PNC会員へ・・・

会員のみなさま 1389                  後醍院 廣幸
 
おはようございます。本日は2021年5月20日(木)、現在は朝の6時半です。
 
 曇天の朝が始まりました。今日は午後から降雨で明日一杯は続きそうです。
それでも明後日の22日(土)は晴れマークに変わっているので雨は明日までと
なったようで助かります。昨日から明日までの”じゅんさい池1周ウォーキング”は
休みとします。雨は降っていなくとも道がぬかるんで歩きづらいからです。
大雨が原因でしょうか(?)、聞きなれない”線状降水帯”に要警戒と出ています。
これに依る被害等が出たら勉強して実態をお知らせします。
 
 コロナ感染ですが、昨日の都は766人、全国では5819人と少なくはありません。
兵庫で242人、大阪は477人、福岡が500人と出て愛知が666人と非常に多く、
近在の神奈川でも269人と増加傾向です。
 数か月前まではコロナ感染によって死亡したり重症化したりする年齢はほぼ
高齢者だったのですが、このところは60歳以下の若中年に拡大、もっと若い
子どもも感染して死ぬこともあるようになっています。不安ですね!?!
当方的には高齢者だけが死のターゲットならコロナワクチンなど絶対に摂取しない
方針でしたが、若い人(特に子供など)にも移して死ぬようなことにでもなったら
大変なことなのでワクチン接種も再考せざるをえなくなって来ました。当方の摂取
予定日は6月1日なのでそれまで熟慮します。
 
 本日も数件のコロナ禍関連で日本の感染状況、医療の実態、五輪開催の是非
に関する記事を添付しますので長くなりますが読んで下さい!!!
 
 
 
日本国民の83%が「東京五輪中断・延期すべき」
 
菅内閣自民党も支持率「最低」
 日本国民の83%は、7月23日に開幕する東京五輪を中止または延期するのが良いと考えているという調査が出た。新型コロナの拡散傾向が続き、ワクチン接種も遅れて菅義偉内閣と自民党の支持率も最低水準を示した。
 
 朝日新聞は17日、15~16日に世論調査(回答者1527人)を実施した結果、東京五輪について43%が「中止」、40%は「再延期」するのが良いと答えたと報じた。開催を支持するという回答は14%にとどまった。菅首相が安全な五輪開催を強調していることに対しても、73%は「納得できない」と明らかにした。
 
 菅首相の支持率は一カ月前より7%下がり33%と集計された。就任後の最低水準だった今年1月と同じ数値だ。支持率が落ちているのは、新型コロナ対応の影響が大きい。菅内閣の新型コロナ対応を67%が否定的に評価した。他国よりワクチン接種が遅れているのも「政府の責任が大きい」と答えた比率が66%に達した。
 
 与党自民党の支持率も一カ月前より5%が下がった30%で最低値を示した。
 
キム・ソヨン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
 
 
 
 
 
日本の感染対策「ゆるすぎ」経済状況は「絶望」。五輪開催の是非は?【国際世論調査
緊急事態宣言下の渋谷。(撮影:5月6日)
緊急事態宣言の適用範囲が5月16日には北海道、岡山県広島県にも広がった日本。
 
まん延防止等重点措置の適用も拡大され、いまや47都道府県中約半数の19都道府県で強い対策が講じられている。
 
【全画像をみる】日本の感染対策「ゆるすぎ」経済状況は「絶望」。五輪開催の是非は?【国際世論調査
 
ワクチンが広く普及し始めている欧米に比べて、日本の状況は芳しくはない。一方で、日本はこれまで厳しいロックダウンなどを実施することなく、コロナ禍をやり過ごしてきたという現実もある。
 
戦略的PRコンサルティング会社のKekst CNCは、新型コロナウイルスの影響に関する同社8回目となる国際世論調査の結果を公開した。調査は日本、イギリス、アメリカ、ドイツ、スウェーデン、フランス各国の18歳以上の成人1000人ずつ、合計6000人を対象に実施された(調査期間:2021年4月22日~4月30日)。
 
