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会員のみなさま 1199                  後醍院 廣幸
 
おはようございます。本日は2020年10月6日(火)、現在は朝の7時半です。
 
 PNCを書いているということは当然仕事を休んでいる(ズル休み)からです。
昨日はけっこうきつい仕事(東京簡裁出廷で12案件熟す)があり、やはり疲れ
ました。忙しい仕事です。今後、この仕事が主体となるので継続か辞職か(?)
迷っているのは当然です。今月の27日には午前中だけで23案件というハードな
仕事も予定されています。疲れそうです・・・
 
 今朝は今のところ曇天ですが晴天が予想されています。少し前の週間予報とは
一転して木曜日以降の週間予報は全部雨マークがついています。男心(女心か?)
炊きの空…と言いますが、やはり秋の天気は移ろいやすいものです。
 おまけに台風14号が発生しています。まだ確定ではないですが、予想進路を見て
いると11日~12日頃には我が関東地方直撃の可能性もあります。秋の晴天どころ
ではないですね!?!
 
   ・・・我ら70歳代の退職後の高齢者の生き方・仕事に就いての考察・・・
 昨日、当家から2件隣りの小学校時代から知り合いの(当方よりひとつ下の女性)
人と話した結果、(当然ですが、この夫婦とも70歳過ぎで共稼ぎですが)アルバイト
(現在その旦那が就業している)の話を聞きました。当家から歩いて20分チョイの
所に千葉商科大学という学校が在ります。ここの旦那がこの大学でやっている
はっきり掃除の仕事の件を軽く紹介しておきます。大体朝の6時半に出発して、
帰宅が2時半です。ということは正味で7時間働いているということになります。
仕事は掃除そのもので、教授の部屋の掃除から便所掃除まで結構きつそうな仕事
です。しかも、休みは日曜日だけです。70歳代で週に6日出勤(所謂6勤)はきつい
ですね。この6日出勤が原因か(?)人が集まらずしょっちゅう募集しているそうです。
6勤は無理ですね。当方、もしここで働くなら週に3日までにしてもらいます。それ以上
は不可です。出来たら2日でも良いぐらいです。この奥さんの言うことに、高齢者の
仕事はいくらでもあるそうです。ただ選り好みするから無いだけのようです。とはいう
ものの、6勤は勘弁ですが!
 
 ということで、働くところはいくらでもあります。元気でさえあれば何ぼでも働き口は
あります。ただ選り好みするからないだけです。当方的には現状でお金に困っている
わけではないので6勤はご勘弁願います。他の仕事を探します。やはりスーパーの
カート集めでしょうか???
 
 ものの記事によると定年後にやることが無い人はどうしたらいいの?と、あります。
①お金目的ではない仕事をしよう。
 
②趣味・習い事・家事分担・地域活動・ボランティア活動などやることは沢山ある!
 
③トライ&エラーで、いろいろ試しながら、ちょうどいい分担の仕方を探るべき。
 
 とありますが、それは無理ですね!?!趣味などは論外です。高齢になると
超大好きだったゴルフも出来なくなります。会えばゴルフの話ばかりだった人も
まったくしなくなります。結局ゴルフなど一生の伴侶にはならないということです。
 所謂、趣味は何でもこんなものです。高齢者は本当にやることが限られてきます。
残念感だけが漂います! この件はまた書きます。
 
 今日は休みですが、この後には近くのクリニックでインフルの予防注射をしに行きます。
その後はラーメンでも食べようかと考えています!
 
 今日は時間がないのでここまでにしておきます。次回は土曜日になります。
 
 
量子物理学は行きます。
 
 
量子物理学
 
 
 もっともな疑問といえるが、何度も言うように量子力学はボーアの『コペンハーゲン解釈』がいう「現象を科学として認める」ことが第一の原則で、本質的な解明は二の次となる。
 
 先端的な科学者ほど、現代科学の姿勢に対して徐々に懐疑的になってきている。危険信号は今や科学者たちの脳の大きな負担となっており、そこから早く解放されることが近代科学の重要な課題となってきている。
 現代科学全体のパラダイムを世紀末現象としてとらえると、はっきりしてきたことが三つある。
 
 ①現代科学は(物理論を含めて)経験したことのない大転換期を迎えつつあり、近い将来に常識を根底から覆すようなドンデン返しがあり得る。
 ②二十世紀科学の主流とされてきた『アインシュタイン相対論』と『ビッグバン宇宙論』は遠からず崩壊(消滅)する。
 ③現代科学には、死角的な盲点が存在する。
 
 

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会員のみなさま 1198                  後醍院 廣幸
 
おはようございます。本日は2020年10月4日(日)、現在は朝の7時半です。
 
 今日明日の気象庁発表の天気予報では曇りとなっていますが、ウエザーニュース
予報では我が市川界隈に雨雲が接近中で降雨がありそうです。今日明日の洗濯は
控えた方がよさそうです。
 今朝の肌感覚では寒いようなやや蒸すような中途半端な体感が存在しています。
 昨日の休みは午前中の11時に丸亀製麺で軽い昼食にし(2人で750円ぐらいしか
使わない)、スーパーのヤオコーで軽く買い物をして帰宅しました。午後は相撲も
ないし競馬は馬券は勝っていてもレースは見ずに映画を1本観賞して終わりました。
昨日は超久々に”グリーンマイル”にしました。この映画は上映時間が3時間15分と
超長い作品です。それでも、スティーブン・キングの原作は初めから最後までまったく
厭きらせることのない上出来の傑作作品です。物語の展開といい、出演者の顔ぶれ
といい、また劇中劇になる1935年ごろの作品であるフレッド・アステアー主演の
”トップハット”の上映などがあり、まったく目の離せない優秀作品であります。
原作がスティーブン・キングなのでややホラーがかった霊的場面が盛り込まれた作品
です。この日はこの他に2作品を観ることとなりました。一つは毎週見ているBSのテレ東
での”男はつらいよ”寅さんシリーズ”から松坂慶子マドンナの”浪速の恋の寅次郎”という
昭和56年夏の作品(27作目)です。当方何故このテレ東作品を観るのかというと当方が
ストックしている全寅さん作品は古い映像で(それはそれで良い)、今回のテレ東の放映
ものは4K対応だからです。画面がまったく違います。普通の日だとここで映画鑑賞は
終わるのですが、昨晩は別の地上波で”オリエント急行殺人事件”の最新作(ジョニー・
デップが殺害される役)を初めて見ました。何度も見ている作品はイングリッド・バークマン
とかショーン・コネリーが出演するものです。
 ということで昨日は3本の映画鑑賞(最近では珍しい)と相成りました。
本日もこれといった予定は無く、精々近場のスーパー・マツキヨぐらいでしょうか!
 
 今週の仕事ですが、6日の火曜日以外は出勤で、月が東京簡裁、水が松戸簡裁、木が
横浜簡裁出廷となっていて、金は1日中会社勤務となっています。最近は週5日のフル出勤
はほぼなくなっていますが、4日間出勤でも厳しくなりつつあります。このまま重篤な病発祥
だけは避け、首になっても良いので週3日間出勤を目途に頑張る予定です。
 それにしてもトランプは元気ですね!?!当方など死に至る病であるコロナ感染ではもう
入院してじっとしていることと思いますが、トランプは違いますね!入ってくるニュースでは
軽い症状で、もう明日にでも公務に選挙戦に戻れるかのような報道状態です。
 
 競馬ですが、昨日の土曜競馬はかすりもせずの敗北でした。本日は大レースは避け、
最終レースである東京の12Rだけ2000円買いました。勿論ですが、仏の”凱旋門賞
など買うわけありませんし、東京のメインレースである”スプリンターズS”も買いません。
 競馬に関しては普通の観客有レースの復活だけ希求する状態でその他には何も期待
しません。
 
 本日はまず、添付しますが、怖い脳梗塞の前兆に関する記事(短い)です。何しろ、
脳梗塞をはじめとする脳卒中、罹りやすい胃や腸や肺などのがん、あっという間に帰らぬ人
となる心臓の病である、心筋梗塞とか心不全…だけは十分に注意しましょう!!!
 
 
 
 
これだけは絶対に見逃さないで! 知らないと損する「脳梗塞」の前兆
 「一見それほどでもない症状でも、実は放っておくとこわい症状も少なくないのです。最初は気にもとめないわずかな症状が、放っておくと、取り返しがつかない大病になることもあります」。そう話すのは、テレビでも人気の総合内科専門医・秋津壽男氏だ。体からのSOSサインに気づかず、後悔することになってしまった方をこれまでたくさん見てきたという。秋津医師の新刊『放っておくとこわい症状大全~早期発見しないと後悔する病気のサインだけ集めました』は、まさにこうした病気で後悔する人を少しでも減らしたいという想いから生まれたものだ。9月16日に発売となった本書の内容を抜粋するかたちで、日々の健康チェックに役立つ情報を紹介していく。
 
● 「片側だけの異常」は脳からのSOSサイン
 
 脳梗塞は、動脈硬化でせまくなった脳の血管が詰まることで起こる病気です。脳の病気というと激しい頭痛を想像しますが、脳梗塞に頭痛はあまりありません。激しい頭痛をともなうのは、くも膜下出血脳出血で、とくにくも膜下出血は、脳動脈瘤が破裂した際に激しい頭痛が起こります。
 
 痛みが少ない脳梗塞では、いかにその前兆に気づくかがカギとなります。このとき大きな情報となるのが、体の片側だけの異常です。脳の病気の特徴として、体の半分に症状が出ることがあげられます。片手だけが動かないとか、片足をひきずるとか、必ず体の半分に異常が起きるのです。
 
 そのため、歩くと一方向に傾いたり、ろれつがまわらなくなったりします。ろれつがまわらないのは、舌がどちらか一方に曲がっているため、うまくしゃべれないからです。顔の半分だけが麻痺して右と左の顔つきが変わるなど、顔の表情に変化が起きることもあります。
 
 なお、片側だけの異常は、脳梗塞の前兆としてあらわれることもあります。一時的に脳の血管が詰まることで起きる症状で、一過性脳虚血性発作(別名TIA)と呼ばれるものです。
 
 血管が詰まったけれど、血栓が小さいなどで再び血が流れて、5~20分ほどで症状がなくなります。片手や片足だけが急にだらりとしたり、ろれつがまわらなくなったけれどすぐに治ったり……そんな脳梗塞の軽い症状が出た際は注意しましょう。「気のせいかな」「治ったからいいや」と思わず、必ず脳外科で検査を受けてください。それで助かった人がたくさんいます。
 
 
 本日は週刊朝日に連載していたジム・ロジャースの最期の警告、菅政権で日本は衰退、国民は苦しむ・・・
という記事から抜粋をします。
 
 ①アベノミクスの反動で日本円の価値は下がり、いずれ物価が上がっていくと、今度は国民が苦しむ
   羽目になる。
 
 ②通貨の切り下げ策で、中長期的に経済成長を達成した国は歴史上一つもない。
 
 ③日本に住む10代の若者は、早く日本を飛び出すべきだ。
 
 ④日本の研究所の予測によると、2060年には日本の総人口は、現在の1億2700万人が9300万人
   程度まで減る。
 
 ⑤一方で、アジアは発展していく。21世紀の後半は、中国とアジアの世紀になる。そして、中国の隣りに
   ある北朝鮮は国を開き始めるだろう。そうなれば、北朝鮮に投資が集まり、韓国も成長する。日本だけは
   アジアの成長から取り残されるだろう。
 
 ⑥残念ながら、このままいけば日本は100年後には無くなってしまうかもしれない。日本人は居なくなり、
   日本語を話す人もいなくなって滅んでしまうのではないかと思う。
 
 
 ⑦結論は一つだ。日本の若者は外に飛び出せ?中国でも韓国でも良い、そのほうがあなたの人生が
   豊かになるはずだ。
 
           という、ロジャースが最終回に日本人に送るメッセージです。
 
 
 本当に早く”ひょっとこバカ”を辞めさせて普通の政治に戻すべきです。早急に大馬鹿政権の7年半で起った
 ことは全部元に戻さねばなりません。来年に予定されている次回総選挙しかまずその手立てはありません。
 何とかこの数か月で我が土人国の急展開を望むだけが当方の唯一の希望です。
 
 
 量子物理学は行きます。
 
 
量子物理学
 
 
 
●量子通信
 「ドイチェの脳」は多少SF染みているが、未来の量子テクノロジーの本命と目されているのが「量子通信」である。
 量子通信の第一の目的は、完璧な盗聴防止システム(秘密通信)を可能にすることで、。第二は公にされていないが「超光速通信」の実用化である。
 
   現代物理の死角はアインシュタインにあり!
 
