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PNC会員へ・・・
会員のみなさま 1435 後醍院 廣幸
おはようございます。本日は2021年7月5日(月)、現在は朝の7時半です。
先ほど、さーっと降雨がありました。入梅特有の雨降りが毎日続きますが、
これが梅雨です。週間予報は日々更新して1日経つとまったく違う地方の
天気予報かと見間違えるほど変化します。これだったら予報などしない方が
ベターな気がします。
熱海の土石流被害は救助関係も遅々として進まずの感が強く、不安が募る
一方となっています。しかし本当に自然災害は恐ろしいものです。我々の住む
場所でもいつ何かの災害が降り懸かるか???です。
心配する必要のない安全地帯に住んでいても、先の調布のように急な落とし穴
出現のような事故発生もありますので本当におちおち寝てもいられません。
それでもやっぱりコロナ禍の間は家に巣篭っているのがベストのようです。
やたら動くなという事ですね!?!当方は出来るだけ動かないで済むような生活
スケジュールを立てています。今週もこの雨とぬかるみを鑑みいつも行く
”じゅんさい池1周ウォーキング”はお休みします。脚力の衰えは致し方ありません
ので、自宅内で軽いストレッチぐらいはやっておきます。
感染に行きます。昨日の都は518人と対応日が日曜日の割には多いですね。
全国では1485人と出ています。100人以上の地域はいつもと変わらずに
神奈川が226人、千葉141人、埼玉124人となっています。
本日は取りあえず、ワクチン関連と植草一秀氏のブログから添付して行きます。
昨日終わった都議選の総括もあります。
①
ワクチン接種直後196人死亡、「打つべき人」と「打たないほうがいい人」
2021.06.20 07:00 女性セブン2021年7月1・8日号 NEWSポストセブン
客室乗務員らへの「職域接種」が始まった(時事通信フォト)
7万2000人に1人──その数を多いと感じるか、少なく感じるかは人それぞれだが、これが新型コロナウイルスワクチン接種後に亡くなった人の割合である。ワクチン接種が前倒しスケジュールで進む中、いま一度、「メリット」と「リスク」を考えるべきときだ。
新型コロナウイルスのワクチン接種が加速し、「1回目」を終えた65才以上の高齢者は3割に達した。東京と大阪の大規模接種会場では予約の空きが目立つようになり、6月17日から18~64才への接種が始まる。また、これから先、各市区町村でも各自の裁量で64才以下の接種が始まっていく。
たとえば若年層の感染者が多い東京・新宿区は20~30代の予約を優先する。沖縄や奈良など観光が盛んな地方では、宿泊業や飲食店の従業員を優先する動きがある。小池百合子東京都知事は「暮らしに直結するエッセンシャルワーカーにいち早く接種させていただく」との方針を打ち出した。
だが、国際医療福祉大学病院内科学予防医学センター教授の一石英一郎さんは、「年齢」や「職業」による優先順位の割り振りに異を唱える。
「重要なのは、年齢や職業をひとまとめにして優先順位を決めるのではなく、個々の持病や副反応を考慮して、接種を判断することです。
ワクチン接種は個人の状況に応じた『メリット』と『リスク』があります。仮にワクチンを打たずコロナに感染するとして、自分は重症化したり死んでしまう可能性が高いと判断するなら、多少の副反応のリスクがあっても、接種して感染をできるだけ避けるというメリットを選ぶことが賢明です。
一方で、ワクチンを打つことで命にかかわる副反応が生じるリスクがあると予測できれば、接種しないという選択肢が出てくる。そうした可能性を突き詰めて、“長所が短所を上回るかどうか”をしっかり見極める必要があります」(一石さん)
ワクチンを打つべきか、打たざるべきか──その境目はどこにあるのか。厚生労働省が優先接種の対象として指定するのが「基礎疾患」を持つ人だ。
厚労省のリストでは、「慢性の呼吸器の病気」「慢性の心臓病・腎臓病・肝臓病」「血液の病気」「睡眠時無呼吸症候群」など15項目の基礎疾患が指定されている。血液内科医の中村幸嗣さんが指摘する。
「たとえばヘビースモーカーで咳が頻繁に出る人は、COPD(慢性閉塞性肺疾患)という慢性の呼吸器の病気が疑われます。肝機能を示すγ-GTPの数値が悪ければ、アルコール性肝炎や慢性肝炎に該当する可能性があります。いびきがひどい人が受診すれば、睡眠時無呼吸症候群と診断されて、地域によっては優先接種の対象になるかもしれません」
医療ガバナンス研究所理事長で内科医の上昌広さんが「優先接種すべき」と指摘するのは次のような人たちだ。
