PNC会員へ・・・

会員のみなさま 1516                     後醍院 廣幸
 
おはようございます。本日は2021年9月24日(金)、現在は朝の6時40分です。
 
 清々しい朝ですね。夏場とは違い昼が32℃ぐらいの高温になっても夜は涼しく
なり充分な睡眠がとれる陽気となって来ました。秋の虫の音も心地よいです。
蝉の声(ツクツクボウシ)と涼むしのコラボはこの時期だけの日本の最高の初秋
といえそうです。
 この好天は29日ぐらいまで続くようで有難いものです。
 
 昨日のコロナ感染ですがやや持ち直し気味で都で531人、全国では3604人と
出ています。大阪は多めで540人、兵庫273人、愛知が359人で神奈川が
259人、埼玉239人となっています。もうすぐ(月末)緊急事態宣言解除となる
はずですが、最近の人流増大の影響は何時どのように出てくるのでしょうか、不安です。
 
 
 取りあえず、今日は植草氏のコラムからワクチン問題で行きます。
 
 
植草一秀の『知られざる真実』」
 
                             2021/09/23
 
           「薬害根絶の誓い」忘れた厚労省
 
               第3037号
ワクチン接種は任意。
 
ワクチンには重大なリスクがある。
 
このリスクを説明した上で、本人が同意しなければワクチンを接種することが
できない。
 
予防接種法で「努力義務」が定められているが、この「努力義務」について厚
労省は次のように説明している。
 
「「接種を受けるよう努めなければならない」という予防接種法の規定のこと
で、義務とは異なります。
 
感染症の緊急のまん延予防の観点から、皆様に接種にご協力をいただきたいと
いう趣旨から、このような規定があります。
 
今回の予防接種は感染症の緊急のまん延予防の観点から実施するものであり、
国民の皆様にも接種にご協力をいただきたいという趣旨で、「接種を受けるよ
う努めなければならない」という、予防接種法第9条の規定が適用されていま
す。
接種は強制ではなく、最終的には、あくまでも、ご本人が納得した上で接種を
ご判断いただくことになります。」
 
予防接種法改定に際して国会は附帯決議を採択した。
 
附帯決議には次のように明記された。
 
一 新型コロナウイルスワクチンの接種の判断が適切になされるよう、ワクチ
ンの安全性及び有効性、接種した場合のリスクとベネフィットその他の接種の
判断に必要な情報を迅速かつ的確に公表するとともに、接種するかしないかは
国民自らの意思に委ねられるものであることを周知すること。
 
二 新型コロナウイルスワクチンを接種していない者に対して、差別、いじ
め、職場や学校等における不利益取扱い等は決して許されるものではないこと
を広報等により周知徹底するなど必要な対応を行うこと。
 
三 新しい技術を活用した新型コロナウイルスワクチンの審査に当たっては、
その使用実績が乏しく、安全性及び有効性等についての情報量に制約があるこ
とから、国内外の治験を踏まえ、慎重に行うこと。
 
五 新型コロナウイルスワクチンによる副反応を疑う事象について、広く相談
窓口を設置し、国民に周知すること。また、海外における情報も含め、医療機
関又は製造販売業者等から迅速に情報を把握し、情報公開を徹底するととも
に、健康被害が拡大することのないよう、的確に対応すること。
 