  量子力学への疑問
 量子力学に対する疑問
 ①量子力学では客観的な事物は存在しないと結論しているが、周囲を見渡せば私たちは多くの物質に取り囲まれており、それらが実在しないと言われてもピンとこない。存在を認識できることは、現実に存在することではないのか?
 ②意識が現実を創造するというのが、ミクロ世界には適応するだろうが、われわれのマクロ物質界にはすぐには適合しないのでは?
 ③個々の物質は他と隔絶して局所的に存在するのが物理学の基本だが、量子力学では素粒子1個が宇宙全体の過去と未来に非局所的に広がっていると結論している。どうなっているのかピンとこない。
  ④量子力学によって「アインシュタイン相対性理論」(光速度不変の法則)が否定されたが、なぜ1世紀ものを長期間にわたって誰も誤りに気付かなかったのか?
 ⑤われわれの存在する宇宙の本質はどうなるのか?
 ⑥現代宇宙論の主役『ビッグバン理論』はどうなるのか?
 ⑦「死後の世界」と量子現象の結びつきは、確定した事実なのか?
 ⑧量子力学と東洋哲学(仏教)の一致点とは?
 
 
 
 
 
 
 
 

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会員のみなさま 1197                  後醍院 廣幸
 
おはようございます。本日は2020年10月3日(土)、現在は朝の7時半です。
 
 適度な気温の清々しい朝ですね。朝は気持ちが良いのですが、お昼はまだまだ
夏の名残か(?)結構暑い日が連続しています。この10月1日は所謂”中秋の名月
十五夜でした。昨日の十六夜ともども結構な好天で、中空に浮かぶ満月を堪能出来
ました。この時期の夜は良いものですね!満月と涼虫の合唱のコラボレーションは
一年中でも最高の日本的雰囲気満喫状態といえます。
 それにしても今年は何時までも暑いですね。お昼はまだまだ夏そのものです。
2日が26℃、3日が27℃、4日が26℃、そして5日は28℃まで最高気温は上昇する
ようです。まあその後は秋らしい涼しさがようやっと到来する予定とはなっていますので
夏が終わらないということは絶対にありませんので大丈夫です!
 昔と違い、現在はクールビズ以降、簡易的服装でもOKとなっていて、このクソ暑さ
でも真夏の格好で平気なので充分凌いで行けています。昨日あたりのお昼頃に外を
歩いていると真夏と余り変わらない汗かきが体験できます。
 
 今週の水曜日以降の仕事状況は水曜日と木曜日が出社で1日中事務仕事、昨日の
金曜日は松戸簡裁に2時という法廷出廷だったので、午前中は他の仕事が出来ました。
お昼ですが、水は会社内にあるワイズで天蕎麦、木は例の鳥の一の唐揚げ6個定食にしました。
ここの唐揚げは超アツアツで食べ終わる最後の1個まで熱さを保っています。数多ある
唐揚げ店でも当方的にはここが一番と太鼓判を押します。世間では唐揚げが超ブームと
なっているようです。考えようによってはラーメン店より簡易に開店できます。そして
美味しければ客足も絶えることは無いでしょう!?!日本人にとってはいきなりステーキ
のような重たい食材より簡易な唐揚げの方がずっと合っているようです。異常なくらいに
唐揚げ店出店となれば分りませんが、今ぐらいならまだブームは去らないと思われます。
 
 それにしてもコロナ禍はなかなか去ってくれませんね!?!とうとう米大統領のトランプ夫妻
も感染のようです。それでも超しぶといトランプです。大したことなく超軽度のようです。
べつにAmazonの従業員の2万人がコロナ感染との記事も今朝はありました。
隣りの孫娘の通う国府台小学校はまだコロナ感染で学校閉鎖(生徒全員)となっています。
 昨晩、BSテレ東の歌謡曲番組を見ていたら、五木ひろしのリクエストで小林旭が名曲(?)
自動車ショー歌”を歌っていました。”ここらで止めても良いコロナ~”です。
 
 競馬ですが、ようやっと観客有レースが始まるようです。と言っても喜ぶのはまだまだ
早いです。今中山開催は明日で終了します。次週の10月10日から始まる東京開催の
指定席限定での有観客レースとなります。まあしょうがないですか?手始めですから。
どうも暮れの中山開催(有馬記念がある)あたりでようやっと普通の観客有レースが
始まるようJRAは算段していると思われます。それでもこの間に感染者急増だとこの限り
ではありませんが!?!
 本日の中山では10R と11Rだけ都合で1000円だけ買いました。何か勝てる気が
しないのでまったく期待はしていませんので1000円だけにしておきました。
 
 当方、先週の水曜日から断酒に入っています。前金曜日は約束の飲み会があったので
飲みましたが、次の日からまるまる1週間は断酒しています。何で今、断酒か?と言われると
即答できるのは応援している相撲解説者の北の富士横綱のコラムによると、あれだけ大酒
呑みの当方言うところの”旨いもん食うて飲みたいもん飲んで”…の、北の富士がもう数か月
呑んでいないとコラムに書いていたからです。この大酒のみが断酒中とはしかも数か月とは
…当方もやらねばなるまい…となったわけです。超の字がつくほどの単純な理由ですね!?!
でも本当はこれだけではありません。コロナ禍による致死率が高い、高血圧・痛風・加齢・肥満
などにほぼ当てはまる当方だからです。
 それだけではありません。ネット記事で超嫌になる(断酒開始必至になる)タイトルが
”お酒が免疫力にもたらす、より深刻な「2次的」影響とは?” という記事を読んだからです。
 結論は”アルコールは免疫力を下げる”です。簡単に言うと、アルコールの慢性的飲み過ぎ、
おつまみの食べ過ぎによって、糖尿病や動脈硬化などの生活習慣病の罹患(りかん)リスクが
上がったり、肝機能が低下したりすることが、免疫にも悪影響を及ぼすということ・・・のようです。
 
 この後の記事も抜粋しようと思いましたが疲れるので添付にします。よーく読んでください!!!
 
 
 
 例えば、のどがチリチリするようなアルコール度数の高い酒は、自然バリアであるのどの粘膜を傷つけ、免疫力を低下させてしまう。そして、自然免疫で活躍する、病原体を食べてくれるマクロファージは、アルコールによって機能が低下したり混乱したりする。さらに、獲得免疫で働くT細胞やB細胞などのリンパ球がアルコールから何らかの影響を受けるという動物実験の研究もあるという。
 
 だが恐ろしいことに、「アルコールによる免疫への影響はこれだけで終わらない」と話すのは、帝京大学戦略的イノベーション研究センターの特任教授で、免疫学を専門とする安部良さん。このような直接的な影響だけでなく、「アルコールはさまざまな疾病につながり、それによる2次的な免疫への影響のほうがより深刻である可能性もある」というのだ。
 引き続き安部さんにお話をうかがっていく。
 
飲酒からの生活習慣病や肝機能低下のほうがコワイ
 先生、アルコールが免疫システムに直接的に悪影響を及ぼすだけでなく、2次的にも免疫力を下げてしまう、とはいったいどういうことなのでしょうか……?
 
 「お話したように、自然バリアをはじめとする免疫システムにアルコールが影響を及ぼすことは事実です。しかしながら、それよりも、もっと影響が大きい可能性があるのは、アルコールを飲むことによる2次的な弊害なのです。分かりやすく言うと、アルコールの慢性的な飲み過ぎ、おつまみの食べ過ぎによって、糖尿病や動脈硬化などの生活習慣病の罹患リスクが上がったり、肝機能が低下したりすることが、免疫にも悪影響を及ぼすということです」(安部さん)
 
 確かに、酒を飲み過ぎたとき、アルコールが免疫システムに直接的に悪影響を及ぼしたとしても、それは一時的なもので、二日酔いもよくなっていけば、次第に免疫システムのほうも回復していくのかもしれない。それに対して、長年の飲酒により生活習慣病になってしまったら、今度は慢性的に免疫力を低下させることにつながる。
 
 このコラムで幾度となく言及しているように、アルコールの飲み過ぎは糖尿病、高血圧、動脈硬化、肝臓の機能低下、がんなどを誘発する。こうした病気に罹患している人は免疫力が低く、新型コロナウイルス感染症が拡大する今この状況において、リスクに直面していると言われている。ではいったい、どのような仕組みでこうした病気が免疫に影響を及ぼすのだろう?
 
 「考えられるのは、“血流”です。糖尿病では高血糖により血液がドロドロになることで、また動脈硬化では血管が硬くなることで、血流が悪くなります。血流が悪いと、必要な免疫細胞が、カラダの必要な場所へと届かなくなってしまうのです」(安部さん)
 
 どんなに高度な免疫システムがあっても、「血流」という弱点があったとは……。近年、血管年齢の重要性が叫ばれているが、血管の状態や血流は免疫にも大きく影響しているようだ。それでは、肝臓の機能低下についてはどうだろうか。
 
 「アルコールが肝臓で代謝されるとき、その過程でアセトアルデヒドが生成されます。大量の飲酒を続けていると、肝臓がアセトアルデヒドを分解しきれなくなり、今度はアセトアルデヒドによって肝臓の細胞が攻撃されてしまいます。これによって肝機能が低下し、免疫力も落ちてしまうのです」(安部さん)
 
 肝臓には、食事で得られた栄養をカラダが使いやすいように作り直し、必要に応じて供給する役割がある。この機能が低下すると、免疫細胞や抗体など、免疫システムに必要な要素が不足してしまう。また、アルコールや薬剤、体内で作られるアンモニアなどの有害物質を代謝するのも肝臓の役割だが、こうした働きが鈍って有害な物質がたまると、免疫細胞の機能に悪影響を及ぼすことも考えられるという。
 
そして安部さんは、こう続けた。
 
 「糖尿病や動脈硬化になると、心臓の働きも悪くなります。心臓は血液を全身に送り出すポンプとして重要な臓器です。心臓の働きが悪くなると、さまざまな障害がカラダのあちこちに現れ、血流も悪くなり、それがさらに免疫に影響を及ぼすのです」(安部さん)
●「ストレス解消」は別の方法で
 
 話が進むにつれ、酒好きには耳が痛い内容ばかり……。
 
 免疫力を下げないためにも、先ほど挙がった糖尿病や動脈硬化などのリスクを上げてしまうような飲み方は控えなければならない、というのは百も承知である。
 
 しかし「全く飲まない」というのは、酒好きにとってかえってストレスになってしまう。安部先生、ストレスをためないためにも、何かいいアドバイスをいただけないでしょうか?
 「おっしゃる通り、お酒好きの方にとって、断酒はかえってストレスになりますよね。ストレスは免疫に悪影響を及ぼしますので、飲み方に工夫をされるとよいと思います。免疫の第1段階である自然バリアの粘膜を傷めないよう、のどがチリチリするようなアルコール度数の高いお酒は、避けたほうが無難です。どうしても飲みたいなら、炭酸水や水などで割って飲むことをお勧めします。また、生活習慣病やがんなどのリスクを上げないためには、飲み過ぎないようにしましょう。休肝日も取り入れてほしいですね」(安部さん)
 日常的にウイスキーやジンなどをストレートで好んで飲む方は気を付けたほうがよさそうだ。病気にならないためにも、もちろん多量飲酒の習慣は避けたい。適量といえば、1日当たり、日本酒なら1合、ビールなら中瓶1本、ワインならグラス2杯程度だ。さらに安部さんは、こんなアドバイスもしてくれた。
 
 「新型コロナウイルスによって家飲みが増えた方も多いと思うのですが、私はこれを機に飲み方をアップデートしてほしいと考えています。一つはお酒をストレス発散のツールにしないということです。ストレス解消のために飲むと、どうしても酒量が増えてしまいますから。ストレスは運動など、お酒以外のことで発散するようにしましょう」(安部さん)
 緊急事態宣言以降、家飲みが増え、人によってはこれまで以上に酒量が増えた方も多いのではないだろうか。また、生活様式の変化によって、ストレスが増大し、ついお酒に走ってしまう人も少なくないはず。しかし、出社する必要がなくなったので自由な時間が増え、ジョギングやウォーキングを始めたというポジティブな話もよく耳にする。
 
 先生、運動といえば、お酒に代わるストレス解消ツールとしてはもちろん、免疫力をアップさせるのに効果的なんですよね?
 
