PNC会員へ・・・

会員のみなさま 1469                     後醍院 廣幸
 
おはようございます。本日は2021年8月8日(日)、現在は朝の6時25分です。
 
 やれ腰痛がどうした便秘がどうの言っている間に8月も1週間が経過しました。
昨晩は未明から今朝にかけて結構な降雨がありました。勿論、既報の台風9号・
10号の影響ですが、こちらは本日のお昼ぐらいには列島から乖離し影響はほぼ
無くなりそうです。11号はもう熱帯低気圧に格下げされますので影響はゼロです。
 昨晩の当方の就寝時間(午後11時ぐらい)帯ではまだ降雨は無くやたら蒸し暑い
夜でしたがその後は降雨があり多少は過ごし易くなったでしょうか(?)。
 
 本日からの1週間は女房の仕事があり、車での送迎の仕事が発生します。
我が体調ですが、完全に回復途上となってだいぶ楽になりつつあります。
リハビリのお蔭か腰痛はだいぶ解消されつつあります。最大の問題である便秘に
ついては一昨日に罹りつけ内科医から処方していただいた下剤が効き、昨日は
朝から午後にかけて都合6回の排便があり、便秘状態は完全に解消されたようです。
 それにしても薬によってその効果はまったく違うものです。2週間前に調法して戴いた
便秘解消薬はほとんど効果が無しでしたが、一昨日の下剤は段違いです。逆に
排便がすごすぎるので昨晩の投薬は控えました。また、便秘傾向になったら投薬は
再開します。あまりクスリの厄介にはなりたくないのですが、背に腹は代えられません
ので本日はこれから夕方までの様子見をしながら下剤の投薬を考えます。
 
 昨日の感染状況に行きます。都は4566人、全国では15753人と最多更新です。
大阪が1123人、兵庫で503人、京都271人と多めに出て、岡山が120人、広島は
117人、滋賀では117人と出ています。福岡が742人と段々増加して熊本は151人です。
愛知は459人、静岡が236人と出て、混在の神奈川は1893人、埼玉1449人、千葉が
1075人、茨城256人で群馬182人、栃木は164人となっています。宮城でも106人
は出て、沖縄が」548人、北海道でも347人と出ています。全国でも一番多めに出る
我がⅠ都3県は9000人の大台寸前まで来て、1万人の大台載せも近そうです。
 
 本日の添付ですが①植草一秀②敵菜収③井筒和幸三枝成彰・・・と、御三方の
論考を付けます。ご参考に願います!
 
 
 
