PNC会員へ・・・

会員のみなさま 1532                     後醍院 廣幸
 
おはようございます。本日は2021年10月10日(日)、現在は朝の7時ジャストです。
 
 早朝の時間ではやや曇り気味ですが、今日明日は晴天となり気温も夏並みを予想
しています。その後の12日・13日は雨マークが付いていますので洗濯や買い物などは
今日中にしておくべきでしょうか?
 
 コロナ感染数ですが、昨日あたりは少し前と比較すると信じられないくらい減少しています。
都で82人、大阪でも124人、全国では777人まで減って来ました。テレビのコロナ感染報道も
ほぼ無くなって、街には人が溢れて来たようです。当方などは次に来るであろう第6波の襲来を
心配し始めていますが、このままコロナ自体が終息に向かうという事はあり得ないのでしょうか?
 
 巣篭りの”毎日が日曜日”人間にとって、超暇な日々の連続はきついものがあります。
毎日、家に居て仕方なく見るテレビは超面白くなく、やはり読書に勤しむ以外に時間つぶしは
ありません。仕事を辞めてもう約9ヶ月半が経過していますが、この間はもちろん外飲みは
ゼロ(というか禁酒状態で飲み会はあり得ない)で、行楽で何処そこへ行く・・・もゼロです。
勢い、読書に時間を費やす以外無くなります。直近の本購入は市川駅構内の本屋かアマゾン
だけでしょうか!このアマゾンの宅配方式がどんどん変化します。少し前までは宅配で来て
ピンポンを押して手渡し・・・だったのが、黙ってポストに投函する→現在は玄関の前に置く・・・
に変化してきました。此の玄関置きはこの6日到着分からのようです。これは降雨の日でも
そうするのでしょうか?当然雨に濡れますので…不安です。
 
