PNC会員へ・・・

会員のみなさま 1495                   後醍院 廣幸
 
おはようございます。本日は2021年9月3日(金)、現在は朝の7時15分です。
 
 昨日は1日中雨でした。今日も同様な天気が続き、月曜日までは雨か曇の
マークがずっと続きます。それでもその後の3日間ほどは連続して晴れとなる
ようです。昨日は午前中にリハビリ→丸亀製麺→GSと廻り午後は《笑がおの湯》
、夜は京成国府台駅まで女房のお迎え・・・という結構忙しげな1日でした。
 今日からは我が家の外壁工事が開始されますが、まず初日の本日は家の周りの
仕事に必要な足場組から始まります。明日は外壁の洗浄・・・という具合になっています。
 鬱陶しい数週間が開始されるわけです。
 
 では、昨日のコロナ感染に行きます。都で3099人、全国的には18228人と出ています。
大阪が2501人、京都478人、兵庫で954人と出て、福岡が795人、愛知では多くて
1719人です。静岡が429人で近在の神奈川は1738人、埼玉1115人、千葉が1089人
となっています。沖縄は565人、北海道で314人となっていますが、今後は、お盆明けの
人流増加が反映されまたぞろ多めに感染が出るようで注意は怠れません。
 
 本日はまず、①植草氏のコラムから行きます。次に②”最強の食事術”についてを添付し、
最後に③”輸血”の重要性についてを添付しておきます。量子物理学は明日以降に先送り
です。
 
 