 
植草一秀の『知られざる真実』」
 
                             2021/08/07
 
           メルマガご支援をお願い申し上げます
 
               第3000号
メルマガ版の「植草一秀の『知られざる真実』」がみなさまのご支援のおかげ
をもちまして第3000号を迎えました。
 
第1号発行は2011年10月1日でした。
 
発行前に創刊準備号を8号発行しておりますので3008号になりますが、長
期にわたってご購読くださってきた読者のみなさまに心からお礼を申し上げま
す。
 
みなさまのご支援で本日まで執筆を続けることができました。
 
多くの貴重なメッセージを賜ってきましてことにつきましても、この場をお借
りして心からお礼を申し上げます。
 
10年前は民主党が政権を担っていた時期。
 
しかし、真正の革新政権が破壊されたあとだった。
 
2009年8月30日の衆院総選挙で政権刷新が成就した。
 
日本の主権者が自らの意思で初めて政権刷新を成し遂げた偉業だった。
 
敗戦後日本の政治構造を根底から刷新する真正の革新が目指された。
 
しかしながら、そのことゆえに、既得権勢力の激しい攻撃を受けた。
 
目的のためには手段を問わない卑劣な攻撃が展開され続けた。
 
そのため、革新政権はわずか8ヵ月で破壊されてしまった。
 
2010年7月に誕生した菅直人内閣は既得権勢力による傀儡内閣だった。
 
この路線を引き継いだ野田佳彦内閣が2012年11月に自爆解散を強行。
 
安倍自公に大政を奉還した。
 
その安倍内閣が発足して間もなく9年の時間が経過する。
 
安倍内閣をそのまま引き継いだのが現在の菅義偉内閣。
 
安倍・菅政治の何が問題なのか。
 
安倍・菅政治の三つの基本政策がある。
 
第一は平和主義の放棄。
 
日本を「戦争をしない国」から「戦争をする国」に改変している。
 
集団的自衛権行使容認の解釈改憲、戦争法制=安保法制の強行制定がこのこと
を象徴している。
 
第二は原発の推進。
 
日本ではいまなお「原子力緊急事態宣言」が発出されたまま。
 
一般公衆の被曝上限は法律で年間1ミリシーベルトに定められているが、「原
子力緊急事態宣言」の名の下に、福島では年間線量20ミリシーベルトの放射
能汚染地帯に市民が居住を強制されている。
 