 「その通りです。しかしあくまで適度な範囲にとどめておきましょう。というのも、運動することが“義務”となってしまうと、かえってストレスになってしまうからです。また激しい運動は免疫力を下げるというデータもあります」(安部さん)
 
 そういえば、「アスリートは風邪を引きやすい」という話を耳にしたことがある。「激しい運動によって体にストレスがかかると、コルチゾール(副腎皮質ホルモン)というストレスホルモンが分泌され、これによって免疫が抑えられてしまう」と考えられている。
 
「自分にあったペースで継続できる、適度な運動を行うことが免疫にとってはいいのです。軽いウォーキング、エレベーターの代わりに階段を使う、くらいでも十分です。ゆっくりとした動きのヨガもいいと思います。私自身もやってみたいと思っています」(安部さん)
 
 汗だくになるような激しい運動ばかりが運動ではない。要は「続けられること」が大切なのだろう。
 
 家にいることが良しとされる今、オンラインで気軽にできるヨガは確かにいい。私事で恐縮だが、コロナ禍の2020年2月からオンラインヨガを始めてたところ、家にいるストレスが大幅に軽減された。また血流も改善したと感じる。きつくないヨガならば、年齢を重ねた人でも無理なくできると思う。
 
●免疫細胞を作るためにも食事は大切
 
 生活面での注意すべき点を、さらに安部さんに教えていただいた。
 
 「シャワーよりも湯舟につかる、それもあまり熱くない38~40℃くらいの温度で、ゆっくり時間をかけて入るのがいいでしょう。ストレスも解消されますし、カラダを温めることによって、血流も促されます。また十分な睡眠も免疫力を上げるのに欠かせません。ただし、寝つきをよくしようと、寝酒を飲むのは逆効果です。アルコールは眠りを浅くしてしまう作用があるからです」(安部さん)
 
 これなら、すぐに実践できそうだ。
 
 そして我々、酒飲みが気になるのが食事(つまみ)であろう。先生、免疫力のために食べておいたほうがいいものはありますか?
 
 「何か1つの食品“ばっかり”を食べるのはお勧めできません。なるべく数多くの食品から、たんぱく質、糖質、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維を豊富に含むものなどをバランスよくとるといいでしょう。お酒飲みにはキツイかもしれませんが、塩辛いものは高血圧・動脈硬化につながるので、薄味を心がけましょう」(安部さん)
 
 この「バランスよく」というのが非常に難しいものの、意識して心がけるだけでも食べ方は変わってくるはずだ。酒のつまみはどうしても塩辛くなりがちだが、醤油は減塩醤油にする、だしやスパイスをきかせるなど味に工夫すればいい。
 
 「免疫機能がきちんと働く、健康なカラダを維持するために、食べることは基本中の基本です。免疫細胞は毎日3~5%死滅すると言われています。新しい細胞を作るためには、栄養が必要。残念ながらお酒で栄養は補えません。免疫のためにも、今一度、食生活を見直しましょう」(安部さん)
 
 また安部さんは「ただし、生活習慣病をもたらす肥満を避けるためにも、食べ過ぎは厳禁」と付け加えた。血流を抑制する喫煙も、ほどほどにしたほうがいいという。
 
 酒は休肝日を取り入れつつ、適量を守り、栄養バランスの取れた食事を腹八分目でとる。ストレス発散のためにも適度な運動をして、よく寝る。ザっとまとめると、こういうことだろうか。
 
 これだったら、ムリなく実践できそうである。
 
 安部さんは最後に「お酒を飲んで幸せな状態は何か? ということを、もう一度考えてみては」と一言。
 
 ただ酔っ払うために酒を飲む人って、実はそうそういないんじゃないだろうか? 今は仲間と一緒においしい食事をシェアして、バカ話をしながら飲むのは難しいけれど、本来酒は酔うためではなく、楽しむもの。そう考えると、「量よりも質」となる。新しい生活様式へと変わっていく今、免疫力のためにも飲み方も変えていくよい機会なのかもしれない。
安部良(あべ りょう)さん帝京大学戦略的イノベーション研究センター特任教授 東京理科大学名誉教授
 
1978年、帝京大学医学部卒業。1983年、東京大学大学院医学研究科第三基礎医学(免疫学専攻)修了、医学博士。米国国立衛生研究所、米国国立海軍医学研究所、東京理科大学教授などを経て、2018年より現職。
 
 
 どうでしょうか?ここまでちゃんと読んだ方はもうお酒は止めるようになりそうですか?
 
当方は当分は断酒しますが、その後は呑んでも1日にホッピー1本(焼酎の量は0.5合ほど)
だけにします。もうアルコール度数の高いウイスキーやジン、テキーラ等は飲みません。
 
 少し長くなりますが量子物理学も行きます。忘れないうちの学習です。
 
 
量子物理学
 
 
 
 
 二十一世紀は「量子テクノジー」の時代!
 
 アメリカでは国家的な科学研究と民間企業の先端技術の結びつきが背景にあることで、いま量子テクノロジー研究の裾野は大きく広がってきている。
 
  ●ドイチュの脳
 これには前提となる、「多重宇宙の解釈」といわれる概念が必要である。
 良い例が先の「シュレーディンガーの猫」で、量子力学では人が箱を開けてみるまで、猫が生きているのか、死んでいるのか、二つの重ね合わせの状態で猫は存在している。そして箱を開けた瞬間に波動関数は収束し猫の現実の生死が決定されるわけである。
 一九五七年にアメリカの物理学者ヒュー・エベレットは、「シュレーディンガーの猫」のパラドックスを解決する新しい解釈を提起した。
 エベレットによれば、箱を開けて中を見た瞬間に宇宙は二つに分裂する。一方の宇宙では猫は生きており、他方では死んでいる。どちらの宇宙にも実験者が一人ずついて、それぞれの自分が単一の存在と信じている。こうした宇宙は、木の枝のように無限に枝わかれしていくというものである。
 その時点の量子系列がn個の重ね合わせの状態なら、宇宙はn個に枝わかれして分裂する。通常の場合nは無限だから、無限の「平行世界」があって「この世」の傍らにそれら別世界が共存し、そこには自分と同じ個々人が無限に住んでいるのだという。
 「あらゆる星の中、あらゆる銀河系の中、宇宙のあらゆる片隅で起こるすべての量子的偏移は地球の地方世界のコピーを無数に作り出しているのである。これは気の遠くなるような分裂病の世界なのである」プライス・デウイット。
 エベレットの「多重宇宙説」を論理的に突きとめると、それぞれの人間が何度も何度も分裂を繰り返して複数の分身になり、それぞれの分身が異なる別の宇宙に住んでいることになる。もちろん、それぞれの分身は一つの宇宙を知覚するだけで、」自己を自覚している自我も一つだけとなる。
 エベレット説のポイントは、別々に切り離された世界の分身それぞれに別々の現実が存在することで、分裂が繰り返される毎に量子的なゆらぎの選択によって互いの分身は同じ行動を取らなくなってくることである。
 イギリスの物理学者デビッド・ドイチュが考え出した「量子コンピュータ脳」は、一時的に分裂した世界のあちらの側の記録を、再び合体された後でこちら側で測定しようとするものである。
 いまドイチュの脳は、アメリカの人工知能のエキスパートによって真剣に取り上げられて研究されているが、実際のテクノロジー化には時間がかかりそうだということでは意見が一致している。
 「ドイチュの脳」の完成によっては、スウェデンボルグが生身で体験した「死後の世界」も映像として記録できるようになるかもしれない。
 
 
 
 
 
 

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会員のみなさま 1196                  後醍院 廣幸
 
おはようございます。本日は2020年9月29日(火)、現在は朝の8時ジャストです。
 
 今朝はやや曇天ですが、この後は晴天が予想されています。当面は秋晴れが
連続するようで気分は爽やか気味ですね。
 当方、今日はお休みです(ズル休み)。今日は珍しく予定があり、午前中に墓参り
(お彼岸の献花の後片付け)→昼はすし松→上新電機(体温計の電池購入)。午後に
は《笑がおの湯》となっています。夜は昨日から始まった(9月28日から10月2日まで
の5日間)女房殿のお迎え(京成国府台駅に夜の9時45分)です。先週の水曜日から
”3か月断酒”を励行していますので(金曜日は御免)、酒なしでもまったく大丈夫です。
 
 昨日の仕事は松戸簡裁出廷でした。当然ですが、帰路は我孫子まで足を延ばし、”弥生軒
の唐揚げ・竹輪天の天抜き(蕎麦抜き)です。昼はこのくらい(炭水化物カット)で充分です。
 今日は休んでいますが、その後の3日間は出廷は無く、会社での事務作業が待っています。
しんどいですね!?!
 
 相撲は一応、正代の優勝で幕引きとなりました。正代は13勝2敗での優勝ですが、現役の
横綱が休場、その他にも休場が多く、やや割り引かねばならない結果でした。それでも
大関・関脇連には全部勝っているので大関昇進等も合格点で妥当でしょうか!相撲協会では
今場所休場の両横綱の処分も検討しているようです。すぐ始まる11月場所(また両国開催)
で、負けが連続するようなら今度はタダの休場ではなく引退に追い込まれる事必至です。
九州場所(11月場所)は11月8日から11月22日まで両国国技館で行われます。まだまだ
密を避けた観客通常の4分の1で行なわれる予定です。つまらないですね!?!
競馬も今週末までの無観客開催は決まっていますが、その後の10月10日から始まる
東京開催がどうなるか(?)まだ無理でしょうか(?)
 
 今秋は断酒励行中もあり、超面白くない(天気だけは良い)日の連続となります。仕方ない
ですが、もう読書以外することがほぼ無しです。読書に多少の映画鑑賞が混じるだけです。
読書も敢えて新たに購入するのではなく、ニーチェや量子物理学の既読本の読み直しが
主流になると思われます。飲み会も無し、本もほゞ買わないので貯蓄だけは貯まることに
なりそうです。
 
 当方の最大の弱点的持病ともいうべき痛風はその発作はほぼないのです(投薬中)が、
何が原因か分からない高血圧状態が継続しています。数年前までは多少血圧が上がっても
1日中の計測では低血圧的な数値がほとんどでした。何の原因でしょうか?まあ加齢が
一番だとは思いますが、他にも何かしらの原因があるような気もしています。何でしょうか?
塩分の過剰摂取もやや不安です。夏が終わり熱中症の危機が去った(はず?)ので、
水分は取りますが、塩分は控え目にすることにします。何といっても新型コロナウイルス
での致死率が高い持病持ちの病は高血圧・糖尿病・痛風とのことです。当方、糖尿以外は
不安ですね。お医者さんかも特に気を付けるよう支持されています。
 
 ここに18~20時間の断続的なプチ断食が減量に有効な理由・・・という記事がありますので
下に付けます。当方的には通常(現在のように断酒中なら)、夕食は午後6時ぐらい、翌日の
朝食は取らずに昼食を12時とすれば、ジャスト18時間の間隔が空きます。当方的には現在の
断酒励行なら別に何もせずともプチ断食のダイエットが出来ていることになるはずです。
 当方的にはプラスで炭水化物ややカットとか、食べる量の減少を交えて減量作戦を続ける
つもりです。
 
 
 
