PNC会員へ・・・

会員のみなさま 1557                     後醍院 廣幸
 
おはようございます。本日は2021年11月4日(木)、現在は朝の6時45分です。
 
 今朝も好天の1日が始まりました。晴れマークは1日増えてこの日曜日までと
なりました。これまで降雨の日が多かったので少しは晴れが連続しても文句は
言われないでしょう!
 
 それにしてもコロナ禍と”毎日が日曜日”状態の巣篭り人間にとっては日々の
所業がなかなか大変です。結局、何時ものリハビリ・”じゅんさい池1周ウォーキング”
・多少の買い物、意外には映画鑑賞とか読書ぐらいしか暇つぶしはありません。
 本日の予定はリハビリ→”じゅんさい池1周ウォーキング”→昼食→墓参り→上新電機
→GS・・・となっています。
 
 昨日のコロナ感染状況ですが、やや増加傾向となり、都で25人、大阪で53人、
全国では265人と出ました。まだ本格的な増加とは言えないでしょうか(?)。
 昨日はたった1日の祝日のお休みでありましたが、結構人出は多く、主要高速道路
はどこも渋滞していました。何とか遊びたい人は多いものですね!今後、当分の間は
紅葉狩りの時期です。適当に外出することですね!
 当方的には遠くへの外出と飲酒は年内は控える予定です。つまらない日々となります。
 
 昨日、数カ月ぶりに近所に住んでいる長老というか元気で超長生きの知り合いのオジサンと
話をしました。この方とはもう70年近い付き合い(我が親の代からの知り合い)となります。
奥さんは20年前に亡くされましたが、一人で元気よく生きておられます。チャンと歩けるので
近くのスーパーや病院、墓参りは普通に励行されています。話もちゃんとできます。
この位の年寄りなら当方もお願いしたいものです。現在95歳でもうすぐ96歳になるそうです。
 ひとり住まいで全部自分で日々の家事もこなしているようです。当方と23歳違いですか!
どう考えても当方はそこまで生きる自信はありませんが、重篤な病にならないなら90歳近くまで
は生きてみたいものです。
 
 
 今日も植草氏のコラムは付けます。
 
 
 
 「植草一秀の『知られざる真実』」
 
                            2021/11/03
 
           野党共闘をつぶしては駄目だ
 
                第3070号
第49回衆議院議員総選挙の結果を受けて立憲民主党枝野幸男氏が代表辞任
を表明した。
 
11月1日付記事メルマガ記事
「立憲枝野代表の引責辞任不可避」
 
に記述した通りの結果になった。
 
今回総選挙の核心は枝野立憲の大惨敗。
 
その理由は枝野立憲民主党が主権者から支持されなかったことにある。
 
最大の要因は枝野幸男氏が野党共闘を冒涜、否定する姿勢を押し通したこと。
 
289の小選挙区のうち213の選挙区で反自公候補の一本化が実現したこと
から、立憲民主党共産党を含む野党共闘に積極的であったと報じられてい
る。
 
しかし、これは事実誤認。
 
候補者一本化が実現した最大の貢献者は共産党
 
共産党が多くの選挙区で候補者擁立を取り下げたことで候補者一本化が実現し
た。
 
そして、その恩恵を最大に享受したのが立憲民主党
 
しかし、立憲民主党枝野幸男氏は野党共闘に背を向けていた。
 
今回の総選挙直前に枝野幸男氏は記者に対してこう述べた。
 
「「野党共闘」というのは皆さんがいつもおっしゃっていますが、私の方から
は使っていません。
 
あくまでも国民民主党さんと2党間で連合さんを含めて政策協定を結び、一体
となって選挙を戦う。
 
共産党さんとは(共産、社民、れいわの3党と一致した政策に)限定した範囲で
閣外から協力を頂く。」
 
枝野氏は、共闘の対象は国民民主と連合であって、共産、社民、れいわとは共
闘しないと述べていた。
 
10月23日に都内で行われた市民団体のイベントでは、立憲民主党の枝野幸
男代表が共産党志位和夫委員長との記念写真撮影を拒絶した。
 
枝野氏は野党共闘を推進したのでなく、野党共闘に背を向ける対応を示し続け
た。
 
このために、立憲民主党野党共闘構築を牽引することを期待した主権者多数
立憲民主党不支持に回った。
 
その結果として立憲民主党比例代表選挙で大敗した。
 
2017年総選挙と2021年総選挙の結果を客観的に検証すると、この事実
が鮮明に浮かび上がる。
 
旧民主党=旧民進党である「立憲民主党希望の党」、および「立憲民主党
国民民主党」の獲得議席数を見てみよう。
 
2017年選挙
選挙区36  比例代表69
 
2021年選挙
選挙区63  比例代表44
 
他方、自民党獲得議席
 
2017年選挙
選挙区218 比例代表66
 
2021年選挙
選挙区189 比例代表72
 
旧民主・旧民進の2017年、2021年獲得議席数を見ると、
 
選挙区で27議席増大、比例代表で25議席減少
 
となった一方、自民党
 
選挙区で29議席減少、比例代表で6議席増大
 
となった。
 
つまり、小選挙区で反自公候補が一本化されたことで立憲民主党議席激減を
免れたのである。
 
ただし、立憲民主党への支持が急減したために立憲民主党比例代表での獲得
議席数を大幅に減らした。
 
自民党が獲得議席数で大健闘したのは比例代表議席を積み増したからだ。
 
この状況で野党候補一本化が消滅すると何が起こるか。
 
立憲民主党は獲得議席数をさらに激減させ、野党第一党から転落する可能性が
高い。
 
読売、産経、日経が「野党共闘路線が立憲惨敗の主因」とのプロパガンダを流
布している。
 
公明と関わりの深い毎日も同調している。
 
通信社の時事、共同も歩調を合わせている。
 
狙いは単純明快。
 
米国が支配する日本の政治構造を固定化する上での最重要課題が「野党共闘
粉砕」なのだ。
 
この情報誘導に乗せられて立憲民主党野党共闘路線を放棄すると、立憲民主
党は小政党に転落する。
 
これが日本支配勢力の狙いである。
 
この点を見落としてはならない。
 
政治学者の御厨貴(みくりやたかし)東大名誉教授への総選挙総括インタ
ビュー記事を東京新聞が掲載した。
 
御厨氏は野党共闘について次のように述べる。
 
「与党と1対1の構図をつくって国民に選んでもらうこと自体は間違っていな
い。
 
今回、衆院選で初めて本格的な共闘が実現し、各党はどこで妥協し、どこで主
張するかを学んだはずだ。
 
結果が出なかったからといって、共闘をつぶしては駄目だ」
 
正しい見識。
 
現行の選挙制度小選挙区を軸としている以上、現政権に対峙する勢力が候補
者を一本化することは当然の対応になる。
 
今回選挙で候補者一本化を実現していなければ、立憲民主党獲得議席数はさら
に激減していた。
 
野党共闘によって立憲民主党議席激減を免れたのだ。
 
最大の貢献を示したのは共産党
 
共産党の協力によって立憲民主党は多数の議席を確保した。
 
しかし、立憲民主党枝野幸男氏は野党共闘を冒涜する発言を続けた。
 
野党共闘に尽力した政党、人々に非礼な対応を続けた。
 
このことが立憲民主党比例代表選挙結果に如実に反映された。
 
立憲民主党支持者が激減した。
 
野党共闘で重要なことがある。
 
それは基本政策を共有すること。
 
基本政策を共有せずに共闘するのは野合。
 
正しい対応でない。
 
「政策連合」は「平和主義の堅持」、「原発ゼロ」、「共生の経済政策」の基
本政策を共有する勢力による連帯の構築を呼びかけた。
 
このことで立憲、共産、社民、れいわの政策協定合意が成立し、選挙協力が実
現した。
 
ところが、この「野党共闘」を否定する言動を示し続けたのが枝野幸男氏だっ
た。
 
そのために、比例代表選挙での立憲民主党への投票が激減した。
 
立憲民主党野党共闘を推進したから立憲民主党が得票を減らしたというのは
事実に反する。
 
現在の日本政治体制死守を目論む守旧勢力=日本政治史支配勢力にとっての最
大脅威が「野党共闘」。
 
これが「野党共闘」批判が広く流布されている主因。
 
既得権勢力による情報空間の操作はマスメディア情報空間だけでなくインター
ネット情報空間にまで及んでいる。
 
Dappi問題がこの事実の断片を浮かび上がらせている。
 
インターネット上に激しい勢いで流布されている偏向情報=プロパガンダ
共産党を含む野党共闘攻撃」。
 
既得権勢力の最大脅威である「野党共闘」をこの機会に粉砕することが目的
だ。
共産党天皇制、日米同盟、自衛隊を直ちに改変することを求めていない。
 
かつて自民党社会党党首を首相に担いで政権を樹立したことを含めて考えて
も、共産党を含む野党共闘に問題は存在しない。
 
既得権勢力にとっての最大かつ唯一の問題は、野党共闘が確立されれば、いつ
でも政権交代、政治刷新が実現してしまうこと。
 
立憲民主党内に「共産党を含む野党共闘」に対する正反する意見対立があるな
ら、党を分離するのが唯一の正しい対応だ。
 
基本路線が異なる勢力が同居することが混乱・混迷の主因なのだから。
 
共産党を含む野党共闘」に反対の勢力は国民民主党と合流するべき。
 
共産党を含む野党共闘」に賛成する勢力はれいわ、社民と合流して共産党
強固な共闘体制を構築するべきだ。
 
共産党を含めた三党が合流して「日本共生党」を創設することも一案だ。
 
枝野幸男氏辞任後に討議するべき最重要テーマは相容れぬ基本路線の同居状態
を解消することにある。
 
 
 量子物理学も行きます。
 
 
 
 
  この世では「直線が曲線」に、「曲線が直線」で認識される。
 無限宇宙を理解する第一のヒントは、宇宙(空間)の曲りに同化されているわれわれは、曲がった空間を、曲がっていない空間(直線)と認識してしまうことにある。これが「無限宇宙」を解明する最大のポイントになる。
  
  宇宙は「逆転、裏返し」になっている!
 無限宇宙の正体とは、」われわれの存在を基本にして宇宙を観測すると、本来の構造状態から完全に逆転・裏返しになって観測される。だから「どこまで行っても果てがない」のである。
 
   この世は「砂時計」
 巨視的に「この世」(宇宙)の全体構造を見ると、砂時計の構造と非常に似ていることに気付く。われわれは宇宙の何処にいても。そこが宇宙の中心(砂時計でいうクビレの中心)となる。地球からどんなに遠くの宇宙へ移動しても、そこが常に宇宙の中心として観測されるわけである。
 宇宙のエーテル流は、個々の物質に対して砂時計の形で全方向から内部を透過している。とするとその砂時計の中央くびれの中心に個々の万物(われわれ)が在り、それら内部を空間エーテルが透過する状態が「時間」だと解釈する。
 宇宙が「時間・空間」の代名詞であるというのは、まさに的を射ていたわけである。ビッグバン理論では「宇宙は、いつ誕生した?」という設問を基底としているが、いつとは時間(宇宙)そのものである。こうなると「時間(宇宙)は、いつ(時間)誕生した?」となてくるが、時間が時間の中から生まれるわけがない。このようにビッグバン理論の根本には常に概念的な矛盾が生じてくる。ビッグバン理論の崩壊は必然的であり、文字通り「時間」の問題であることも間違いないといえる。
  考えるほどに、「宇宙」と「海」は非常に良く似ている。 
両者とも常に物質を生じ育むと同時に、全体の歪圧力で塵埃を消滅させながら、基本母体へ同化還元させるエネルギーを常に内部存在に加えている。
 まさに宇宙も海も巨大な浄化装置であり、万物を培う母なる存在である。
 スウェデンボルグは、「この世」に並行して多くの霊界が存在するというが、われわれが見ている広大な宇宙すら霊界全体の単なる一面だったようである。そう考えると、われわれを含む「この世」とは、実に物凄い世界だといえるだろう。
 
 
    では、また明日・・・・・
 
 
 

          PNC会員へ・・・

会員のみなさま 1556                    後醍院 廣幸
 
おはようございます。本日は2021年11月3日(水)、現在は朝の7時15分です。
 
 今日は国民の祝日である文化の日でお休みです。当方のような巣篭り”毎日が日曜日”
人間には関係なくずっと休みなので書いても仕方ありませんか(?)。
 昨日も含めやっと秋らしい天候となり、これはこの土曜日まで続きそうです。
この点だけはやや良いニュースと言えそうです。つまらないですね!?!
 