原発が技術的にも経済的にも利用不能であることが明らかであるにもかかわら
ず、安倍・菅内閣原発推進を強行している。
 
第三は弱肉強食の経済政策。
 
世界有数の経済大国であるのに、多数の国民が新しい貧困に直面している。
 
政府の経済政策の基本が間違っているからだ。
 
日本の政治システムの刷新も必要不可欠だ。
 
2009年に誕生した鳩山内閣は日本政治の刷新を目指した。
 
鳩山内閣が目指したのは、
 
1.対米隷属からの脱却
 
2.官僚支配構造の打破
 
3.大企業支配構造の打破
 
だった。
 
1952年発効のサンフランシスコ講和条約で日本の独立回復後の米軍撤退が
定められたにもかかわらず、米軍の駐留がいまなお続いている。
 
治外法権も維持されたままである。
 
日本はいまなお米軍占領下に置かれている。
 
この状況から脱して、真の独立を回復することが求められている。
 
日本国憲法国民主権を定めたにもかかわらず、いまなお官僚機構が支配権を
維持している。
 
官僚主権構造を打破することが日本民主化の核心のひとつだ。
 
政治を大資本が支配する根源が企業献金の容認である。
 
最高裁が適正な判断を示さなかったことで企業献金が容認され、金の力で大資
本が政治を支配する構造が維持され続けてきた。
 
これを打破することを鳩山内閣が提示した。
 
民主主義のメカニズムと日本の主権者の力によって、鳩山内閣が目指した日本
政治刷新を実現することが目指されねばならない。
 
今後とも、本ブログ、メルマガから「知られざる真実」の情報発信を続けて参
りたい。
 
変わらぬご支援を賜りますよう心からお願い申し上げます。
 
2009年に政権刷新の偉業成就を牽引したのが当時の民主党・小沢-鳩山体
制だった。
 
本ブログの発行を開始したのは2008年5月。
 
敗戦後日本の政治支配を続ける既得権勢力は、2006年4月に小沢一郎氏が
民主党代表に就任した時点から民主党に対する警戒を一気に強めた。
 
本ブログを立ち上げた理由のひとつがこの問題への警鐘を発することにあっ
た。
 
2006年に前原誠司氏が偽メール問題でつまずき、民主党は解党の危機に直
面した。
 
この局面で火中の栗を拾ったのが小沢一郎氏。
 
小沢一郎氏が民主党代表に就任した直後の4月23日に千葉7区衆院補選が実
施された。
 
この選挙で太田和美氏が劇的勝利を飾った。
 
小沢氏が民主党代表に就任してから民主党の大躍進が始動した。
 
しかし、この瞬間から小沢氏に対する執拗な攻撃も同時に始動したのである。
 
2007年夏の参院選民主党が大勝。
 
民主党参院で第一党に躍進した。
 
このなかで2007年秋に自民党民主党による「大連立」構想が浮上。
 
小沢氏の破壊力を封じ込める工作活動だった。
 
2008年春には日銀幹部人事問題を通じて小沢氏を失脚させる工作が展開さ
れた。
 
財務省出身者の日銀総裁、副総裁就任を小沢一郎氏が否定するなかで財務省
務官経験者の渡辺博史氏の副総裁就任が強行されようとした。
 
2008年秋には民主党代表選を複数候補で実施するべきとの世論誘導工作が
展開された。
 
民主党代表選を通じて小沢一郎氏攻撃を展開することが目論まれていた。
 
これらの攻撃をくぐり抜けて2009年が明けた。
 
いよいよ衆院総選挙が実施される年だった。
 
私は、この状況下で既得権勢力が目的のために手段を選ばぬ、さらに卑劣な行
動に突き進むことを警戒した。
 
2009年1月16日付ブログ記事
「手段を選ばぬ「悪徳ペンタゴン次の一手
 
2009年1月21日付ブログ記事
西松建設事件に立ち込める政治謀略の匂い」
に次のように記述した。
 
「検察当局が西松建設の裏金疑惑解明に動き出した。「悪徳ペンタゴン」によ
政権交代阻止活動の一環としての行動であるとの見方が存在する。」
 
「日本の政治を「悪徳ペンタゴン」から「一般国民の手」に取り戻す、千載一
遇のチャンスである。「悪徳ペンタゴン」はあらゆる手段を用いて、本格的政
権交代阻止に全力を尽くすと考えられる。あらゆる工作活動の本質を洞察して
粉砕(ふんさい)し、本格政権交代を成し遂げなければならない。」
 
懸念は現実のものになった。
 
2009年3月3日、突然、小沢一郎議員の資金管理団体会計責任者である公
設第一秘書の大久保隆規氏が逮捕されたのだ。
 
西松事件」の勃発だ。
 
事件の内容は、小沢氏資金管理団体が受けた寄附が政治資金規正法違反という
もの。
 
西松建設関連の二つの政治団体「新政治問題研究所」、「未来産業研究会」か
らの寄附を事実通りに記載して届けた収支報告が「虚偽記載」とされた。
 
まったく同じ事務処理をした議員事務所が10以上あった。
 
しかし、小沢氏事務所だけが摘発の対象になった。
 
漆間巌内閣官房副長官が「この問題は自民党議員に波及しない」と発言して問
題になった。
 
詳細は省略するが、小沢氏に対する卑劣な人物破壊工作が展開された。
 
小沢一郎氏は2009年5月に次期総選挙への影響を考慮して民主党代表を辞
任し、後任代表に鳩山由紀夫氏が選出された。
 
2008年の民主党代表選、2009年の民主党代表選で日本を支配する既得
権勢力は何とかして岡田克也氏を民主党代表に就任させようとした。
 
しかし、この工作活動が失敗して鳩山氏が民主党代表に就任し、遂に2009
年8月30日の総選挙を通じて政権樹立を成就した。
 
しかし、既得権勢力の攻撃はさらに拡大した。
 
小沢氏に加えて鳩山由紀夫氏に対する人物破壊工作が激化した。
 
その延長線上に2010年6月2日の鳩山由紀夫首相の辞意表明があった。
 
日本政治の根本問題を考える際に「2010年問題」の考察を避けることはで
きない。
 
本ブログ、メルマガで「2010年問題」の核心をさらに掘り下げて参りた
い。
 
②敵菜収
 
 
 
出来の悪い仮想現実のような菅政権のコロナ対策 進次郎のポエムと変わらない発言ばかり
 
コロナ対策より五輪五輪(開会式に出席する菅首相IOCのバッハ会長=YouTubeのIOC公式チャンネルより)/(C)日刊ゲンダイ 
 
 東京都知事小池百合子が、特別支援学校を訪れ、生徒らがVR(仮想現実)技術で東京五輪を観戦する様子を視察したそうな。小池は視察後、8月24日に開幕するパラリンピックの観客の扱いについて「新型コロナウイルスの感染状況次第だ」と発言。感染力が強いデルタ株が猛威を振るい、医療崩壊に突入するタイミングでこの危機感のなさ。菅義偉も「(感染状況が変われば)ぜひ有(観)客で」などと述べていたが、国のトップが狂っているから、すべてが狂い始める。現実感のかけらもない。まるで出来の悪い仮想現実を見せつけられているようだ。
 