重要なことは次の三点
 
1.新型コロナワクチンは新種の遺伝子ワクチンであり、安全性が十分に確認
されていないこと
 
2.ワクチン接種を受けるか受けないかの判断は個人に委ねられていること
 
3.非接種者に対する差別や不利益取扱いが許されないこと
 
ワクチン接種を受けるかどうかは個人の生命や健康問題に直結する重大事項で
ある。
 
個人は自分の幸福を追求する権利を有している。
 
日本国憲法第13条はこのことを基本的人権として保障している。
 
同時に、日本国憲法は第14条で法の下の平等を定めている。
 
国が非接種者に対して差別や不利益取扱いをすることは許されない。
 
新型コロナワクチンのリスクは極めて高い。
 
厚労省の副反応疑い報告によれば、本年9月3日までの時点で1155人の接
種後急死者が確認されている。
 
重篤化者は8月22日までの時点で4210人。
 
接種人数は8月22日時点で6654万人。
 
季節性インフルエンザワクチンでは、例えば2018-19年シーズンの推定
接種人数5251万人に対して接種後急死者が3人と報告されている。
 
新型コロナワクチンのリスクは決定的に高いと言うほかない。
 
高齢でない健常者のワクチン接種後のくも膜下出血脳出血心筋梗塞などに
よる急変、死亡事例が相次いで報道されている。
 
ワクチンを接種してもコロナに感染する。
 
重症化するし、他者を感染させる。
 
ワクチン接種から2ヵ月経過すると有効性が低下し、6ヵ月経過すると有効性
が著しく低下するとの検証結果も発表されている。
 
接種証明は海外渡航者向けにのみ検討するとされていたはず。
 
接種証明によって非接種者に不利益取扱いすることは憲法の規定上、許されな
い。
 
民間の飲食・宿泊事業者が接種証明を用いて不利益取扱いをする事例が散見さ
れるが愚行は直ちに取りやめるべきだ。
 
ワクチンを接種しない個人は、こうした差別事業者、不利益取扱いをする事業
者を明示して不買運動を起こすだろう。
 
英国は接種証明導入を見送る方針を固めた。
 
日本のメディアはこの事実をほとんど報道しない。
 
有害無益のワクチンパスポートを粉砕しなければならない。
 
日本では第二次大戦の敗戦後、感染症による犠牲者が多数発生した。
 
このことを受けて、百日咳、腸チフスなど12疾病を対象に、罰則付きの接種
義務が法定化された。
 
しかし、予防接種による健康被害が社会問題化したため、1976年に罰則な
しの接種義務に移行した。
 
その後、予防接種禍訴訟で国の敗訴が相次ぎ、1994年の予防接種法改正で
「義務規定」が「努力義務規定」に変更された。
 
予防接種行政は「社会防衛」から「個人防衛」に軸足を移したはずだが、今回
の新型コロナワクチンでは「個人防衛」ではなく「社会防衛」の意思が鮮明に
浮かび上がっている。
 
社会を防衛するために、個人は四の五の言わずに政府の命令に従ってワクチン
を接種しろという空気が作られている。
 
しかし、すでに1155人もの犠牲者が生まれている。
 
政府は因果関係を認定していないが、因果関係がないとも認定していない。
 
因果関係があると見るのが妥当だろう。
 
「国家のためには犠牲を厭うな」の主張が透けて見える。
 
多くの若者を特攻隊に送り込んで犠牲を強いたのと酷似する。
 
いまも日本の為政者が国民に強要するのは「滅私奉公」だ。
 
2013年に子宮頸がんなどを引き起こすヒトパピローマウイルス(HPV)
に対するワクチン悪影響懸念が報じられた。
 
私たちは、これまでの薬害事件の教訓を忘れてはならない。
 
サリドマイド」という成分が入った睡眠薬や胃腸薬で薬害事件が起きた。
 
薬は妊婦や子供でも安心して飲める薬として、日本では1958年に売り出さ
れた。
 
しかし、世界各地で手足や耳に奇形を持った子供が多数生まれ、1961年1
1月に西ドイツの小児科医レンツ博士が「サリドマイドが原因と疑われる」と
の警鐘を鳴らした。
 
ヨーロッパでは直ちに販売が中止されたが、日本では1962年9月まで販売
が続いた。
 
厚生省は「レンツ警告には科学的根拠がない」として、新たに別の1社の製造
承認までした。
 
しかし、1962年8月に北海道大学の梶井講師が日本でのサリドマイド児の
症例を発表し、同年9月に大日本製薬サリドマイドの販売を停止するととも
に回収することを発表した。
 
しかし、回収が不徹底であったこともあり、被害が倍増した。
 
日本のメディアは1961年11月のレンツ博士警告をほとんど報道しなかっ
た。
 
逆に、「サリドマイドによって胎児に重大な奇形が起こるのは考えにくい」な
どとする専門家コメントを紹介していた。
 
しかし、サリドマイドの薬害が世界的に認識されるとメディアは手のひらを返
して薬害と騒ぎ出した。
 
厚労省は1999年8月24日、厚労省敷地内の前庭に「誓いの碑」を建立し
た。
 
サリドマイド事件」や「薬害エイズ」の反省を受けてのこと。
 
「誓いの碑」には次の文字が刻まれている。
 
誓いの碑
 
命の尊さを心に刻みサリドマイド、スモン、HIV感染のような医薬品による
悲惨な被害を再び発生させることのないよう医薬品の安全性・有効性の確保に
最善の努力を重ねていくことをここに銘記する
 