 コロナ感染ですが、昨日はやや持ち直し、都で18人、大阪で36人、全国では221人まで
やや増となっています。現在の盛り場などの密発生状況は何時頃感染数に反映されるので
しょうか(?)、不明です。
 
 今日は植草氏と量子物理学だけ添付します。当方的には総選挙も選挙結果もまったく
興味が無く、ただ投票などの国民の義務だけは果たしたというだけの代物でした。
 自民も立憲も中身は大差ないとしか思えず、勝った負けたなどトンデモ現象です。
 負けるのが確定している立憲の候補者に投票しましたが、本当につまらない選挙でした。
 
 それよりも当方の書きたいこと書かねばならないことが段々なくなって来て、PNC休止の
方向の方が気掛かりとなって来ました。当面は暇人なのでPNCは書き続けますが、以前の
ように週に1回か2回が本当はベターなのでしょうか?
 
 
 
                             2021/11/02
 
           野党共闘への恐怖が際立つ皮肉
 
               第3069号
10月31日総選挙の核心は枝野立憲大惨敗。
 
サブの核心は岸田自民大勝と維新躍進。
 
岸田自民大勝と維新躍進をもたらした原動力は枝野立憲大惨敗にある。
 
立憲大惨敗について事実を歪曲する報道が展開されている。
 
歪んだ情報流布の背景に大きな思惑がある。
 
それは野党共闘の阻止。
 
私は今回総選挙での立憲民主敗北を予想してきた。
 
最大の理由は立憲民主が野党共闘に背を向け続けたこと。
 
10月22日発売の『月刊日本2021年11月号』に
 
「抜本改革不可欠は野党」
 
と題する論考を寄せている。
 
立憲民主の惨敗を予想した。
 
この論考では総選挙後に岸田首相が自民党幹事長と外相を交代させる可能性に
ついても言及している。
 
岸田氏は総選挙後に林芳正氏を外相に起用する案を保持していたと考えられ
る。
 
総選挙後に幹事長を交代させて岸田体制を構築することも予め想定していたと
考えられる。
 
立憲の枝野氏は岸田首相を選ぶか枝野首相を選ぶかの選挙であるとの主張を展
開したが、日本の主権者が選択したのは岸田首相だった。
 
岸田氏と枝野氏の選択を迫られれば多くの主権者が岸田氏を選択するのは順当
だ。
 
今回選挙の最大の特徴は枝野立憲が忌避されたこと。
 
比例代表選挙の立憲得票率(絶対得票率=全有権者に占める得票の比率))は
11.2%。
 
国民民主投票率を合わせて13.7%だった。
 
2017年選挙における立憲民主と国民民主の得票率合計は20.0%。
 
6.3%ポイントも得票率を下げた。
 
全体投票率が53.7%から55.9%に上昇したのに、得票率が20.0%
から13.7%に低下した。
 
枝野立憲が支持されなかった最大の理由は枝野幸男氏が野党共闘に背を向けた
ことにある。
 
私はこの点を再三指摘し続けた。
 
その上で、多くの主権者が立憲民主支持から手を引くことを予想した。
 
枝野幸男氏が野党共闘に背を向けたことを受けて、多数の主権者が立憲民主へ
の投票をやめた。
 
これが真実だ。
 
ところが、メディアは立憲民主が野党共闘に進んだために立憲民主が議席を減
らしたとの真逆の報道を展開している。
 
このような情報誘導も想定の範囲内
 
日本政治支配を維持しようとする勢力にとっての天敵は「野党共闘」なのだ。
 
2009年に鳩山政権が誕生した影の主役が「野党共闘」だった。
 
共産党の候補者取り下げの協力なくして2009年の政権交代実現の偉業を語
れない。
 
民主党小沢一郎氏が主導して野党共闘の素地を固めた。
 
今回の総選挙直前に枝野幸男氏は記者に対してこう述べた。
 
「「野党共闘」というのは皆さんがいつもおっしゃっていますが、私の方から
は使っていません。
 
あくまでも国民民主党さんと2党間で連合さんを含めて政策協定を結び、一体
となって選挙を戦う。
 
共産党さんとは(共産、社民、れいわの3党と一致した政策に)限定した範囲で
閣外から協力を頂く。」
 
枝野氏は、共闘の対象は国民民主と連合であって、共産、社民、れいわとは共
闘しないことを宣言した。
 
10月23日に都内で行われた市民団体のイベントでは、立憲民主党の枝野幸
男代表が共産党志位和夫委員長との記念写真撮影を拒絶した。
 
枝野氏は野党共闘を推進したのではなく、野党共闘に背を向ける対応を示し続
けた。
 
この事実に触れず、立憲民主が野党共闘にまい進したとの報道は完全な誤報
 
意図的誤報である。
 
枝野氏が野党共闘を否定したため、野党共闘を求める主権者が立憲民主を支持
しなかった。
 
これが立憲民主党比例代表選挙での惨敗をもたらす主因になった。
 
枝野幸男氏は総選挙大惨敗の責任を取って辞任するしかない。
 
その上で、立憲民主党は「野党共闘推進派」と「野党共闘否定派」に分離する
べきだ。
 
野党共闘否定派」は国民民主と合流し、「野党共闘推進派」は「れいわ」、
「社民」と合流するのが適切だろう。
 
主権者の視点に立って野党再編を断行することが求められる。
 
今回総選挙では自公の絶対得票率(全有権者に占める得票の比率)が26.3
%に達した。
 
維新の絶対得票率は7.8%。
 
自公プラス維新の得票率は34.1%に達した。
 
政治刷新勢力の危機と言える。
 
反自公勢力の絶対得票率は21.8%に低下した。
 
2017年選挙では自公の得票率が24.6%、反自公の得票率が25.2%
だった。
 
情勢激変の主因は枝野立憲が主権者の支持を失う一方で、維新が支持を高めた
こと。
 
維新は自民よりも右に位置する政党。
 
若年層を中心に右傾化が進んでいることがうかがわれる。
 
他方、立憲が支持を失ったのは、立憲が政党発足の原点からかけ離れたことに
ある。
 
2017年の立憲の出発は「希望の党」の踏み絵にあった。
 
希望の党」が安倍政治に終止符を打つための大同団結を目指すものであるな
ら意義はあった。
 
ところが、「希望の党」は入党条件に「戦争法制=安保法制への賛同」を掲げ
た。
 
同時に入党拒絶者リストの存在が指摘された。
 
この経緯から、戦争法制に賛成できない議員の集団として立憲民主党が発足し
た。
 
このことが、「水と油の同居体」としての「旧民主党=旧民進党」の分離を意
味すると受け止められた。
 
私は旧民主党=旧民進党の分離を主張し続けた。
 
日本政治刷新を求める「革新勢力」と対米隷属政治の維持を目指す「守旧勢
力」が同居した状態が野党の混迷を招く主因になっている。
 
旧民主党=旧民進党が「革新勢力」と「守旧勢力」に分離して初めて、本当の
意味の野党勢力の結集が可能になると主張してきた。
 
立憲民主党は「革新勢力」の分離体として主権者の支持を集めた。
 
したがって、立憲民主党には、日本政治刷新を求める勢力の連帯としての「野
党共闘」を牽引する役割が期待された。
 
ところが、その立憲民主党が迷走を続けた。
 
挙句の果てに、枝野幸男氏は野党共闘を否定する方向に突き進んだ。
 
共産党の絶対得票率は2017年選挙が4.2%であったのに対して今回選挙
は4.1%。
 
得票率に変化は生じていない。
 
多くの重要選挙区で野党共闘が威力を発揮した。
 
東京8区では立憲民主党の吉田晴美氏が圧勝して自民党石原伸晃氏が落選し
た。
神奈川13区では立憲民主党の太栄志氏が小選挙区で勝利し、自民党甘利明
氏が小選挙区で落選した。
 
これらの選挙区で野党共闘が実現していなければ立憲民主候補勝利は実現しな
かっただろう。
 
しかし、立憲民主党への支持は全体として急激に細った。
 
その最大理由は枝野氏の野党共闘否定スタンスにあった。
 
共産党の支援を得ながら共産党を共闘の対象にしないとの発言は、枝野幸男
人間性に対する不信を呼び起こす原因にもなった。
 
党首に求められる最重要の資質は「人間力」。
 
枝野幸男氏の求心力の低さが今回選挙の結果を生んだことを真摯に見つめるこ
とが重要だ。
 
「立憲民主が野党共闘に進んだから支持を失った」との言説は野党共闘を恐れ
る勢力のプロパガンダ
 
野党共闘が脅威であるから、何とかして野党共闘を潰したいとの念願の表れ。
 
野党共闘を否定する者は結集して野党共闘から離れればよい。
 
他方、「野党共闘なくして政治刷新なし」と判断する主権者が多数存在する。
 
この主権者が多数存在する以上、その考えを共有する者が大同団結することが
重要になる。
 
立憲民主党は「野党共闘推進派」と「野党共闘否定派」に分離するのが適切
だ。
 
 
 次に量子物理学です。
 
 
 
 
 
  この世では「直線が曲線」に、「曲線が直線」で認識される。
 無限宇宙を理解する第一のヒントは、宇宙(空間)の曲りに同化されているわれわれは、曲がった空間を、曲がっていない空間(直線)と認識してしまうことにある。これが「無限宇宙」を解明する最大のポイントになる。
  
  宇宙は「逆転、裏返し」になっている!
 無限宇宙の正体とは、」われわれの存在を基本にして宇宙を観測すると、本来の構造状態から完全に逆転・裏返しになって観測される。だから「どこまで行っても果てがない」のである。
 