  菅は「新型コロナウイルスの感染拡大を阻止することが今、内閣にとって最優先の課題だ」と言いながら、まともな説明もせず、しまいには「私が感染対策を自分の責任のもとに、しっかりと対応することが私の責任」と発言。これでは進次郎のポエムと変わらない。
 菅は交通規制やテレワークなどの対応で人流は減少していると言うが、実際には微減に過ぎず、感染拡大対策としてはまったく追いついていない。人流が減らない理由は、緊急事態宣言慣れに加えて五輪強行が引き起こした気の緩みにある。
 
  これまで打つ手がなかったのでも、予測できなかったのでもない。6月2日には政府分科会の尾身茂会長が「今の状況で(五輪を)やるというのは普通はない」と発言。これに攻撃を仕掛けたのは竹中平蔵をはじめとする菅周辺だった。
 
  また、厚生労働省に助言する専門家組織「アドバイザリーボード」も早い段階でデルタ株急拡大を正確に予測していた。菅は周囲から中止が最善の判断だと何度も助言されたことも明かしているが、足りない頭に描いていた五輪を政治利用して総選挙に突入するシナリオから離れることができず、目の前で発生している状況すら見えなくなった。
 
五輪強行のため、専門家の意見を無視、妨害し、一貫して国民に間違ったメッセージを流し続けた。
 
  京都大学の西浦博教授らのグループが先月末に発表した試算によると、感染拡大のペースが変わらない場合、東京都では8月11日には新規感染者が5000人を超え、26日には1日1万643人に上るという(※編集部注=8月5日発表で5042人に)。
 
  これは明らかに菅による人災である。さっさと議員をやめて法の裁きを受けるべきだ。
 
 
 
 
 
東京に運動会をしに集まった外国人選手 何人が地獄の記念日を知ってるんだろう
 
 日本中がメダル争いにかまけてるうちに、8月6日だ。広島に人類史上初めて、人間が住む場所に原爆が投下された日だ。でも、東京に運動会をしに集まった外国人選手の何人が、日本選手の何十人がそれを知ってるんだろう。黙とうと言われたら、「そうか、アメリカが極秘計画で開発し、76年前の先月16日にニューメキシコの砂漠で初の核実験をして、それでポツダム宣言という最後通牒(つうちょう)の後、日本への原爆投下を決行し、その3日後、トルーマン大統領も将官も何のちゅうちょもなく長崎にも落としたんだ」と思いを馳せる選手が果たして何人いるかだ。日本、アメリカの選手にいるのか? ほとんどがほとんどを知らないだろうな。今日はその地獄の記念日だ。
 
「忘れてはならない」「記憶をつなごう」と誰が言おうと、戦争の記憶がない世代の多くは上の空だ。1939年、ドイツでウラン原子核が2つに分裂すると莫大な核エネルギーが放出するという発見からすべてが始まった。ユダヤ系物理学者ジラードがそんな核爆弾をナチスが造れば、世界が潰されるとアインシュタイン博士に相談し、ルーズベルト大統領に手紙を書き、ナチスより先に開発するように、進言したのだった。
アメリカは核爆弾の製造を、陸軍のグローブス准将の指揮下で始める。マンハッタン計画だ。責任者のオッペンハイマー博士はノーベル賞をもらっていない科学者で劣等感があり、グローブスに「名声を懸けたい」と言ったと。劣等感なんてロクでもないな。20億ドル(今なら3兆ドルか)の膨大な研究費を出させ、彼は悪魔に魂を売ったのだ。でも、ナチスは降伏。核実験に成功したグローブスは「完成したのに使わなければ議会で厳しい追及を受ける」と言い、日本に使うことにした。広島、小倉、長崎、新潟と「2発目以降は準備が出来次第、投下せよ」と指令が出た。トルーマン大統領が広島は軍事都市だと軍にごまかされていたというが、それこそ疑わしい。何だろうと、原爆はこの世に現れた時から間違いで、造ること自体、狂っていたのだ。
 
  あさってで五輪終了か。ちなみに、「貧困は拡大し、人命は軽視される……すべての源は五輪イヤーにあった!」と書く「1964 東京ブラックホール」(貴志謙介著/NHK出版)が教えてくれる。64年の閉会式はアルファベット順の国別行進でなく、どこの選手も偶然に入り交じって手をつないで入場し、これこそ「世界は一つ」の光景だと伝えられてきたが、実は開会式の時から険悪だったイラクイスラエルの両選手が隣り合わせに並ぶと殴り合ってしまうと委員会が考え直し、どこの国も皆一緒くたにして入場させたというのだ。五輪祭りごときで世界が一つになれるなら、毎日、持ち回りで開いたらどうだ。
 