 
 今日は添付が多くなりますが始めます。
 
 
  まず、植草氏です。
 
 
植草一秀の『知られざる真実』」
 
                             2021/10/10
 
           共産手を引けば立憲実力が分かる
 
               第3050号
問題の核心は旧民主党、旧民進党立憲民主党の鵺(ぬえ)体質にある。
 
日本支配勢力の基本戦術は野党の分断。
 
反自公勢力を
 
共産党と共闘する勢力」
 

 
共産党とは共闘しない勢力」
 
に分断すること。
 
このために共産党に対する誹謗中傷が展開される。
 
旧民主党、旧民進党立憲民主党のなかに「水と油」が同居している。
 
共産党とは共闘しない」を掲げる勢力は「隠れ自公」。
 
戦争法制を肯定し、原発稼働を容認し、消費税増税を容認する。
 
民進党が「希望の党」騒ぎをきっかけに、
 
立憲民主党と国民民主党に分裂した。
 
この分裂が歓迎されたのは「水と油」の同居が解消されると期待されたから。
 
立憲民主党共産党とも共闘する方向を明確に打ち出して強固な野党共闘体制
を構築すれば政権奪還も可能になる。
 
これが、立憲民主党が期待された理由。
 
実際、選挙では共産党が支援して立憲民主党が多数議席を確保した。
 
ところが、その立憲民主党が先祖返りしている。
 
共産党とは共闘しない勢力が立憲民主党を振り回している。
 
2020年の京都市長選では立憲民主党共産党推薦候補を支援せずに自公と
手を組んで現職候補を支援した。
 
今回衆院総選挙でも立憲民主党共産党候補を支援せず、国民民主党の前原誠
司氏が出馬する選挙区の候補者を取り下げる。
 
背後に蠢(うごめ)くのはCIA。
 
自民党も「隠れ自公」の国民民主党候補当選には協力的だ。
 
共産党を含む野党共闘が脅威になるため、反自公陣営の分断を図っている。
 
問題は、立憲民主党を支配する枝野幸男氏、福山哲郎氏、泉健太氏がそろって
野党分断工作に関わっていること。
 
今回の衆院総選挙は実質的に任期満了。
 
昨年9月に菅内閣が発足した際、直ちに衆院総選挙が実施される可能性があっ
た。
 
野党陣営が共闘体制を固めて、候補者調整を完了しなければならない時期だっ
た。
 
それから1年経過している。
 
政策を基軸に党派を超えて強い連帯を構築する。
 
これが「政策連合」の考え方。
 
「政策連合」を確立し、候補者一本化を少なくとも1年前には完了していなけ
ればならなかった。
 
ところが、その候補者一本化がほとんど進展していない。
 
政策協定の締結した陣営で、新たに候補者を擁立するなら、空白選挙区を優先
するべきだ。
 
「政策連合」が候補者調整委員会を立ち上げて、具体的に候補者一本化を協議
してきていなければおかしい。
 
ところが現実にはどの党とどの党が共闘するのかさえはっきりしない。
 
今月末には衆院総選挙が投票日を迎えるのだ。
 
連合の新会長に就任した芳野友子氏は「共産党の閣外協力はあり得ない」と発
言。
 
連合が野党分断推進勢力に支配されている現実が改めて鮮明になった。
 
立憲民主党共産党を含む野党共闘を強固に打ち立てるのか。
 
それとも、共産党とは共闘しないのか。
 
はっきりするべきだ。
 
共産党と共闘しない」主張を明示しているのは国民民主党
 
旧民主党、旧民進党立憲民主党
 
共産党と共闘する勢力」と「共産党とは共闘しない勢力」とに分かれるべき
だ。
 
そして、基本政策を共有し、共産党とも共闘する勢力が一つにまとまり、候補
者一本化を進めるべきだ。
 
共産党立憲民主党候補の支援をやめれば、立憲民主党議席を大幅に減ら
す。
 
本当に必要な野党抜本改革を実現するには鵺の立憲民主党の解体的出直しが必
要だ。
 
東京8区にれいわ新選組山本太郎氏が出馬するとの表明を行った。
 
立憲民主党の吉田晴美氏が出馬を予定していた。
 
「政策連合」は吉田氏が小川敏彦参議院議員の秘書を務めている時点から吉田
氏と交流がある。
 
2017年衆院総選挙に出馬された。
 
今回総選挙での当選を目指して地道に活動を続けられてきた。
 
山本氏は事前調整が済んでいるとしているが、何よりも重要なことは出馬を予
定している候補者本人との調整を完了すること。
 
この点が明確でない。
 
れいわ新選組が出馬を予定している選挙区で反自公の候補者出馬が予定されて
いなかった選挙区は安倍晋三氏の山口4区だけ。
 
他の選挙区はすでに立憲、共産の候補者が出馬を予定していた選挙区ばかり。
 
反自公陣営が複数候補を擁立すれば自公が有利になることは火を見るよりも明
らか。
 
このため、時間をかけて候補者調整を進めてこなければならなかった。
 
ところが、現時点で、ほとんど何も進んでいない。
 