   この世は「砂時計」
 巨視的に「この世」(宇宙)の全体構造を見ると、砂時計の構造と非常に似ていることに気付く。われわれは宇宙の何処にいても。そこが宇宙の中心(砂時計でいうクビレの中心)となる。地球からどんなに遠くの宇宙へ移動しても、そこが常に宇宙の中心として観測されるわけである。
 宇宙のエーテル流は、個々の物質に対して砂時計の形で全方向から内部を透過している。とするとその砂時計の中央くびれの中心に個々の万物(われわれ)が在り、それら内部を空間エーテルが透過する状態が「時間」だと解釈する。
 宇宙が「時間・空間」の代名詞であるというのは、まさに的を射ていたわけである。ビッグバン理論では「宇宙は、いつ誕生した?」という設問を基底としているが、いつとは時間(宇宙)そのものである。こうなると「時間(宇宙)は、いつ(時間)誕生した?」となてくるが、時間が時間の中から生まれるわけがない。このようにビッグバン理論の根本には常に概念的な矛盾が生じてくる。ビッグバン理論の崩壊は必然的であり、文字通り「時間」の問題であることも間違いないといえる。
  考えるほどに、「宇宙」と「海」は非常に良く似ている。 
両者とも常に物質を生じ育むと同時に、全体の歪圧力で塵埃を消滅させながら、基本母体へ同化還元させるエネルギーを常に内部存在に加えている。
 まさに宇宙も海も巨大な浄化装置であり、万物を培う母なる存在である。
 スウェデンボルグは、「この世」に並行して多くの霊界が存在するというが、われわれが見ている広大な宇宙すら霊界全体の単なる一面だったようである。そう考えると、われわれを含む「この世」とは、実に物凄い世界だといえるだろう。
 
 
   という事で、また明日です・・・・・
 
 
 
 
 

             PNC会員へ・・・

会員のみなさま 1555                     後醍院 廣幸
 
おはようございます。本日は2021年11月2日(火)、現在は朝の6時50分です。
 
 今の所は曇天ですが、今日のお昼から週末の土曜日までは晴れマークが
ついて来ました。やっとの秋らしい晴天が続くようです。
 
 と言っても外出予定はほぼなく、リハビリや”じゅんさい池1周ウォーキング”、
買い物、ぐらいしか他にやることはありません。という事は精々読書に勤しむ
ぐらいですね。後は墓参りぐらいでしょうか(?)。
 
昨日のコロナ感染状況はもうここに書きだす必要のないくらい少なくなっています。
 都で9人、大阪で7人、全国でも100人割れの86人だけとなっています。
もう感染する方が不思議なくらいですね!?!
 
 衆院選の結果ですが、高齢の年寄り候補者の落選組の小沢や甘利は比例で復活
しました。つまらない小選挙区制ですね。賛否ありますが、これでは大物ほど負けること
はあり得ないという事になります。あのレンポーさん連呼の柏の当方と同級生も復活
のようです。もう辞めたらいいのにと思うのですが???です。
 
 今日から7か月前の4月3日から禁酒がスタートしました。今日でジャスト7カ月と
なりましたが、それ以前の昨年暮れぐらいから断酒やほぼ断酒の期間が3カ月以上あり、
年内でほぼ1年間の禁酒デー励行がもうそこまで来ています。予定では年明けの正月
から禁酒解禁とするつもりです。と言っても酒量とか飲酒デーはぐっと押さえますが!
 もう今年のクリスマスイブで満73歳になりますので適当に飲むぐらいなら何の問題も
発生しないでしょう!!!
 
 
 今日は何時もの植草氏のコラムと量子物理学を多めに入れておきますので
読んで下さい。
 
 
 
   「植草一秀の『知られざる真実』」
 
                               2021/11/01
 
           立憲枝野代表の引責辞任不可避
10月31日に投開票された第49回衆議院総選挙は
 
岸田自民大勝
 
枝野立憲惨敗
 
維新躍進
 
れいわ善戦
 
の結果に終わった。
 
自民党は選挙前勢力の276から議席を減らしたものの、単独で絶対安定多数
の261を確保した。
 
菅義偉首相が続投して総選挙に突入していれば自民党は大幅議席減を免れな
かったと考えられることを基準に考えれば、岸田自民大勝と言ってよい。
 
他方、野党第一党立憲民主党は解散時議席109から13議席減の96に
なった。
 
安倍・菅政治に対する国民の不信の大きさを踏まえれば、政権交代=政治刷新
実現の可能性すら存在したことを踏まえれば大惨敗に終わったと言える。
 
維新は4倍増に迫る大躍進を示した。
 
大阪を中心に議席を積み増したが、比例代表でも25議席を獲得して国政第三
党に躍り出た。
 
自民261、維新41、国民11の三党議席数合計は313となり衆院3分の
2の310を超えた。
 
自民党が右旋回すればこの三党で憲法改定に進むことも考え得る状況だ。
 
維新の政治的主張の位置は公明党よりも右寄りで、自民党は連立政権パート
ナーとして公明だけでなく維新を保持する状況に移行する。
 
今回の選挙結果を生んだ要因は次の三点。
 
第一は自民党岸田文雄氏が立憲枝野幸男氏よりも主権者から高く評価されたこ
と。
 
第二は立憲民主党の優柔不断な姿勢が主権者の不信を生んだこと。
 
第三は政権刷新への期待が高まらず投票率が十分に上昇しなかったこと。
 
枝野幸男氏は「岸田首相を選ぶか枝野首相を選ぶかの選挙」との主張を示した
が、多くの主権者が枝野首相ではなく岸田首相を選択した。
 
自民党党首が菅義偉氏のまま総選挙に突入していたら自民党獲得議席は大幅減
少したと考えられる。
 
岸田文雄氏は金融所得課税強化の公約を撤回するなど、政策路線にブレが見ら
れたが、人間性の印象で菅義偉氏をはるかに上回る。
 
枝野幸男氏と岸田文雄氏のどちらの好感度が高いかは明白。
 
枝野幸男氏は自身の人間力、好感度が著しく低いことを認識する必要がある。
 
立憲民主党は一部選挙区で自民党大物議員を落選させる快挙を示した。
 
その快挙を生み出した原動力は「野党共闘」にあった。
 
反自公の主権者の意思を束ねることにより、自民党長老を敗退に追い込むこと
が可能になった。
 
ところが、立憲民主党枝野幸男氏は野党共闘に対して優柔不断姿勢を変えな
かった。
 
枝野氏は「共闘の対象は国民民主党と連合であって共産、社民、れいわと共闘
しない」と述べ続けた。
 
多くの選挙区で共産党などの協力を得て票を獲得する一方で、野党共闘を否定
する言動を繰り返し、野党共闘に賛同する主権者、野党共闘に反対する主権者
の双方から不信を招いた。
 
選挙演説も大声でがなり立てるだけで熟議を尽くして主権者に寄り添うスタン
スが希薄だった。
 
総選挙結果を受けて抜本的な改革が必要であるのは立憲民主党
 
立憲民主党野党共闘を否定し、大企業御用組合の利害を代表する路線を鮮明
にするなら国民民主党と合流すればよいだろう。
 
立憲民主党が大企業御用組合の利害代表者ではなく、一般労働者の利害を代表
する勢力として存続するなら、明確に野党共闘路線を提示するべきだ。
 
自民党は大善戦したが小選挙区で敗退した甘利明幹事長は自身の選挙結果を受
けて幹事長を辞任する。
 
枝野幸男氏は衆院総選挙大惨敗の責任を明確にする必要がある。
 
立憲民主党は今後の政治路線を明確にするとともに、党の顔を刷新する必要が
ある。
 
自民党が党勢を維持した最大の背景は党の顔が刷新されたことにある。
 
焦点は幹事長人事に移る。
 
また、岸田内閣発足時に茂木外相が留任となったが、選挙後の内閣発足に際し
て外相の交代も考えられる。
 
岸田文雄氏は衆院総選挙を乗り切ったことで岸田氏が主導する体制を構築する
足場を築いたと言える。
 
岸田新体制がどのように再構築されるのかも重要な注視点になる。
 
立憲民主党が国民民主党と同じ路線を取るなら二つの政党に分かれる理由がな
くなる。
 
旧民主党、旧民進党は隠れ自公と革新勢力の同居体だった。
 
ここに最大の矛盾があった。
 
2009年に樹立された鳩山由紀夫政権は日本政治の基本構造を刷新しようと
した。
 
米国が支配する日本
 
官僚が支配する日本
 
大資本が支配する日本
 
の基本構造を刷新しようとした。
 
そのために、守旧勢力の総攻撃を受けた。
 
鳩山内閣を破壊したのは民主党内に潜伏していた隠れ自公勢力だった。
 
彼らは
 
米国による日本支配
 
官僚による日本支配
 
大資本による日本支配
 
の基本構図を堅持しようとした。
 
そのために、鳩山内閣を内部から破壊したのである。
 
「水と油の同居体」
 
旧民主党が抱える根本矛盾だった。
 
2017年の総選挙にかけての騒動の副産物として立憲民主党が誕生した。
 
小池百合子氏が「希望の党」入党条件に「安保法制への賛成」を設定したこと
から「立憲民主党」が誕生した。
 
この経緯を踏まえれば、立憲民主党と国民民主党との分裂は「隠れ自公勢力」
と「革新勢力」との分離と理解することができた。
 
立憲民主党の躍進は革新勢力の分離独立を主権者が歓迎したことの表れだっ
た。
したがって、立憲民主党が発展を遂げるには「革新勢力」としての位置付けを
鮮明にすることが必要不可欠だった。
 
ところが、立憲民主党を立ち上げた枝野幸男氏の迷走が始まった。
 
同時に立憲民主党枝野幸男代表、福山哲郎幹事長の二名が独裁的に運営し、
その後は旧国民民主党泉健太氏が独裁的執行部に加わり、「革新勢力」とし
ての立憲民主党の特徴が色あせた。
 
今後、立憲民主党の路線問題に焦点が当てられることになる。
 
敗戦後日本政治を支配してきた支配勢力は立憲民主党の右旋回を誘導する。
 
立憲民主党が惨敗した理由を「野党共闘路線」だと主張する。
 
狙いは、立憲民主党の右旋回だ。
 
可能であれば国民民主党と再合流させて「第二自公勢力」として立憲民主党
位置付けようとするだろう。
 
日本の二大政治勢力が自公と第二自公になれば、日本政治の基本構造は半永久
的に固定されることになる。
 
日本支配勢力はこの方向への転換を目指している。
 
立憲民主党が惨敗した真の原因は、立憲民主党があいまい路線を歩んだことに
ある。
 
「革新勢力」としての立憲民主党の立ち位置を明確にし、野党共闘路線を鮮明
に示していれば、立憲民主党ははるかに多くの主権者の支持を受けたはずだ。
 
日本政治刷新を求める主権者は、野党第一党の優柔不断姿勢を看破して選挙に
足を運ぶこと自体をやめてしまったのだ。
 
2009年8月総選挙の投票率は7割に近かった。
 
今回総選挙の投票率は56%程度と見られる。
 
2014年、2017年選挙の投票率を上回ったものの、歴史的低水準であっ
たことに変わりはない。
 
立憲民主党が大企業御用組合である連合六産別の支配下に位置することを自認
するなら、国民民主党と分裂する必要性はなくなる。
 
「連合六産別党」として国民民主党と合流するのが正しい選択になるだろう。
 
今回総選挙ではれいわ新選組が3議席を獲得した。
 
立憲民主党が本来の期待される役割を果たせないなら、れいわ新選組が「革新
勢力」の旗手として中核的役割を担うことが期待されることになる。
 
総選挙を終え、抜本的改革が求められるのが野党陣営であることを認識する必
要がある。
 
本稿の主旨に沿う「抜本改革不可欠は野党」タイトルの論考を、10月22日
発売『月刊日本2021年11月号』に寄稿しているのでご高覧賜りたい。
 
 
 次に量子物理学です。
 
 
 