「ワクチンを早めに打つべきなのは、コロナに感染すると重症化しやすいと考えられる人です。たとえば免疫不全の人がコロナにかかると免疫が働かずに重症化しやすいし、糖尿病や肥満なども血管がもろくなっていて、ひとたび感染したときの危険性が高くなる。コロナは一律に重症化したり、死亡したりする病気ではないので、重症化するリスクが高い人ほど早めに接種した方がいい」
菅義偉首相の頼みの綱はワクチン(時事通信フォト)
意外な研究結果もある。慶應大学らの共同研究グループによれば65才未満で血液型がAB型の人は重症化リスクが高く、リスクが最も低いO型に比べて1.6倍高かった。
欧州20か国を対象とし、精神医学誌「ランセット・サイカイアトリー」に掲載された調査では、統合失調症や双極性障害など精神疾患を抱えている人は、コロナ感染による死亡率が1.5~2倍になった。研究者はその結果から、「精神疾患の患者はワクチン接種を優先すべき」と訴える。
気をつけるべき人は小柄な女性
逆に副反応リスクが高いのはどういう人だろうか。
日本では、2月17日から6月4日までにワクチンを接種した約1412万人のうち、196人が死亡。割合にすると、7万2000人に1人がワクチン後に亡くなったことになる。厚労省が分析を行った139例の死因トップは出血性脳卒中(31件)で、以下、心肺停止(19件)、心不全(17件)が続いた。
死亡者のタイプでは、心房細動や腎不全、脳梗塞などを有する人が目立つ。
「厚労省は接種に際し、『心臓、腎臓、肝臓、血液疾患などの基礎疾患がある人は注意が必要』と指摘しています。実際に心臓や腎臓、肝臓などの主要臓器に重篤な疾患を長期間患っている人は、外からはわからないが血管などの状態が悪化していることがあり、突然死のリスクが高く、ワクチン接種に伴うストレスが引き金になる可能性もあります」(中村さん)
5月28日には、兵庫県神戸市の73才女性がワクチンを打った後に容体が急変。呼吸が荒くなり緊急搬送されたが、病院に着いたときにはすでに心肺停止状態だったという。接種から3時間半あまりで死亡した。女性には、15年前から糖尿病の持病があった。
この女性のように、糖尿病や高血圧、高脂血症や肥満などの生活習慣病を持つ人が死亡するケースも数多い。
「生活習慣病があると、動脈硬化が進んで血管にダメージが蓄積します。するとワクチン接種による免疫反応性の炎症によって出血や血栓が生じやすくなり、副反応のリスクが高まると考えられます」(中村さん)
不整脈や血栓症などに処方されるワーファリンをはじめとする「抗凝固薬」、いわゆる「血液をサラサラにする薬」を服用している人も要注意。
「それらの薬を服用している人は、血管からの出血が止まりにくくなります。たとえばワクチンによる免疫反応によって毛細血管から出血するようなことがあれば、止まらないと脳出血などのリスクが高まります」(中村さん)
4月2日には、前日に2回目のワクチン接種を受けた62才男性が自宅の浴槽で意識を失って死亡した。
男性は肥満体形で糖尿病を患っており、血液をサラサラにする抗血栓薬を服用していた。死因は入浴中の「溺死」だったが、接種により血管性の疾患が生じた疑いがある。
持病や薬の服用のほかに、上さんが注目するのは「ワクチンの量」だ。
「日本人は欧米人より体が小さいのに同じ量のワクチンを打ちます。日本人女性の平均体重は45kgで、アメリカ人男性の平均体重90kgとは2倍の差がありますが、接種するワクチンの量は同じです。日本は欧米に比べて高齢者の死亡例が多い印象ですが、ひょっとするとワクチンの量が関係しているかもしれません。特に小柄な女性は注意した方がいい」(上さん)
亡くなった196人のうち103人が40才以上の女性で、同男性の約1.2倍だった。
死までにはいたらない副反応も女性に多い傾向がある。国内では5月2日までにアレルギー反応を示すアナフィラキシーが起きた107人のうち、実に99人が女性だった。
海外も同様で、アメリカのCDC(疾病対策予防センター)が約1380万回分の接種データを分析したところ、接種後に副反応を訴えた人のうち78.7%が女性で、スイスでも副反応が出た597例のうち68.7%が女性だった。
「20~30代の女性の50%は、2回目の接種後に37・5℃以上の発熱があるとのデータもあります。接種時の状態によって過呼吸などの症状が出やすくなることも報告されています。
原因としてまず考えられるのは、エストロゲンやプロゲステロンなど女性ホルモンの影響です。女性はホルモンバランスが一定でなく浮き沈みがあるため、どうしても精神的にやや不安定になるためでしょう。
また、化粧品に含まれるポリエチレングリコール(PEG)はファイザー製とモデルナ製のワクチンに含まれます。過去に化粧品を通じて長くPEGと接触していると接種時にアレルギー反応が生じてアナフィラキシーが発症する可能性があります。あくまで仮説ですが、化粧品にかぶれやすい人は気をつけた方がいいかもしれません」(中村さん)