最大の問題は野党第一党立憲民主党が基本方針を定めぬこと。
 
共産党と共闘しない」と主張する者がいてもいい。
 
しかし、
 
共産党と共闘する」と主張する者と
 
共産党とは共闘しない」と主張する者とが
 
同居することが問題なのだ。
 
国民民主党が「共産党とは共闘しない」方針を明確にしているのだから、「共
産党と共闘しない」ことを主張する者は国民民主党に移籍すべきだ。
 
他方に「共産党と共闘する」ことを主張する者がいる。
 
この主張の者だけで集結すべきだ。
 
もう一つの問題は連合。
 
連合は大企業御用組合の「六産別」と本来の労働組合の同居体。
 
「六産別」が「共産党とは共闘しない」と叫んでいる。
 
したがって、連合も
 
共産党と共闘する勢力」
 

 
共産党と共闘しない勢力」
 
に分かれるべきだ。
 
旧総評系の組合の声が何も聞えない。
 
連合傘下の労働組合に所属する労働者は約700万人。
 
日本の総就業人口の1割でしかない。
 
「連合六産別」所属の労働者は労働者全体の6%しかいない。
 
この6%が野党陣営を振り回していることがおかしい。
 
立憲民主党が迷走を続ける主因は枝野幸男氏の迷走にある。
 
枝野氏が福山氏とともに実質的な独裁体制を敷いている。
 
泉健太氏も国民民主党と親和性が高く、共産党との共闘に背を向けている。
 
旧民主党、旧民進党と同様に立憲民主党の解体的出直しが必要だ。
 
現在の立憲民主党に代わる野党の核が必要である。
 
菅内閣がどれだけ失点を稼いでも、立憲民主党の支持率が上昇することはな
かった。
 
立憲民主党が日本政治刷新を求める主権者の声にまったく寄り添ってこなかっ
たことが主因。
 
枝野氏は日本支配勢力の顔色を窺っているのだろう。
 
CIAは野党第一党共産党と強固な共闘体制を構築することを何よりも警戒
している。
 
彼らにとっての「悪夢」は鳩山由紀夫内閣の再来だ。
 
共産党と強固な共闘体制を構築する野党第一党は、いつでも政権奪取の可能性
を保持する。
 
これを妨害するためにあらゆる工作活動を展開している。
 
その工作活動が大きな成功を収めているのが現在の状況である。
 
 
  次に鎌田實先生の論考です。
 
 
 
 
 
鎌田實、48歳の時に陥った「中年危機」。仕事ばかりの生活から離れ、今は「筋活・骨活・たん活」の毎日です
 
婦人公論.jp
諏訪中央病院に赴任し、長野県を日本一の長寿県へと導いた医師の鎌田實さん。多くの人の命を救ってきた名医も、仕事に邁進するあまり不調に悩んだ時期があるといいます。鎌田さんが行き着いた、一生元気で楽しく暮らすための<知恵>とは──(構成=島田ゆかり 撮影=本社写真部、邑口京一郎)
 
◆生き方を考えさせられた「中年危機」
 
ピンピンひらり。これが、私が目指す生き方です。生きている間はピンピンと元気に過ごし、そのときが来たらひらりとあの世に行く。私は長生きをしたいというよりも、生きている今を充実させたいと思っています。
 
今年(2021年)で73歳になりましたが、大好きなスキーはいくつになっても続けたいし、80歳になってもライブハウスに行きたい。90歳になっても旅行をしたいし、レストランで好きなものを食べたい。そのために、日々養生をしながら暮らしているわけです。
 
若い頃はとにかく忙しく、仕事三昧でした。30代で諏訪中央病院の院長に就任し、盆暮れ正月休みなく365日働く毎日。当時、病院は多額の赤字を抱えており、また地方病院にはよくあることですが医師も足りない状況でした。その赤字病院を必死で再生させ、全国から医師が来てくれる「マグネット・ホスピタル」へと生まれ変わらせたのです。さらに、地域包括ケアの仕組み作りにも奔走し、今では長野県は長寿で医療費の安い地域になっています。
しかし週末も休まずに働き続けた結果、私は48歳の時に「中年危機(ミッドライフ・クライシス)」になってしまいました。これは中年期の約8割の人が陥ると言われている心理的危機。
 
40代になると自分の頂点が見えてきて「自分はこの程度か」と思ったり、「このままではいけない」と焦り始めたりするものです。女性の場合、子育てが終わったときに見られる「空の巣症候群」もそのひとつでしょう。役割喪失にともなって、うつ症状や不安に襲われる。私はパニック障害を患い、頻脈、冷や汗、睡眠障害などに2年間悩まされました。
 
◆筋肉を減らさず好きなことをして生きる
 
原因のひとつが仕事ばかりの生活です。このままではいけないと思い、日曜日の午前中は休みを取ろうと決めました。大好きなスキーに出かけ、リフレッシュするつもりでしたが、いざ滑ってみると足腰が驚くほど弱っていたのです。体重も73kgくらいだったのが80kg近くまで増加しており、これから迎える老年期に危機感を覚えました。
 