 
「同化の原理」が科学を変える
 あらゆる物質の実体は、10万分の1以下のすき間だらけの存在である。すき間とは、言い換えると「空間」である。すなわちわれわれや宇宙の万物は、空間という物理特性に完璧に「同化」されていることになる。
 
 「空間は物質である」ことへ「同化の原理」を繰り入れることによって、「無限宇宙」の謎も量子力学のミステリーのおおよそのところもスッキリと解明できるのである。
 これまでの科学は客観的対象を究明するという姿勢が基本であり、研究者が対象物に「同化」しているという視点はまったく欠落していた。「同化現象」の異常さは、次のたとえを見れば分かるだろう。
 あなたは他人になれないし、あなた自身の内に同化している。他人の顔は客観的に見られるが、自分の顔は見られない。鏡やビデオで見る顔は虚像で実体物ではない。あなたの脳は、あなた自身では手術できないのである。
 宇宙の代名詞が空間であり、われわれを含めた全存在は宇宙(空間)内部に完璧に同化されているからで、おそらく未来永劫にわたってわれわれは宇宙を客観視できない。ここに「宇宙は無限である」という人類千古の謎の本質があったのである。
 この世の「物質と真空」を分離することは錯覚にすぎないと、ようやく先端科学は明らかにしつつあるのだ。星も原子も真空も、すべてが境目のない一つの全体(同化現象)だと、量子力学は明確に予見しているのである。
 
 
空間と物質と、どちらが固い(濃密)か?
 空間そのものに完璧に同化されているわれわれはすき間だらけのため物理的抵抗など感知されないだけである。しかも人間の本体そのものである精神(思考)こそ空間そのものゆえ、エーテル流の物性(流れの方向)にジカに影響されるのだろう。それらが麻雀のツキや星占いに見る運命の起伏として具現されてくるのだと思う。
 われわれが空間の中を通り抜けているのではなく、空間がわれわれの内部を通り抜けているのである。そうなると、空間の方が実体としては遥かに濃密な存在だといえよう。
 量子力学では「素粒子一個が時間・空間的に、宇宙全体に非局所的に存在する」と結論されている。
 「この世」はスウェデンボルグがいう「あの世という実体世界から投影されたホログラムの世界」で、われわれの人生なども陽炎のごとく淡い瞬間的なものだといえる。
 
   個が「波」に変化するとは?
 量子力学の奇妙さは、「ミクロの粒子は個と同時に波である」という概念で、これが長期間にわたって科学者たちを悩ませてきた大きな要因だった。しかし空間が物質を生じさせ、減しさせる母体物質という考え方を基にすれば何の不思議ももなくなる。海面に浮かぶ氷山をイメージされたい。そこでの海水が空間で、氷山が通常の物質である。
 ミクロの物質(素粒子)が「個と同時に波の姿を持つ」という現象も、氷山を構成する氷の表面が海水と溶け合う瞬間的な現象で、氷の表面が水に同化して波に変化している状態となる。ここに「個であると同時に波である」という概念が、立派に成立してくるだろう。
 スウェデンボルグは、われわれの物質界は多層レベルの霊界に取り囲まれた「特別な世界」と述べているが、イラストの氷山が「この世」という物質界で、それを取り巻く海水全体を「あの世」と考えても意味は同じである。氷山(この世)と海水(あの世)の境界は常に融けあって互いの空間がミクロ界に漏れ出している。スウェデンボルグに言わせれば「あの世」の空間が遥かに大きく「この世」に滲透していることになる。
 
 
            では、また明日・・・・・
 
 
 
 
 

会員のみなさま 1554                      後醍院 廣幸
 
おはようございます。本日は2021年11月1日(月)、現在は朝の7時ジャストです。
 
 早朝の現在は曇天模様ですが、今日から明日に架けてはこのまま曇り空が続くようです。
そしてその後は4日間ほど晴天マークが付いています。今年は盛夏終了と共に降雨の
日が多く、お天気までコロナ禍の様子が著しい毎日でした。今後の晴れ模様に期待します。
 
 コロナ感染ですが都では22人と減少傾向、大阪でも45人で全国では229人と出ています。
我が千葉では何とたったの3人と出ています。沖縄でも2人です。随分少なくなったものです。
 まあこの11月中ぐらいは大きな変化はないと思われます。何故なら日本人は本当に律義で
この場に及んでもマスクの非着用者は完璧に少なく、道行く人々のほぼ全員はマスク着用
しているようです。
 
 昨日は夜の8時以降には衆院選挙の投開票があり、渋谷あたりのハロウイン客も大人数で
すが、混乱なく終わったようです。と思ったら京王線電車内でトンでも事件が起きたようで
おちおち電車にも乗れませんね!
 
 衆院選挙の結果は大阪で維新が大躍進したことは当方的には本当に超残念ですが、仕方
ないです。これが我が土人国の現状ですから。時代は変わって来たようで小沢一郎が落選
するとは思いもよりませんでした。まあ、犯罪的甘利に犯罪的な幹事長が落ちたのと合わせ、
時代は変わったものだと変に驚いています。
 
 当方は千葉の6区になります。野党連合の人を応援しましたが、まったく及びませんでした。
我が地区の近場では柏「東葛)の例のレンポーさん連呼の当方と同級生の人も落ちたようです。
もうこの人は政界から去るべきでしょうね!?!
 
 今日の添付は量子物理学しかありません。少ないので2回分付けます。
 
 
 
 
 
因果律の崩壊(時間の反転)は、運動スピードが無限大を超えた時にのみ起こる。たとえば光速の何億万倍という超々光速度の宇宙船に乗っても、時間の矢は絶対に逆転しない。なのに秒速三十万㌔の光速を超えただけで、なぜ因果律が崩壊するのだろう?アインシュタイン相対論がどれほど変な規定をしているかはこれでお分かりいただけたと思う。「因果律パラドックスが起こるのは、アインシュタイン相対論を絶対的な真実だと思った時だけ」というデヴィッド・ボームの発言は確かに的を射ていた。またジョン・ベルが「科学をアインシュタイン以前に戻すことが先決」と直観している意味もここにある。
 アインシュタインが特殊相対論を考えるきっかけとなったのは、光と一緒に自分が進んだり、光を追い越したらどうなるのか?という仮説だったという。仮定を発展させた数学概念を、物理学に適用させる恐ろしさはここに極まるといえよう。もっと不思議なことは、こうした子供にも分かる矛盾が、科学の主流概念として一世紀近くも立派に通用してきたという事実である。
 日本の科学者や一般の人が、『ビッグバン宇宙論』や『アインシュタイン相対性理論』という呪縛作用から脱却できるのは、いったいいつの日のことなのだろう?
 人類文明を見ると良くしたっもので、時代の要請に合わせるように科学が発展してきた。人類の宇宙進出と歩調を合わせるように量子力学が発展し、量子通信が鋭意研究されていることは何かを暗示していよう。
 
 
 
 
 
     宇宙の正体はホログラム ・・・光と闇の迷宮
 
  「この世」はホログラム
 量子力学の謎は「意識が現実を創造する」をはじめ、「粒子は個と同時に波」であるという二律背反的な特質、「波束の収縮」という現象に見られるように、個々の粒子は宇宙の隅々にまで非局所的に広がっているという結論に集約されている。
 これはじつに幻想的で。かつ凄い含みを有していることをわれわれに示唆している。
 たった一個の粒子が宇宙の隅々にまで存在を拡げて、逆に宇宙全体が一個の粒子へ向けて収斂されていることになる。あなたの肉体の素粒子一個に、全宇宙の1千億の銀河や太陽が含有されているというのである。
 実は同じことを仏教も言っている。自分の内に宇宙のすべてが存在していると。つまり「この世」はホログラムそのものの世界であると言い切れるのである。
 
  「空間(真空)とは、宇宙の万物を生じ滅しさせる母体(物質)である・・・
 東洋哲学(仏教)では「色即是空」「空即是色」に見られるように、「空間」が「この世の主役である」ことが大きく前面に打ち出されている。現代科学(量子力学)と東洋哲学の融合する必然性は正にここにあるといえる。
 量子力学でいう「粒子は個と同時に波である」という二律背反的な特質、そして個々の粒子は宇宙の隅々にまで非局所的に広がっているというミステリーの解明は、まず、「空間こそ万物を生じさせる母体物質」(エーテル)であると科学の辞書に明記することから始まるのである。
 
 
  という事で、今日はここまでです。では、また明日・・・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 昨日の競馬は馬券は買いませんでしたがレースはしっかり見届けました。やっぱり人気の
良血場は強いですね。3強の戦いで終了しました。馬券的興味はほぼ皆無で、昨日は見るだけで
充分でした。次週以降もG1レースは続くのでどこかで大勝負出来るかも…と、期待しています。
昨日の東京競馬場ですが、だんだん有観客の人数も増えて来たようです。来年とは言わず、年内に
通常に戻してほしいものです。競馬(毎週)とワンピー相撲ぐらいは(2ヶ月に15日)愉しみたいものです。
 
 相撲は今開催は福岡となり11月の14日が初日となるはずです。福岡では無理かもしれませんが、
何とかワンピー姐さんを拝みたいものです!
 
 
 
 

           PNC会員へ・・・

会員のみなさま 1553                    後醍院 廣幸
 
おはようございます。本日は2021年10月31日(日)、現在は朝の7時45分です。
 
 今朝は曇天の幕開けですが、午前中には降雨がありそうです。本日は衆議院議員
総選挙があります。当方らはこのPNCを書いた後の8時半過ぎぐらいには近所の
投票所である小学校に行ってくる予定です。期日前投票では沢山の人が既に投票を終え
たようですが、午後から行こうと思っている方は降雨で止める人も出てくるかもしれません。
 
 コロナ感染ですが、少な目傾向に変化はありません。都で23人、大阪で49人と出て、
全国では287人です。今後の推移は?ですが、人の出方は果たしてどう出るでしょうか?
 
 本日の競馬は東京競馬場秋の天皇賞が行なわれます。どうも買い目が分らないので
当方は今回はパズします。2連勝中のG1ですが、休むも競馬でしょうか!?!
 