一石さんは「やせ型の若い女性」のリスクを指摘する。
「注射時の緊張や恐怖により、心臓や血管の働きを調節する副交感神経が過剰に働いて心臓の動きが弱くなり、脳への血流が減少する『血管迷走神経反射』が生じる可能性があります。若くやせ型の女性で起きやすいとされ、立ち眩みのように倒れてけがをする危険性があります」
子供へのワクチン接種も、国論を二分している。
いままでの日本においてのコロナ感染による死亡者は、60代以上の1万人超に対し、10代の死者はゼロだ。
12~15才への集団接種を始めた京都府伊根町に「人殺しに加担している」と批判が殺到。岡山県総社市も小・中学生への集団接種を予定していたが批判が集まったため取りやめ、個別接種に切り替えた。
上さんは「10代の接種の意義はある」と指摘する。
「この先は国内の流行が変異株であるインド株に急激に置き換わると考えられます。インド株は若年層でも多く感染して重篤化する可能性がある。若年層から上の世代に感染を広げていくリスクもあるため、10代からワクチンを接種して感染拡大を食い止めることは合理的です」(上さん)
小・中学生の接種は保護者の同意が前提となるので、「メリット」と「リスク」をしっかり考えたい。
ワクチンを接種すべきかどうかは個々の状況で異なる。特に持病がある人は、判断に迷うかもしれない。その場合は、専門家に相談するのがベストだ。
「接種の際に不安な点があれば、まずはかかりつけ医に相談すべきです。かかりつけ医がいない人は、これまでの病歴がわかる資料やお薬手帳などを持参して、ワクチン接種会場の問診医に尋ねてみてください」(一石さん)
メリットとリスクを天秤にかけて最適の選択をしたい。
②
「植草一秀の『知られざる真実』」
2021/07/05
天の網が菅義偉氏を絡め捕る
第2973号
東京都議選が投開票日を迎えた。
定数は127。
過半数は64。
自公が過半数を確保するとの見通しが流布されていた。
しかし、現実はそうならなかった。
自公が圧勝するとの見通しを意図的に流布して人々の行動を誘導する。
こうした情報操作が展開されている。
しかし、自公は過半数議席を確保できなかった。
都民ファーストは壊滅的に敗北するとされたが大善戦した。
自民獲得議席が都民ファーストを1議席上回り、第一党を確保する可能性があ
る。
投票率は40.8%。
有権者の4割しか選挙に行かなかった。
選挙に行かない理由の第一は「入れたい候補者がいない」。
これに、「誰に入れていいかわからない」、「政治家は公約を守らない」が続
く。
投票率が下がれば下がるほど、自公には有利になる。
自公支持者は何があっても選挙に行く。
自公支持者は全有権者の25%程度と推定されるが、この支持者を全員選挙に
動員することによって自公は政権を維持している。
投票率が4割なら自公が圧勝しておかしくない。
しかし、その自公が過半数議席を確保できなかった。
最大の理由は五輪の有観客開催強行方針に象徴される菅自公政権の横暴・暴走
にある。
本ブログ、メルマガで、五輪の有観客開催強行を主導する自公には絶対に投票
するべきでないことを訴えてきた。
東京都の有権者の間でも、この声が強まったと考えられる。
菅政治に対する明確なNOの意思表示。
都民ファーストは五輪の無観客化を公約に明示した。
自公の有観客開催よりもはるかに望ましい政策公約。
共産党やれいわ新選組は明確に東京五輪中止を訴えた。
この訴えも主権者から支持を集めたと考えられる。
菅義偉氏は「国民の命と健康を最優先する」と口で言いながら、真逆の行動を
ゴリ押しする。
人流が拡大し、新規陽性者数が拡大に転じるなかで緊急事態宣言解除を強行。
それだけでない。
五輪の有観客開催を押し通そうとしている。
開会式を2万人規模で開催する方針を示し、鉄道各社に五輪開催期間の終電繰
り下げを要請した。
コロナで国民がどれだけ力を注いできたのかをまるで理解していない。
国会議席の多数を占有すれば何をやっても構わないと考えている。
議会制民主主義そのものを冒涜している。
国民の8割が東京五輪の中止または無観客開催を求めている。
その国民意思を無視して有観客開催を強行しようとしている。
民主主義の根幹を踏みにじる菅義偉氏に対して主権者が断罪する日は近い。
菅義偉氏が首相に就任したのは昨年9月。
9ヵ月が経過したが、菅義偉氏の政策運営に成功は皆無。
失政の連続だ。
最大の失政はコロナ。
菅コロナ大失政は鮮明。
GoToで感染爆発を招いた。
海外で変異株が確認されても迅速な水際対策を取らない。
変異株が容易に流入して感染爆発を引き起こした。
3月には五輪聖火リレー開始に合わせて緊急事態宣言を無理やり解除。
「再び緊急事態宣言を出すことがないように対策をしっかりやるのが私の責
