PNC会員へ・・・

会員のみなさま 1377                        後醍院 廣幸
 
おはようございます。本日は2021年5月8日(土)、現在は朝の7時ジャストです。
 
 今朝は雲一つない晴天の始まりです。今日から4日間ほどこの晴天は続く
ようで何よりです。
この天気に乗じて本日は墓参りに行く予定です。就寝前に此のたび買い揃えた
書籍の11冊の最後の1冊を読み始めたら止まらなくなって、昨晩の就寝は
午前様となってしまいました。やや寝不足気味ですがこれといった仕事があるわけ
ではないので問題ゼロです。
 
 コロナ禍ですが、案の定、昨日は増大傾向でした。都で907人と大台乗せで、
全国では久々にこれも大台の6054人まで増え、兵庫県が493人、大阪も大台
乗せの1005人となっています。この他に緊急事態宣言下に置かれることになった
福岡が472人、愛知も443人と京都の146人を入れたこの6都府県だけで全国の
半数以上を占めることになっています。
 緊急事態宣言期間が3週間増という事により、またぞろ繁華街の飲食店などが
休日にしたり夜の営業を控えたりと寂しくなることでしょう!
 普通に考えて、東京五輪開催は不可能です。我が市川市の当方の72歳では
1回目の接種予定の始まりが6月1日ですので、2回目の摂取は一体いつになるの
でしょうか!?!若手の人々の全員が2回目の接種を終了するのは年内でも
きつそうです。ハッキリ、東京五輪開催は絶対的に不可能です!それにプラスして
インド経由の変異種蔓延ともなったら五輪どころの話ではなくなります。
世界中から東京五輪中止の言が届き始めました。軽くその意見を載せておきます。
 
 
 
「ほんの数日で何万もの署名」五輪中止を求めるサイトが猛烈な勢いと世界各国で報道
 
トーマス・バッハ会長(ロイター)
〝ぼったくり男爵〟に早くも届きそうだ。元日弁連会長の宇都宮健児弁護士(74)が5日に始めた東京五輪パラリンピック中止を求める署名活動が、数日で多数の筆を集めていると7日までに世界各国のメディアが報じた。
 五輪開催への風当たりが強まるなか、宇都宮氏は「人々の命と暮らしを守るために、東京五輪の開催中止を求めます」とオンライン署名サイト「change.org」で活動をスタート。宛先はIOCのトーマス・バッハ会長になっている。米「USA TODAY」は「スタートし、ほんの数日で何万もの署名を集めている」と報道。世論調査で日本の70~80%の人が中止もしくは延期を求めているが、そうなる兆候がなく、政府やバッハ会長は繰り返し予定通りに行うと述べていることなどを記している。
 
 また、オーストラリアの「ABCニュース」は7日、すでに15万人が署名したと報道。カナダ公共放送の「CBC」やスコットランドの「ヘラルド」、インドの「スポーツスター」など、各国メディアも署名活動の勢いを報じている。
 
 東京五輪開催を巡っては6日、米「ワシントン・ポスト」がバッハ会長をホスト国から略奪する〝ぼったくり男爵〟と評し、「東京は損切りし、IOCに他で略奪するよう告げるべき」と五輪中止を促す記事を掲載し波紋を広げたばかり。7日正午時点で、署名は19万筆を突破。新型コロナウイルス禍での五輪開催へ突き進む東京の動向に、海外も注目している。
 
 
 これにプラス、植草一秀氏の”五輪終”論(ゴリンジュウ)も付けておきます。
 
 
 
 
植草一秀の『知られざる真実』」
 
                             2021/05/07
 
           L452R変異株+銭ゲバIOC=五輪終
 
                              第2927号
────────────────────────────────────
ワクチン接種による発症化を防ぐ効果、重症化を防ぐ効果が期待されている
が、ワクチン接種によって感染そのものを抑止する効果は定かでない。
 
IOCが五輪に参加する選手にワクチン接種を行う方針を示した。
 
しかし、ワクチンを必要としている人は他に存在する。
 
重要なことは正しく優先順位を設定すること。
 
人の命に関わる問題だ。
 
現時点でも毎日1万3000人以上の人がコロナ感染で死亡している。
 
インドでは感染が急拡大し、死者も急増している。
 
とりわけ、基礎疾患を持つ人、高齢者が重篤化しやすいとされてきた。
 
ワクチン接種の能力がある場合、五輪選手よりも高い優先順位を付与されるべ
き人々が存在する。
 
日本でも高齢者の接種が進まず、医療従事者への接種すら進んでいない。
 
もちろん、安全性が確認されていないワクチンを忌避する多数の人々が存在す
ることも事実。
 
mRNAワクチンもウイルスベクターワクチンも新種のワクチン。
 
安全性が十分に確認されていない。
 
今回のワクチンにおいては第三相治験が省略されている。
 
一定の時間をかけて確認しなければならない安全性が確認されていない。
 
したがって、非常に多数の人々がsワクチン接種そのものを忌避している。
 
賢明な姿勢だ。
 
だが、感染が急激に広がり、重大な生命の危険が迫っている場合には、直面す
るリスクを低減させるため、そのリスクより低いと考えられるワクチン接種を
選択することには合理性がある。
 
