PNC会員へ・・・

会員のみなさま 1585                       後醍院 廣幸
 
おはようございます。本日は2021年12月2日(木)、現在は朝の7時5分です。
 
 今日も好天でこれは後3日ほどは続くようです。
当方、指先に出来たあかぎれが2か所あり、PCのキーボード入力にも支障を
来すような痛みが発生して往生しています。
 
 コロナ感染数ですが、都で21人、大阪で13人と出て全国では121人となって
いますが、このくらいなら普通に生活しても大丈夫な状況でしょうか(?)。
昨日でも1日中新型のウイルスであるオミクロン株の感染状況ばかりが報道の
全てのような様相となっています。当方は政府の水際作戦だけで充分な対応が
出来ると思いますがどうでしょうか??
 
 毎日ほゞやることのない巣篭りの”毎日が日曜日”人間の当方ですが、本日は
市川駅まで足を延ばし、坂内の喜多方ラーメンを食して、本屋で来年度の手帳と
新書を少し物色する予定です。その前にリハビリと”じゅんさい池1周ウォーキング”
には行ってきます。
 
  本日は植草氏のコラムと量子物理学だけが添付資料です。だんだんご披露する、
したくなるニュースや記事が無くなって来つつあります。これは当方のやる気の問題
なのか、世間的に食らいつきたくなるニュースが激減しているのか???です。
 
 
植草一秀の『知られざる真実』」
 
                            2021/12/01
 
           立憲民主党の今後に期待されること
 
    第3093号
日本国憲法前文に次のように記している。
 
「日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、(中
略)主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。
 
そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由
来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受
する。」
 