 
18~20時間の断続的な「プチ断食」が減量に有効な理由
 
断食時間の長短にかかわらず断食は減量に効果あり
 
 1日の中で飲食してもよい時間を制限する「時間制限付きファスティング(断食)」が、減量に有効である可能性を示した小規模臨床試験の結果が明らかになった。米イリノイ大学キネシオロジーおよび栄養学教授のKrista Varady氏らが実施したこの試験では、食べてよい1日の時間枠を6時間に制限した場合と、より厳格に4時間に制限した場合とで減量効果に差はないことも示されたという。結果の詳細は「Cell Metabolism」7月15日オンライン版に発表された。
 
 Varady氏の説明によると、1日のうち食事可能な時間枠を制限するこのダイエット法は、「インターミッテント・ファスティング(断続的断食)」と呼ばれる断食方法の一種である。その原理は単純で、1日のうち食べてもよい時間枠を設定し、それ以外の時間は断食するというものだ。ただし、断食の時間中でも、水とカロリーフリーの飲み物は摂取してもよい。
 
 カロリー摂取量を気にすることなく好きなものを食べてよいこの断食法は、継続が比較的簡単であることから、人気のダイエット法になった。ただ、その有効性を裏付ける科学的な根拠が十分にあるとはいえなかった。動物実験では、インターミッテント・ファスティングが、身体の炎症マーカーの抑制から腸内細菌叢の改善や減量まで、さまざまな面で有効に作用することが確認されているが、ヒトでも同様の効果があるかは不明だった。
そこで、Varady氏らは、肥満の成人を1日のうちでの食事可能な時間枠を午後3~7時の4時間に制限するファスティング群、午後1~7時の6時間に制限するファスティング群、通常の食生活や運動習慣を続ける対照群のいずれかにランダムに割り付けて、時間制限付きファスティングの効果を検証した。試験参加者は、体重、インスリン抵抗性、酸化ストレス、血圧、HDLコレステロール、LDLコレステロール、トリグリセライド(中性脂肪)、炎症マーカーを10週間にわたって追跡された。
 
 その結果、8週間後に2つのファスティング群では、対照群に比べて、1日当たりの摂取カロリーが約550kcal減少しており、インスリン抵抗性と酸化ストレスのレベルも低下していることが明らかになった。いずれのファスティング群も、体重は平均で約3%減少していたが、食べてもよい時間を4時間に制限したファスティング群と6時間に制限したファスティング群の間に、体重減少量の差は認められなかった。また、いずれのファスティング群においても、血圧やLDLコレステロールHDLコレステロール、トリグリセライドには変化が見られなかった。
 
 これらの結果に基づけば、ダイエットのためには、単純に日々のカロリー摂取量を抑えればよいだけだとの見方もできる。しかし、Varady氏は、日常的にカロリー計算を必要とする食事法は、負担が大きく長続きしにくいことを指摘。「時間制限付きファスティングは、そうした負担のないダイエット法だ」と説明している。
 
 ただし、時間制限付きファスティングが、誰にでも簡単に実行できるダイエット法だというわけではない。例えば、食事とともに薬を服用する必要がある人などでは、このダイエット法の実践は難しい。また、今回の臨床試験でも、最初のうちは、頭痛やめまいが生じる参加者が現れ、試験を完遂できなかった人もいた。ただ、参加者がこの食事パターンに慣れてくるに従い、こうした症状は消失したという。
 
 一方、今回の試験には関与していない専門家の一人で、米マウント・サイナイ・アイカーン医科大学のEmily Gallagher氏は、この試験の主な対象が40歳代の女性であったことを指摘し、全ての人にこの試験結果が当てはまるわけではないとして、慎重な解釈を求めている。(HealthDay News 2020年7月20日
 
1週間で体重3kg減の事例も。食べて痩せる【断続的断食ダイエット】のポイント
 
痩せるという効果はもちろん免疫力を高めてくれる効果を期待できるなど「健康に気をつけたい今の時期にピッタリ!」と最近注目度が急上昇しているダイエット法の1つがファスティングです。そんなファスティングの中でも特に「安全で効果も高い」と言われているのが【断続的断食(インターミッテント・ファスティング)】になります。それでは、開始1週間で体重3kg減の成功したという事例も報告されている注目ダイエット法のポイントをチェックしてみましょう。
|断続的断食(インターミッテント・ファスティング)のメリット
 
ファスティングといえば「2~3日断食する」というのが一般的なイメージですが、断続的断食は“毎日断食”するのがポイント。LAの栄養士メリル・プリチャード氏によれば「一般的に食べている時、消化している時、吸収している時は常にインスリンレベルが高く痩せませんが、食後12時間経過するとインスリンレベルが低下して痩せる時間に変わる」そうで、つまり断続的断食は“食後12時間経過した痩せる時間”を活かすダイエット法なのです(インスリンレベルが低下するとノルアドレナリンなど脂肪燃焼効果の高いホルモンのバランスがアップして脂肪燃焼効果が高まる)。
 
1週間で体重3kg減の事例も。食べて痩せる【断続的断食ダイエット】のポイントの2枚目の画像
また、断続的断食を行うと消化のために使われるエネルギーが1日中食べる時よりも温存され、そのエネルギーは脂肪燃焼へと使われるようになっていくため、脂肪燃焼効果が高いのも特徴。さらに、実践することで細胞補修や再生も促進され、肌の状態が良くなったり、免疫力アップにつながったりといったメリットを期待できるとも言われています。
 
|断続的断食を正しく実践する方法
 
断続的断食の基本ルールは「1日の中で食事と食事の間隔を14~16時間つくる」というのが1つですが、やり方は様々です。中でもメジャーな「8時間ダイエット」は食べる時間(朝食のスタートから夕食を食べ終わるまで)を8時間以内にセッティングして、食べない時間を16時間以上作るというもの。8時間の間であれば、どんな食事でもOKでカロリーは気にしなくても良いとされています(とは言え、高カロリーな食品をたくさん食べてしまうのはNG)。また、食べない16時間の間は食事は厳禁ですが、ブラックコーヒー、お茶、お水は飲んでもOKです。
1週間で体重3kg減の事例も。食べて痩せる【断続的断食ダイエット】のポイントの3枚目の画像
この「8時間ダイエット」の他にも、2週間に1回、24時間のファスティングをするという「EAT STOP EATダイエット」、1週間のうち5日は普通に食べて、残りの2日は1日の摂取カロリーを500~600kcalに調整するという「5:2ダイエット」などがあるので、自分のライフスタイルに合わせて実践しやすい方法を見つけましょう。
様々な研究において「安全で理にかなっている」と言われているのも断続的断食ダイエットの魅力。家にいてダラダラと食べる時間が多くなりがちだった生活を改めるべく、ぜひ採り入れて健康的なほっそりボディを取り戻していきましょうね。<text:ピーリング麻里子>
 
 
 断食の次はやはり怖いコロナ禍関連情報になりますね。
今日は後2件ほど添付(やや長い)がありますので量子物理学はお休みします。
 
 このところコロナ関連報道はやや下火ですが、危機が去ったわけではありません。
電車に乗っていてもマスクをしていないのは当方ぐらいということに気が付くことがあり
ドキッとします。食事のために外したマスクの再着用を忘れて電車に乗車、途中で気が
つき、慌てて着用するということがママあります。こんな時はビックリですがマスクをして
いないのは当方だけとなっています。本当に嫌な世の中になりましたね!?!
 
 コロナ関連での論考です。1人は植草一秀氏、もう一人はよく添付する田中宇(さかえ)氏
です。読み比べてじっくり考察して下さい。今回は長いので厭きた人は読み切れないでしょうが
何とか読んでいろんな考え方があるのだ…と、思ってください!!!
 
 
 
植草一秀の『知られざる真実』」
 
                             2020/09/28
 
           菅内閣がコロナ感染推進に舵を切った
 
               第2740号
安倍内閣のコロナ対応は「三ミス」と表現できるものだった。
 
「三ミス」とは
 
1.コロナ軽視
 
2.コロナ戒厳令
 
3.検査忌避
 
である。
 
コロナ軽視は台湾政府の対応を比較すると鮮明だ。
 
台湾政府は昨年末に武漢市の異変を把握した。
 
ただちにWHOに警戒の情報を伝達するとともに感染拡大予防措置を実行し
た。
 
中国政府が武漢市を封鎖したのは1月23日。
 
台湾政府はこの日に武漢市からの入境禁止措置を取った。
 
これに対して日本の安倍首相は1月24日に、在中国日本大使館HPから、春
節の休暇に際しての日本訪問を呼びかけるビデオメッセージを中国国民に配信
した。
 
中国政府が武漢市を封鎖し、新型コロナ感染症が世界規模の重大ニュースに
なっていた局面だ。
 
その後も日本政府の対応は五輪と習近平国家主席の来日優先をベースにするも
のだった。
 
3月1日には7万人の濃厚接触者を生み出した東京マラソン実施を強行した。
 
3月20日には暴風の下で聖火到着式まで挙行した。
 
「コロナ軽視」をベースに置いていた。
 
ところが、同じ安倍内閣が同時に真逆に向いた対応を示していた。
 
1月28日、安倍内閣は新型コロナ感染症を第2類相当指定感染症にすること
閣議決定した。
 
SARS、MERSに匹敵する重篤感染症であるとの認定を行った。
 
この第2類相当指定により、無症状の感染者でも隔離措置(自宅療養を含む入
院措置)を取ることが義務付けられた。
 
濃厚接触者に対する強制的な行政検査執行などもこの指定に基づいて実行され
た。
 
1月末の段階では新型コロナ感染症の実態がよく掴めていない。
 
その後の日本の実情を見る限り、第2類相当指定は明らかに過大だった。
 
安倍内閣は「コロナ軽視」を基礎に置きつつ、その一方で「コロナ戒厳令」と
呼ぶべき対応を示した。
 
小池都知事が「冷房と暖房を同時にかけるようなもの」と指摘したのは一理あ
る。
 
突然、全国の小中高に対して一斉休校を要請するなど、コロナパニックを人為
的に引き起こすような対応を示した。
 
最大の問題は「コロナ軽視」と「コロナ戒厳令」を同時並行で進めたこと。
 
明らかなダブルスタンダードだった。
 
五輪と習近平国家主席訪日を優先したために、ちぐはぐな対応が生まれた。
 
第三の問題は検査を妨害し続けたこと。
 
その理由は、厚労省・感染研・地方衛生研などを軸とする「検査利権ムラ」が
コロナPCR検査を独占しようとしたことにあると見られる。
 
検査を実施することにより国費が投下される。
 
検査を独占することによって検体データを独占できる。
 
このことから、厚労省と検査利権ムラは一体となってPCR検査の独占を指向
した。
 
ところが、日本の検査能力は著しく低いものだった。
 
2月3日に横浜港に帰港したダイヤモンドプリンセスの乗員乗客は3711人
いたが、当初の検査実施人数は273人だった。
 
乗員乗客を2週間、船内に監禁することを決定し、ダイヤモンドプリンセスの
悲劇が生み出された。
 
当初に3711人全員の検査を速やかに実施するべきだった。
 
失わずに済んだ命が多数あったと思われる。
 
検査を広範に実施しないからコロナ感染症の実態を掴めない。
 
日本の公表データベースの致死率は2%。
 
新型インフルエンザの4倍の水準だ。
 
この致死率が事実であれば「コロナ戒厳令」が正当性を持つことになる。
 
しかし、現実には潜在的な陽性者数は公表数値よりもはるかに多いと考えられ
る。
 
実際の致死率は2%よりもはるかに低いと考えられるのだ。
 
日本政府は検査を忌避し続けてきたために、コロナの実態を掴めぬという大失
態を演じている。
 
安倍内閣から菅内閣に引き継がれたいま、日本のコロナ対応はどちらに向かっ
ているのか。
 
この点は明白になりつつある。
 
菅義偉首相は「コロナ戒厳令」から「コロナ軽視」に完全に軸足を移しつつあ
る。
 
GoTo事業全面推進と外国人の入国規制緩和に進み始めた。
 
「コロナ軽視」への明確な転換は早速劇的な変化を生み出した。
 
9月19日からの4連休の人出が爆発した。
 
各地の人出指数は前年比プラスを記録した。
 
コロナ以前の数値を上回った。
 
これが新規陽性者数として反映されるのは4週間後。
 
世界はいま今秋から来春にかけてのコロナ感染第2波に突入する様相を示して
いる。
 
日本もその感染第2波に巻き込まれる可能性が高まっている。
 
この状況下での入国規制緩和は「コロナ軽視」を超えて「コロナ推進」に該当
する。
 
強毒性ウイルスの日本での感染拡大も視野に入れる必要が生じる。
 
「コロナ推進菅新内閣」は早晩、重大局面に直面することになる可能性が高
い。
「コロナ戒厳令」を場当たりで発動したために経済活動が一気に収縮した。
 
2020年4-6月期実質GDP成長率は年率マイナス28%を記録した。
 
まさに未曽有の大不況への突入だ。
 
株価は大暴落したが急速に反発した。
 
政府と日銀が大規模マネーを供給したからだ。
 
モルヒネ過剰流動性と表現できる。
 
実質無利子・無担保融資が怒涛の如く供給されている。
 
日銀のマネーストック統計を見れば異常な現実が一目でわかる。
 
モルヒネは極めて強い鎮痛効果を持つが麻薬中毒の副作用を持つ。
 
モルヒネ過剰流動性による鎮痛効果で、発生している問題がまったく見えない
状況に置かれている。
 
持続化給付金や政策公庫等による融資で、真に苦境に陥っている事業者に支援
が行われているなら合理的側面があるが、実際には、政策を利用して不要不急
の手元資金を積み上げる動きが広がっている。
 