とくに実感したのは筋力の低下。そもそも、人間は40代を過ぎると、年々筋肉量が減っていくものなのですが、日々のストレスと運動不足も相まって、50歳の頃の私は絶不調。もうこのままの暮らしを続けるわけにはいかないと悟ったのです。
 
そこから6年間は、食事や運動などの生活改善とともに、今後どう生きるかを考え直す時期でした。自分は何が好きなのか、何が楽しいのか、何をして生きていきたいのか、自問自答の日々。
 
結局52歳で院長を退任し、56歳の時、病院を退職しました。訪問医療は好きなジャンルだったためパート医として継続し、NPOを立ち上げて、被災地支援や難民キャンプでの診療支援を行っています。また、子どもの頃から文章を書くのが好きだったので、執筆活動にも時間を割くように。今では15本の連載と5冊の書籍出版が同時進行中。書くことは私にとって楽しみなのだと再確認しています。
 
実は今年6月に心臓のカテーテルアブレーション(カテーテル心筋焼灼術)という手術を受けました。数ヵ月前から不整脈が気になり始め、心電図をとったところ「発作性心房細動」だったことがわかったのです。これは脳梗塞のリスクが高くなる症状で、寝たきりになりかねません。主治医と相談したところ、術後は運動もできるということで、自分で納得して治療を受けました。今は運動を再開できるほど元気ピンピンです。
 
心を快適にして体を動かす。これが私にとって不可欠であり、最高の養生ライフでもあります。長年の試行錯誤を経て自分でも毎日実践する養生訓をご紹介します。みなさんも取り入れてください。
 
◆わたしの養生訓(1)
1日数分の運動で「筋活」「骨活」を行う
 
筋肉を鍛える「筋活」は、ピンピンひらりを叶えるために最も重要です。ジムに行って筋トレをするのでも構いませんが、自宅での自重(自分の体重を使う)筋トレでも十分。
 
私は1時間ごとに3分を筋トレタイムに充てています。8時間デスクワークをしていたら3分×8回で30分弱筋トレができる。これならわざわざトレーニングの時間を捻出しなくてもいいし、むしろ気分転換になって仕事もはかどります。テレビのCM中なども絶好の筋トレタイムです。
 
私は常に20種類くらいのメニューを用意し、順番に行っていますが、今回は狭いスペースでもできるおすすめの3つをご紹介しましょう。ワイドスクワットは脚、ドローイングは腹筋を鍛えます。鎌田式かかと落としはふくらはぎや脛の筋肉強化だけでなく、骨粗しょう症予防にも。元気に歩き続けるためには、筋肉だけでなく骨も大切なので、「骨活」として取り入れてください。
 
◆わたしの養生訓(2)
すきま時間でも効果的な「速遅歩き」
 
歩くことは有酸素運動になり脂肪を燃焼するだけでなく、認知症予防や骨の強化にも役立ちます。私は1日4000歩、週に2回は8000歩を目標にしています。朝、家の前の道を歩いたり近所の蓼科湖畔へ散歩に行ったり。
 
とはいえ「忙しくてウォーキングする時間がない」という人もいるでしょう。そこで私が考案したのが「速遅歩き」です。いつもより歩幅を10cmくらい大きめにしながら、速歩き3分、遅歩き3分を2セット。それに速歩きを3分プラスして、15分で終了です。買い物に行くときや駅までの移動などに、この歩き方を意識してみてください。
 
1日4000歩に速遅歩きを追加するのがおすすめです。歩数計だけでなく、今はスマートフォンなどでも簡単に歩数がカウントできます。持ち歩くようにすると歩く意欲も湧いてきますよ。
 