千数百名もの感染者を出した「薬害エイズ」事件
このような事件の発生を反省しこの碑を建立した
 
平成11年8月 厚生省
 
建立以降、8月24日には毎年、厚労大臣が「薬害根絶の誓い」を続けてい
る。
 
今年も「薬害根絶の誓い」がなされたのだろうか。
 
新型コロナワクチン接種が推進されるなか、「薬害根絶の誓い」と新型コロナ
ワクチンの問題を関連付けて報じるメディア報道は寡聞にして知らない。
 
8月22日までの時点で4210人の接種後重篤化者、9月3日までの時点で
1155人の接種後急死者が報告されている。
 
医師が「副反応疑い」と認定せずに報告されていない事例も多数あると推察さ
れる。
 
危険極まりないと考えられるワクチンの接種を強要するためにワクチンパス
ポートを導入するとの政府の姿勢を断固糾弾しなければならない。
 
ワクチン担当の河野太郎氏は「不妊や流産になるというのはデマ」と発言した
が、現時点では「科学的にはまだ何とも言えない」というのが正しい。
 
デマと断言することが悪質なデマ。
 
不妊や流産を含め、健康への悪影響は5年、10年経ってみないとわからな
い。
 
また、ワクチン接種を忌避する賢明な個人に対して不利益取扱いをする飲食事
業者、宿泊事業者に対しては、極めて強い不買運動が生じることを事業者は認
識しておくべきだ。
 
 
 秋のお彼岸というとみなさまは何を思い浮かべますか?中秋の名月(月見)、
献花の彼岸花曼珠沙華)、ズバリの墓参り・・・あたりでしょうか?
お彼岸に食べるものの筆頭におはぎがありますが、このおはぎと牡丹餅の違い
についての記事を付けますのでご参考にしてください。
 
 
 
 
「おはぎ」と「ぼたもち」は何が違う? 秋分の日とお彼岸 知っておきたい基礎知識
 
秋分の日」は国民の祝日の一つで、2021年は9月23日です。昼と夜の長さがほぼ同じになる日で、この日を境にだんだんと日の出が遅く、また日の入りが早くなります。また、秋が深まっていくこの日はお彼岸の中日。お供え物の定番「おはぎ」や「ぼたもち」の違いなども解説します。
 
毎年同じ日ではない お彼岸との関係は?
 秋分の日は太陽が真東から昇り、真西に沈む一日。つまり、3月の春分の日と同様に昼と夜の長さがほぼ等しくなる日です。天文学上では太陽が秋分点を通過した瞬間を含む日とされ、国立天文台の「暦象年表」に基づき決定されます。したがって、必ずしも毎年9月23日になるとは限りません。
 
 毎年この日、宮中では歴代の天皇や皇族の霊をまつる祭儀が執り行われます。そこで1948年の「国民の祝日に関する法律」により、「祖先を敬い、亡くなった人々を偲ぶ日」として国民の祝日秋分の日が制定されました。
 
 また、秋分の日は「秋のお彼岸」の中日でもあります。秋のお彼岸は秋分の日の前後それぞれ3日間を含んだ1週間となり、2021年は9月20日が彼岸の入り(彼岸入り)、26日が彼岸の明け(彼岸明け)です。
 
 彼岸とは、仏教の言葉でいわゆる「あの世」のこと。仏様やご先祖様がいる迷いのない極楽の世界を意味し、西にあるとされています。反対に、迷いや煩悩に満ちた私たちが生きる世界を「此岸(しがん)」と呼び、あるとされる方角は東です。
 
 そこで、太陽が真東に昇り真西に沈む秋分の日は、春分の日と同様に「彼岸と此岸が最も近くなって通じやすくなる」と考えられました。そして、自分自身も極楽浄土へ近づくために、この時期に先祖の供養をする日本独自の風習につながったようです。
 