「国民が正当に選挙された国会における代表者を通じて行動する」
 
のである。
 
「国政は国民の厳粛な信託によるもの」。
 
他方、政党は「共通の政治的目的を持つ者によって組織される団体」。
 
国民が各個人の考えを代弁する政党に所属する候補者や政党そのものに投票す
る選挙を通じて政治が行われる。
 
政党のために国民が存在するのではなく、国民のために政党が存在する。
 
より正確に言えば、国民が自らの望む政治を実現するために政党を組織するの
だ。
 
国民のための政党であって政党のための国民ではない。
 
立憲民主党がこの基本を理解しているか疑わしい。
 
立憲民主党泉健太氏を新代表に選出した。
 
立憲民主党は先の衆議院総選挙で惨敗した。
 
立憲民主党と国民民主党はかつての民主党民進党が離合集散を繰り返して創
設されたもの。
 
このグループの2017年選挙と2021年選挙での獲得議席数は以下のとお
り。
2017年「立憲+希望」 選挙区36  比例69
 
2021年「立憲+国民」 選挙区63  比例44
 
立憲民主党議席は改選前が109だったが、今回総選挙で96に減らした。
 
選挙区で議席を大幅に増やしたが比例代表議席を大幅に減らした。
 
選挙区で議席を増やした要因は野党共闘にある。
 
共産党が候補者擁立を取り下げて立憲候補者の支援に回った。
 
この結果として多数の議席を確保した。
 
他方、比例代表選挙結果は立憲民主党の実力を示す。
 
立憲民主党は支持を大幅に失い、比例代表議席を大幅に減らした。
 
比例代表選挙で全有権者の何パーセントが投票したのかを示す絶対得票率を見
ると
 
2017年 2021年
 
「立憲+希望」 20.0%
「立憲+国民」       13.7%
 
「維新」     3.3%  7.8%
 
共産党」    4.2%  4.1%
 
になっている。
 
「立憲+国民」が得票率を大幅に下げ、「維新」が大幅に得票率を上げたこと
が分かる。
 
泉健太氏は共産党との共闘に否定的な姿勢を示す。
 
共産党との共闘はあり得ない」とする連合と足並みを揃えている。
 
次の選挙で立憲民主党共産党との共闘を排除するなら、立憲民主党は選挙区
でほとんど議席を確保できなくなるだろう。
 
参院選について野党候補を一本化することが望ましいとしているが、基本政策
を共有せずに候補者を一本化することは正当でない。
 
「野合」そのものだ。
 
連合の主張は、戦争法制容認、原発稼働容認、消費税増税容認の色彩を色濃く
持つ。
 
共産党との共闘をあり得ないとする主張は「守旧勢力」の主張そのもの。
 
立憲民主党がこの方向を明確にするなら、支持者は激減し、次の総選挙でさら
に惨敗の度合いを強めることになるだろう。
 
重要なことは、自公政治刷新を求める主権者の層が極めて厚いこと。
 
戦争法制排除、原発稼働ゼロ、消費税減税・廃止を求める主権者が多数存在す
る。
 
この主権者は共産党との共闘を排除しない。
 
立憲民主党が守旧政党としての性格を鮮明にすると、自公政治刷新を求める主
権者の意思を代弁する中核政党が不在になる。
 
守旧政党としての性格を露わにする立憲民主党に国政を委ねることはできな
い。
 
この意味で日本の主権者は自らの政治的主張に寄り添う、信頼できる確かな野
党を創設する必要に迫られている。
 
立憲民主党代表選結果が今後の最大課題を明らかに示している。
 
国民の信託を受けて政治を行うには、基本方針、基本路線を明らかにすること
が不可欠。
 
立憲民主党野党共闘を否定しながら、共産党の大きな選挙協力の果実だけを
しっかり享受した。
 
この「二枚舌」体質に問題がある。
 
野党共闘を否定するなら選挙協力の恩恵を受けない。
 
選挙協力の恩恵を受けるなら、真摯な姿勢で共闘体制を構築する。
 
正々堂々とした姿勢が必要だ。
 
共産党との共闘を否定する考えがあってもよい。
 
戦争法制を容認し、原発稼働を容認し、消費税増税を容認する考えがあっても
おかしくはない。
 
しかし、他方に、共産党との共闘を肯定する考え方がある。
 
戦争法制を否定し、原発稼働を否定し、消費税減税・廃止を求める考えがあ
る。
 
この考え方ももちろん存在する。
 
重要なことは相容れない考え方をひとつの政党のなかに同居させないこと。
 
選挙で有利な結果を得るために二枚舌を使うことは「正義」の概念に反する。
 
泉健太氏には「守旧政党」としての立憲民主党の性格を鮮明にすることが期待
されている。
 
立憲民主党の代表選で痛切に感じられたのは、主義主張の相違を明確にして、
新しい方向を明確に打ち出す姿勢が皆無だったこと。
 
相容れない考え方、方針が存在するのに、そのことを分かりやすく摘示せず、
うわべだけきれいごとを並べた。
 
共産党との共闘に関する考え方は真二つに割れていたはずだ。
 
ところが、そのことを明確にしようとしない。
 
国会で政府を追及するときには政府に明確な答弁を求める。
 
白か黒かはっきりしろと言う。
 
ところが、自分たちの問題になると、白も黒も言わない。
 
すべてがグレー。
 
総選挙では共産党が候補者を取り下げて大きな協力をした。
 
協力をするからには基本政策を共有する必要がある。
 
実際に、野党各党は基本政策を共有し、その確認も行った。
 
その上で、共産党などの野党各党が選挙協力に応じた。
 
ところが、枝野幸男氏は野党共闘を否定する発言を続けた。
 
共産党に対する敬意と感謝の意思表示すらなかった。
 
これでは野党共闘を維持できるわけがない。
 
基本理念、基本方針が多種多様であるのは当然のこと。
 
重要なことは基本理念、基本方針を共有する者が政党を組織することだ。
 
真逆の理念、方針を同居させて、うわべだけ取り繕うべきでない。
 
このことは連合にも言える。
 
旧総評系組合、旧同盟系組合が軸になって連合が作られた。
 
しかしながら、現在は、旧同盟系組合が支配権を握っている。
 
支配権を握った大企業御用組合連合会である「連合六産別」が連合のなかで我
が物顔に行動する。
 
このことに対して旧総評系の組合が無言ではいけない。
 
戦争法制を容認し、原発稼働を容認し、消費税増税を容認する守旧勢力と袂を
分かつべきだ。
 
もっとも尖った存在でなければならない政治家や労働組合の主導者が事なかれ
主義、馴れ合い談合に陥っている。
 
立憲民主党は守旧勢力としての性格を先鋭化させるべきだ。
 
そのことによって立憲民主党支持者は激減するはずだ。
 
このなかで、新たな信頼できる革新政党を立ち上げることが必要不可欠だ。
 
立憲民主党代表選が野党再編の引き金になることが期待されている。
 
 
 
 次に量子物理学です。 E・ラズロは述べる。
 
  今出現しつつある量子学の洞察に照らし合わせてみると、宇宙は単なる物質が集合しただけのものではなく、むしろ生きた生命体に似ている。私たちが宇宙と呼ぶリアリティは、継ぎ目のない全一体であり、途方もない長い宇宙的な時間にわたって進化を続けた生命であり、それによって人の精神や意識が出現する条件を生み出し続けているのだ。
 
  時間とは「何か?」
 
 ウスペンスキーは「時間の神秘こそ明らかにされるべき最初の神秘であるという事実を理解することが、知的手段によって宇宙意識を発達させるための第一歩」と述べている。
 
 単純に時間に対していえることは、我々を含めた宇宙の万物は「何か?」に対して動いている。
 あるいは「何か?」が万物に対して動いている。その「何か?」が時間となるだろう。
 古くから「重力」と「時間」は表裏一体と直観されてきたが、たしかに共通点も多い。
 「重力」は地球上の万物を支配下に収め、常に束縛して離さない。
 時間も同じで、両者を具現させている源泉は同じ「何か?」となろう。
 そう、両者を具現させている「同化の原理」で、宇宙全体を占める空間の物性(エーテル)パワーだったのである。
 宇宙の万物は、どこに位置しても常に宇宙の中心と化しているため、あらゆる存在に対してエーテル流は一様に同化の透過力を集中させている。つまり重力と同じように、我々万物を透過する宇宙の基本エネルギー流が「時間」となって知覚されるのだろう。
 
 
  ではまた明日・・・・・