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最終更新:10/7(木) 12:31
婦人公論.jp
 
◆わたしの養生訓(3)
たっぷり「たん活」で筋肉の材料を摂る
 
「たん活」とは筋肉の材料となるたんぱく質をしっかり摂ること。厚生労働省が定めている1日の推奨量は成人男性60g、女性50gですが、私は、筋肉量を増やして「貯筋」をするために体重(kg)×1.2g摂ることをおすすめしています。
 
私の体重が約70kgなので1日に摂りたいたんぱく質の量は84g。肉や魚は種類によってたんぱく質の量が若干異なりますが、だいたい100gに対し、たんぱく質が20g含まれると換算しています。すると、1日に約400g、たんぱく質を含む食品を摂ることに。
 
ふだんから私は、昼に鶏肉(100g)を食べ、夜は肉と魚を両方(200g)。それに卵2個、納豆、チーズ、高野豆腐などで目標達成しています。高野豆腐は長野県ではなじみの食材で、たんぱく質を摂るのにおすすめ。粉状にした「粉豆腐」というものもあり、ハンバーグに混ぜるなど手軽に使えます。粉豆腐に冷凍のホタテ、豚肉、キャベツを入れたお好み焼きは最高です。
 
◆わたしの養生訓(4)
野菜はたっぷり、ジュースで簡単に
 
野菜にはビタミン、ミネラル、食物繊維、抗酸化力の高いポリフェノールなどが含まれます。体の機能を正しく維持していくために不可欠な食材です。最近は野菜不足が問題となり、動脈硬化や糖尿病、高血圧など生活習慣病の原因にも。1日350gはしっかり食べるようにしたいものです。
 
わが家はトマトやセロリ、なす、オクラなど野菜を7~8種類育てていて、朝はジュースにして飲むようにしています。野菜220gに豆乳やヨーグルト、えごま油、果物を少し入れるだけ。あるもので作るので簡単です。
 
お昼は大皿いっぱいの野菜を電子レンジでチンして、夏はそうめん、冬は温麺と一緒にいただきます。市販のめんつゆに煎りごまをたっぷり入れて、つけ汁にしていただくとおいしいですよ。
 
夜はたんぱく質メインで副菜に野菜を少し。朝にたっぷり野菜を摂っているので、これで十分です。
 
◆わたしの養生訓(5)
趣味やスポーツで「快感」を得る
 
人間は、体を動かして汗を流すと心も整います。これは、「中年危機」のつらい2年間を経験したうえでの実感です。私は、冬はスキー、夏はテニスを楽しんでいますが、今はコロナ禍でなかなか叶いません。その代わり、スポーツカーでドライブに。これは田舎暮らしの特権だと思いますが、美しい森の中や湖畔を走ると気分爽快です。快感ホルモンが出てくると、人間は生きる力が湧き出て、チャレンジする意欲も湧いてきます。感情のコントロールもしやすく、認知症対策にも。楽しい時間を過ごすことはとても大事なのです。
コロナ禍で制約の多い毎日ですが、できるだけ自分が「楽しいと思えること」を選ぶようにしましょう。そうすれば、この先ピンピンひらりの人生が待っていますよ。
 