 本日は植草氏と週末の何時もの御三方のコラムを添付します。
 
御三方は①敵菜収②井筒和幸三枝成彰氏です。
 
 
 
 
植草一秀の『知られざる真実』」
 
                             2021/10/30
 
           野党共闘なくして政治刷新なし
 
    第3067号
衆院総選挙が明日10月31日に投票日を迎える。
 
議席総数465のうち選挙区が289、比例代表が176。
 
自公の現有議席は305。
 
過半数233、安定多数244、絶対安定多数261、3分の2が310議
席。
 
「安定多数」は、すべての常任委員会の委員長ポストを確保し、かつ、各委員
会の半数を確保する議席数。
 
絶対安定多数」は、すべての常任委員会の委員長ポストを確保し、かつ、各
委員会の過半数を確保する議席数。
 
岸田文雄首相は勝敗ラインを自公で過半数233議席を確保することとした。
 
現有議席よりも72議席減らすことを勝敗ラインに定めた。
 
勝敗ラインは無きに等しい。
 
絶対安定多数の261で44議席減、安定多数の244で61議席減だ。
 
自公の獲得議席数が絶対安定多数を下回れば執行部の責任問題が噴出すること
になる。
 
投票日を目前に控えた選挙情勢は緊迫の度を強めている。
 
多くの選挙区で激戦になっており、投票日の有権者の行動によって選挙結果は
激変する余地を残している。
 
安倍・菅政治が7年半以上も続き、日本政治が金属疲労を起こしている。
 
もり・かけ・さくらの三大スキャンダルは自公政治の腐敗を象徴するもの。
 
安倍・菅政治はコロナ対応でも失敗を積み上げた。
 
安倍内閣菅内閣がともに内閣支持率3割割れに直面して退陣に追い込まれ
た。
 
菅内閣のまま選挙に突入していれば自公の議席減はさらに大幅なものになった
と考えられる。
 
総選挙を戦えないとの認識から菅首相を交代させる動きが本格化。
 
菅前首相は自民党党首選への出馬見送りに追い込まれた。
 
岸田文雄氏は新自由主義経済政策からの決別を掲げ、政策路線を刷新すること
に期待を抱かせたが、金融所得課税強化の看板をあっさりと下ろして期待が一
気に失望に転落してしまった。
 
また、自民党ナンバー2ポストの幹事長に「政治とカネ」疑惑を払拭していな
甘利明氏を起用し、岸田氏の政治姿勢が問われる事態を引き起こした。
 
この状況下の総選挙であるから、反自公陣営が大同団結すれば政権刷新が可能
な状況。
 
ところが、野党第一党立憲民主党野党共闘に煮え切らぬ対応をつづけてき
たため、野党候補一本化が不完全なかたちでしか実現しなかった。
 
それでも289の小選挙区のうち、213の選挙区で候補者を一本化すること
ができた。
 
この一本化は共産党の譲歩によるところが大きい。
 
野党共闘を成立させた選挙区を中心に与野党激戦の選挙情勢が生まれている。
 
日本政治刷新を求める主権者は、明日の投票日に必ず足を運び、野党共闘候補
に清き一票を投じるべきだ。
 
野党共闘が成立しなかった選挙区では、野党共闘を牽引した政党候補者に清き
一票を投じることが求められる。
 
比例代表選挙では支持政党がある者は支持政党に、支持政党を持たない政治刷
新を求める者は、野党共闘を牽引した政党に清き一票を投じるべきと考える。
 
政治刷新を求める多くの主権者が投票に参加すれば自公議席激減の事態も発生
し得る状況。
 
必ず投票所に足を運ぶことが何よりも重要だ。
 
東京8区では自民の石原伸晃氏を立憲の吉田晴美氏が打ち破る可能性がある。
 
神奈川13区では自民党幹事長の甘利明氏が大苦戦を強いられている。
 
島根1区では自民党長老の細田博之氏を立憲の亀井亜紀子氏が打ち破る可能性
さえ生まれつつある。
 
香川1区ではデジタル相を務めてきた平井卓也氏が立憲の小川淳也氏に追いつ
められている。
 
自公政治を刷新するには共産党を含む野党共闘構築が不可欠。
 
野党共闘なくして政治刷新なし」を合言葉に衆院選に臨む必要がある。
 
共産党を含む野党共闘破壊を目論んでいるのは日本の守旧勢力。
 
敗戦後日本の政治を支配し続けてきた米国支配勢力の最重要戦術が野党分断で
あり、その先兵として動いているのが、現在の国民民主党と連合六産別である
と判断できる。
 
この判断を銘記し、野党共闘を推進することが日本政治刷新を実現させる道に
なる。
 
多くの重要選挙区で自公候補を追い詰めている原動力は「野党共闘」である。
 
共産党を含む野党共闘が構築されて反自公陣営に力が湧き上がる。
 
野党共闘を成立させなかった選挙区では立憲民主党候補が勝利を獲得できない
事例が多数生まれるだろう。
 
選挙のために野党共闘するのではない。
 
日本政治を刷新するために野党共闘するのだ。
 
選挙は手段であって目的ではない。
 
日本政治を刷新するために選挙で勝つことが必要なのだ。
 
選挙で勝つためには戦術が必要。
 
ドイツのように比例代表議席を配分するなら共闘は不要。
 
しかし、日本の選挙制度では小選挙区が基軸に置かれる。
 
したがって、小選挙区で勝利することが求められる。
 
自民党公明党は大きな相違を抱えている。
 
かつて自民党は激しい公明党攻撃を展開した。
 
自民党議員が創設した「四月会」という組織は「死・学会」から命名されたと
言われている。
 
それほどの距離のあった政党が連立内閣を構築している。
 
自民党共産党を含む野党共闘を攻撃して、共産党は基本政策方針が異なると
訴えるが、その自民党はかつて社会党と連立政権を樹立した。
 
社会党は「閣外協力」どころか「閣内」に入り、自民党社会党党首を内閣総
理大臣に据えた。
 
日米安保自衛隊に対する当時の社会党の主張は現在の共産党の主張と大差が
ない。
自公陣営が「共産党を含む野党共闘」をなぜここまで攻撃するのか。
 
その点に注目することが重要。
 
自公陣営が激しく「共産党を含む野党共闘」を攻撃するのは、それほどまでに
共産党を含む野党共闘」が脅威であることの表明だ。
 
脅威にならないなら大声を上げて攻撃する必要がない。
 
共産党を含む野党共闘が成立すると、いつでも政権交代、政権刷新が生じ得
る。
 
最近の衆院総選挙では投票率が約5割。
 
比例代表選挙の結果を見ると、
 
投票総数の半分弱が自公への投票。
 
投票総数の半分強が反自公への投票だ。
 
しかし、獲得議席数では自公が7割、反自公が3割。
 
仮に反自公がひとつにまとまり、小選挙区の候補者を一本化すると、獲得議席
数は拮抗する。
 
政権交代が実現した2009年の総選挙では投票率が約7割だった。
 
このときは民主党が309議席を獲得。
 
自民党獲得議席は119だった。
 
政治刷新の可能性が高まれば反自公の主権者が多数投票所に足を運ぶ。
 
確実に政権交代、政治刷新が実現することになる。
 
このために、現在の日本政治体制を維持しようとする勢力が野党分断工作に心
血を注ぐ。
 
注意を払う必要があるのは、「工作部隊」が野党内に潜伏していること。
 
1960年にCIAは革新陣営に民社党を創設した。
 
革新勢力の大同団結を阻止するためだ。
 
この民社党の支援母体とされたのが同盟。
 
同盟は大企業御用組合の連合体。
 
この流れをそのまま引き継ぐのが現在の国民民主党と連合六産別だ。
 
国民民主党と連合六産別は現在の日本政治構造を温存するため、野党共闘を阻
止することを使命とする存在であると理解できる。
 
同時に注意が必要なことは、立憲民主党がこの勢力に引き寄せられているこ
と。
次の大きなポイントが2022年の参院選になる。
 
今回衆院総選挙では野党共闘の重要性を確認することが極めて大切になる。
 
野党共闘が成立した選挙区の野党統一候補を支援し、野党共闘が成立しなかっ
た選挙区および比例代表選挙では野党共闘を牽引した政党候補、政党に清き一
票を投じることが重要と考える。
 
 
 ①敵菜収
 
 
 
右も左も関係ない。国のかたちを歪める連中を退場させよう
 
公開日:2021/10/30 06:00 更新日:2021/10/30 06:00
 
大注目だった(左から)佐川元国税庁長官証人喚問、詐欺で逮捕されたジャパンライフ山口隆祥被告、稲田朋美防衛相の発言…=当時(C)日刊ゲンダイ 
大注目だった(左から)佐川元国税庁長官証人喚問、詐欺で逮捕されたジャパンライフ山口隆祥被告、稲田朋美防衛相の発言…=当時(C)日刊ゲンダイ
 
 自公政権の9年間は、新自由主義勢力と政商、反社会勢力、カルトの複合体による国家・社会に対する総攻撃だった。周辺のメディアや広告会社は、心理学から動物行動学まで駆使し、国民の洗脳・誘導をはかってきた。
 
  言い過ぎだと思う人もいるかもしれないので、以下、具体的事実を示す。メルクマールは3つある。
 
  1つ目は、省庁をまたがる形で発生した国家の根幹の破壊である。森友事件における財務省の公文書改ざん、防衛省の日報隠蔽、厚生労働省のデータ捏造により国家の信用を地に落とした。「桜を見る会」には、安倍晋三に近い統一教会の関係者、悪徳マルチ商法の「ジャパンライフ」会長、反社会的勢力のメンバー、半グレ組織のトップらが呼ばれていたが、その後、内閣府が国会に出した「桜を見る会」の推薦者名簿も加工されていた。
  2つ目は、2015年の安保関連法案を巡る騒動の際、首相補佐官礒崎陽輔が「法的安定性は関係ない」と発言したことだ。この時点でわが国は法治国家から人治国家へ完全に転落した。
 
3つ目は、17年に当時防衛相だった稲田朋美が、「(南スーダンの戦闘で)事実行為としての殺傷行為はあったが、憲法9条上の問題になる言葉は使うべきではないことから、(日報で)武力衝突という言葉を使っている」と発言したことだ。現役の閣僚が国が憲法を無視していることを公言したわけだ。
 
  客観的事実として自民党は国体に攻撃を仕掛けてきた。つい最近は、自民党の特定の政治家に有利になるデマや歪曲動画を個人(Dappi)を装った企業に制作させ、世論形成・世論誘導を行っていた疑惑が発生。広島では大規模買収事件が発生し、元法相の有罪が確定した。自民党の存続の可否が問われるような話なのに、岸田文雄はこの2つの大事件についてまともに説明しようとしない。
 
  先日、バカが「旧民主党の連中は民主党政権の3年間でやったことに対する反省がないから自民党に投票する」と言っていた。民主党よりはるかにデタラメだった9年間の反省のない自民党に!
 