務」
と述べながら、わずか1ヵ月後に緊急事態宣言再発出に追い込まれた。
6月21日の緊急事態宣言解除も誤り。
解除を強行して五輪有観客開催を強行しようとする。
天の網は菅義偉氏を見逃さない。
菅内閣終焉が秒読み態勢に移行した。
菅首相の下で自民は敗北を重ねている。
6月20日投開票の静岡県知事選で自民党推薦の岩井茂樹元国土交通副大臣が
現職の野党連合候補である川勝平太氏に大敗。
得票数は川勝氏95.7万票に対して岩井氏62.5万票。
菅自公の惨敗は年初から続いている。
1月17日投開票の沖縄県宮古島市長選では、社民・社大・共産・立民が推薦
した前県議の座喜味一幸氏が、4選を目指した自民・公明推薦の下地敏彦氏に
勝利。
宮古島では陸上自衛隊が地対艦・地対空ミサイル部隊の弾薬を保管する目的で
弾薬庫の建設を進めている。
これに反対する市民が野党候補を支援。
敗北した下地前市長は5月12日に宮古島への陸上自衛隊配備を巡り、業者に
便宜を図った見返りに現金を受領した収賄容疑で逮捕までされた。
1月31日投開票の北九州市議選では自民党現職6名が落選。
自民党の退潮は鮮明。
3月21日投開票の千葉県知事選では自民党県議から出馬した関政幸氏を前千
葉市長の熊谷俊人氏が圧倒。
熊谷氏は関氏得票の3倍を超える過去最高の140万票超えの票を得た。
そして、4月25日の国政三選挙で自民党が三敗=惨敗=全敗。
北海道2区衆院補選、長野県参院補選、広島県参院再選挙で野党連合候補が全
勝。
その延長線上に実施された東京都議選。
自公が圧勝するのかどうかが焦点だった。
ところが、自公は完全なる伸び悩み。
過半数議席64に遠く及ばない。
小池百合子東京都知事は都民ファーストの苦戦予想が流布されるなかで雲隠れ
した。
しかし、都民ファーストが五輪無観客を公約に示したことで支持を盛り返して
いることが報じられると、選挙戦の最終局面で都民ファーストを見かけばかり
でも応援した。
計算高い人物だ。
都民ファーストが善戦した最大の要因は「五輪無観客開催」公約にある。
都議選後、この選挙公約が一気にクローズアップされる。
小池百合子氏は退院後最初の記者会見で東京五輪について
「無観客を軸に検討」
と述べた。
都民ファーストが善戦したことを受けて、小池知事が「無観客開催」を強く主
張することになる。
菅義偉氏は最終的に押し切られる可能性が高い。
この時点で菅義偉氏の「完敗」が鮮明になる。
次の衆院選を菅義偉氏の顔で戦うことが極めて難しくなる。
東京五輪ではこれから多数のコロナ陽性者が確認されることになる。
インパール作戦の敗走路が白骨街道と化したことが繰り返される。
TOKYOインパール2020
の名が永遠に残されることになるだろう。
日本の主権者は五輪の正体を知ってしまった。
五輪は「利権の祭典」、「悪の祭典」、そして「コロナの祭典」。
IOCのバッハ会長、コーツ調整委員長をさげすむ者はいても尊敬する者は皆
無になった。
自分の利益のために日本国民の命と健康を踏み台にする人間に誰一人として敬
意を払わない。
東京五輪が終わり「五輪終」になる。
次の衆院総選挙で日本刷新を実現する方法がある。
反自公が共産党を含めて結束すること。
野党共闘を破壊するための勢力としての国民民主党の正体を人々が知り始め
た。
もはや国民民主党は多数票を獲得できない。
野党共闘構築により2021年政治決戦で一気に政権奪還することが視界に入
り始めた。
競馬に行きます。昨日で夏競馬の1周目が終了しましたが当方的にはやはり
やらない方が良かった的な結果でした。昨日は一鞍しか買っていませんが完敗で
した。次週もやるかどうか考えていますが、やらずに予想だけして様子見をしようか
…?と思案中です。
次には昨日から始まった相撲の名古屋場所(7月場所)に行きます。
何かしらその展開は当方ら素人でも予想される相撲の初日そのものでした。
結果だけ見ると、横綱白鵬、大関の照ノ富士、貴景勝、正代が安定的な出だし
となって上位陣安泰の始まりでまあまあの出来だったでしょうか!
今場所最大の見どころは白鵬の休場明けの状態と照ノ富士の成績でしょうか?
昨日の解説は北の富士さんでした。本日のブログにも書いてますが、どうも白鵬の
状態はイマイチのようです。途中休場もあり得る…でしょうか?
照ノ富士と貴景勝は順調に行きそうです。朝乃山、高安が居ないので普通ならこの
4人に優勝争いは絞られそうです。
問題は相撲そのものではなく、当然にワンピー姐さんの去就(観戦かどうか?)です。
昨日の初日の当方、隈なく必死に探しましたが姐さんは居ませんでした。やはり、
名古屋までは来ないのでしょうね!?!超残念です。名古屋場所の相撲はもう見どころ
が半分以上喪失したと結論付けます。つまらない名古屋場所です???