この「過剰流動性」がキャピタルゲイン狙いで株式市場に流入している可能性
が高い。
 
1987年から1989年にかけて発生した「真正バブル」は過剰流動性
よって生じたうたかたの宴だった。
 
安倍内閣は第一次補正と第二次補正で58兆円もの国費をばらまいている。
 
この巨額バラマキは間違いなく衆院総選挙用の買収資金である。
 
このバラマキ効果がピークに達する局面で衆院総選挙が挙行されるだろう。
 
モルヒネ過剰流動性も、もちろん、衆院総選挙に向けたバラマキ資金なのだ。
 
中曽根元首相葬儀に1億円もの国費が投入されることになったが、このような
ことがあるから、10兆円もの予備費計上など許してはならないのだ。
 
日本国憲法財政支出を国会決議事項としている。
 
予備費はあくまでも例外としての位置付けだ。
 
10兆円もの予備費計上を容認した野党の責任も重い。
 
政府が葬儀に1億円の国費投入が必要だと判断するなら、予算に明記して国会
の議決を得るプロセスを踏む必要がある。
 
財政民主主義を形骸化させている責任を野党も負っていることを見落とせな
い。
 
コロナには未知の部分が多い。
 
まだ、すべてが解明されていない。
 
現時点で「コロナ感染推進」に舵を切ることは、政府の施策としてあまりに無
謀だ。
 
菅内閣の評価はコロナ問題の帰趨によって激変することになる。
 
 
 
 
 
コロナの歪曲とトランプvs軍産の関係(田中宇)米国覇権の自滅と中国の台頭、覇権の多極化を推進
 
新型コロナ拡大にともなう危機は、とても政治的な構造を持っている。マスコミ
や権威ある専門家たちは、コロナ危機を「裏」のない、政治色の全く入らない純
粋な感染症の危機としてしか見ない。人々の多くも裏読みに慣れていないので、
マスコミ権威筋の説明を鵜呑みにしている。だが事態を詳細に見ていくと、コロ
ナ危機は国際政治的に歪曲された各国政府による陰謀・政治的演出だと考えた方
が納得がいく話になる。たとえば「第2波」「第3波」として騒がれている陽性
者の再増加は、日本でも米国でも、PCR検査数を増やしたことに伴うもので、コ
ロナの感染拡大の速度が最増加した結果でない。なぜ各国政府が事態を歪曲して
第2波、第3波を演出し、感染拡大が続いていると人々に思わせねばならないの
か、の方が大きな問題だ。事態を深く掘り下げた時の構図の大転換は911テロ
戦争と同じだ。
 
世界的に、市民外出禁止や店舗閉鎖命令などの都市閉鎖が、コロナ対策として効
果があるという確証がないまま各国に強要され、その悪影響である経済停止の方
がひどくなり、世界的な大恐慌になっている。都市閉鎖を必要ないと考え、むし
ろ都市閉鎖しないことで集団免疫を早めに獲得した方が良いという方針を続けた
スウェーデンは国際マスコミから非難され、悪しざまな歪曲報道で誹謗中傷され
続けた。今ごろになって、スウェーデンは全体的な感染が少ないまま経済成長を
再開でき、正常な社会の維持もできて成功したと認められている。都市閉鎖が愚
策であると公式にわかってきた今でも、欧米の多くの政府は、今後も断続的に都
市閉鎖が必要だと言い続けている。こうした間違った策を長期化するために、間
もなく第3波がくるという歪曲的な喧伝(実は検査数の増加)が続けられている。
 
この国際政治的な歪曲を主導しているのは米国だ。経済を破壊するだけの都市閉
鎖には、米国以外の国が扇動・強要しても、他の諸国が従わない。日本を含め同
盟(=対米従属)諸国の多くは、今回のような国家運営の根本に関わる重要事項
の場合、覇権国である米国の言うことしか聞かない。米国自身も、他の国の主導
なら従わない。
 
コロナのインチキが世界的にバレていく
 
今の歪曲的なコロナ対策の主導役(コロナ危機の扇動役)が米国であるとして、
米国のどの勢力が主導しているのだろうか。トランプなのか、軍産なのか。米国
では、覇権運営に関してトランプと軍産複合体(諜報界、外交界、マスコミ、学
術界、民主党主流派など。深奥国家)が対立的に存在している。これまで米国の
覇権運営は軍産が握ってきた。そこにトランプが大統領になって殴りこみをかけ
た。軍産は米国覇権の永続が目標で、トランプは米国覇権の破壊と多極化が目標だ。
 
米英諜報界内部の暗闘としてのトランプのスキャンダル
 
トランプと諜報機関の戦い
 
米国の中枢では、第2次大戦で英国から覇権を譲渡されて以来、英国が黒幕にな
って米国の単独覇権体制を維持する戦略を採りたい軍産と、覇権を多極化・機関
化して世界の発展の均一化と安定を進めたい勢力(隠れ多極主義)が暗闘してき
た。多極派の目標は、ロックフェラーが作った国連の安保理P5が象徴している。
トランプは多極派の代理人だ。トランプは大統領になって軍産に戦いを挑み、
ロシアゲートなどを舞台にした激しい暗闘の結果、トランプが軍産に勝っている。
諜報界を取り仕切る司法長官にはトランプの忠臣であるウィリアム・バーが19年
2月から就任し、トランプに楯突いてきたFBIなど諜報界を仕切ってきた幹部
たちを次々と更迭ないし格下げ・抑止してきた。バーはトランプの軍産潰しの
現場指揮官だ。
 
スパイゲートで軍産を潰すトランプ
 
軍産の世界支配を壊すトランプ
 
トランプは軍産と対立してきたが、トランプはすでに軍産との戦いに勝っている。
トランプは、すでに軍産の中枢である米諜報界を乗っ取っており、乗っ取った後
も、まだ戦いが続いていて軍産と対立しているかのような演技を続けることで、
軍産が過激にやって失敗して米国覇権を自滅させ結果として多極化が起きている
という展開に誘導していると考えられる(マスコミや学術界は軍産の一部だが
独立的な機関なので、トランプが諜報界を乗っ取っただけでは言うことをきかせ
られない)。この手法は、ブッシュ政権の時に政策立案集団である「ネオコン
が採った策略だ。ネオコンは、軍産の一部としてイラク侵攻を起こしたが、その
やり方は過激かつ稚拙で、イラクの占領が失敗して米国は覇権を低下させた。ネ
オコンはトランプと同根の隠れ多極主義者と考えられるが、表向きネオコン
「ネバートランプ」の派閥を結成したりしてトランプを敵視している。ネオコン
は、イラク侵攻後も「悪名高い軍産」として演技し続け、トランプと軍産が戦っ
てトランプが勝つという演技に参加している。
 
ロシアゲートとともに終わる軍産複合体
 
「トランプvs軍産」の構図の中で、コロナの歪曲を積極的にやってきたのは、軍
産の一部であるマスコミだ。また米政界では、共和党より民主党の方が都市閉鎖
の恒久化に積極的だ。米マスコミの多くは民主党寄りである。学術界や大学も、
コロナ危機を積極的に扇動してきた。コロナの歪曲は、マスコミや民主党など、
軍産によって行われている。軍産の目標は米国覇権の永続なのだから、米経済を
破綻させ米覇権を自滅させ、中国をこっそり台頭させるコロナ危機の歪曲は、軍
産の目標と正反対だ。この矛盾をどう説明するか、という時に出てくるのが「軍
産はすでにトランプに乗っ取られている」という状況だ。トランプは、乗っ取っ
た軍産の一部であるマスコミや学術界が、コロナ危機を歪曲的に扇動するように
仕向けている。かつてイラク戦争の前後にも、マスコミはネオコンが流す稚拙な
ウソを「事実」として報道し続けていた。
 
好戦策のふりした覇権放棄戦略
 
ネオコンと多極化の本質
 
トランプは、都市閉鎖に反対するかのような印象を流している。都市閉鎖を続け
民主党州知事や市長を批判するツイートや発言を連発する。しかし、トラン
プが本当に都市閉鎖に反対なら、連邦政府として都市閉鎖に反対だときっちり表
明すれば良い。州知事や市長が勝手にやる都市閉鎖策は無効だと宣言して政治的
・法的に争えば良い。トランプはそれをせず、逆に、自分が任命したCDCなど
米政府のコロナ担当部署が、各種の厳しい都市閉鎖的な諸策を進めることを許し
ている。米政府がPCR検査を増やして第2波を演出するのも看過ないし推進して
いる。トランプは、表向き都市閉鎖など厳しいコロナ策に反対する印象を流しつ
つ、実のところ部下に厳しいコロナ政策をやらせ、米国の多くの地域が延々と都
市閉鎖を続け、大恐慌を悪化させるのを容認している。トランプは、表でコロナ
の愚策に反対しつつ裏で推進している。トランプと軍産の両方がコロナの愚策を
推進している。欧州や日本などの同盟諸国に厳しいコロナ対策をやらせているの
も、トランプと軍産の協調体制だろう。
 
新型コロナ集団免疫再論
 
コロナ危機は「危険な感染症が世界で流行し、米国が感染症対策と称する覇権行
使の強化・世界的な有事体制の確立をやるべきだという話になる」という、軍産
の覇権強化策としての「パンデミック」のシナリオに沿っている。コロナ危機は
パンデミックのシナリオに沿っているが、やっている策は、米国と同盟諸国の経
済を破綻させる都市閉鎖や、軍産のエージェントが世界各国に行けなくなる国際
旅客航空便の停止など、米国覇権を自滅させている。なぜこうなっているかとい
う疑問も、トランプらが軍産を乗っ取り、軍産の策であるパンデミックのシナリ
オを発動し、それを自滅的な具体策でやらせることで、トランプらがやりたい覇
権崩壊や多極化につなげていると考えれば納得できる。
 
 
コロナ危機による国際ネットワークの解体
 
裏の覇権自滅シナリオを書いているのはトランプ自身でなく、側近や知恵袋の誰
かだ。ビルゲイツら、もともとのパンデミック推進派は、目くらまし用のピエロ
にされている。イラク戦争の時も、軍産のふりをした多極派のネオコンが立案し、
軍産本流(中道派)のパウエル国務長官らはピエロにされ、ネオコンが埋め込ん
だ「イラク大量破壊兵器保有」の稚拙な捏造を国際社会に説明するのに苦戦さ
せられていた。
 
イラク戦争を乗っ取ったパウエル
 
コロナ危機の歪曲は、米欧を自滅させるだけでなく、中国を台頭させている。世
界の主要な諸国の中で今年、プラスの経済成長になるのは中国だけだ。米日独な
ど、あとの諸国は全部マイナス成長だ。米国のマイナスが特に大きくなりそうだ。
米国が自国と同盟諸国に愚策をやらせて自滅させている。対照的に中国は、さっ
さと都市閉鎖をやめて経済を平常に戻し、経済成長を好転させプラスにした。
これも、トランプの米覇権破壊・多極化戦略の「成果」だ。
 
米中逆転を意図的に早めるコロナ危機
 
 
中国が内需型に転換し世界経済を主導する?
 
