「新しい中世」とも呼べる時代が到来するか
この長期のバブルが、ついに今回で終焉する可能性が、僅かだが、あるかもしれない。加速がこれ以上起きようがない、流動化がこれ以上起きようがないかもしれないからだ。
実際、政治権力よりも大企業の権力が強くなったが、企業は、その権力とビジネスモデルを、プラットフォームという言葉に示されるように、固定化しようとして、競争を激しく行っている。皆が固定化を目指すようになりつつある。流動化が限界を超えたとすると、これは近代資本主義という流動化の時代が終わり「新しい中世」とも呼べるような、固定化の時代、蓄積の時代が始まるかもしれない。
グローバル化が進み、外部が存在しなくなり、フロンティアも存在しなくなったことも決定的だ。長期バブル、近代資本主義が終わる可能性が見えて来てはいる。だが、新たな覇権国家を目指す中国が外部であり、外部になり、旧来からの欧米の覇権国家群を助け、新しい覇者となり、近代資本主義を延長する可能性もないわけではない。ただ、それがそもそも可能であるか危ういし、中国の意思が持続するかどうかもわからない。
したがって、第3のバブルである長期バブルが終わるかどうかは、現時点ではわからない。
しかし、その前の中期バブルが崩壊し、一定期間、激しい変化と流動化の時代から、違ったペースと様相の時代が来ることは間違いない。その”ミニ”新しい中世がどんなものになるか、今後、考察をする必要がある。
小幡 績 :慶應義塾大学大学院准教授