自国のワクチン政策や1年にわたるパンデミックへの対応の評価、そして東京オリンピックパラリンピックの開催是非……。世界は今、コロナとどう向き合っているのか。
 
調査結果から8つのポイントを見ていこう。
 
なお、前提となる調査対象となった6カ国の感染者数、死亡者数は以下の通り。
 
前提となる各国の状況
 
・日本 人口:約1億3000万人、感染者:約67万人、死亡者:約1万1000人
 
アメリカ 人口:約3億3000万人、感染者:約3257万人、死亡者:約58万人
 
・イギリス 人口:約6700万人、感染者:約445万人、死亡者:約13万人
 
・フランス 人口:約6700万人、感染者:約577万人、死亡者:約10万7000人
 
・ドイツ 人口:約8300万人、感染者:約359万人、死亡者:8万6000人
 
スウェーデン 人口:約1000万人、感染者:約104万人、死亡者:約1万4000人
 
※感染者数は、5月17日段階のWHOダッシュボードデータを引用。
1.自国のコロナ対応、日本はダントツ最下位
自国のパンデミックへの対応を、検査体制、接触管理アプリ、ワクチンの普及、感染者や非感染者への医療対応など、いくつかの項目についてスコア化した結果だ。日本はすべての項目において、自己評価が最も低かった。
 
日本は調査に参加した6カ国中、人口比率で見た感染者数、死亡者数がともに最も少ない。その一方で、国としての対応がうまくいっていると感じている人は圧倒的に少ないということになる。
2.ワクチンへの期待は高まりつづけている
ワクチン接種への期待は世界中で高まり続けている。
 
このグラフは、「既にワクチンを接種した」か「接種したい」と考えている人の割合を過去3回の調査結果と合わせて図示したものだ。今回の調査結果では、イギリスで90%の人が「既にワクチンを接種した」「接種したい」と回答しており、ワクチン接種に肯定的な土壌が形成されている様子が伺える。
 
またスウェーデンでは、2020年9月の調査ではワクチンの接種を希望する人の割合が51%であったのに対して、4月の調査では84%と実に33ポイントも増加している。
 
これまで、世界ではワクチンの副反応に関する(デマを含む)さまざまな議論が続いているが、ワクチンに対する過剰な忌避感は抑えられているといえる。
 
一方、2021年2月からワクチンの接種が始まった日本では、ワクチン接種を希望する割合こそ増えてはいるものの、その割合は4月の段階で70%と、フランスと共に伸び悩んでいる。
3.ワクチン接種のスピード、イライラ増す日本
各国で進められているワクチン接種。このグラフは、自国のワクチン接種のスピードについての評価だ。
 
自国でワクチンを開発できたイギリスやアメリカでは、その接種スピードについて満足している人の割合が多い。アメリカでは、2月の調査時から「ワクチン接種が遅すぎる」と回答した人の割合が28ポイントも減少している。
 
一方、日本では2月から5月にかけて、「ワクチン接種が遅い」と回答する人の割合が22ポイント増加している。
 
2月に医療従事者への接種が開始されてからも思うように接種スピードが上がってこなかった点や、予約システムの不備など、この間ストレスが溜まる状況が続いていたことが一つの要因といえるだろう。
 
なお、ワクチンの接種スピードが順調に加速している他のヨーロッパ各国でも、「ワクチン接種が遅い」という声の割合は以前から高い。ただし日本とはことなり、前回の調査以降に顕著に増加しているわけではない。遅いとはいえ、着実にワクチンの接種を進めているためだろう。なお、5月14日段階での各国のワクチン接種率は以下の通り。
 
調査に参加した6カ国のワクチン接種率(Our World in data参照)
 
日本:1回接種 3.37%、2回接種 1.37%
 
アメリカ:1回接種 46.42%、2回接種 35.96%
 
イギリス:1回接種 53.50%、2回接種 29.02%
 
フランス:1回接種 29.24%、2回接種 13.12%
 
ドイツ:1回接種 36.32%、2回接種 10.81%
 
スウェーデン:1回接種 31.63%、2回接種 9.74%
 
4.ワクチン接種に自信ない日本。強気のイギリス
アンケートでは、他国のワクチン接種の動向に対する認識も調査された。
 
基本的にどの国もイスラエルでワクチン接種がうまくいっており、イギリスとアメリカがそれに続いていると認識している割合が多かった。イギリスやアメリカは、自国のワクチン接種がうまくいっていると認識している人が多く、イスラエルは自国の次にうまく行っていると考える人が多かった。
 
ほか、イギリスはアメリカ、イスラエル以外の国に対する評価が全体的に厳しく、アメリカは逆にイギリスとイスラエル以外の国に対しても「うまくいっている」と回答している人の割合が高かった(どの国に対しても約30%はうまくいっていると回答)。
 