この意味で、ワクチン接種という「医療資源」の配分において、適正な優先順
位を設定することが重要になる。
 
五輪開催を強行するため、五輪参加選手に対するワクチン接種を優先する主張
は正当化されない。
 
IOCのバッハ会長が世界のメディアから批判を浴びるのは当然のこと。
 
バッハ会長が「コロナがどんな状況であっても必ず五輪をやる」とのスタンス
を示す理由は「カネ」である。
 
五輪を開催すれば莫大な放映権料が入る。
 
この「カネ」を得るために、人命無視、人の迷惑をかえりみないバッハ会長は
銭ゲバ」の正体をむき出しにしたもの。
 
五輪参加選手のなかにもワクチン忌避の考えを持つ人が存在するだろう。
 
しかし、ワクチン接種をしなければ五輪に出場させないとの脅迫が行われるこ
とになるのだろう。
 
しかし、ワクチン接種をしたからといって、日本における感染拡大リスクは排
除されない。
 
ワクチン接種は発症、重症化リスクを減じると期待されているものの、感染そ
のものを排除する効果を有するかは不明なのだ。
 
感染者を無症状化させ、この感染者が日本で感染を拡大させる可能性が排除さ
れない。
IOCと東京五輪組織委は「バブル方式」採用を唱えている。
 
外国人を厳正な検査を行ったうえで入国させ、一般市民などの外部との接触
遮断して日本に滞在させたうえで出国させるというもの。
 
しかし、この「バブル方式」がすでに破綻している。
 
5月5日、五輪会場となる東京・海の森水上競技場で開催中のボート・アジア
オセアニア予選で、スリランカのチーム関係者1人がコロナ陽性と判定され
た。
出国72時間前までに行ったPCR検査や5月1日に日本に入国した際の抗原
検査、さらに4日の抗原検査でも陰性で、自覚症状もなかったが、陽性判定と
された。
 
空港検疫にも言えることだが、抗原検査の精度はPCR検査よりも低く、感染
者が陽性と判定されない場合がある。
 
五輪組織委員会は選手に対して「原則として」毎日抗原検査を行うとしてい
る。
しかし、「原則として」の言葉は必ず検査を行うわけではないことを意味する
もの。
しかも、精度の低い抗原検査ではコロナ感染者を厳正に識別することができな
い。
 