それでも北の富士さんのコラムは読みましょう!名古屋はやはり鰻か松坂牛にとどめを
さします。当方は名古屋系のうどん類はさほど食指は湧きません。喫茶店のモーニング・
サービスも御免被ります。と言っても当方がそれら美味しいものを食べられるわけないので
どうでも案件でした。 では、北の富士コラムです。
優勝候補の一番手に白鵬を挙げたが…思っていたよりはるかに厳しい戦いを強いられそうだ【北の富士コラム】
待ちかねた観衆で、まるで大入り満員のような盛況の初日であった。久しぶりに見る白鵬の土俵入りも何となくありがたく感じるものだ。見た目には元気なころの白鵬と少しも違わない。肌つやは相変わらずつややかである。しかし右膝にはテープが幾重にも巻かれている。
いきなり白鵬の相撲を振り返ってみたい。立ち合い白鵬は予想通りに右から張って出た。一応、この作戦が当たって左四つがっぷりに捕まえるのに成功する。以前ならこの時点で白鵬の勝ちは決まったようなものである。
長身の白鵬に完全に胸を合わされた明生は手の打ちようがない。私も勝負ありと見て、星取表に白鵬○を付けた。ところが明生が「そうはいかん」とばかり左四つ不利な体勢のまま寄って出る。白鵬が一歩二歩下がる。白鵬の余裕かなと思って見ていたが、明生の右からの上手投げに大きく体勢を崩した。
白鵬も下手投げで反撃。両者大きく傾くが、白鵬がとっさに左足を跳ね上げて投げを打ち返し、辛うじて勝利でスタートした。それにしても思わぬ苦戦だったのだろう。勝負が付いた後の苦悶(くもん)の表情に、とても余裕は感じられなかった。
2日目から長い戦いが続くが、初日からの大苦戦に予想外の驚きを隠しきれない白鵬の胸中を見たような気がしてならない。私は優勝候補には敬意を込めて一番手に名前を挙げたが、思っていたよりはるかに厳しい戦いを強いられそうだ。
2日目の相手は遠藤だが、右を取られ、頭を付けられると苦戦だけではすみそうもない。もし土がつくとなれば、静観していたマスコミが一斉に色めき立つだろう。初日に勝ちながらも、かえって不安が増してきたのは皮肉なことだが、これが大横綱の証しともいえる。白鵬、さあどうする。明生戦で張り手を見せたが、もう白鵬の張り手は通じない。王者にふさわしい相撲を見せてほしい。
照ノ富士はもっと緊張するかと思ったが、難敵遠藤を万全の相撲で退けた。どうやら精神面に心配はなさそうである。貴景勝も正代も強かった。
ホテルに6時30分に帰って来たので、原稿を書く前に何か腹に入れようとしたら、もうラストオーダーでマーボー豆腐を頼んだが、飯が付いていなかった。名古屋に来てまだ二晩なのにルームサービスがすでに4回。2日目は昼に友人からうなぎのかば焼きの差し入れがあるので、腹いっぱい食うとしよう。
同宿の舞の海にもお裾分けしようと思ったが、すでに食事の約束があるらしいので俺一人で3匹も食える。うなぎにお茶やスープをかけて3度味わうのが「通」と聞くが、あれは邪道であります。甘辛いタレをたっぷりかけて白いご飯に限る。
それでは何か食うものを探しにいきます。(元横綱)
本日の添付は多く後3件あります。
3件の内容は老後資金の問題と定年後の資金もよう・・・です。
③
【計算してみた】老後資金、持ち家の人はいくら必要?
人生100年時代の老後資金はいくら必要か。持ち家の家庭が定年退職したときから100歳までの間、あるいは平均余命まで生きた場合に必要になる資金がいくらなのか。また、資金が足りない場合、どのように工面することができるのかを解説します。
◆持ち家の場合、老後資金はいくら必要?
人生100年時代を迎えるといわれ、老後に必要な資金を統計の平均値で計算すると約100万円の「不足」となります。実際には、住宅が持ち家か賃貸か、ローン返済が残っているか、生活スタイル、家族構成、住む地域などあらゆる条件によって、必要な老後の資金額も収入も大きく違います。
ここでは、持ち家の世帯が65歳で定年退職した場合を前提として、いくら資金が必要なのか、そして資金不足の場合、どのようにして工面する方法があるかを解説します。今、やるべきことを考えるきっかけにしてください。
持ち家の場合に必要な老後資金(「家計調査2020年(総務省統計局)」より作成)
◆老後の生活費はいくら?
持ち家の世帯が65歳で定年退職した場合、いくら資金が必要になるのでしょうか。総務省の家計調査(2020年)によると、持ち家の二人以上無職世帯の可処分所得が23万円であるのに対して、支出は23万2000円。1カ月当たり2000円の赤字です。
2018年以降の推移を見比べてみると、可処分所得が増えて支出が減ったため、不足額は激減しています。2018年の不足額は月5万円で、100歳までの必要額は2085万円ですが、2020年では100万円程度の不足になっています。2年で必要額が2000万円も減ってしまったことになります。
不足額が激減したとはいえ、赤字は赤字ですので、この赤字がでないよう、貯蓄の取り崩しや資産の売却で資金を工面していくことになります。
◆老後はいつまで?