 この時期によく見かける花としてヒガンバナ彼岸花)があります。秋のお彼岸の頃に開花することが名前の由来と言われています。すっと伸びた茎先で、まるで空へ向かうように一斉に開く真っ赤な花が圧巻です。「地獄花」や「幽霊花」、「死人花」など不穏な別名もありますが、仏典では天上の花として「曼殊沙華(まんじゅしゃげ)」の別名で呼ばれ、めでたい花とされています。
 
お彼岸の中日でもある秋分の日は、先祖が眠る仏壇や仏具をきれいにして手を合わせたり、お墓を掃除してお参りしたりするのが一般的です。感謝の気持ちを伝え、供養して過ごします。この時にお供えするものの定番といえば「おはぎ」でしょう。餅をあんで包んだ甘いお菓子で、「ぼたもち」とも呼ばれています。
 
「おはぎ」と「ぼたもち」は、基本的に同じです。諸説ありますが、季節の花によって呼び名が変わるとされています。秋のお彼岸は「おはぎ(お萩)」。これはハギの花が咲く時期であることから付いた呼び名だとか。一方で春のお彼岸の「ぼたもち(牡丹餅)」は、ボタンの花が由来しているそうです。
 
 あんこの小豆は、色が赤いことから邪気を払って魔除けになるとされてきました。小豆の収穫は秋なので、秋のお彼岸の「おはぎ」には皮ごと使って粒あんにして用い、春のお彼岸の「ぼたもち」は収穫から時間が経ち固くなった小豆の皮を除いたこしあんを用いたという説もあります。また、形をそれぞれの花の形に見立てているという説も。
 
 おはぎやぼたもちの餅は、もち米とうるち米を混ぜて炊いたものを軽くついて丸めたもの。昔は、それぞれの家庭ですり鉢とすりこぎでつぶしたと言われています。通常の餅をつく時のように“ペタン”という音がしないため、隣近所にはいつおはぎを「ついた」かが分からないという意味で「隣知らず」とも呼ばれたとか。
 
 また、いつ「つ(着)いた」かが分からないことから“夜に着いた船”を連想して夏は「夜船(よふね)」とも、「つき」が分からないことを「月知らず」として“月が見えない北にある窓”に例えて冬は「北窓(きたまど)」とも呼んだそうです。同じ食べ物でも、こうして季節によって呼び名を変えて風情を楽しむとは粋ですね。
 
 地域性もありますが、現在は粒あんこしあんが一年を通して手に入るので特に区別することはなく、おはぎやぼたもちなどの呼び名で四季を感じる意識も薄れているように思います。今年の秋分の日は、お供え物のおはぎを味わいながら季節の移ろいを感じたいですね。祖先に感謝の思いを馳せながら。
 