新型コロナは中国の武漢で発祥した。この部分も、トランプが乗っ取った軍産に
やらせた、もしくは軍産が中国潰しの策としてコロナを武漢で発祥させるのをト
ランプが黙認し、中国から世界に感染が広がるところで策を乗っ取った可能性が
ある。それらでなく、単に中国側の研究所員の過失だった可能性もある。コロナ
の発生経路は、武漢の野生動物市場で売られていた中型哺乳類からヒトに感染し
たという純粋な自然発生の経路ではないだろう。自然発生なら中国政府の責任が
ないので、そのように発表するはずだ。中国政府は一時、自然発生説を流布した
が、その後止めている。世界から詳しく尋ねられると辻褄が合わなくなるからだ
ろう。中国政府は、コロナの発生経路を不明にしたままだ。中国政府が認めたく
ない、責任重大な経路なのだろう。となれば、武漢のウイルス研究所からの漏洩
が最も疑われる。
 
武漢コロナウイルスの周辺
 
研究所からの漏洩の場合、純粋に研究所員の操作ミスだったのか、それとも米諜
報界が武漢ウイルス研の要員を自分たちのスパイに仕立て、そのスパイに意図的
なウイルス漏洩を引き起こさせたか、という2つの場合が考えられる。どちらに
しても中国政府にとって不名誉なことなので発表されない。純粋な操作ミスの場
合、SARS研究として実験室でコウモリから中型哺乳類に感染させたコロナウ
イルスを実験終了後に殺菌処理したのが不十分だった可能性がある。この例は
SARSウイルス漏洩事件として、過去に北京の研究所で起きている。CIAや
FBIなど米諜報界・軍産が黒幕の場合、中国のウイルス研究者のほとんどが米
国の大学や研究所に留学した経験を持つので、米諜報界が米国に留学中の研究者
をたぶらかしたり脅したりして陥れ、スパイに仕立てることが可能だ。
 
新型ウイルスとトランプ
 
新型コロナが武漢ウイルス研から漏洩したとして、それが純粋な操作ミスの結果
であるなら、コロナの発祥時には米国のトランプや軍産と関係ないことになる。
トランプや軍産は、中国側の過失で発祥した新型コロナが中国から世界に広がる
際に、わざと稚拙な都市閉鎖などを展開し、コロナが中国でなく米欧を自滅させ
るよう設定したことになる。そうではなくて、米諜報界が武漢ウイルス研究所の
中に仕込んだスパイがウイルスを漏洩させてコロナ危機を起こしたのなら、最初
から軍産やトランプの謀略だったことになる。どちらだったのかは、多分永久に
わからない。どちらであっても、コロナ危機の全体構図としては大した違いでない。
 
ただの風邪が覇権を転換するコロナ危機
 
コロナの有事は、中国の習近平主席が自分の独裁を大幅に強化する好機を与えた。
習近平はコロナ危機を使い、中国での独裁を強化しただけでなく、米国などの
マスコミ記者や外交官らの中国駐留を制限することで、中国の状況に関する情報
が世界に漏れにくい状態を作り、世界から監視・邪魔されずに、中国と一帯一路
の強化をやれるようにした。天安門事件など、米欧が中国をへこます局面は、米
欧が中国を監視していることで可能になった。コロナは米欧から中国への監視を
外し、中国の台頭を見えにくいものにしている。世界が監視していない中で、こ
れから中国がさらに台頭していく。実態が見えにくいので、米欧は中国への抑止
策がとりにくい。
 
米欧日の儲けを中国に移転するトランプの米中分離
 
しかもトランプはコロナ以外の経済の部分で、稚拙で過激な中国敵視策を加速し
ている。これもネオコン的だ。中国を敵視して弱体化することはマスコミなど軍
産の目標だが、トランプは中国敵視をやっているのでマスコミが批判しにくい。
トランプの中国敵視は中国を強化する。その点をマスコミが批判しても、難しい
政策論になるので効果がない。トランプは、軍産の策であるパンデミックや中国
敵視を稚拙にやり、これを恒久化することで、米国覇権の自滅と中国の台頭、覇
権の多極化を推進していく。世界的なコロナ危機はまだまだ続く。
 
 
 ここまで読んで来た人は幸いあれ!・・・です。いろんな考え方がるものです。
いずれにしろコロナ関連自粛はまだまだ数年は続くと思いましょう!!!
 次回は土曜日になります。好天なので人のあまり居ない公園あたりで軽い運動でも
することですね!!!
 
                        ・・・・・では・・・・・
 
 
 
 

 

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会員のみなさま 1195                      後醍院 廣幸
 
おはようございます。本日は2020年9月27日(日)、現在は朝の7時40分です。
 
 曇天の朝ですが、今日はこの後、晴れのち雨という何でもありの一日となりそうです。
台風らしき低気圧は熱帯低気圧から昇格して台風になった途端に即温帯低気圧に格下げ、
しかも列島からは遠く離れた東海上に在り、我々には何の影響もなさそうです。
 このところスカッとしない週末の連続でしたがやっと晴天の秋日和となりそうです。
といっても、当方はゴルフをやるわけでもないし、旅行もドライブにも行かないのでどうでも
天気予報でしかありません。
 
 昨日は新しいプリンターの設定で一苦労しました。もう数週間前に購入したエプソン
1万円チョイの安い代物ですが、当方にとってはこれで充分なので従前のプリンターの
インク切れを待っての設定でした。途中から分らなくなり、エプソンのコンタクトセンターに
電話を入れ(これが何故か一発で繋がった)、ご指導を仰ぎました。当方、もう加齢のせいか
配線のつなぎ方で大苦労です。USBケーブルのジャックが分らなくて一苦労です。
何だかで1時間以上かけてようやっと目出度く完了とは相成りましたが、疲れました。
新品のエプソン製プリンターは仕事は良くしてくれますが、ただやたらと機械の作動音が
煩くて往生しています。しょうがないですね値段相応でしょうから!?!
 当方、生まれて初めてパソコンに接触したのはもう20年ほど前になります。50歳の
手習いでえらい勉強をさせられましたが、何とか普通にいじって来ました。それがつい最近
になると会社での作業も含めまったく理解不能の事態が多発しています。皆よく作業出来て
いるなあと、感心する毎日です。当方など、会社勤めの大半は物を売る仕事(営業)に従事して
来たので所謂事務作業とかコンピューター中心の仕事には向いていません。といって、この年
になってのこれからセールスの仕事は難しいです。ということで、事務作業も営業も肉体労働も
駄目となると、次の再就職の仕事があるかどうか不透明でしょうね!?!
 いずれにせよ、プリンターはまともに動いてくれていますので、次にはPCそのものが壊れるまで
出来るだけ頑張ってもらうだけがもう神頼みです。
 
 最近の報道ではもちろんコロナ禍が原因の事象が最大ですが、コロナに関係なく、不祥事や
今までの営業形態での不備発祥が多く見受けられてきました。この週でもレオパレスの6月末で
債務超過が100億円、HISは上場来初の赤字転落、三菱自動車が600人の希望退職募集
…と続きます。コロナ禍に関してだと、政府(ひょっとこバカ)は来年の東京五輪を何が何でも
開催させようと人の命よりも3密などまったくなかったかのような営業推進に邁進しています。
世界的にはまたぞろコロナ感染者数が増大し始めています。本当に大丈夫なの?と、言いたいです。
日本も含め対応ワクチンの開発・承認申請が各国異常なほどの勢いで先を争っています。
これらのワクチン等は副作用の有無が簡単に判別できるとはどうしても思えません。やはり
数年は結果を見ないと怖くて治療に罹るわけにはいきません。
 後、一ヶ月チョイに迫っている米大統領選の結果でトランプ再選なら、もう新型コロナワクチンなど
自前の製品を使用押し付けとなることは目に見えています。それで本当に副作用無しで治癒する
なら良いですが、先まで観ないと結果は分りません。
 当方は当面(最低でも年内)、大人しく断酒に減量に励むことにします。嫌でもマスク着用励行、
密を避ける動きに徹します。
 
 相撲ですが、いよいよ今場所も今日で終わります。普通に考えて優勝に一番近い力士は正代で
決定でしょう。ただ今場所の翔猿の強さは尋常ではないのでまだ分りませんね!?!
 競馬は昨日は負けでした。1点買いはやはりむずかしいですね。今日は10Rと11Rで200円×
9で残金は4300円となります。中々勝負はさせてくれない競馬です。
 
 来週からは相撲は無く、つまらない本馬場入場無しの競馬継続、休んでも墓参りぐらいしか行く
ところが無い状況が続きます。仕事も面白くなくなって(関東限定ドサ回り的簡裁出廷がほぼ消滅)、
考えただけでも気の遠くなりそうな10月一月となりそうです。
 
 
 今日は量子物理学は休んで、 小幡 績(オバタ セキ)慶応大学大学院准教授の”3つのバブル”
が崩壊する瞬間が近づいている・・・という一文を紹介しておきますので読んでください。
 
 
”3つのバブル崩壊
 
 
 
 
 
「3つのバブル」が崩壊する瞬間が近づいている
コロナ禍は終わっていないが、どこかの時点で収束して「コロナバブル」は崩壊する。しかも、これを含め「3つのバブル」が崩壊する可能性がある(写真:つのだよしお/アフロ)
 世界はこれからどうなるのか。
 
 コロナは収束する。そして、バブルは崩壊する。正確に言うと、崩壊しそうだったバブルがもう一度、最後の膨張を見せ、崩壊する。すでに株式市場はその最終段階に入っている。これがラストバブル、最後のバブルになる。
 
■新型コロナがバブル崩壊を救ったという皮肉
 
 2020年に入ったときに、少なくとも株式市場はすでにバブル崩壊寸前だった。ウーバーやウィーワークなどに投資していたソフトバンクグループ(ソフトバンク・ビジョン・ファンドなど)、そして、テスラ……。
 
 しかし、これらの崩壊寸前のバブルを救ったのは、新型コロナショックだった。FED(アメリカの中央銀行)は前代未聞の金融緩和を行い、同国政府の財政出動も、リーマンショック時の対応をはるかに超えるものとなった。暴落した株価はこれで急回復。S&P500種株価指数やナスダック総合指数などはコロナショック以前の水準を超え、史上最高値を更新し続けた。
 
 市場は都合よく、コロナショックを解釈した。引きこもり生活で利益を急拡大したズーム、アマゾン、その他の半導体関連やネット関連企業の株価は暴騰し、政府の経済対策で救済される古いセクターの株式もリバウンド狙いで急騰した。
 
 相場は主役を変えつつ上昇を続け、暴落したはずのNYダウも、コロナショック前の株価を一時回復した。
 
 では、今回のバブルは維持可能だろうか? 
 
 もちろん崩壊する。現在からさらに膨らんでから崩壊するか、このまま一進一退するなかで崩壊するのか、それはわからない。だが、まもなく崩壊することは間違いない。
 
 その結果、すべてのバブルは崩壊するのだ。では、すべてのバブルとは何か? 
 