「老後の資金がいくら必要か」を考えるためには、「何歳まで生きるか(老後はいつまで続くか)という視点も大事になります。そこで今回は、平均余命と100歳まで生きた場合にいくら必要になるかを計算してみます。
平均余命は、厚生労働省の発表(※1)によると、65歳のとき男性が19.41年、女性が24.24年です。年齢に置き換えると男性が84.41歳(65歳+19.41年)、女性は89.24歳(65歳+24.24年)となります。
(期間):(時間)×(不足額)=(必要な蓄え)
・65~84歳まで:240カ月×0.2万円=48万円
・65~89歳まで:300カ月×0.2万円=60万円
・65~100歳まで:420カ月×0.2万円=84万円
あくまで単純に考えた場合の金額ですので、これらのデータに振り回されることなく、あなたの家計に置き換えて計算をやってみてほしいということです。
◆老後の資金を工面する方法
持ち家の人の老後資金の老後資金の不足額がわかったところで、その不足をどう埋めていくかを考えます。真っ当にお金を増やす方法といえば、以下の2つが考えられます。
1. 支出を減らす・節約する
2. 所得を得る(勤める、起業、資産運用による配当・利子・売却益)
また、持ち家の場合には、次のような方法でお金を調達することが可能です。
▼1. リバースモーゲージ
持ち家を担保にお金を借りることができる仕組みです。一部の銀行や信用金庫で取り扱っています。私のいる九州の場合、福岡銀行と西日本シティ銀行(どちらも福岡県にある地方銀行)だけしか取り扱っていないところを見ると、地方都市ではリバースモーゲージが成り立つ不動産が少ないのかもしれません。
この制度を使ってお金を借りた場合、一般的には亡くなるときまで元本を返済する必要がありませんが、毎月利息を支払わなくてはなりません。いくらくらい借りられるのかというと、土地の評価額の50~60%程度となります。
ここでいう評価額は、金融機関の評価額です。固定資産税路線価や相続税路線価よりもさらに低く設定されることがあります。
▼2. 各都道府県の社会福祉協議会の不動産担保型生活資金貸付
各都道府県の社会福祉協議会が提供している貸付です。毎月30万円を限度に生活資金として融資を受ける制度です。土地評価額の7割程度まで貸してもらえますが、月額30万円以内、土地評価額1000万円以上などの条件があり、実際にはあまり利用されていない制度のようです。
他にも65歳以上、住民税非課税世帯であること、推定相続人の中から連帯保証人1名以上などの要件があります。
▼3. 持ち家を売却する
売却した場合、一括で現金が入りますが、その後の住まいとして高齢者施設や賃貸住宅などを確保しておかなければなりません。相続も考慮して判断してください。
家を売るにあたっては、売り急げばプロの業者に買いたたかれることになるので、長期的な計画を立てて、早めに(頭も体も元気なうちに)売却活動を始めてください。許容範囲内の買付申し込みが入ったら、欲を出さずに決断することが早く売るコツです。
売却で得たお金は譲渡所得として、所得税や社会保険料に影響するので、売却後のお金のやり繰りに注意が必要です。
▼4. セール アンド リースバック
いったん売却をして、売った人からその家を借りて賃料を支払う仕組みが、「セール アンド リースバック」です。売却したあとも、そこに住み続けられるのが最大のメリットです。
欠点は、生涯借りられる(そこに住める)保証がないことと、賃料が割高であることです。10年くらいで元が取れるくらいの買取価格と賃料設定になると思われます。一部の不動産会社が積極的に行っているようです。問い合わせて見積もりを出してもらうとよいでしょう。
賃貸の場合に必要な老後資金(「家計調査2020年(総務省統計局)」より作成)
◆賃貸の場合、老後資金はいくら必要?
最後に、賃貸に住み替え、あるいは住み続けた場合の老後資金を見ていきます。
可処分所得から消費支出を引いた毎月の不足額は1408円です。100歳まで住み続けたとすると59万円の不足です。持ち家の場合より不足額は少ないということになります。
年齢・地域別の世帯当たり平均家賃/月(「平成30年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計」より作成)
▼地方別の平均家賃
年齢別の家賃(国土交通省の調査)を全国・東京都・福岡県で比べてみると次のようになります。
65歳以上の平均家賃は全国平均で約4万6000円、東京が高く約6万4000円、福岡は約3万9000円です。
◆サービス付き高齢者向け住宅の費用はいくら必要?