なお、日本では自国のワクチン対応がうまくいっていると答えた割合はたった9%だった
ドイツやフランスでも自国のワクチン接種がうまくいっていると答える人の割合は最も少なかったが、他国への認識とそこまで大きく乖離してはいなかった。
 
5.コロナ対策、日本はゆるすぎる?
このグラフは、自国の感染対策についての認識を「厳しい」「ちょうどいい」「ゆるい」の3 択で調査した結果だ(わからないという回答もある)。
 
自国の感染対策の強度に対して、日本では「対策がゆるい」と回答する割合が70%を超えた。
一方、世界では複数回厳しいロックダウン政策などが取られることもあった中、対策が妥当であったと判断する人の割合が最も多かった。
 
三ツ村 崇志
 
 
 
 
 
「医療は限界 五輪やめて!」背景に「現場の怒りと疲弊」 院長が語る真意〈AERA
 
立川相互病院では救急車の応需率が80%(昨年1~3月)から今年1~3月は55%に下がるなど、コロナ以外の診療にも深刻な影響が出ている (c)朝日新聞社
 東京都内の病院が五輪開催反対のメッセージを窓に貼り出した。新型コロナウイルスの 感染拡大で医療体制が逼迫する中、患者と向き合う現場の思いが込められている。AERA 2021年5月24日号に掲載された記事を紹介。
 
【図】ワクチンを1回接種した人の割合 日本は?
「医療は限界 五輪やめて!」
「もうカンベン オリンピックむり!」
 
 東京都立川市の立川相互病院が4月30日から、そんなメッセージを窓に貼り出している。計287床で90人の医師が働く病院だ。高橋雅哉院長(58)が思いを語った。
 
■怒りは以前から抱く
 
 貼り紙を掲げたきっかけは、東京五輪パラリンピック組織委員会による医師・看護師の派遣要請や、選手の受け入れ病院確保の方針を報道で知ったことです。ただ、「この感染状況で本当に五輪をやるのか」という怒りは以前から抱いていました。
 
 昨年4月からコロナの入院患者を受け入れています。現在、五つの一般病棟の一つをコロナ専用病棟とし、疑い症例のベッド11床、陽性患者用10床を設けています。軽症の方も多かった第2波までと異なり、今は中等症以上の方がほとんど。急に呼吸状態が悪化し、HCU(高度治療室)に移さざるをえないケースも起きています。
 
 5月7日からはHCU全てを中等症~重症者用に転用し、10床を設けています。東京都からの強い要請に応じたものです。
 
 第3波のときにも都から重症者用のベッド確保を求められ、今年2月にICU(集中治療室)丸ごと6床を転用しました。感染が落ち着いて3月1日から通常診療に戻したところ、都から「重症者用に戻して」と再三再四、電話がありました。こちらの切迫した事情も納得してもらえず、感情的な押し問答になるような状況でした。
 
 協力はしてきました。しかし、都は肝心の「感染を抑える」点では効果的な手を打てず、PCR検査で無症状者を広く把握する努力も十分ではありません。尻拭いを私たちがする状況が続いているんです。
■疲弊する看護師たち
 また、HCUの患者さんを一般病棟に移すことが、現場の重い負担増になります。HCUには大きな手術を終えた患者さんなど、頻繁に管理すべき方がいる。一方で、一般病棟には認知症を抱えた患者さんも多くいる。看護師さんがご飯を食べさせる横で、HCUから来た重症の患者さんのアラームが鳴り続ける。特に夜勤は一般病棟の47床に看護師3人と過酷です。2月にICUを転用したとき、信頼していた看護師さんが疲弊して辞めてしまいました。
現在、コロナ病棟は陽性患者用10床に9人、HCUは10床に4人が入院中です。第4波が本格化するにつれ、満床は時間の問題とみています。
 
 なぜ、五輪開催に反対するのか。「大阪では医療にかかれず亡くなる患者さんがいるのに、五輪をやるのか」という倫理的な話ではありません。五輪を行っても感染が広がらず、地域の医療にも影響しない。それが科学的に担保されるなら、文句を言う筋合いはない。ただ、そのために必要な具体的で緻密(ちみつ)な方策が国から全く示されず、国民の疑問にもまともに答えない。それなら反対せざるをえません。
 
 競泳の池江璃花子さん(20)が「辞退して」と求めるSNSの声に対して「苦しい」と。選手の方が五輪に向け努力を続けるのは当然。私は科学的な観点から、「中止を決めることができていない」国の責任だと考えます。
 