 大きく言って、バブルは「短・中・長期」の3つがある。最悪の場合、この3つのバブルが同時に崩壊するだろう。少なくとも、2つのバブルは確実に崩壊する。そして、3つ目のバブルが崩壊すれば、時代は大きく転換し、新しい社会が生まれる。コロナだけでは社会は本質的には何も変わらないが、もしすべてのバブルが崩壊するのなら、社会は「まともなもの」に戻っていく。ひとことで言えば、約500年前のような状態に戻るのだ。
 
■少なくとも「短期」「中期」2つのバブルが崩壊する
 
 少し説明しよう。
 
 まず、コロナショックへの救済策で膨らんだ今回のバブルは崩壊する。これは必然だし、明快だ。いつになるかは議論があるが、崩壊することは確実だ。1つ目のバブル崩壊は、コロナバブルという短期バブルの崩壊である。
 
 次に、中期バブルも崩壊する。中期バブルとは、複数の短期バブルからなる。短期バブル(循環)の繰り返しが中期バブル(循環)である。今回のコロナショックバブルは、その前のバブルが崩壊するのを防ぐために、金融市場を救済したことによって生まれた。その前のバブルとは、2009年以降約11年間上昇を続けていた株式バブル、不動産バブル、そしてそれらを生み出した根源である、世界的な国債バブルだ。
 
 この国債バブルは、2008年のリーマンショックによる世界的な金融バブル崩壊の救済措置のために行われた、前代未聞の大規模金融緩和で生まれた。具体的に言えば、世界中の主要な中央銀行(日本を除く)が、国債を中心にリスク資産を自ら大量に買い込んだのである。
 これは中央銀行が作った金融緩和バブルであった。要は、世界的な金融バブル崩壊の処理を先送りするために、中央銀行がバブルを意図的に作り、リスクは自らが敢えて抱え込んだ。そのバブルが崩壊しかかったときに、コロナショックが起き、コロナショックのために金融財政政策を総動員し、バブルは崩壊するどころか、さらに新しい短期バブルが生まれ、膨らんだのである。
 
 すでにコロナショックがバブルになっている理由は、コロナショックが社会的には印象的な衝撃が大きすぎ、当初無秩序に救済策がとられたからだ。コロナショックは、急激な需要減少だが、それは短期限定的で、需要減少の総量としてはリーマンショックよりも遥かに小さい。
 
 また、ストックも傷んでいない。つまり工場の設備もインフラも多くのビジネスモデルも基本的には無事である。人々の不安が解消し、行動制限さえ緩和されれば、すべて元に戻る。さらに、銀行などの金融機関が、少なくとも直接にはほとんど傷んでいない。例えば不動産バブル崩壊で銀行の資本が毀損し、貸し渋り貸しはがしなどが起きて、経済全体がバブル崩壊からの不況に陥ることはない。
 
それにもかかわらず、金融財政出動はまさに前代未聞であり、人類史上最大の救済策が採られた。一部の経済は過熱し、資産市場はそれ以上に過熱し、バブルが膨らむ以外にない。日本でもアメリカでも、投資経験のない個人投資家が、政府からの給付金で、ギャンブルに近い株式投資あるいは身近な銘柄(例えばアップルなど)へ投資し、この現象はロビンフッド現象とまで名づけられた。
 
 実際にコロナショックが収束すれば、間もなく、どこかのタイミングでバブル崩壊となる。理由は単純で、バブルは膨らみ続けるか、崩壊するか、どちらかしかないからだ。そして、もはや、コロナショックバブルは膨らみ続けることはできない。なぜなら、膨らませる手段が尽きてしまっているからだ。
 
もし新型コロナウイルスの猛威が収まっても、次のウイルスがやってくる。「新型コロナにまつわる致命的な『3つの大嘘』でももふれたが、21世紀はウイルスの世紀で、この20年、ほぼ5年ごとに新たなウイルスが世界に脅威をもたらしている。「COVID-19」が最後のウイルスであることはありえない。
 
 そのときには、再び財政出動が必要とされるかもしれない。しかし、それはもう不可能だ。財政は限界以上に支出してしまっている。これ以上支出するためには、中央銀行に引き受けさせるしかない。しかし、中央銀行は、コロナショックバブルの前の中央銀行バブルで、実質的に引き受けすぎている。もはや余地はない。金融市場のバブルは崩壊し、財政は破綻する。このどちらかは少なくとも必然であり、金融バブルと財政破綻が同時に起きる可能性が最も高い。
 
 そして、金融緩和、財政出動と手段を出し尽くしてしまっているから、このバブル崩壊を救うためのバブルを作る余地はまったくない。ついに、バブル崩壊をごまかし、処理を先送りするためのバブルが作れなくなり、短期バブルの連続だった、中期バブルも崩壊する。
 
■「中期バブルの起源」とは? 
 
 では、この中期バブルはいつ始まったか。1980年代末の共産主義圏の崩壊からである。これにより「平和の配当」が生まれたとされ、旧共産圏は市場経済への移行経済となり、絶好の投資機会を世界に提供したのである。フロンティア(新たな境界領域)の出現である。
中期の大きなバブルの波が生まれるには、3つの要素が必要だ。「流動化」「外部」「フロンティア」である。共産主義の崩壊は、西側諸国に、この3つを同時にもたらした。
 
 その後、この移行経済バブルがはじけ、アジアを中心として新興経済バブルも1998年にはじけたはずだったが、アメリカを中心としたITバブルとなり、21世紀を迎えた。
 
 しかし、そこで、2001年の同時多発テロや、エンロンショックなどがアメリカをたて続けに襲った。それを救済するために、金融緩和バブルがFRBグリーンスパン議長の主導により、再度作られた。サブプライムバブルが生まれ、それは世界金融バブルとなり、崩壊してリーマンショックとなった。
 
 前述したように、中期バブルの循環のなかで、短期バブルが繰り返されたが、それはバブル崩壊の処理を先送りするために作られたバブルであった、バブル・アフターバブルである。この中期バブルが、コロナショックバブルの後、完全に崩壊することになる。もはや新しい短期バブルが作れないからである。
 
 そして、世界は財政破綻金融危機に見舞われるだろう。
 
 問題は、その後である。どうなるのか。
 
 そこで3つ目のバブルである「長期バブル」の登場である。これからは、この長期バブルの崩壊となるかどうかにかかっている。
 
 
 ここで長期バブルの循環とは、経済システムの循環であり、現在の長期バブルは、1492年以降の、世界の流動化以来始まった、近代資本主義というバブルである。
 
 それ以前、欧州は、中世という固定化された世界のシステムで動いていた。それが大航海時代により流動化が始まり、「新世界」の発見という外部の登場、フロンティアの拡大、そして収奪などによる富の流入により、バブルが膨らみ始めたのである。
 
 近代資本主義は、ひたすら、流動化を進めた経済社会システムであった。階級の流動化も起こり、宗教革命により権威の流動化も起こり、例えば貴族も流動化した。
 
また資本も流動化し、それを蓄積し、拡大、増殖し続けようとする資本家が誕生した。その資本家も流動化し、分散化、大衆化し、資本は株式となり分割され、さらにそれは上場して分散し、極端に流動化された。そして、資本の移動速度は加速度的に速まり、人の移動も、社会の変化も、資本の戦いの勝負もスピードも速まり、栄枯盛衰の展開も加速した。そして、バブルは頻繁に短期に激しく起こるようになった。
 
■「新しい中世」とも呼べる時代が到来するか
 
 この長期のバブルが、ついに今回で終焉する可能性が、僅かだが、あるかもしれない。加速がこれ以上起きようがない、流動化がこれ以上起きようがないかもしれないからだ。
 実際、政治権力よりも大企業の権力が強くなったが、企業は、その権力とビジネスモデルを、プラットフォームという言葉に示されるように、固定化しようとして、競争を激しく行っている。皆が固定化を目指すようになりつつある。流動化が限界を超えたとすると、これは近代資本主義という流動化の時代が終わり「新しい中世」とも呼べるような、固定化の時代、蓄積の時代が始まるかもしれない。
 
 グローバル化が進み、外部が存在しなくなり、フロンティアも存在しなくなったことも決定的だ。長期バブル、近代資本主義が終わる可能性が見えて来てはいる。だが、新たな覇権国家を目指す中国が外部であり、外部になり、旧来からの欧米の覇権国家群を助け、新しい覇者となり、近代資本主義を延長する可能性もないわけではない。ただ、それがそもそも可能であるか危ういし、中国の意思が持続するかどうかもわからない。
 
 したがって、第3のバブルである長期バブルが終わるかどうかは、現時点ではわからない。
 しかし、その前の中期バブルが崩壊し、一定期間、激しい変化と流動化の時代から、違ったペースと様相の時代が来ることは間違いない。その”ミニ”新しい中世がどんなものになるか、今後、考察をする必要がある。
 
小幡 績 :慶應義塾大学大学院准教授
 
 
 
 

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会員のみなさま 1194                    後醍院 廣幸
 
おはようございます。本日は2020年9月26日(土)、現在は昼前の11時過ぎです。
 
 この23日と24日をスタートとして”年内ほぼ断酒デー”に挑戦し始めたところです。
昨日は前から約束をしていた東銀座での飲み会(”かめ幸”→中華三原)があったため
断酒はしませんでしたが今後はもう言い訳は通じなくなります。特殊事情以外では
全部断酒デーとなるはずです。断酒励行の原因はと言えば、コロナ禍の最中だけで
体重が5㎏増という現実と新型コロナウイルスによる致死率で高血圧と肺炎、痛風
高く挙げられたことです。当方、この数年はそれまでどちらかと言えば低かった血圧が
上昇傾向になったこと、肺と心臓に不安がある事、それに一番悪い痛風が再発し始め
たこと・・・によります。
 本日は月一で行っている近くの内科クリニックで調剤薬を貰う為に軽い診察をしても
らいに行きました。最近常時着用マスクの影響もあり、首肩背中胸の懲りというか軽い
痛みがあるので予定外に胸のレントゲンと心電図を取ってもらいました。結論から言えば
不安一掃の正常そのもの・・・という結果でした。ただ先生に先の報道によるところの
痛風によるコロナ死が多発している現状を話すと、流石に先生はその件は御存知で、
後醍院さんはコロナには特に気を付けてくださいと言われました。何時もより咳の出かた
が多くなったり体温が37℃以上になったりした時は早目の診察・対応をするべきとの
事でした。コロナ検査に関し一つ朗報が入って来ました。あのソフトバンクグループが
PCR検査を格安で出来る検査施設を開設するというニュースです。
検査機関ですが、我が国府台にある国立病院で行うことのようです。ここは市川=松戸間の
京成バスの停車駅で病院の前には東京医科歯科大学の教養部のキャンパスと我が母校
である千葉県立国府台高校の前に位置します。我々的にはここの病院名は国府台病院
が普通に通じますが、この病院は戦前からやたらと病院名を変更しています。永井荷風
散人の断腸亭日常の昭和17年の日記で”街の噂”と題した一文によると、戦時中のこの
病院の名前は”陸軍精神病院”でした。大体この地区は精神病院がここと式場病院、
結核専門病棟が化研病院(現在は国際医療福祉大学市川病院)・・・と、大病院でもちょっと
普通ではない病院ばかり集めています。
 新しい検査病院と国府台病院の説明を添付しておきます。
 
ソフトバンクグループの子会社「新型コロナウイルス検査センター」の検査施設が24日、千葉県市川市国立国際医療研究センター国府台病院内で稼働を始めた。唾液を用いたPCR専用の施設で、当初は企業や自治体などの団体向け。ホームページを通じて申し込み、送られてきたキットを返送する。1検体当たり2000円(税別、配送料・包装費除く)で、受領した即日結果が出る。
 
 まあ、検査が安くできることは良い事なのでソフトバンクへの攻撃はストップしておきます。
 
 というわけではありませんが、断酒前の一回だけのやや大飲みはもちろん今回だけ
にして、本日からは酒なしの夕食が続くことになります。というわけではありませんが、
飲んで帰宅したのが10時過ぎとなり、就寝も11時以降で朝は6時半に起床、クリニックへ
行くのでこのPNCも医者から帰った後に・・・ということになり現在書いている次第です。
 
 天気ですが、今日と明日は雨マークがビッシリとなっています。昨日もほとんど雨の
一日でしたが、台風12号が東にそれてくれたおかげで雨風は大したことがありませんでした。
今週末の休日は雨ですが、週明けからは好天が連続するいよいよ待ちに待った”行楽の秋到来”
という事になりそうです。もちろん、コロナが怖くない人だけの話ですが!?!
 