 
植草一秀の『知られざる真実』」
 
                             2021/09/02
 
           連合6産別党では支持広がらない
 
               第3021号
菅義偉氏が断末魔の叫びを発している。
 
昨年9月に棚からぼたもちで首相の座に就いた。
 
しかしながら、この1年間の政策運営で得点はなかった。
 
失政に次ぐ失政を繰り返してきた。
 
学術会議会員任命を拒否したところから失政が始まった。
 
学問の自由を侵害する思い上がった行為を示した。
 
昨年9月以降の最重要課題は言うまでもなくコロナ。
 
何よりも大事なことは国民の命と健康を守ること。
 
コロナ感染を収束させること。
 
ところが、コロナ大失政を繰り広げた。
 
菅コロナ大失政の三原則は「後手後手・小出し・右往左往」
 
Goto停止も水際対策も緊急事態宣言発出も、すべてが後手に回った。
 
Goto停止、緊急事態宣言発出、水際対策などの効果を上げるには、思い
切った施策を果断なく実行することが重要。
 
しかし、すべてにおいて、極めて不十分なあいまいな施策しか打ち出してこな
かった。
 
最大の問題は感染拡大推進策を併用したこと。
 
Gotoトラブル事業は宿泊・飲食業界利権を背景に強行された。
 
感染収束を優先するならオリパラを断念するしか道はなかったが、利権を背景
にオリパラ開催を強行した。
 
結果として感染爆発を引き起こした。
 
感染爆発の契機に必ず菅義偉氏の判断と行動の誤りがあった。
 
Gotoの強行推進、五輪優先での緊急事態宣言解除、水際対策の遅れが惨事
を引き起こす原因になった。
 
結果として、多数の日本国民が、入院も宿泊療養も認められず、自宅に放置さ
れて死に至る、菅内閣による殺人行為の犠牲になった。
 
コロナ医療体制を確立しなかったことによる人災。
 
政治は結果責任を問われるもの。
 
菅義偉氏は結果責任を明らかにして自ら身を引くべきだ。
 
ところが、菅義偉氏に正当性のある行動を求めても無駄。
 
ひたすら自分の利益だけを考えている。
 
この期に及んで、なお首相の座にしがみつくための策謀を張り巡らせている。
 
その強欲ぶりに対しては自民党内からも強い批判の嵐が巻き起こっている。
 
総裁任期も衆院任期もわずかしかないのに内閣改造と党役員人事を強行しよう
としている。
 
小手先の弥縫策で総裁選と総選挙を乗り切ろうという浅はかな考えが鮮明だ。
 
国民を第一に考えるなら、憲法の規定に従い、臨時国会を召集するべきだ。
 
菅内閣の支持率は3割を割り込み、政権崩壊が秒読み態勢に移行した。
 
ところが、政権刷新への期待が一向に高まってこない。
 
政権刷新を担う政党とリーダーが不在であるからだ。
 
2009年に麻生内閣の支持が完全に失われた際、政党支持率でトップに浮上
していたのは鳩山由紀夫氏が代表を務める民主党だった。
 
民主党に対する期待が沸騰し、8月30日の総選挙を経て見事に民主党が政権
樹立の主役に躍り出た。
 
ところが、いまは野党第一党立憲民主党に対する期待がまったく盛り上がら
ない。
 
その理由は、立憲民主党が菅自公政治に対峙する主権者の声に真摯に向き合っ
ていないからだ。
 
多数の主権者は菅自公政治の刷新を求めている。
 
米国への従属、原発の推進、弱肉強食奨励の経済政策
 
を打破し、
 
自主独立・平和主義堅持、原発ゼロ、共生の経済政策
 
に転換することを求めている。
 
この目的を実現するために、共産党と強固な共闘体制を構築すること。
 
これが主権者の声である。
 
ところが、立憲民主党共産党との共闘体制構築にあいまい姿勢を貫いてい
る。
 
最大の原因は連合・6産別への配慮。
 
連合・6産別が野党共闘を妨害している。
 
尻尾が体を振り回す。
 
wag the dog”=本末転倒だ。
 
市民が主導して野党共闘候補を一人に絞り込む作業を敢行し、次期衆院選での
政権交代を実現しなければならない。
 
連合・6産別とは何か。
 
連合・6産別とは連合傘下の民間労組であるUAゼンセン、自動車総連、電機
連合、電力総連、JAM、基幹労連のこと。
 
UAゼンセン=繊維、化学、食品、流通など(177万)
自動車総連=自動車(79万)
電機連合=電機(57万)
JAM=機械、金属(38万)
基幹労連=鉄鋼、造船、非鉄(27万)
電力総連=電力(21万)
 
の六つの産業別労働組合組織のこと。
 
連合は旧同盟系組合と旧総評系組合などが統合して組織された。
 
93年の政権交代実現に寄与した面はある。
 
ところが、その連合の主導権を6産別が握るようになった。
 
6産別は大企業御用組合の連合体の側面が強い。
 
自公政治を打破したいと考える主権者の意思と大きくずれている。
 
1960年に民主社会党が創設された。
 
左派勢力が一枚岩になることを阻止するために、左派陣営に自民党と通じる勢
力が創設された。
 
この動きを主導したのはCIA。
 
米国による日本支配の構造が破壊されることを防ぐために、米国が左派陣営を
分断するために「隠れ与党」勢力を人為的に創設した。
 
その民主社会党民社党の支援母体になったのが旧同盟系労働組合
 
大企業御用組合の連合体。
 
この流れを汲んでいるのが現在の6産別。
 
6産別と完全一体の関係にあるのが国民民主党
 
国民民主党民社党の看板を書き換えたものと言ってよい。
 
立憲民主党は国民民主党と距離を置き、日本政治の刷新を目指す「革新勢力」
としての活躍を期待された政党。
 
ところが、この立憲民主党が国民民主党と同類の迷走を続けている。
 
連合傘下の組合員は約686万人。
 
このうち、6産別所属が約400万人。
 
自治労日教組、JP労組、私鉄総連などの旧総評系の組合員が約287万
人。
 
連合は御用組合連合と労働組合連合の同居体で完全に水と油の混合物。
 
立憲民主党が連合6産別に振り回されている。
 
連合傘下の組合員686万人は日本の就業人口の10%に過ぎない。
 
その6割を占めているのが6産別に加入している組合員だが、就業者全体の6
%にしか過ぎない。
 
この6産別が野党第一党立憲民主党を振り回していることがおかしい。
 
立憲民主党は連合6産別の利害を代表する存在ではなく、日本政治刷新を求め
る主権者を代表する存在でなければならないはずだ。
 
ところが、立憲民主党枝野幸男代表が明確な路線を示さない。
 
連合6産別に振り回される道を自ら進んで選択している。
 
菅自公政治が崩壊しかけているいま、圧倒的多数の主権者は日本政治刷新を求
めている。
 
ところが、野党第一党が就業者全体の6%しか占めていない連合・6産別の僕
(しもべ)のような行動に終始しているのでは、政治刷新の気運が生まれるわ
けがない。
 
枝野氏が現在の優柔不断の対応を続けるなら、主権者は立憲民主党の連合6産
別勢力を排除することを考える必要がある。
 
できれば、立憲民主党の非連合6産別勢力が立憲民主党から離脱して、真の国
民政党を創設することが望まれる。
 
その上で、共産党と強固な共闘体制を構築して、衆院総選挙を闘うことが求め
られる。
 
政党の動きが鈍ければ、市民運動が主導して、革新勢力の候補者一本化を実行
するしかない。
 
「政策連合=オールジャパン平和と共生」はこのための運動を行うことを検討
している。
 
 
 ②肥満
 
 
 