 周辺メディアが投下するプロパガンダに騙されるのはもうやめよう。右も左も関係ない。シンプルに考えればいい。政治を私物化し、国のかたちを歪めてきた異常極まりない勢力は退場させなければならない。
 
 
 ②井筒和幸
 
 
 
“小道具の銃”誤射で監督死亡…アメリカ映画よ、いつまで銃を撃ち合うんだ
 
公開日:2021/10/30 06:00 更新日:2021/10/30 06:00
 
 先日、アメリカの映画撮影現場の悲しい事故のニュースが伝えられた。アメリカのコメディー番組「サタデー・ナイト・ライブ」でもホスト役の常連で、何年か前も、トランプの真似をしてヒラリー・クリントン役と討論会のパロディーで話題になったアレック・ボールドウィンというベテラン男優が現場でリハーサル中に“小道具の銃”を誤射し、女性の撮影監督に実弾が当たって死んでしまったのだ。
 
  主演のアレックも気の毒なことだが、新米のガン・プロップ(銃の小道具係)も何をどう間違えたのか、その前にはスタッフの解雇があったり、ギャラの支払い問題もあったり、現場の士気も下がっていたというのだ。アメリカのスタッフはほとんどがユニオン(組合)に加入しているので、問題があるとすぐスタッフが入れ替わり、現場が止まってしまうのが常なのだが。
 
  そもそも銃がなくならない限り、事故は起こり得る。アメリカではいくら小道具でも銃はホンモノ仕様だし、日本みたいな玩具ではないからだ。現場では実包弾でなく、それに似た火薬入りの空包弾が使われている。そして、ガン・プロップは銃を扱う認可証を持っていて、リハーサルでも俳優にその空包弾の銃を手渡すまではそのプロップが厳重管理するわけだ。で、本場になると俳優は改めて銃を受け取り「レディー、アクション!」と監督の声がかかるまで、銃口を天空に向けて手を掲げたまま待たなければならない。特別でない限り、空包弾を装填して撮るのがアメリカの現場ルールだ。誰がそれを無視し、実弾入りをアレックに手渡してしまったのか、そこが問われるところだ。
 
昔だが、テレビ番組でニューヨークに行って、映画「タクシードライバー」のラストの銃撃場面のパロディーを撮った時も、ガン・プロップに「ヘイ! ハンズアップ!」と若い白人俳優たちは怒鳴られっぱなしで、現場は緊張の連続だった。空包でも至近距離で撃たれる相手役は服の下にアルミ板の腹当てを巻かないと風圧がきついし、発砲側の腕や肩への反動もかなりのものだ。日本の若い役者が大げさな反動芝居をして洋画のマネをするのとはわけが違う。銃を撃った経験がない役者が銃を撃つ演技はほんとに見ていられない。
  死亡したのは撮影監督だが、それはディレクター・オブ・フォトグラフィーのわけだ。日本では撮影(カメラマン)のことで、自らファインダーをのぞいてカメラを操作するが、欧米ではカメラのオペレーターは別にいて、撮影監督はカメラワークとライティングの仕方を指示し、画面のルック(色合いや雰囲気)を決める仕事だ。主演のアレックが銃を構えるその正面で、画を考えてる最中だったのか。死んだその女性が42歳の妻であり、息子の母だったと聞いて胸がつまった。
 
  邦画の燃える剣劇ショーも嫌いだが、アメリカ映画よ、いつまで銃を撃ち合うんだ。ただの撃ち合い場面はもういいよ。
 
 
 
 ③三枝成彰
 
 
 
西洋音楽の未来を担うのはアジア人だ ショパンコンクール2位の反田恭平さんは甘い演奏で損をした
 
公開日:2021/10/30 06:00 更新日:2021/10/30 06:00
 
 ウィーンのレコード店で、CDの売り上げトップ5のうち3人が中国人ピアニストの作品で驚いたことがある。ラン・ラン、ユンディ・リユジャ・ワンだ。中国では3000万人の若者がピアノを学び、プロを目指す人も少なくないと聞く。社会が成長途中で、音楽で身を立てる道にまだ夢が残されているからだ。
 
  一方、先進国では音楽家は食えない職業だ。どんなに売れても年収は10億円だが、株取引など一晩で10億円を動かせる仕事があるとしたら、そちらを選ぶだろう。
 
  中国は14億人の成長市場であり、クラシック音楽業界はスターを常に求めている。今回のショパン国際ピアノコンクールの1位はブルース・シャオユー・リウさん。カナダ国籍の中国人だ。
 
  2位入賞の反田恭平さんはショパンらしく甘く、聴衆の意に沿う演奏だった。日本の聴衆なら肯定するだろう素晴らしい演奏だったが、「甘い」ことは西洋では全く評価されないため損をしたかもしれない。口当たりがいいだけでメッセージがないものは低俗で芸術と呼ぶに値しないとされるからだ。
 
 ポーランドは1989年の民主化まで40年以上、社会主義国だったが、民主化以降はコンクールにも世界から出場者が集まるようになった。80年出場のイーボ・ポゴレリッチ(クロアチア、当時はユーゴスラビア)は個性の塊だった。彼の落選に憤慨した審査員のマルタ・アルゲリッチは「彼こそ天才よ」と言い放って辞任した。
 
  日本人初の出場者は37(昭和12)年の原智恵子さん。優れた演奏だったが、日独伊3国のつながりへの反感もあってか入賞せず、聴衆の暴動が起きて急きょ「特別聴衆賞」を受賞した。後に彼女は日本のイタリア料理店の草分け「キャンティ」のマダムとなったが、チェリストガスパール・カサドと恋に落ちるなど波乱の人生だった。
 
  第7回4位の中村紘子さん、第8回2位の内田光子さん、第10回1位のダン・タイ・ソンベトナム)とアジア勢の入賞が続き、第12回1位なしの3位(実質2位)の横山幸雄さん、2000年のユンディ・リや15年のチョ・ソンジン(韓国)らが連なる。
 
審査には時に政治判断も影響する。今回1位のリウさんの師匠は審査員のダン・タイ・ソン。彼への配慮があったかもしれない。彼は北ベトナム出身で、入賞時に祖国は中国と戦争中だった。アジア人初の1位入賞には平和を訴える狙いがあったと思う。
 
  ユンディ・リは今回の審査結果発表の日に買春容疑で拘束された。格差是正をうたう中国政府の富裕層への見せしめのためだろう。
 
  1位入賞者が一流になるとも限らない。欧米のマネジメント会社は原石のような学生を青田買いして、コンクールに出さずに育成する。だから入賞歴のない若者が突如デビューするのだ。ユジャ・ワンもその一人。私も大好きだが、彼女は超絶技巧に加え、パンツが見えるほどのセクシーな衣装でも知られる革命児だ。
 
  音楽コンクールの結果にも、世界や社会の潮目の変化は表れる。もはや西洋音楽の未来を担うのは西洋人ではなく、アジア人なのだ。
 
 
 
 という事でこれから選挙に行って来ます。今日はここまでです。
 
 
 
   では、また明日・・・・・
 
 
 
 
 
 
 

         PNC会員へ・・・

会員のみなさま 1552                     後醍院 廣幸
 
おはようございます。本日は2021年10月30日(土)、現在は朝の6時45分です。
 
 今日も晴天の一日が始まりました。明日こそ曇天模様ですが、その後はずっと
(週刊単位で)晴れマークが付いて来ました。11月の天気はようやっと秋めいて来て
晴れが連続するようです。
 当方、本日もリハビリ→”じゅんさい池1周ウォーキング”は励行します。
昨日、庭のコンクリート打ちは終わりましたが、あと少し普請場所は残っているので
週明けぐらいまで工事体制は続きそうです。
 
 昨日のコロナ感染に行きます。都は少なくなったものですね24人です。大阪は多めで
52人出て、全国では292人となっています。この状況は11月いっぱいぐらいは継続して
欲しいものです。真冬は???ですので。
 
 
 本日は植草氏と五木寛之さんのコラムを付けます。読んで下さい。
 
 
 
植草一秀の『知られざる真実』」
 
                               2021/10/29
 
              彼らが野党共闘を恐れるわけ
 
      第3065号
鳩山友紀夫元首相、孫崎享氏、前川喜平氏との共著
『出る杭の世直し白書(ビジネス社)
の書評を独協大学教授の森永卓郎氏が『日刊ゲンダイ』紙に寄稿くださった。
 
心より感謝申し上げたい。
 
森永氏は政治権力に忖度する偏向メディアのなかで生き残る、数少ない正義を
語る硬派の識者。
 
生の哲学に基いて経済社会と論じる貴重な学者。
 
森永氏が掲載くださった書評を紹介させていただく。
 
週末オススメ本ミシュラン
 
本書は、鳩山友紀夫、孫崎享前川喜平植草一秀の対談をまとめたものだ。
私は、4人とも直接、話をしたことがあるのだが、とても優秀で切れ味鋭い論
客だ。ところが、彼らはあまりテレビ番組に出てこない。その理由は、彼らが
政権に忖度せず、利権に斬り込んでいくからだ。
 
本書では、その特長が、存分に発揮されている。歯に衣着せぬ自由な物言い
で、感染症対策、外交、脱原発、経済政策、教育など、幅広い分野を語りつく
す。普段から中途半端な奇麗ごとばかり聞かされている私には、彼らの議論
は、胸のすく思いがする。
 
例えば、政府の感染症対策は、後手後手、小出し、右往左往だと批判する。も
ちろん対案もきちんと示している。①徹底的な検査、②陽性者の行動抑止、③
情報開示をしたうえで、④生活保障と⑤病床確保をする。このやり方は世界の
常識だ。
 
ところが日本政府はいまだに大規模検査やロックダウンを拒否しつづけてい
る。なぜそんなことをしたのか、本書ははっきりと利権だということを示して
いる。
また、コロナ対策で73兆円もの補正予算を組んだにもかかわらず、その多く
が利権を持つ人を潤わすことに使われた。予算をすべて1人10万円の給付金
に回せば、5回実施できて、8兆円のお釣りがくる。それと引き換えに巣ごも
りをしてもらえば、コロナの被害はずっと小さかったはずだが、そうした対策
は取られない。給付金は、利権になりにくいからだ。
 
脱原発が進まない理由も、原子力ムラの利権を守るためだ。鳩山政権のときに
電源の50%とする方針を示したことについて、本書で鳩山氏は「完全に誤っ
た」と反省し、脱原発と同時に脱炭素を実現するための方策を具体的に提言し
ている。
 
著者の4人に共通することは、時代の変化に合わせて主張を柔軟に変えること
ができることだ。前例踏襲を金科玉条として、一度走り出したら、間違いが明
らかになっても、猪突猛進の官僚や政治家とは、まったく異なるのだ。
 