健康でもバリアフリーや見守り、生活相談などサービスを受けられる住宅(サービス付き高齢者向け住宅)に住む場合、家賃・共益費・サービス費の平均月額は10万円前後(※2)です。
・全国:10万7000円
・大都市:12万5000円
・地方:8万9000円
高齢になってからの住居は、お金だけでなく、自身の健康状況・家族関係にもよるので予測が立てづらいのですが、想定できる最大の費用を必要資金として準備しておくとよいと思います。
◆おわりに
前例のない超高齢化時代を迎えています。何が起こるかわからないのに、お金だけで備えようとすると、何億円あっても不安な気持ちは晴れないかもしれません。だから今の自分自身の状況を把握して、何が起きても乗り切れるように、知識や稼ぐ力を身に付けておくことが一番の備えだと思います。
④
2,000万円あっても足りない!?「老後破産」のリスクを高める、3つのパターン
病気なのに病院に通うことができない悲しい高齢者。ちょっとしたお金の使い方の間違いで、あなたも老後破産へ落ち込むかも?! SetsukoN-istock
医療費が支払えず、病気があるのに病院に通うこともできない高齢者もいることをご存じだろうか。自宅で市販薬を飲んで痛みをごまかして暮らす悲しい老後だ。
【記事の続きを読む】教育資金にお金をかけすぎた3つ目のパターン
だが、これは他人事ではない。筆者に相談に訪れる人の中にも歯科治療費が払えず何年も仮歯で過ごし、仮歯が欠けたままの老女もいる。70歳以上の高齢者は、どのくらい資産を保有しているのか調べてみた。金融広報中央委員会が公表している「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]」(2020年)によると、預貯金の残高平均は739万円だ。怖いと感じたのは、預貯金残高がないと回答している方が5.8%いて、さらに口座を保有していない方が2.3%、無回答の方が4.7%という事実だ。少なくとも70歳以上の高齢者の8%の方は、預貯金がないということになる。
預貯金だけでなく金融資産の残高の平均も見てみると2,208万円だ。中央値は1,394万円だから、お金を持っている人は、たくさん持っているが、全くお金がない人もいて貧富の差が激しいといえる。ちなみに、預金口座はあるが、残高がないと言う人を年代別に見ると20歳代は、0%、30歳代で31.6%、40歳代で18.8%、50歳代で31.0%、60歳代で6.8%となる。30歳代は住宅購入のタイミングと予測でき、50歳代は教育費のピークだらと予測ができる。老後資金と教育費は別途に平行して貯める必要があるのだが、50歳代で貯金残高がない世帯は、老後破産の可能性がグンと高くなる。
以前、筆者のメールセミナーを受講された方の感想で、悲痛な現状をお知らせいただいた事がある。60歳の時に貰った退職金で住宅ローンを完済し65歳まで働くつもりでいたそうだ。ところが62歳の時に耳の病気になってしまい働くことができなくなってしまった。その時の貯金は、子どもの教育費で使い切ってしまい、ほとんどゼロの状態。耳が聞こえなくてもできるアルバイトでなんとか食いつないでいるという内容だった。メールセミナーでもお伝えしているのだが、教育費を支払ったら貯金がゼロになってしまうようなら教育費でなく老後資金を優先して欲しい。預金を取り崩すのではなく、まず奨学金を利用すべきだ。奨学金は貸与だけでなく、給付型のものもある。また自治体によっては、大学費用などを低金利で貸し付けしてくれるケースもある。借りるあてがある教育費でなく老後資金の確保を優先することだ。感想をいただいた主も、その点を非常に後悔していた。
そして最もいけなかったのは、退職金で住宅ローンの返済をしてしまったことだ。退職金で住宅ローンを繰上げ返済して良かったのは、過去のバブル景気の頃のことだ。住宅ローンの金利は現在とても低いので退職金を温存して、老後の医療費や介護費用、住宅のリフォームなどにあてることも考えておこう。また、60歳で定年になると収入が激減する。定年後の再雇用制度を利用して働いても50代のときの半分以下、人によっては3分の1くらいまでダウンしてしまう。さらに、再雇用契約が65歳で終わり年金だけの生活になるともう一度さらに収入がダウンする。これは、緩やかに収入が減るのではなく、ある月からガクンと減るのだ。この点も考慮すると安易に退職金で住宅ローンを返済するのは危険だ。この60歳時の収入のダウンに合わせて収入の範囲内で生活できず、退職金もないとなると老後破産に片足を突っ込んでいる状態だ。
老後破産とは、どういう状態のことなのか。年金収入では生活ができず預貯金も底をついて、生活に困窮する状態のことを指す。老後破産に至ってしまう原因はあなたにも、起こりえることなのだ。最もありがちな1つ目のパターンは、退職金で安易に住宅ローンを完済してしまいその後、病気などで働けなくなって困窮してしまうパターンだ。退職金で住宅ローンを完済したとしても、再雇用の収入で毎月の支出がカバーできなければ毎月の赤字は、クレジットカードやカードローンに頼るようになってしまう。さらに追い打ちをかけるように、病気が見つかり、借金が膨らむと自己破産してしまうことにもなる。住宅ローンを完済する前にやるべきことは、家計の収支を把握することだ。再雇用の収入で支出を賄えるのか。さらに、年金生活になった時に年金の範囲内で生活できるのか。ちょっと先の未来を予測しておくことが肝要だ。