  早く終わらせて静かにしてくれ。で、次は選挙祭りか。それしか頭にない単細胞政府の野郎どもに呆れるばかりだ。
 
 
 
 
 
 
運動競技開催で自己陶酔にふける暴君、為政者…古代ローマ現代日本の共通項
 
 国民1人あたりが東京オリンピックのために支払う金額について「週刊ポスト」(8月13日号)が試算を公開した。それによると都民1人あたりの負担は何と10万3929円! 都民を含む国民1人あたりの負担は1万408円だという。
 
  当然、この「1人」には生まれたばかりの赤ちゃんも100歳の高齢者も含まれるわけで、家族が多ければ負担も増えることになる。4人家族で41万円超は痛すぎる金額だ。
 
  2013年の招致委員会の想定では7340億円だった開催費用はどんどんふくらみ、現在の試算では3兆円を超えるという。確か安倍前総理をはじめとするお歴々は“コンパクトなオリンピック”をうたっていた気がするが、私の記憶違いだろうか? コロナ禍での大会延期があり、組織委員長の交代や演出スタッフの辞任や解任など、あまりにゴタゴタがありすぎて、もう忘れかけてしまっている。いつの間にか高邁(こうまい)なコンセプトは時のかなたに吹き飛び、今年の夏、史上最高額のオリンピックのお目見えとなった。
 
「オリンピックにはカネがかかる」は世界の常識ではある。しかし、ドイツのハンブルクのように住民投票で2024年のオリンピックの招致をあきらめた例もあるのだ。当時はヨーロッパでテロが相次いでいた時期でもあったし、必ずしもカネだけが理由ではないだろう。
  しかし、オリンピックだけが都市を盛り上げる手段ではないし、違う方法で文化やスポーツの振興を図る道はあるということだ。
 
  それにオリンピックを開催した都市が、大会後に不況に見舞われた例は多い。ましてや東京オリンピックは史上最高額の経費に加え、コロナで思うに任せない世情を背景に強行された。そのツケを払わされる都民と国民は、たまったものではない。
 
  古代、オリンピックの原形となったオリュンピア大祭はギリシャの4つの大祭のひとつで、オリュンピア、ネメアー、イストモス、デルポイの4つの地で、ゼウスやポセイドンらの神々に捧げるために開催された。なかでもデルポイは芸術の神アポロンに捧げる大祭で、音楽や詩歌、演劇や絵画や舞踊の創作と発表を国民がこぞって行っていたという。のちには運動競技や戦車による競争も加わった。
 
ギリシャ文化に憧れていた皇帝ネロは独自に大会を主催し、みずからも出場して歌を披露し、国民の喝采をもって迎えられたという。もっとも、ネロの熱演に飽き飽きした市民が競技場の塀をよじ登って逃げることもあったともいわれる。ギリシャの神々に捧げられた古代オリンピックキリスト教がローマの国教になったことで途絶えるが、国民をないがしろにして自己陶酔にふける暴君や為政者は、はるか昔のローマにも現代の日本にもいるということか。
 
  そんななか、オリンピックのトップスポンサーであるトヨタ豊田章男社長が、オリンピック関連の国内での広告を出さないことを決めて話題になった。この決断は素晴らしいと思った。いまからでも遅くない。決裁権を持つお歴々には、かつて自分たちが掲げた“コンパクトなオリンピック”に戻すべく、赤字を国民に押しつけることのないよう打開策を考えていただきたい。できることなら私たちも古代ローマの市民のように塀をよじ登ってこの場から逃げ出したいところだが、そうするわけにもいかないのだから。
 
 
   以上です。
 
  本日はリハビリは休み、外出は女房の送迎だけ・・・となります。
 今日も読書と映画鑑賞ぐらいしか時間つぶしはあり得ません!
 
  現在の7時10分位ではまだ降雨有の状態です。それではまた、明日・・・・・