いずれにせよ、彼らの本音トークをたっぷり聞けるのは、書籍のなかだけだ。
ぜひ多くの人に日本の真実を知ってほしい。
 
 
私は鳩山友紀夫元首相、前川喜平元文部科学事務次官に日本の新政権樹立を牽
引していただきたいと思っている。
 
前川氏は選挙に出ることを強く固辞されているが、政治の世界では「なりたい
人」より「なってほしい人」に活躍していただきたいと思うのが人々の心。
 
日本政治刷新は夢物語ではなく、現実に掴み取ることのできる目標だ。
 
足りないのは優れたリーダーと的確な戦術だ
 
2014年と2017年の選挙結果を分析すると政治刷新のための戦術は明確
になる。
 
投票率は2014年が52.7%、2017年が53.7%。
 
2017年は全有権者のうち、24.7%が自公へ、28.0%が非自公に投
票した。
 
2017年は全有権者のうち、24.6%が自公へ、25.2%が反自公(維
新を除く)に投票した。
 
つまり、有権者の半分が選挙を棄権し、選挙に行った有権者の半分弱が自公
に、半分強が反自公に投票した。
 
しかし、議席の占有率では
 
2014年は、自公が68.4%、非自公が31.6%、
 
2017年は、自公が67.3%、反自公が30.3%だった。
 
投票数で非自公、反自公が自公をやや上回っているが、議席数では自公が7
割、非自公、反自公が3割という結果になっている。
 
理由は単純明快。
 
選挙が小選挙区を軸に行われており、非自公、反自公が複数候補を擁立すると
自動的に自公が勝利してしまうため。
 
反自公勢力が候補者を一本化するだけで互角の勝負になる。
 
もう一つの決め手が投票率
 
2009年の総選挙では投票率が69%にまで高まった。
 
政治刷新の期待が膨らむと投票率が上昇する。
 
投票率の上昇分は圧倒的に反自公に有利に作用する。
 
したがって、反自公候補を一本化し、投票率を高めることができれば、政治刷
新は確実に実現すると言える。
 
このことを裏側から考えるとどうなるか。
 
「裏側から」とは、自公の立場に立って、自公政治を維持するにはどうすれば
よいのかという視点だ。
 
自公が政権を維持するための秘策=基本戦術は
 
野党分断。
 
反自公陣営を二つに割ることができれば、自動的に自公政権が維持される。
 
どうすれば反自公を割ることができるか。
 
方法は単純明快。
 
共産党と共闘する勢力」と「共産党と共闘しない勢力」に分断する。
 
どうすればこれを実現できるか。
 
方法は単純明快。
 
共産党を誹謗中傷する。
 
共産党を誹謗中傷しても共産党を支持する人、共産党と共闘する勢力は残る。
 
結果として、反自公陣営は「共産党と共闘する勢力」と「共産党と共闘しない
勢力」に分断される。
 
天皇制、日米安保自衛隊について、共産党は異なる考えを有している。
 
この点を誹謗中傷して「こんな政党と共闘するんですか」と叫ぶ。
 
そうすると、反自公勢力が割れる。
 
しかし、この化学反応を引き起こすには触媒が必要。
 
反自公勢力のなかに触媒を混ぜておく。
 
混ぜられている触媒が「国民民主党」と「連合六産別」。
 
この勢力の淵源は「民主社会党」と「同盟」。
 
1960年にCIAが野党勢力を分断するために創設したものだ。
 
「同盟」は大企業御用組合連合で、この系譜を引くのが現在の「連合六産別」
 
電力、電機、自動車、基幹労連(鉄鋼)、JAM(機械・金属)、UAゼンセ
ン(繊維・流通等)の「六産別」は文字通り大企業御用組合連合。
 
「国民民主党」と「連合六産別」が共産党との共闘を徹底的に攻撃する。
 
問題は野党第一党立憲民主党代表の枝野幸男氏がこの勢力の尻に敷かれてし
まっていること。
 
総選挙投票日が2日後に迫った。
 
強固な野党共闘が構築されていれば、今回の総選挙で政治刷新が実現したはず
だ。
 
しかし、立憲民主党の迷走によって強固な野党共闘は構築されなかった。
 
大事なことは野党共闘が構築された選挙区で統一候補を勝たせること。
 
野党共闘が構築されなかった選挙区では、野党共闘構築に尽力した政党候補を
支援するべきだ。
 
また、比例代表選挙では、野党共闘を牽引した政党に投票を集中することが適
切だ。
野党共闘が大事だと言っても基本政策を共有しないなら「野合」になる。
 
平和主義堅持、原発稼働ゼロ、共生の経済政策という基本政策を共有して大同
団結=連帯を構築する。
 
自民党共産党の政策を誹謗中傷して「共産党と共闘するんですか」と叫ぶ
が、その自民党はかつて社会党と連立政権を樹立している。
 
社会党日米安保自衛隊に否定的な考えを示していた。
 
しかも、自民党内閣総理大臣に祭り上げたのは社会党党首。
 
共産党天皇制、日米安保自衛隊の現状を直ちに変更することを求めていな
い。
 
政治刷新が実現する場合でも閣外協力を行うと明言している。
 
つまり、共産党を含む野党共闘に問題はまったく存在しない。
 
共産党を誹謗中傷し、野党を分断しようとする「工作」は、現在の対米隷属日
本政治構造を死守しようとする日本政治支配勢力の「謀略」。
 
この重要事実を直視することが最重要。
 
敵の戦術を知り、野党共闘を破壊しようとする己の反自公勢力内隠れ自公勢力
の戦術を知れば、百戦して殆うからずということになる。
 
 
 次に五木氏ですが、私の親鸞・・・そとがき・・・というコラムです。
 
 
 
 
連載11246回 「私の親鸞」そとがき <1>
 
公開日:2021/10/25 17:00 更新日:2021/10/25 17:00
 
<そとがき>なんて言葉はない。
<まえがき>とか、<あとがき>などというのが普通である。
  しかし、こんど出した『私の親鸞』(新潮社刊)には、<あとがき>も<まえがき>もついている。
  その上に、さらに自分の本について何かをつけ加えるとすれば、<そとがき>としか言いようがないではないか。
  そもそも自分の本について語ったり書いたりするのは恥ずかしい事である。良識ある作者なら、そんなことはしない。書評かなにかで取りあげてもらえる機会を、控え目に待つというのが普通だろう。
  しかし良識とか常識などというものは、デビューのときから捨て去って出発したエンターテイナーの私ではないか。これまでも散々、恥ずかしい事をやり続けて生きてきたのだ。いまさらカマトトめいたポーズを作っても滑稽なだけだろう。あえて今月、出した新刊について自作自弁するゆえんである。
『私の親鸞』は、今回、新潮選書の一冊として出た。たまたま碧海寿広さんの『考える親鸞』と同時期の発売となった。
  新潮選書は、私の好きなシリーズである。小島憲之さんの『ことばの重み』などは、表紙がすり切れるほど繰り返し読んだ。江川卓さんの『謎とき「罪と罰」』も、左右の一冊である。なんとなく俗っぽいタイトルだが、ロシア文学論、ドストエフスキー論としてはまことにユニークな本だと思う。
  ところで私が親鸞について何かを書いたのは、たぶん金沢に住んでいた1960年代だったような気がする。私がまだ30代だった頃だ。『文学界』に「暁烏敏ロシア文学」という短い文章を書いた記憶もある。
  私はそれまで意識的に親鸞に触れたことがなかった。しかし母の話では家で『正信偈』をとなえていると、子供の私がうしろのほうで必ず「タコ踊りみたいな踊りを踊っていた」というから、まんざら縁がなかったわけではないだろう。
  暁烏敏は『歎異抄講話』で『歎異抄』を国民的ベストセラーに押しあげた人物で、清沢満之の高弟である。さまざまなスキャンダルに見舞われた個性のつよい僧だったが、金沢では今でもタクシーの運転手氏が、「暁烏さんは~~」と、まるで親戚のような言い方をしたりするほど親しまれた人物だ。
  私もまた縁あって暁烏によって親鸞の森に迷い込んだ一人なのかもしれない。
  (この項つづく)
 
連載11247回 「私の親鸞」そとがき <2>
 
公開日:2021/10/26 17:00 更新日:2021/10/26 17:00
 
(昨日のつづき)
  きのうの原稿で「左右の一冊」とあるのは、「座右の一冊」のまちがい。
  なにしろ締切りのギリギリで原稿を入れるので、字の間違いはちょくちょくある。この何十年間、ずっとストックなしのその日勝負でやってきた悪癖である。
  まあ、字の間違いを探すのも、老後の娯しみの一つと思って御容赦いただきたい。
  さて、今回、新潮選書の一冊として出た『私の親鸞』には<孤独に寄りそうひと>というサブタイトルがついている。これは編集部のSさんの苦心のコピーだ。とかく宗教行事は大勢でやるのが定番である。米国などは東京ドームみたいな大会場で、コンサートみたいなイベントをやる。
  本というのは、その点では逆だ。作者と活字をとおして対面で語り合う。喋り口調でまとめたこの本も、私は独り言のつもりでまとめた。
  だからいわゆる啓蒙的な親鸞本ではない。一対一で親鸞とひそかに向きあった一冊である。だから「みんなの親鸞」ではなく、あえて『私の親鸞』という題をつけた。
  私も若い頃、親鸞についての本や小説を一応は読んだ。しかし、それは一般的な知識としての接触であり、常識的な理解に過ぎなかった。
  私は北朝鮮ピョンヤンで敗戦をむかえた。父親がその街の師範学校の教師として勤務していたからである。
  植民地の宗主国の国民が、その地で敗戦を迎えるということは、怖るべき事態であった。ソ連軍の第一線部隊が進駐してくると、とんでもない状況が発生した。徒歩で三十八度線をこえて脱北するまでの記憶は、全身タトゥーのように消えることなく引揚後も残った。
  そのほんの一部を私はこの本の中で書いた。そのトラウマは10代の頃からずっと私の中に居坐って離れなかった。見殺しにした母のことや、弟や妹を食わせるために長男としてやったことのすべてが、黒い血のように全身を巡っていた。まともに人間面をして生きていくことへの不安が高まると、どこかへ隠れたい気持ちがつのるばかりだった。
  大学に抹籍届を出して逃げだしたときも、その気になれば、外になんとか居残る手段はあったかもしれないと今は思う。
  放送作家、作詞家などの仕事を投げ出して北陸に引き込んだのも、一種の逃亡だったと思う。まともに顔をあげて生きていく資格のない人間、いや人非人としての意識のせいである。
 
連載11248回 「私の親鸞」そとがき <3>
 
公開日:2021/10/27 17:00 更新日:2021/10/27 17:00
 
(昨日のつづき)
  引揚げ後の中学、高校時代を、私は一見、快活そうな少年として過ごした。新聞部を立ちあげて幼稚な連載小説めいたものを書いたり、アルバイトに精を出したりした。
青い山脈』という青春映画が大ヒットして、みんながテニス部に押しかけたりした時代だった。しかし、10代の私は一日たりとも本当に心が晴れることはなかった。許されざる引揚時の記憶と、人間への不信が心の奥にとぐろを巻いて居坐っていたからだ。父親を殺したいと思ったこともあり、弟を捨てたいと考えたこともある。のちに親鸞の「心は蛇蝎の如くなり」という言葉に出会ったときは、まさにその通りだと首をすくめた。もっとも醜いもの、悪しきものを「蛇蝎」と呼ぶのは昔の習慣だが、ヘビやサソリにしてみれば迷惑千万にちがいない。
  とりあえず「良い子」のふりをしていても、心の底にはどす黒いものがうごめいている、といった意味の表現だろう。
  私にも、それなりの青春はあった。しかし、常に心にはバイアスがかかっていて、スカッと澄み渡る時など一度もなかったような気がする。のちに『青春の門』などという小説を書いたのは、そんな私のありえなかった青春への憧れのせいかもしれない。
  私には世にいう「悪人」という言葉がピンとこないのだ。人はそんなに単純に「善人」と「悪人」に分けられるものだろうか。「この世に生きる人間は、すべて悪人である」として、そのことを自覚しない人間を「善人」、おのれの内面に「蛇蝎」の存在を意識して身もだえする者を「悪人」と、明快に区別することなどできないと思う。「悪人正機」の立場に立てば、「悪人はすでに救われているのだ。愚かしく善人ぶって、自分は往生できる人間だ」と盲信している人間こそ哀れな存在ではないだろうか。
  私たち第2次世界大戦を経験してきた人間にとって、善悪は状況の産物でもある。アウシュヴィッツの看守たちも救われるのか、というのが私の高校時代の幼稚な疑問だった。
  ともあれ、私はずっと「救われざる者」という自意識を心中に抱いて生きてきた。今も当然、そうである。心に棲む蛇蝎は年を重ねるごとに増えるばかりだ。
  ともあれ私は、そうやって戦後を生きてきた。そして中年にさしかかって親鸞に出会った。そのきっかけを作ってくれたのが、暁烏敏という、毀誉褒貶ただならぬ北陸出身の人物だったのは皮肉である。
  (この項つづく)
 