 相撲に行きます。昨日は千代大龍照ノ富士の2人が休場、これで今場所の幕内力士の休場者は
11名になってしまいました。やはり場所前に横綱2名が先だって休場したことがその後に影響を
与えたことに間違いは無いでしょう!?!北の富士も言います。これではお客さんも盛り上がらず、
熱狂にはほど遠い拍手で、すっかり白けた・・・です。腰痛が再燃しそうだが私は休まないと、
早寝(ふて寝か?)をするそうです。優勝力士は正代と翔猿に絞られたようですが、まだ???です。
 
 ついでに競馬ですが、こちらもあまり良いレースは組まれてなく、本日の土曜競馬は
10Rの馬連で4-7の一本勝負だけしてみました。明日のレースに期待を後回しします。
 
 
 今日は量子物理学は勉強しましょう!
 
 
量子物理学
 
 
 
 
すなわち粒子間の共同謀議の実測値がベルの不等式の範囲内なら、EPRパラドックスアインシュタイン)は正しく、それが破られていたらボーアのいう量子力学の予言が正しいとなる。こうしてベルの定理は、アインシュタインの考える局所的な実在世界と、量子力学が予言する「魔的」とも思える世界との数値差を決定的に検出できる道を開いたのである。
 ベルは常にアインシュタインの深い考え方を尊重していた。そして彼の『EPR論文』に大きな感銘を受けてこの研究に入り、「ベルの定理」を世に送り出したのである。
 もし量子力学のいう奇怪な予言が正しいのなら。「この世」に関する従来の科学の考え方は根本的に間違っていたことになる。だからベルはアインシュタインが主張した「EPRパラドックス」の正しいことを何とか証明したいと願っていた。そうした願望から「ベルの定理」は生まれたのである。
 アインシュタインやボーアが亡くなった後年になって実際の検証実験が行なわれたとき、皮肉にもアインシュタインの挑戦状『EPRパラドックス』は「この世」に適合しないことがはっきり証明されたのである。
 アインシュタイン相対性理論は、間違っていたのである。
 
 科学の革命「アラン・アスペの実験」
 パリ大学において一連の慎重な実験が行なわれ、一九八二年の厳しいテストで最高潮に達した。
 結果は?  量子力学の予言がまったく正しく、アインシュタインが「とうてい考えられない」とした魔的ともいうべき現象が実際に起こっていることが明確に確認された。この時点で「EPRパラドックス」は、パラドックスではなくなったのである。
ベルは、アインシュタイン相対性理論(超光速不可能の原理)こそ人々の量子論に対する正しい解釈への困難を作り出している。アインシュタイン理論を葬り去って、それ以前の科学(エーテル概念)の早急な復活が必要だと言っているのである。考え方や信念が日本の主流科学者たちと、えらい違いだとわかるだろう。
 
 
 
 
 
 
 

 

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会員のみなさま 1193                    後醍院 廣幸
 
おはようございます。本日は2020年9月22日(火)、現在は朝の7時過ぎです。
 
 好天で寒いくらいの気持ちのいい朝の到来です。体調は良好ですが寒さのせいか
鼻水が止まりません。風邪引きまではいってないでしょうが今後は十分注意が必要です。
 一昨日発生が確認された台風12号は針路を変えて列島のど真ん中を直撃、関東地方は
メインの通り道となりそうです。予想では我が東京界隈は24日(木)から25日(金)お昼
ぐらいが直撃時間でしょうか!?!気を付けましょう!台風の規模(大小)などは発表されて
いませんがどんなものでしょうか?
 本日は所謂秋のお彼岸(秋分の日)です。当家は彼岸前の18日(金)の平日にヒトより先駆けて
済ませていますので、そして観光も皆無なので昨日あたりの久々の超混雑とは無縁です。
 我がマズゴミ界でのコロナ禍の話題はひと頃とは正反対に全くなくなっています。それどころか
今回の4連休はもうコロナは去ったかのような報道状況となっています。ついこの間まで連日
嫌というほどの報道していて大して日にちが経ってはいないのに、この行楽関係の報道は一体
同じ国での出来事ですか?と、言いたくなります。東京界隈では1番2番人気は鎌倉・箱根あたり
でしょうか?まだ遠出は少ないようで近場の行楽名所に集中したようです。今後はGoToトラベルと
やらの東京解禁がスタートし、やや遠めの本格的数泊旅行も復活しそうです。それでもこの4日間
の結果(コロナ感染)の出る2週間後がやや心配です。当方的には暑さのピークは完全に去ったので
熱中症の心配はほぼ終了しました。今後はむしろ通常のインフルエンザの方が心配となります。
それでも100%マスク着用に変更はないのでインフルはさほど心配はしてませんが。
 当方、今日で6連休が終了です。今日の予定はGSでガソリン補給→近場の蕎麦どころ”あずま”で
ミニ丼+蕎麦のセットを食べる予定にしています。この店には開店当時(1~2年程度前)に一度行った
きりですが、平日でも毎日満員状態なので美味しいのでしょう!?!
 
 さて、本日見たら土曜日まで観れない相撲の状況です。昨日は優勝候補の上位陣はほゞ勝って
下位の”翔猿”も完勝、優勝も狙えるかもしれない位置にいます。本日は競馬ももちろん無く、
4時ごろから(幕内の対戦以降)一杯やりながらの観戦と行きたいものです。これで翌日からは
3か月断酒の前哨戦的断酒に入ります。
 そして競馬です。変則の月曜日開催はG2の菊花賞トライアルである(上位3着までが菊花賞
出走権利獲得)セントライト記念がありました。当方は昨日此のセントライト記念と10Rの2鞍だけ
買いました。10Rはまったくかすりもせずでしたが、メインの11Rのセントライト記念は勝たせて
戴きました。最近はまったく好成績が無くなっている内田博之の乗る3連勝中の”バビット”という
馬から馬連の4点流しです。結果はバビットが4連勝で見事に鼻からの逃げ切り勝ちをしてくれました。
紐で買った横山典の馬は内田の逃げ切りの前にあえなく討死の最下位に沈みました。
6-9で1460円の配当ですが、紐の9番の馬が一番人気なのでこの配当は妥当です。当方的には
紐に買った馬が不人気馬なら最高なのですが、残念ものでした。結果として4100円→7100円と
なっています。次週に期待・・・です。というか後2週で中山の開催が終わりますが、その後の無観客
レース解消だけに期待をかけます!?!
 
 当方は年金受給が開始(多くは65歳から)されてから7年近くなっていますが、40代・50代・60代
の平均貯蓄額からみえる未来とはと題した記事から抜粋をします。
 年金額は・・・
国民年金:65,141円(老齢基礎年金 満額1人分)
◎厚生年金:220,724円(夫婦2人の老齢基礎年金を含む標準額)
 
 世代別の平均貯蓄額、および中央値は・・・
◎40代:694万円(中央値365万円)
◎50代:1,194万円(中央値600万円)
◎60代:1,635円(中央値650万円)    です。一般に平均値よりも中央値の方が身近な値
  と感じるでしょう。
 
 今後、退職金などのまとまった収入もありますが、一応貯蓄650万円が基本数値として考えます。
老後資金の調達は?基本的には年金額と現在の貯金額との差額をどのように調達するかです。
金融商品を使う・・・当方はほゞこれはやらない!
◎出来るだけ長く働く…、当方はこれに当たる!
 
 結局、もし身体が健在なら働けるだけ働くことです。当方的には現在の仕事のようなものは止めて、
スーパーのカート集めのような弱肉体労働の仕事を週に2日か3日できれば理想的です。
車を運転する仕事は絶対に不可です。
 
 昨日、当家の貯蓄(銀行・郵貯信金・タンス預金)を軽く調査したら、一つの銀行に集中していることが
判明しました。まあ大した額ではないのですが、これは行けませんね。分散しなければなりません。
当方など大金持ちではないので(貯蓄数億から数十億)、外国の通貨とかには縁がありません。
もし億単位の貯蓄がある人は日本円の他に米・英・ユーロ・中国の札にもヘッジ的な置換をしておくべきです。
それに大金持ち諸氏は3分の1は金塊や金コインに変えておくべきです。3等分して金が3分1、紙幣
(外国札も含め)が3分の1を銀行中心に預金、後の3分の1は(外国札も含め)タンス預金・・・にしておく
べきでしょう!
 
 貯蓄と年金受給は今後どの家庭でも生きていくうえでの最大の課題です。当方より若い人で非正規で
働いている人(派遣社員など)は退職金がないので、是非年金保険には加入して積立預金をすべきです。
検討を願います!
 
 今回は6連続弾の最終回なのでもう一つのテーマを軽く行っておきます。
 
 ネットを覗いていたら研究結果として”定期的に読書する人は寿命が2年長い”と、ありました。
 
 エール大学の最近の研究によれば、被験者3635人を3つのグループに分けた。
①まったく読書をしないグループ②週の読書時間が3.5時間以下のグループ③週に3.5時間以上
読書するグループ。結果は、週に3.5時間以上読書する被験者たちは読書しない被験者に比べて
23%も死亡する確率が低かった。これは、ジョギングが心臓血管系に効果があるのと同様に、読書は
脳に効果的な運動効果があるということです。加齢により記憶力や脳の総合的な機能が低下するが、
読書はその衰えのプロセスを緩やかにして、頭を明晰に保つのに役立つ。似たような研究で、定期的に
読書する人は、アルツハイマーになる確率が2.5倍も低いことが解っている。
 雑誌の記事や新聞も良いのですが、一番良いのは本を読むことのようです。
本の種類的には、プロットがすばらしい本、ストーリーが重々しい本、ハラハラドキドキさせられる本、
閃きを与えてくれる本、読み終えるまで眠れなくなる本、膨大なページ数の本、とてつもなく素晴らしい本。
 です。読書をたくさんする人ほど長生きできることです。
 
 みなさまもネット記事とかスマホニュースとかだけでなく、新書や文庫、軽い単行本の他に偶には
当方が読むようなニーチェとかドストエフスキーとかも読んでみたらいかがでしょうか!?!
 
 
 というわけで、今回の6連続弾PNCは終了です。次は週末の土曜日になります。
この間、台風12号の影響でやはり大雨には十分注意しましょう!
量子物理学は付けますので勉強お願いします!
 
 
量子物理学
 
 
 
 
  アインシュタインの反撃!『EPRパラドックス
 
 量子論の初期には、物理学者たちは二つの陣営に分かれていた。一方はボーアに率いられた「コペンハーゲン派」といわれる人たちで、一方はアインシュタインを旗頭とする「量子力学がそのような馬鹿げたことを言うのであれば、とうてい満足のいく理論ではない」と主張する人々である。
 量子力学が不完全だというアインシュタインの考え方の根拠は、量子の不確定性という性質に向けられていた。アインシュタインは電子などの粒子も通常物質と同じく、はっきりとした位置と、はっきりした運動スピードを、同時に有していることを信じたかったのである。
 量子力学によれば、どんな遠方の宇宙でも、二つの粒子間における情報交換は瞬間的(超光速)に行われることになる。アインシュタインは自己の打ち立てた特殊相対性理論光速度不変の原理)からいっても、そのような馬鹿なことが起こるわけがないと考えたわけである。
 
  『ベルの定理』の出現
 
 アインシュタインが正しいのかボーアが正しいのかの決着はジョン・スチュアート・ベルによってなされた『ベルの定理』による。
 「ベルの定理」を一口にまとめれば、数式で構成された確率の証明法である。ベルは「EPRパラドックス」でいう、2粒子間の量子系の問題点に着目し、そこに強力な数学的な定理が成り立つことを見出した。それが後に「EPRパラドックス」の実際の研究を行う際の、決定的に重要な数値であることが判明したのである。
 「ベルの定理」の要点とは次のようなものである。
 量子力学でいう三組の粒子の共同謀議(相関ともいう)をとる角度を適当に選ぶことによって、量子力学の予言が「ベルの定理」(不等式ともいう)を破る場合があることがわかったのである。
量子力学が予言する状況では、A・B 粒子間の共同謀議の確率の度合いは「ベルの定理」でいう数値の限界を超えてしまうのである。
 量子力学の観点からは、二つの分離した粒子系の共同謀議の確率はベルの定理でいう「局在的な実在」が許容される確率よりも多くなければならない。これを利用して、量子力学の予言が正しいのかどうかを検証することができる。