 今回の貼り紙は、立川市の皆さんに現状を知ってもらえたらという気持ちで行ったこと。話題になり、驚いています。でも逆に言うと、「やはりみんな、そう思っていたのかな」と。おそらく同じように思っておられる医療者の方も多いのでは。他の先生方にもぜひ声を上げていただけたらと思っています。
 
(編集部・小長光哲郎)
 
AERA 2021年5月24日号
 
 
 
 
 
 
コロナ危機長期化で意識される東京五輪中止アナウンス「Xデー」
 
東京五輪の中止決定をアナウンスする「Xデー」は、金融市場関係者の間でも着実に意識されつつあるように思う。(写真はイメージ)
 ウェブサイト“Our World in Data”で国別の細かい数字を調べるまでもなく、新型コロナウイルスワクチンの接種率は、日本ではなかなか上がってこない。
 
【写真】休業を知らせるボウリング場の張り紙。東京都からの休業要請には従うとしつつも、心配な点として高齢者の健康問題を挙げていた
 
 そのことの関連では、(1)ワクチン調達の面で日本は出遅れ感が大きいこと、(2)高齢者のワクチン接種受け付け開始後に各地で見られた現場の混乱(5月上旬には固定電話回線に通信制限がかけられる事態に)、(3)接種を担う医療従事者の確保におけるボトルネックなど、事前に想定されていたものも含めてさまざまな問題点が浮かび上がっている。
 先日、区の施設の近くを土曜日にたまたま通った際に筆者は、自分ではできないので息子にインターネットでワクチン接種の予約をとってもらったものの、状況がよく分からないので職員から説明を聞きたくて足を運んだという、高齢の女性を見かけた。「DX(デジタルトランスフォーメーション)」とは縁遠い日本の現実は、こうしたところにもある。
 日本人のワクチン接種意欲は、他国と比べて特に低いわけではない。毎日新聞と社会調査研究センターが4月18~19日に実施した世論調査ではむしろ、ワクチン接種意欲が足元で高まっているという結果が出た。自分が接種を受けられる状態になったらどうするかという質問への回答は、「すぐに接種を受ける」が62%で3月13日の前回調査結果から13ポイント上昇。「急がずに様子を見る」は33%。「接種は受けない」は4%にとどまった。
 
●ワクチン接種意欲はさほど高くない
 
 もっとも、その後5月7~9日に読売新聞が実施した別の調査では、ワクチン接種についてどうしたいかという質問に対して「すぐに接種を受けたい」と回答した人は30%止まり。「急がないが接種を受けたい」が52%で多数派になり、「接種は受けたくない」が12%、「すでに接種を受けた」が5%という分布だった。質問の仕方にもよるのだろうし、副作用への警戒心からくる迷いが人々にあるのかもしれない。
 
 医療従事者(全国で約480万人)のうち、2回目のワクチン接種を終えた人は5月10日時点で全体の3割弱にとどまっているという点も、大いに問題視すべきである。まず医療従事者に最優先でワクチン接種を実施し、それから高齢者へと接種を広げていくというスケジュールなのだろうと筆者は理解していた。
 
 だが、実際の動きは異なっている。接種をまだ受けていない、あるいは2度の接種が完了していない医療従事者は、高齢者へのワクチン接種を内心こわごわ行っているのではないか。日本医師会中川俊男会長は「高齢者に接種する医療従事者への接種が終わっていないことには違和感がある」と述べ、現場の医師らが懸念を持っていると指摘した。
 
 そもそも論を言うと、変異ウイルスに今のワクチンがどこまで効くのかという問題や、抗体の持続期間への疑念もあるのだが、新型コロナウイルス対策の「切り札」はやはり、ワクチン接種である。緊急事態宣言などの行動規制は、それまでの間に感染拡大をある程度まで抑え込んでいくための「時間稼ぎ」でしかない。どちらか一つでもうまく運んでいれば話は変わってくるが、今の日本では残念ながら、両方ともパフォーマンスは良くない。
 緊急事態宣言を受けた東京都などからの十把ひとからげ的な休業要請がきめ細かい配慮を欠いているのではないか、弊害・副作用も意外に大きいのではないかといった批判の声も、ちらほら出てきている。
 
筆者が最も印象的だったのは、いくつかのテレビや新聞が報じていた、東京・渋谷区にあるボウリング場の女性経営者の声である。この経営者はインタビューで、東京都からの休業要請には従うとしつつも、心配な点として高齢者の健康問題を挙げた。
 