<鎌田流>毎日のちょこっと運動
 
\健康長寿の近道/
ワイドスクワット
 
太ももの大きな筋肉を鍛えることで、若返り物質「マイオカイン」を効率よく分泌
 
1) 両足を肩幅より10cm程度広げてまっすぐ立つ
 
2) 両手を胸の前で組み、足を外側に開いたままゆっくりとお尻を下ろす
 
3) 太ももが床と平行になったらゆっくりと元の姿勢へ戻す。これを10回続ける
 
\シンプルだけど効果大/
ドローイング
 
フレイル&メタボ対策におすすめ。美脚・美尻効果もあり
 
1) 息を吸いながらおなかを引っ込めて、その状態を保ちながら息を吐く。両手を持ち上げ、後ろに引くようにして頭の後ろで合わせる
 
2) おなかとわき腹の筋肉を意識しつつ1分歩いたら、ゆっくり呼吸を整えて普通に1分歩き、再びおなかを引っ込めて1分歩く
 
\キッチンで料理の合間に/
鎌田式かかと落とし
 
骨を強化して骨粗しょう症対策に。つま先を上げる動作で脛の筋トレにも
 
1) テーブルに軽く手を置き、背筋を伸ばして立つ
 
2) かかとをつけたままつま先を上げて3秒キープ
 
3) つま先を下ろしたらすぐにかかとを上げ、背筋を伸ばし3秒キープ
 
4) 最後に「ストン!」とかかとを床に落とす。これを10回繰り返す
 
(構成=島田ゆかり、撮影=本社写真部、邑口京一郎)
鎌田實
 
 
 そして、毎週末の御三方のコラムとなります。
 
 
① 敵菜収
 
 
 
またか? “山師”小池百合子と「ファーストの会」の役割、ここぞというときは大嘘をつく
 
公開日:2021/10/09 06:00 更新日:2021/10/09 06:00
 
「皆さんがなにやら動いておられるということについて、私は関与・関知しておりません」と、小池百合子都知事(C)日刊ゲンダイ
 
 小池百合子が特別顧問を務める地域政党都民ファーストの会」の荒木千陽代表が、記者会見を開き、国政政党「ファーストの会」を設立すると発表した。
 
  次の衆院選で東京を中心に候補者を擁立するという。小池は「都民ファーストの会の皆さんがなにやら動いておられるということについて、わたくしは関与・関知しておりません」と繰り返したが、いつも通りの嘘だろう。
 
  荒木は、結党に向けて小池と相談し一緒に党名を決めたと言っている。ここで嘘をつく必要もメリットもない。要するに小池は明白に「関与・関知」してきたわけだ。
 
  2017年にも「(国政進出の)予定はございません」と言い、舌の根も乾かないうちに国政政党「希望の党」を立ち上げた。小池の人生を振り返ってみれば、ここぞというときは必ず大嘘をつく。言葉が軽いというより言葉の価値そのものを認めていないからだ。
 
  だから原発推進派なのに「脱原発」を打ち出したり、「軍事上、外交上の判断において、核武装の選択肢は十分ありうる」といった過去の発言を公式サイトから削除したりもする。基本的にはその場しのぎ。舌先三寸で世の中をけむに巻き、魑魅魍魎がはびこる政界で生き延びてきた山師である。
 
  前回の衆院選野党共闘を潰したのも小池だった。民進党代表(当時)の前原誠司をそそのかし、合流を決断させた後に、民進党出身者の公認に関し「安全保障や憲法観といった根幹部分で一致することが必要最低限だ」「(政策が一致しない場合には)排除する」と発言。結果、民進党は希望、立憲民主、無所属に3分裂した。
 
  自民党幹部は小池と前原の“工作”を大絶賛。
 
「小池と前原には足を向けて寝られない。負け戦を勝つことができただけではない。最大野党の民進党を解体して野党連合を破壊し、再び自民党長期政権の道筋をつけてくれた」(「週刊ポスト」17年11月3日号)
 
  首相補佐官(当時)の衛藤晟一も「小池百合子さんのおかげで、民進党が真っ二つになった」と発言(2017年10月25日)。
 
  選挙で希望の党は惨敗したが、小池は野党候補の乱立が安倍政権を利したのは「結果として否めない」と発言(同10月22日)。よく言うよ。
 
  “第三極”を自称する与党の補完勢力には注意が必要だ。
 
 
 ② 井筒和幸
 
 
さて総選挙「テキトー内閣」と貧乏庶民の対決だ…民主主義は多数決でしかない
 
公開日:2021/10/09 06:00 更新日:2021/10/09 06:00
 
 先週、「日本人はラジカル思考に返って、一回、何もかも解体してゼロからやり直したらどうだ。世の中どん詰まってるぞ」と書いた。そのうち、岸田新内閣もどん詰まるのだろうか。森友文書改ざんも桜を見る会も絶対、放ったらかしにするはずだ。
 