丸川珠代五輪担当相は五輪選手に対するワクチン接種は「別枠」だと述べた。
 
「別腹」の類義語と言えるが、医療崩壊が生じている日本で「別腹」は容認さ
れない。
IOCの銭ゲバ体質が鮮明に浮かび上がる。
 
五輪開催を強行すれば圧倒的多数の人々が未来に向けて五輪に背を向けること
になるだろう。
 
正当性のない五輪開催強行が五輪終をもたらす。
 
日本における感染第4波が収束しない。
 
菅首相は4月25日からの緊急事態宣言の期限を5月11日に設定した。
 
5月17日のIOCバッハ会長来日日程に合わせたもの。
 
その緊急事態宣言が中途半端の塊だった。
 
東京に発出しながら千葉、神奈川、埼玉に発出しない。
 
東京都から川ひとつ隔てた千葉にある東京ディズニーリゾートでは、連日4万
人を集客して多人数による会話を伴う飲食が繰り広げられた。
 
東京都内の飲食店では酒類の提供ができないから、人々は隣県に繰り出した。
 
菅首相は人流が減ったと主張するが、人流は大きく減少しなかった。
 
アップル社が公開している人の移動指数では5月2日、3日の自動車による人
の移動が3月26日のピークを超えて跳ね上がった。
 
全国各地の観光地にも大規模な人流が流入した。
 
この失態を隠蔽するために、人流および入込人数について、2019年比で減
少したことが強調されるが、重要事実は2020年比である。
 
新幹線の利用客数など、前年比10倍近くに跳ね上がった事実も存在する。
 
菅内閣は緊急事態宣言を発出しながら、五輪聖火リレー実施を強行。
 
札幌では市街地を用いてのマラソンレースまで実施した。
 
この状況を見て、人々が行動を強く抑制するわけがない。
 
人の移動指数データはこのことを如実に物語る。
 
人流水準は昨年のGW比で約3倍に膨張した。
 
この人流水準が3週間後の新規陽性者数に反映される。
 
関西での感染拡大をもたらしたN501Y型のウイルス変異株が感染の中心に
置き換わった。
 
英国由来のウイルスだ。
 
昨年12月中旬に英国で確認された。
 
直ちに水際対策を強化しなければならなかったが、菅内閣が抜本策を講じたの
は本年1月13日。
 
菅首相は昨年12月28日に水際対策を発表したが、外国人入国の太宗を占め
るレジデンストラック、ビジネストラックを停止しなかった。
 
菅首相が強硬に主張して水際対策をザル対策にした。
 
その結果として英国由来の変異株が国内に流入
 
あっという間に感染の中核を担うようになった。
 
コロナウイルスの特徴は変異スピードが速いこと。
 
変異が進むとさまざまな問題が生じる。
 
感染力が強くなる。
 
毒性が強くなる。
 
若年層にも感染が広がり、若年層でも重症化する事例が生じる。
 
それだけではない。
 
ワクチンの有効性が低下する可能性も指摘されている。
 
いま、もっとも問題が拡大しているのがインド。
 
新たな変異株としてE484Q型とL452R型の二重変異株が確認されてい
る。
 
このウイルスによってインドで急激な感染拡大、死者増大が報じられている。
 
この変異株が確認されたのが3月末のこと。
 
直ちに水際対策を厳正にする必要があった。
 
しかし、菅内閣がインドからの入国規制を強化したのが5月1日である。
 
「後手後手、小出し、右往左往」の菅コロナ三原則が猛威を奮っている。
 
インド変異株のL452R型には重大な問題が指摘されている。
 
このウイルスが人の免疫能力を構成する白血球抗原の一種を無効化する可能性
が指摘されている。
 
無効化される白血球抗原はHLA-A24というもので、この抗原を日本人の
6割が有しているとされる。
 
これまで東アジアのコロナ被害は格段に低かった。
 
確定されていない要因を山中弥教授が「ファクターX」と表現した。
 
インフルエンザなどの罹患が多く、東アジアの人々が交差免疫を有していると
の見方、BCG接種により、結核菌などの呼吸器系疾患に対する「訓練免疫」
があるという見方が指摘されている。
 
このため、ワクチンのような「獲得免疫」がなくてもコロナ被害が軽微に抑え
られてきたと見られている。
 
しかし、インド変異株のL452R株はアジア人の免疫能力を無効化する可能
性があると指摘されている。
 
このため、これまでコロナ被害が小さかったモンゴルでも、急速に状況の悪化
が観察されている。
 
「後手後手・小出し・右往左往」の菅内閣銭ゲバIOC&東京五輪組織委の
コラボレーションが最悪の事態をもたらす可能性が高まっている。
 
 
 
それでは今日は量子物理学も付けておきます。
 
 
 
 
●「ビッグバン理論」宇宙は無から生まれ、今も膨張している?
 
 ビッグバンを一口で言えば「今から137億年前、宇宙(この世)は爆発して生まれ、今も急速に膨張中である。ただし永久に膨張し続けるのか、臨界点で膨張が停止して縮小に向かうのは不明」と。
 宇宙の「宇」は空間(真空)、「宇」は時間、「この世」そのものを言うが、この定義からしてビッグバン理論は完全に逸脱している。
 ビッグバン理論の最大パラドックスは、宇宙(空間と時間)が大爆発して誕生し、現在も膨張中という点にある。爆発とは空間の中で何かが破裂することで、空間も時間も存在しない「無」から「ある瞬間?」、時間と空間が爆発して宇宙(この世)が誕生したとは理解の外といわざるを得ない。
 空間(真空)はこれまで「何もない虚無」が当たり前の概念だったが、その真空が爆発して生まれ、今も膨張しているというのだ。「無」と思われてきた真空が、いったい何に対して膨張しているというのだろうか?
 「爆発」とは時間の一断面(瞬間)を指すが、時間も空間も存在しない「無」から、「ある瞬間?」は大爆発が起こって宇宙(この世)が誕生した、というのは実にウロンきわまる話であり、これが宇宙科学の主流というのだから頭が変になる。
 
 
    以上です。ではまた明日・・・