太るとは自ら「死」に向かうこと【世界最新の医療データが示す最強の食事術】
新型コロナウイルス感染症など、さまざまな病気に負けないための「免疫力」は、日々の食事や生活習慣の改善によって、大幅に高めることができるそうです。しかし、巷に溢れる健康や免疫力に関する知識は刻一刻とアップデートされ、間違った情報や古びてしまったものも少なくありません。コロナ禍の今、本当に現代人が知っておくべき知識とは何でしょうか。著書『世界最新の医療データが示す最強の食事術 ハーバードの栄養学に学ぶ究極の「健康資産」の作り方』が話題の満尾正医師が解説します。
 
流動性知性の重要性
 
ある製薬会社では、週に1回、出社時の体重計測が従業員に義務づけられています。そして、そこからはじき出されたBMI値が、社内で記録・管理されるのだそうです。
 
健康に関わるビジネスを展開する企業として、太っていないかどうかは、その従業員を評価する要素として欠かせないものなのでしょう。
 
もっとも、企業に管理されるまでもなく、誰にとっても太らないことは重要です。肥満は、体の健康はもちろんのこと、脳の健康も害します。
 
実は、細胞の代謝の上で筋肉と心臓と脳は繋がっていて、その仕組みによって私たちはエネルギー切れを起こさず動けるわけです。
 
だから、筋肉量を維持することは大事で、それができないと心臓も弱り、脳も働かなくなっていきます。
 
スイーツ好きは男性機能の低下にも要注意【世界最新の医療データが示す最強の食事術】8で、筋肉と脂肪はもとの細胞が同じだという話をしました。つまり、脂肪を増やしてしまう人は筋肉を維持できない人であり、心臓にも脳にも危険信号が灯るのです。「太れば太るほど、脳が小さくなる」と私のアメリカ人の恩師は言っていましたが、少々表現が過激なものの、まんざら嘘ではないのかも知れません。
 
とくに、流動性知性(fluid intelligence)への影響が大きいことが、イギリスの研究でわかっています。
 
流動性知性とは、臨機応変に事態に対応できる判断能力のようなものを指します。
 
流動性知性と相対的なのが結晶性知性(crystallized intelligence)で、結晶という言葉の通り動かずに存在する知性、いわばテストやクイズでいい点数を取れる能力です。
 
以前の日本社会では、結晶性知性の高い「物知り博士」が評価されました。しかし、これからの時代、結晶性知性はあまり必要とされません。
 
なぜなら、知らないことはインターネットで調べればいいわけですし、AI(人工知能)がなんでも教えてくれるでしょう。
 
一方で、流動性知性は非常に重要視されるでしょう。未知のウイルスはこれからも出てくるし、地震や台風といった自然災害も増えると考えられます。そのときに、どう動くべきかを素早く判断できなければ生き残れません。
 
もちろん、ビジネス環境も激変するでしょうから、そこで勝ち抜いていくためにも流動性知性を低下させるわけにはいきません。
 
メタボリックドミノが行き着く先は?
 
満尾正(みつお・ただし)
さらに、脂肪(とくに男性に多い内臓脂肪)が増えると、血圧が上がったり、血糖値が高くなったり、動脈硬化が進んだりと、体にとってネガティブなことが将棋倒しのようにどんどん起こります。これを「メタボリックドミノ」と言います。
 
食事や生活習慣の乱れから始まるメタボリックドミノは、最後は致命的な心臓疾患や脳疾患、腎臓病などに行き着きます(下図参照)。
つまり、内臓脂肪が増えると、自らその個体が死ぬような方向に働くのです。
 
生物学的に見ても、一個体が他の生物の食べ物をガツガツ食べて脂肪を溜め込んでいるようでは、その生物種全体にとって「益」のあることではないので、そうした個体は自然消滅するような仕組みがあるのかも知れません。
 
おそらく、それと同じことが個人の体の中でも起きていて、いわば「自爆システム」が働くのではないかと私は考えています。
満尾正(みつお・ただし)/米国先端医療学会理事、医学博士。1957年横浜生まれ。北海道大学医学部卒業後、内科研修を経て杏林大学救急医学教室講師として救急救命医療の現場などに従事。ハーバード大学外科代謝栄養研究室研究員、救急振興財団東京研修所主任教授を経た後、日本で初めてのアンチエイジング専門病院「満尾クリニック」を開設。米国アンチエイジング学会(A4M)認定医(日本人初)、米国先端医療学会(ACAM)キレーション治療認定医の資格を併せ持つ、唯一の日本人医師。著書に『世界最新の医療データが示す最強の食事術 ハーバードの栄養学に学ぶ「究極の健康資産」の作り方』(小学館)など。
 