次にありがちなのは、両親の介護のために離職してしまい年金額が減ってしまうパターンだ。以前セミナーにいらした人にも老後破産予備軍の方がいた。ご両親の介護のため公立小学校の教師を辞め最後まで看取ったのに両親の実家を弟に占拠されてしまい弁護士を通しても、微々たる相続しかできなかったという。再就職先を探すにも、教師免許を更新しておらず教員の道は絶たれ、一般企業の面接を受けるも、元公務員は気位が高く使いにくいと言われ就職が困難で今は、ドラッグストアでアルバイトをして食いつないでいるという。教員時代の退職金と貯金で2000万円以上あっと言うが、介護と自分の生活費で使い切ってしまっている状態だ。受給できる年金額も少なくなることは目に見えているので老後破産の予備軍ともいえる状態だった。
文:川畑明美
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老後資産の「不安をあおる輩」に負けないために学習すべきこと
老後資産について不安に思っている人は多いだろうが、不安をあおる輩におびえる前に、公的年金制度などについて学べば、不安が遠のくはずだ。(経済評論家 塚崎公義)
● 老後資産の不安をあおる輩は多数
老後資産に関して、不安に思っている読者は多いだろうが、その大きな要因は、不安をあおる情報があふれていることであろう。惑わされないように気をつけたいものだ。
評論家は「大丈夫だろう」というより「こんな問題点もあり、こんなリスクもあって心配だ」という方が、客が興味を持ってくれるので、悲観的な話をしたがる。老後資産についても同様だ。
加えて、「将来は受け取れる年金が減らされるのだから、投資で稼がなくては」と、顧客を不安に陥れて投資商品を売り込もうという金融機関や業者も多い。
しかし、冷静に考えてみよう。現在の高齢者のほとんどは、ぜいたくはできないかもしれないが、なんとか生活できている。彼らが現役であったころも世の中には老後の不安をあおる輩が大勢いたし、実際に不安におびえていた人も多かったはずなのだが。
というわけで、いたずらに不安におびえるのではなく、公的年金制度などについてしっかり勉強し、自分がなんとかなりそうなのか否かをじっくり考えてみよう。多くの人は「なんとかなりそうだ」と感じるはずだ。
● 普通のサラリーマンは公的年金でなんとか暮らせるはず
日本の公的年金の制度は2階建てである。1階部分はサラリーマン(サラリーウーマンや公務員などを含む、以下同様)も自営業者らも全員が加入する国民年金であり、2階部分はサラリーマンが加入する厚生年金だ。
国民年金は夫婦で毎月13万円、厚生年金は標準的なサラリーマンで毎月9万円程度なので、標準的なサラリーマンと専業主婦という夫婦は、老後に毎月22万円程度の公的年金が受け取れる。
老後の生活資産として十分とはいえないが、なんとか生活はできる金額であろう。これに加えて退職金も出るだろうから、老後のささやかなぜいたくくらいはなんとかなりそうである。
つまり、普通のサラリーマンは公的年金の支給が始まる65歳まで働いて生活費を稼げば、それ以降は年金生活でなんとか暮らせるのである。
年金はどれほど長生きしてもいつまでも受け取れるし、インフレになれば原則としてその分だけ支給額が増えるので、非常に頼もしい老後資産の柱なのだ。
現役世代が高齢者を支える仕組みなので、少子高齢化で年金支給額が減っていくといわれている。それは仕方のないことであろうが、高齢化とは高齢者が元気で長生きするわけだから、70歳くらいまで働いて稼げばよい。
公的年金について知れば、老後資産への不安は大いに和らぐはずなので、ぜひ勉強してほしい。手始めに拙稿をご参照いただければ幸いである。
公的年金以外にも、退職金や企業年金、住宅ローンの返済予定額などについても調べておこう。そして、65歳時点での自分の金融資産と負債の額を予想する。それがある程度のプラスならば、年金生活でなんとかなる、ということだ。
自営業者は定年がないので老後も働けばなんとかなるはず
自営業者は公的年金が夫婦合計で13万円しかなく、しかも年金保険料の未払い分があるとさらに少ない。退職金も企業年金もないので、サラリーマンと比べると不安が大きいかもしれない。
しかし、自営業者には定年がないので、元気な間はいつまでも働ける。なので、引退後の「老後資産を必要とする期間」は短くなるはずだ。寿命が延びた分だけ健康寿命も延びているとすれば、老後資産の問題は特に心配ないだろう。
サザエさんの登場人物である波平氏が54歳という設定らしい。当時は定年が55歳であったことを考えれば、波平氏より元気な間は働こう。そうすれば、老後はそれほど長くなさそうだから。
加えて、自営業者には老後資産を自助努力で蓄えるための優遇税制なども充実している。個人型確定拠出年金(iDeCo)について調べるなど、若い時から老後に備えることも重要だ。拙稿を併せてご参照いただければ幸いである。
以上、普通のサラリーマンらについて記してきたが、上記を読んだ上で「やはり足りない」と感じた読者もいるであろう。そうした読者は、不安におびえるのではなく、老後に何円足りないのか、不足分をどうすればよいのか、といった建設的な工夫に早急に着手するべきであろう。
筆者としては、とにかく働いて稼ぎ、生活を見直すことが重要だと考えている。老後も働いて稼げば「老後資産」は少なくて済むわけだし、出費についても、生命保険などが本当に必要なのかを予断を持たずに再検討してみることが重要だ。いずれにしても、具体的な対策が必要だ。単に不安におびえているだけでは何も解決しないのだから。
本稿は、以上である。なお、本稿は筆者の個人的な見解であり、筆者の属する組織等々とは関係がない。
塚崎公義
添付が超長かったですね! 本日はここまでです。量子物理学も先送りします。
では、また明日・・・・・です。