 週に2~3回通ってくる高齢者たちが1カ月以上も運動しないで家の中に閉じこもってしまうと、精神的にも良くないし、筋力が低下してしまうというのである。昨年の1度目の緊急事態宣言で2カ月休業した際は、その間に運動不足で車いす生活になってしまった常連客がいたという。
 
 大型連休中に自転車でこのボウリング場の近くを通る機会があったため立ち寄ってみると、そうした社長の思いが込められた文章で、5月11日まで休業するというお知らせが掲示されていた(写真)。
 
 インターネットで調べてみると、12日からは「健康二次被害防止の観点から」、既存の会員のみを対象に営業を再開したようである。
 
交通機関減便、テレワークにも限界感
 
 音楽ライブなど文化活動の側面から、きめ細かさを欠いている休業要請を批判的に捉えた新聞コラムも登場した。日本経済新聞は5月9日付朝刊のコラム「春秋」で、ライブハウス「ルイード」の消滅を取り上げた上で、「緊急事態宣言で都が休業などを求めた施設を見る。ライブハウス、ゲームセンター、映画館、古本屋、演芸場。都市の隙間に息づく豊かな空間が、この先どれだけ死んでいくのだろう」と結んだ。
 
 今回の緊急事態宣言は、事前に十分に予想された話ではあるのだが、1度目の宣言と比べると「効き」がはるかに弱く、繁華街の人出はあまり減少していない。テレワークの限界も意識されており、国・関係自治体の要請に応じて始めた都心の電車の減便が、通勤電車が大変な混雑状況になってしまったため取りやめになるという一幕もあった。
 
 もはや政府は感染拡大を阻止できそうな「次のカード」を有しておらず、当初5月11日までとなっていた宣言の延長および適用範囲拡大で、とりあえずお茶を濁した感がある。
 日本感染症学会などが5月8日に横浜で開催した新型コロナウイルスの変異株に関する緊急シンポジウムで国立感染症研究所の鈴木基・感染症疫学センター長は、「従来と同じ対策では全く立ち行かない新しいウイルスが出てきていると考えなくてはいけない」と強調。「特に40~50代における重症化リスクが高い傾向もみられる」「危機感を持って対応しないといけない」と呼び掛けた。
 
このような厳しい状況を受けて、自民党内では緊急事態条項創設のための憲法改正論が浮上しているという。菅首相は5月7日の記者会見で、「緊急事態への国民の関心が高まっている」との見方を示すことで私権制限に言及したと、時事通信は報じた。憲法などの改正により、欧米のような「ロックダウン(都市封鎖)」を緊急対応として実施可能にすべきだという考えである。
 
●医療従事者の絶対的不足から五輪中止論に
 
 だが、典型的な硬性憲法である日本国憲法の改正には、国民投票の実施を含む手続きが必要であり、ハードルが高い。また、秋までに衆院選があるという政治スケジュールの中で、国民に不人気な私権制限論が政治の世界で大きく広がるとも考えにくい。
 
 そんな中、コロナ禍の関連で目先の大きな関心事になっているのが、東京五輪パラリンピックをいったいどうするのかという問題である。
 
 5月7~9日のNHK世論調査では、「手詰まり感」が漂っている菅内閣の支持率が発足以来最低の35%に急低下(前月比マイナス9ポイント)。不支持率は43%に上昇し(同プラス5ポイント)、支持率を上回った。また、東京五輪パラリンピックをどうするかについては、「中止する」との回答が最も多く、49%。「観客の数を制限して行う」(19%)と「無観客で行う」(23%)の合計である42%よりも多くなった。
 
 同じ期間に実施された読売新聞の調査では、「中止する」が59%に達した。医療従事者の絶対数の不足が、五輪中止論を世の中で強める大きな要因になっている。
 
 政府の東京五輪開催方針と国民感情の間には溝があり、予定通りの7月23日開幕を疑問視する声が高まっているとした5月10日付の毎日新聞朝刊によると、五輪組織委員会関係者の間ではこの祭典の中止を意味する「Xデー」という言葉が独り歩きを始めているという。
 政治的な観点から菅首相が無観客での開催をも諦め、これを受けて国際オリンピック委員会IOC)が東京五輪の中止決定をアナウンスする「Xデー」は、金融市場関係者の間でも着実に意識されつつあるように思う。
 
上野 泰也
 
 
 