  今こそ、野党連合は結束して、それらを糾弾し、月末の総選挙でこの「テキトー内閣」を転覆させないとしばらくチャンスは巡ってこないだろう。立憲民主党は、年収1000万円までの人は所得税を1年間免除し、消費税も減らしますと言い切っている。ほんとに実現できるなら、間違いなく圧倒的多数の者が小躍りして喜ぶはずだ。それは金持ちやプチブルの思惑と違う、貧乏庶民の気持ち、ほんとの民意のはずなんだろうが……。
 
  多くの貧困層がいくらそれを願おうが、代議士たちの頭数で何でも決まってしまう代議制民主政というのも元から眉唾もので、多数なら何だろうと通ってしまうのが現実だ。あの差別主義者トランプだってそのシステムで選ばれ、その理屈で追い出されたのだ。
民主主義は多数決でしかない。正論から外れようと多数の民意がまかり通る。でも、2000年前の民主政発祥地の古代ギリシャじゃ、多数決も「それは変だぞ。独裁だ」と混乱したとか。それで、怒鳴り合って殺し合うよりマシだし、話をして決を取ろうとなり、今まで続いてきたのが民主政というわけだ。
 
  中国政府は、民意など問題外だ。総裁選ゲームに皆が気を取られてるうちに、中国は芸能界への取り締まりを強化した。低俗で下品な娯楽番組を片っ端から排除し(それじゃ日本のお笑い番組やヤクザ映画なんか売れるわけがないか)、「共産党や国家から心が離れている」芸能人はテレビ、ラジオ出演禁止という恐ろしいお触れだ。いつも中国のことを思ってろ、道徳的で愛国心がないやつは干すぞというのだ。10年前のアベ政権の“美しい国づくりの改憲草案”を思い出すが。精神だけでなく、スタイルや衣装、メークも取り締まる。おまけに「おねえタレント」も出演禁止だと。
 
 日本のおねえらが北京や上海にロケに行くのもダメなのか、逮捕されるのかな? 有名タレントの脱税摘発も続いている。儲けていた芸能プロが何百社も廃業したとか。大学を出ても官僚や企業のエリートコースから脱落して、芸能界に入って高額ギャラを稼ぐ者を、政府は気に入らず、国民全体が豊かになる「共同富裕」なんていう目標の見せしめにしてるようだ。
 
  まるで毛沢東の忌まわしき「文化大革命」だ。元から表現の自由などない国だが「おねえ」まで排除されてはいよいよ終わりだ。習独裁政府に、チャン・イーモウ監督や映画人は何も抗議しないのか。香港の若者もおとなしくなった。こんなことは社会主義の本質じゃないのに。怖い国だ。
 
  さて、総選挙。これは「テキトー内閣」と貧乏庶民の民意の対決だな。
 
 
 ③ 三枝成彰
 
 
 
 
日本の豊かさはどこへ? もはや「ナンバーワン」になれる可能性は消失した
 
公開日:2021/10/09 06:00 更新日:2021/10/09 06:00
 
 まず、別表のランキングを見ていただきたい。このランキングを見て、どうお感じになるだろうか?
 
  日本が「一億総中流」と言われていたのは1970年代の話だが、それから約50年が経過したいま、現実を見れば、そのイメージはもはや幻想の領域に近くなっている。
 
  日本のGDPアメリカと中国に次いで世界第3位……というのは、名目上は確かに正しい。実質的な国の豊かさを示す国民1人当たりの購買力平価で考えると、日本は世界30位。ドイツ、フランス、イギリスに及ばず、韓国にも抜かれているのが現実だ。
 
  OECD経済協力開発機構)の統計によると、世界各国の平均賃金は円ドル換算で約546万8000円。1位のアメリカが771万7000円なのに対して、日本は27位で428万3000円。アメリカの半分強しかなく、世界の平均にすら届かない。韓国の平均賃金も466万6000円で日本をしのいでいる。
 日本より下はスペイン、イタリア、東欧諸国にギリシャ、チリ、メキシコなど。「GDPでは世界3位なのだから」と安穏としていられない現実が、ここにある。
 