 
 ③輸血
 
 
がんと向き合い生きていく
コロナで献血が激減…命を支える治療のひとつ「輸血」の重要性
公開日:2021年09月01日
更新日:2021年09月01日
?by 佐々木常雄
 
佐々木常雄氏(C)日刊ゲンダイ
 
 最近、献血者が減っています。都内では、必要人数に対する協力者数の割合が6月以降に足りなくなって、80%台にとどまっているようです。不要不急の外出を避ける生活、繰り返される緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が献血にも影響していると思われます。
 輸血は病気によっては命を支える重要な治療手段です。血液は、血球成分の赤血球、白血球、血小板と、血球以外の血漿成分に分けられます。以前は、輸血といえば全血輸血でしたが、現在は「赤血球輸血」「血小板輸血」「血漿製剤」に分けられています。主に手術などの出血時に必要とされる輸血は赤血球輸血です。手術前には、想定される出血量を考慮して赤血球輸血を準備します。
 
 1970年代は「顆粒球(白血球)輸血」というものがありました。抗がん剤治療で白血球が極端に減り、敗血症や菌血症となった場合、実際に顆粒球輸血を行ったことがあります。抗生剤だけではなく、細菌から体を守る顆粒球輸血を行い、そうした状況をしのいだのです。
ドナーの方の血液をナイロン・ウールカラムの吸着ろ過装置に循環させ、顆粒球が引っかかったカラムを取り出し、カラムから顆粒球を分離し、患者さんに静脈投与します。カラムから顆粒球を浮遊液に分離するのに、30センチほどのカラムをこん棒で20分ほど何回も何回も叩きました。
 
 患者の菌血症が早く治るように、早く熱が下がるように、輸血科の部屋でカラムを叩くのはわれわれ医師の仕事でした。そんな顆粒球輸血は、1980年代になってG-CSFという顆粒球を増やす因子が開発され、いまは行われなくなっています。
 
■血小板輸血は常に供給されるわけではない
 
 血小板輸血は、血小板数が極端に減った場合の出血に対して、止血あるいは出血予防のために行われます。白血病の治療以外では、出血が予想される中心静脈カテーテル挿入、腰椎穿刺、外科手術を実施する際などに行われます。おおよその目安として、1回で「10単位」ほどの血小板輸血が行われます(全血液200ミリリットルで1単位)。つまり、1回で2000ミリリットル分の血液から取り出した血小板が輸血されるのです。
 
血小板輸血が必要とされる場合で最も多いのは急性白血病です。血小板が少ないため、患者の歯肉からの出血が止まらないような状況を何度も経験しました。止血のためにガーゼを噛んだまま長い時間を過ごさなければならない患者はとてもつらいのです。
 
 血小板輸血はいつでも供給されるわけではありません。特に正月は献血者が減るため、前年の年末に血液センターから血小板輸血を供給できる日とできない日の予定が知らされます。医師は入院治療中の患者の状況を見ながら、その日に合わせて血小板輸血を申し込んでおきます。
 
 当時、一番困ったのは、年末に新規で入院した急性白血病の患者の治療でした。血小板輸血の予定が組まれていない状況でも、治療は待ったなしです。患者はもちろん大変ですが、私たちも正月は吹っ飛んでしまいます。それでも、正月が過ぎて病気が良くなり完全寛解になった時は、この上ない喜びがありました。
 
血漿製剤の輸血は、新鮮凍結血漿から「血漿分画製剤」が作られます。これには、「免疫グロブリン」「血液凝固因子」「アルブミン」「フィブリン接着剤」などが含まれ、病気によって使い分けられます。
 
 赤血球や血小板輸血は凍結して保存しておくわけにはいきません。特に血小板製剤の保存期間は採血後4日以内です。
 
 献血者の中には、これまで何十回も献血された方がいらっしゃいます。大変ありがたいことです。白血病などの病気を克服するために、輸血はとても大切なのです。
 
 コロナ禍で、いまは正月でもないのに献血者が減っています。献血できるのは70歳未満の方です。献血ができる若い世代のコロナワクチン接種を急いで欲しいと思います。
 
 
 
    以上です。ではまた明日です・・・・・