 長かったですが一応ここまでにしておきます。
 
最後に問題発生の相撲で〆ます。
 
 昨日はほゞ順当に展開していたのですが、勝ったと思われた
照ノ富士の対妙義龍戦で反則行為が発生(相手力士の髷をつかむ)、
照ノ富士が負けたことです。トンでも大波乱であり、今後の展開も
それまでとは一転した感があります。これによって照ノ富士の全勝が消え、
一敗、貴景勝と遠藤が2敗で続くという(今日からまだ4番ある)混沌状態
となってきました。照ノ富士がこれによってふて腐れていい加減な取り組みなどを
しようものなら優勝どころか相撲界追放ともなりかねません。照ノ富士は何と言っても
モンゴル人です。人種問題に発展するやもしれない難問発生だけは避けたいもの
です。 この辺は北の富士コラムでも読んで検討してください!
 
 
 
 
 
 
反則負けの照ノ富士、焦りは禁物だ… 気の毒にも思うが優勝争いは面白くなった【北の富士コラム】
 
◇19日 大相撲夏場所11日目(両国国技館
 
 相撲に限らず、人生何が起きるか分かりません。よりによって照ノ富士が反則負けとは誰が予想したでしょうか。
 
 立ち合い、妙義龍がもろ差しとなった。これは照ノ富士の立ち合いがいつもより高かったのが原因。差せなくてもどちらかの上手を引けばどうにでもなると、少し甘く見たのではあるまいか。しかし、妙義龍ほどのうまい力士が絶好の体勢を見逃すものか。
 
 体をピタリと寄せ、照ノ富士に上手を与えない。このあたりから照ノ富士に焦りが出たようだ。上手を引けないと見た照ノ富士が左から小手投げを打った。膝の悪い照ノ富士が決してやってはいけない禁断の小手技。一方の妙義龍はこの機を待っていたかのように、右からすくい投げに打ち返す。必殺の投げを打ち返された照ノ富士は、右手で頭を押さえ込んで投げを連発し、妙義龍をやっと仕留めた。
 
 照ノ富士もやれやれと思ったことだろう。しかし、なぜか物言いが付く。協議の結果、まさかの反則負けとなったのが照ノ富士であった。ビデオを見ると、指摘通り右が妙義龍のまげを握って下に引っ張っている。偶然に指が入ったというより、夢中で引っ張ってしまったのだろう。照ノ富士にとっては悲劇的な結果となってしまったが、規則だからこればかりは受け入れるしかないだろう。
 
 問題は、照ノ富士がこの一件を素直に受け取れるかどうかである。どうやらぶぜんと無言を通したらしいが、その辺が気掛かりである。尾を引かなければ良いのだが、心配ではある。優勝争いは1差あるので有利ではあるが、今まであった断然有利から「断然」の2文字が取れてしまった。
 
 2敗の貴景勝も直接対決が残されているので、気持ちは盛り上がっていると思われる。遠藤にもチャンスがある。優勝争いは少し面白くはなったが、照ノ富士が少しだけ気の毒に思える。反則負けを場内説明した師匠の伊勢ケ浜さんもとんだ災難だった。気持ちは察します。せいぜい照ノ富士を励ましてやることです。
 
 11日目はこの一番で十分でしょう。私も何の不服もないが、こんな結末は楽しくない。
 それでは飯にしましょう。今夜は待ちかねた京都の「蘭」のさばずしです。大きくて立派なさばずしですから一回では食べきれません。翌日、残した「すし」をトースターで軽く焼いて食べます。一粒で二度おいしいとはこのことです。12日目、「今日」はテレビでもラジオでもありません。友人が記憶力に良いクスリを送ってきたので一応、飲んでみます。では失礼。(元横綱
 
 
 高級”鯖寿司”でも食べてみたいものです。
 
 それともう一つ、つまらない、厄介な問題も一つ発生しています。
昨日は勝った大関朝乃山ですが、今夏場所の前々日に規則違反の”キャバクラ”に
行ったことが発覚しました。結果として本日から休場と決まったようです。
いよいよもって相撲の楽しみはワンピー姐さん1人を観賞に限られてきました。
さて、今日から一体どうなるのでしょうか???不可思議講です!!!
 
 本日も添付が長く量子物理学はお休みします。
今日は”じゅんさい池1周ウォーキング”を休んで《笑がおの湯》へ行ってきます。
雨降りは温泉に限ります!!!
 
 では、また明日・・・