  一部の富裕層を除き、国民の大多数は、いまの生活が豊かだと感じてはいないはずだ。
「東京貧困女子。」というマンガを読んだ。これが実に切なく、いたたまれなくなる内容だった。学費を稼ぐために風俗で働く女子大生、災害で実家からの仕送りが途絶え、やむを得ず同性に体を売る男子学生、生活保護を受ける条件に適合せず、子どもたちを抱えて悩むシングルマザーなど、“貧困”をめぐる無残な現実を描き出している。これを読めば、私たちのすぐそこにある“貧困”を、感じることができるだろう。
 
  このGDPのランキングにある現実を、多くの人は知るべきだ。日本の豊かさはどこにいったのか。もはや取り戻すことはできないのか。日本はいったいどこで間違ったのか。
 
 国の舵取りを担う政治家や官僚には、“貧困”という見えない網にとらわれて苦しんでいる人たちを決して見捨てず、救い上げる手段を探り、早急に講じてもらいたい。
 
  日本人が本来持っていたはずの「ナンバーワン」になれる可能性を再び芽吹かせるために、私たちは何をすればいいのだろうか。
 
 
 添付が長くなったので量子物理学は明日以降にして、此の間の地震について
の記事にします。何かしら、怖そうな気配が漂ってきたようです・・・
 
 
 
 
 
10.7震度5強の揺れは予兆か…“プレート跳ね上がり巨大地震”の年内列島直撃を専門家が危惧
 
舎人ライナーは脱線(C)日刊ゲンダイ
「とうとう来たか」とギョッとした人も多かったのではないか。首都圏で最大震度5強を記録した7日の地震。これまで50人を上回るケガ人が確認されている。
 
災害時に愛猫の避難はどうすれば…「ペット同室避難」の必要性
 
 気象庁の束田地震津波監視課長は「内閣府が想定する首都直下地震より(震源が)深く、規模がマグニチュード5.9と小さい」と語った。確かに、首都直下ではないとみられるが、この地震は最大限の警戒が必要だ。巨大地震の前触れの可能性があるからだ。
 
 今回の地震は太平洋プレートとフィリピン海プレートの境界で起きたとみられる。立命館大教授の高橋学氏(災害リスクマネジメント)が言う。
 
「現在、太平洋プレートの動きがとても活発で日本列島周辺の他のプレートをグイグイ押している。押されたプレートが耐えきれなくなり、跳ね上がると巨大地震につながりかねません。7日の地震は巨大地震の前に起きるM4~6クラスの前震である可能性があります。実は最近、そのような地震が各地で発生しています。いつ巨大地震が起きてもおかしくありません」
インフラ老朽化で大きな被害に
 
巨大地震はいつ起きてもおかしくない(2018年の北海道地震)/(C)共同通信社
 先月29日に日本海震源なのに太平洋側の福島が揺れた地震(M6.1、最大震度3)、6日の岩手県沖(M5.9、最大震度5強)、大隅半島東方沖(M5.5、最大震度4)は、いずれもプレートの境界付近で起きている。巨大地震の前兆かもしれない。
 
 M7以上の“プレート跳ね上がり型地震”が陸上で起きれば、震度5強では済まない。沖ならば、大きな津波の懸念もある。
 
「1960~70年代に整備されたインフラは、更新されずに老朽化したままのケースが少なくありません。崩落した和歌山の水道橋もそのひとつです。巨大地震に見舞われれば、さまざまなインフラで想定以上の大きな被害が生じる可能性があります」(高橋学氏)
 
 7日の地震で震度4を記録した千葉・市原市では養老川にかかる水管橋が破損して水が噴出。
 
 この水管橋は設置から41年が経過しているという。
 
 年末に向けてプレート跳ね上がり型の巨大地震が襲ってくるのか。
 
 
     では、また明日・・・・・