鶴丸 和子
 
 
 という事で今日は大変なことになり始めた相撲に行ってみます。
 
 
 昨日の12日目(9月23日)は大波乱というか霊的重大事が発生しました。
当方、通常はいつものように3時ぐらいにBSNHKにチャンネルを変えます。
まだ十両の取り組みの初めの方ですからお客さんの入りも少なく、あまり
盛り上げらない取り組みがほとんどです。
 当方、勿論期待をして(ワンピー姐さんの登場)チャンネルを合わせたら、
途端にテレビ画面では行司の右となりぐらいの場所(今場所4回目の同席)
に何とワンピー姐さんがお座りになっていらっしゃるではないですか!
今場所4回目とは言え、よく登場してくれたものです。今開催時では5日目に
初登場、その結果として体たらくだった両大関が息を吹き返してくれました。
12日間で4回ですから少ないと言えば少ないですが、何時も何故同じ場所に
座れるのでしょうか(?)特等席ですが出来たら毎日座ってほしいものです。
 先に霊的重大事と言いましたが、昨日は驚天動地の取り組み満載となり、
当方的には嬉しい限りです。
 5時ぐらいまでは何時ものような取り組みで進んでいましたがこのあたりから
異変が起きます。まず、照ノ富士を追いかける一番力士の御嶽海が何時もの
ように軽く負けてしまい、大関で星取り具合も良好な正代があっけなく負けと
なりました。この時点で今場所もここまでで後に残った大関貴景勝もダメだろう
と思いきやここからがワンピー姐さんの威力発揮で、勝ちに転じカド番を脱出
してくれました。場所が始まってから3連敗だった時点ではもう誰もががっかり、
もう翌日から休場か(?)ぐらいに思っていましたが、やはりワンピー観音の
霊的御利益多大で強い大関に変貌を遂げてくれました。凄い力のワンピー
観音様です。それでも優勝争いに残っていた大関正代と関脇御嶽海はワンピー
姐さん御利益無しで軽く負けました。
 まあ、ここまでは通常の取り組み状況でしたが、最後の所謂結びの一番で
大波乱が起きました。(これは当方的には霊的としか言いようがありません)
何と、新関脇の明生が絶対的に強い横綱照ノ富士に土を付けました。
先の大栄翔に告ぐ大金星です。これで絶対的な優勝候補だった照ノ富士
2敗となり、これに次ぐ3敗力士が数人発生、優勝争いは混とんとして来ました。
 当方の気持ち的には今場所は照ノ富士に優勝させてあげたい…とも思いますが、
古傷の両足膝の状態も?だし、少し不安が発生してきたことに不思議は無くなり
ました。  それにしてもワンピー姐さん(観音様)の影響力は凄いものがあります。
つまらなかった取り組み・進行を一転させます。今場所は今日を入れて3日です。
出来たら毎日登場していただき奇蹟を生んでほしいものです。来場所(11月)は
遠方の福岡開催となるのでワンピー姐さんの現地観戦は厳しいでしょうが、何とか
数日間でも結構ですからご登場のほど切にお願いするところです!
 今場所の優勝の行方ですが、照ノ富士が2敗、3敗には遠藤他3名(全部で4名)
が頑張っています。当方的には遠藤に一番期待しますが(照ノ富士に勝てそう)、
まだ3日間ありますので優勝の行方は混沌としか言いようがありませんね。
 
 
 北の富士コラムに行きます。
 
 
 
 
 
◇23日 大相撲秋場所12日目(両国国技館
 
 何だかとんでもない事になりそうです。優勝は間違いなしと見られていた照ノ富士が、まさかの2敗目。それと負け方がいけません。
 
 明生の当たりを左胸で受けたが、腰がいつもより高い。明生は右から入って、すぐ左も差してズブリと2本差し。照ノ富士にいつもの冷静さが見て取れません。まわしが引けないまま左から強引な小手投げを打った。こんな雑な相撲は先場所から見た事がありません。
 明生は予期していたように、右から下手投げを打ちつつ寄って出る。がぶるように寄られた照ノ富士は完全に棒立ちとなり、残す腰はありません。明生のとどめの寄りに桟敷席まで押し飛ばされました。目を疑うような負け方です。明生は会心の相撲だったでしょう。
 今場所はあまり星は挙がってはいませんでしたが、前に出る力士の怖さを見せつけた一番でした。一方、照ノ富士の優勝の行方は混沌(こんとん)としてきました。
 
 霧馬山戦あたりから少し勢いが落ちてきたのではないでしょうか。大栄翔戦では一気の押しに敗れ、宇良にはしぶとく粘られた。そして、11日目の高安戦で一気に疲れが出てきたのではあるまいか。どうやら古傷の右膝を気にしていたのが気になるが、何もなければいいのだが。それだけが心配である。
 
 これで2敗の照ノ富士を3敗の4力士が追う格好になってきたが、今や照ノ富士絶対有利とは言えなくなってきた。照ノ富士は御嶽海と対戦するが、前に出てくる相手だけに何とも言えない。もしも、もし照ノ富士が敗れたら、そして優勝できなかったら、私は腹を切らねばならない。
 
 展望であれほど自信満々に照ノ富士以外の優勝は考えられないと宣言しているだけに、ただではすまないだろう。もちろん、腹は切ると血が出るのでとてもダメです。指を詰めるのはもう古い。それでは、頭を丸めますか。まさかこんな事になるとは…。相撲は難しい。だから、面白い。待ってください。まだ相撲が終わったわけではない。楽しくやりましょう。
 
 それから、宇良はもっと「北の富士カレー」を食べるといい。私は本日から食べ物の話はやめようと思います。旭川の弟から面白くないとクレームが付きました。ショックです。それでは失礼。
 
 (元横綱
 
 
  という事で今日はここまでです。では、また明日・・・・・