連載11249回 「私の親鸞」そとがき <4>
 
公開日:2021/10/28 17:00 更新日:2021/10/28 17:00
 
(昨日のつづき)
  私が金沢に移住したのは、個人的な事情もあった。だが、それ以上に東京の今の生活から逃亡したい、という気持ちのほうが強かったことはまちがいない。
  金沢にいって、しばらくは無為の日々が続いた。戦前の古い雑誌を読んだり、スペイン戦争のことを調べたりして過ごした。
  当時、金沢大学は金沢城内にあって、その図書館によく通ったものだった。
  そこで、めずらしくロシア文学関係の本を置いてある一画を見つけて、不思議な気がした。仏教関係のいろんな本のあいだに、19世紀のロシアの小説が何冊かはさまっていたのだ。
  ある日、たまたまその中に白隠禅師の本を見つけて面白く読んだ。返却するとき、裏表紙のところに筆書きの文字が記されているのに気づいた。
  なに気なく読むと、正確な文章はおぼえていないが、たしか<長谷川先生のロシア語授業の後に>とか、そんなふうな書きこみがあったのだ。長谷川先生。そしてロシア語。なんとなく直感的にこれは二葉亭四迷のことではないか、と考えた。二葉亭は一時期、東京外語で教鞭をとっていたはずである。
  あらためて図書館のそのコーナーを眺めてみると、<暁烏敏文庫>とある。清沢満之の高弟で石川県出身の僧、暁烏敏が死後その蔵書を金沢大学に寄贈したものであるらしい。
  ロシア文学に関心のある坊さんとはめずらしい、と興味をおぼえた。
  そこで、その棚の周辺にある本を片っぱしから目を通すことにした。なにしろ金はないが時間だけはある浪人生活である。
  蓮如とか、親鸞とかいった真宗関係の本を集中的に読んだのは、そのときがはじめてだった。
  古本屋で『精神界』などという古雑誌をみつけてきては読んだりもした。当時「南陽堂」という古書店があり、毎日のように通っていたのだ。暁烏が一時、外交官を志し、東京外語に通っていた時期もあることを知って、なんとなく納得するところがあった。
  敗戦のとき以来、ずっと心に抱いていた負のバイアスが、少しずつ解消される感じがあったのは、その頃からである。
  のちに『暁烏敏ロシア文学』という短い文章を「文学界」に書いたのは、そんなことが背景にあったのだ。
  それから50年以上の歳月が過ぎている。これまでにも「親鸞」について何冊かの本を書いてきた。こんどの『私の親鸞』で、ひと区切りついたような気がするのは、なぜだろうか。 (この項つづく)
  ――協力・文芸企画
 
連載11250回 「私の親鸞」そとがき <5>
 
公開日:2021/10/29 17:00 更新日:2021/10/29 17:00
 
(昨日のつづき)
  親鸞と私の出会いは、そういうものだった。そして私は親鸞の思想に触れることで、自分の生きる意味を示されたような気がした。しかし、頭で理解することと、体全体で実感することはちがう。
  竹中労ふうに言うなら、「理解」することと「理会」することとの間には、大きなへだたりがある。
  私が親鸞の言葉に本当にリアリティーを感じたのは、その後、奈良の誓興寺という寺に通うようになってからのことだった。その寺の住職である太田信隆師とのふれあいの中で、呼吸するように自然に感じられるものがあったのである。やがて縁あって京都の龍谷大学千葉乗隆先生の教えを受けることになったのもその一つだ。
  その頃から私の中では、『私の親鸞』が着床しはじめていたと言っていい。やがて私は『親鸞』という新聞小説を書き、ときおり親鸞について感想を述べるようになる。
  新潮社内の一室で何十人かの愛読者を前に、親鸞についての雑感を語る機会もあった。『正信偈』をラップにできないかと、いろいろ試みたりもした。
  今回、新潮選書の一冊として出た『私の親鸞』は、そんな親鸞ドリフターズの一人としての体験ドキュメントのようなものかもしれない。『私の親鸞』のまえがきの中で、私はこんなことを書いている。
《(前略)この本の中では、これまで長いあいだ封印してきた戦後の私の体験についてもお話しました。(中略)こうして一歩ずつ親鸞という暗く深い森の中へ踏み入っていくことになるような予感があります》
  その暗い深い森の中には、いくつかのほら穴があったような気がする。
  高校生の頃、先輩の大学生からカヤカベ教のことを教わったこともその一つだった。
  また、岩手の山村で、いわゆる<隠し念仏>の深夜の儀式に参加したこともそうだった。私は長いあいだ、宮沢賢治がなぜ真宗から日蓮宗に転教したのかを、ずっと疑問に思っていたのだ。しかし、<隠し念仏>の儀式を体験したときに、おのずとその謎がとけたような気がしたのである。
  九州の<隠れ念仏>は<隠れ>であり、東北の<隠し念仏>は<隠し>である。そのちがいは大きい。いずれその事は書くことがあるだろう。ともあれ新しい一冊の本の刊行にこぎつけたことで、肩の荷がおりたような気分をあじわっているところだ。
  (この項おわり)
 
 
 
 今週のG1競馬は秋の天皇賞東京競馬場2000m)です。
今の所、G1は2連勝中ですので明日も何とか取ってみたいものです。
その前に本日の土曜競馬で資金を積み上げておきたいものです。今日は
東京競馬の9Rと10Rを買います。
 
 
 今日は量子物理学も付けますので勉強願います。
 
 
 
 
  光のスピードは有限(秒速約30万キロ)であり、無限大ではない。
 
 光のスピードが有限ということは、1秒間に約30万㌔しか進めないということである。
 因果律の崩壊(時間の矢が反転する)とは、物体の運動スピードが無限大(到達時間が完全なゼロ)を超えることが絶対の条件で、光速(30万㌔・秒)を超えただけで時間の反転など起こるべくもないのである。
 因果律(時間の矢)は、スピードが無限大(光速ではない)を超えてこそ崩壊する。しかし無限大の質量など現実に存在しないのと同じく、無限大を超える運動スピードなど自然界に存在できるわけもない。
 光のスピードはたかが秒速30万㌔である。数学的な観点からいう無限大のスピードから見れば、光のスピードなど停止状態に近いといえる。そのようなスピードでは、けっして時間の矢が反転することはないのである。
 マイナス…秒が現実に可能なわけはない。ホーキング宇宙論と同じく、数学概念の操作による完全なマヤカシである。
 
 時間の矢は、究極スピード(ゼロ秒)を超えてのみ反転する(因果律の崩壊)
 
 この意味を光のスピードに置き換えると、「超光速では因果律が崩壊して時間が逆転する」というアインシュタイン相対論の大ウソがハッキリしたと思う。
 
 
 
  当方の禁酒期間も後4日ほどで丸々7カ月となりますが、不思議と酒を飲みたいという
気はまったく起きません。飲む気がしなのだからこのまま死ぬまで禁酒してもよさそうな
ものですが、それではこの世に生を受けた塊が無いでしょう!やっぱり、飲んで酔っ払う
事もたまには必要です。今後ですが、飲酒再開予定(と言っても月にすれば5日間ぐらい)
は当方誕生日の12月24日か年明けの元旦だけ・・・となっています。まあこの時も触る程度で
大酒飲みとはならない予定です。
 酒を飲むのは良いとして、今までの飲酒仲間はその前通りに当方の飲酒につき合って
くれるかどうか不安です。コロナ禍で巣篭っている間に飲み友が全員居なくなった・・・では
悲しいです。どうか偶のたまですのでお付き合い願います!?!
 
 
 
  では、また明日・・・・・
 

           PNC会員へ・・・

会員のみなさま 1551                   後醍院 廣幸
 
おはようございます。本日は2021年10月29日(金)、。現在は朝の6時40分です。
 
 ようやっと(昨日から)秋めいた晴天が続きそうです。今朝は所謂ドピーカン的な
晴れ具合で一層秋が深まって来そうな気配がしています。
 昨日からの気象庁の週間予報はずっと晴れマーク一色となっています。台風20号は
列島をかすらずに北東の彼方へと進みそうで心配は無用となりそうです。
 
 昨日のコロナ感染ですが、トータル的には減少傾向に歯止めがかからず、都では
21人、大阪でやや多めの61人と出ましたが、全国的には274人ほどでした。
 
 当方、お昼の各テレビ局の報道番組はほゞ見ないのですが、昨日は最近よく
読んでいる順天堂大学医学部教授の小林弘幸先生がTBSの午後の報道番組に
リモート出演していたので見ました。先生の奥の論考から昨日は自律神経に関する
論考を照会していました。当方的には先生が推奨する”呼吸法”をこのところ実践して
いますが、大変勉強になります。当方の肋間神経痛的胸や背中の痛みはなかなか
治りませんが、やたらクリニックに行くよりはベターかと思い実践しています。
 小林弘幸先生は当方より一回り下の1960年生まれです。植草一秀氏と同級ですね。
という事はネズミ年というわけです。残念ながら生まれは埼玉県のようです。小岩生まれ
とは行きませんでしたが、当方らの仲間的な人という事は判明しました。
 この数か月で小林先生の御本は5冊程度購入して購読しています。勉強になっています!
 
 本日の添付は植草氏・年金関連、それに休んでいた量子物理学と行くことにします。
 
 
  「植草一秀の『知られざる真実』」
 
                             2021/10/28
 
           選挙後野党共闘再構築が最重要課題
 
    第3064号
衆院総選挙投票日まで3日となった。
 
すでに期日前投票を済ませた人も多いと思う。
 
今回選挙での政権刷新は残念ながら困難だろう。
 
反自公の政治勢力が大同団結していれば、その可能性はあったと考えられる。
 
しかし、反自公勢力の足並みが揃っていない。
 
小選挙区制を基軸にしているから、野党勢力は候補者を一本化することが必
須。
 
反自公勢力が複数候補を擁立すれば自公が有利になるのは自明。
 
しかし、徹底した協議を積み重ね、その上で候補者を一本化する努力が十分に
なされてこなかった。
 
このために、自公候補を打ち破ることのできる選挙区で自公候補が勝利する選
挙区が多数発生するだろう。
 
大変残念なことだ。
 
選挙後に論議されるのは野党共闘のあり方。
 
この点も踏まえて投票に臨む必要がある。
 
野党共闘に二つの考え方がある。
 
一つは自公政治と対峙する勢力が大同団結すること。
 
もう一つは共産党と共闘する勢力と共産党と共闘しない勢力に分裂すること。
 
どちらの考え方で自公に対峙するのかを判断しなければならない。
 
この点について、今回の総選挙での最大の問題は立憲民主党の姿勢が曖昧なこ
と。
 
敗戦後日本政治を支配し続けてきた支配勢力の戦術の基本が野党の分断であ
る。
 
反自公勢力を共産党と共闘する勢力と共産党と共闘しない勢力に分断する。
 
これが自公政治を延命させる最重要戦術である。
 
そのためのキャンペーンが大々的に展開されている。
 
共産党と共闘するんですか」
 
の連呼だ。
 
日米同盟を否定し、自衛隊を否定する。
 
国家の根幹に関わる問題で考えを共有しない勢力と共闘するのは野合でしかな
い。
 
この主張をアピールする。
 
しかし、自民党はどうなのか。
 
かつて社会党と連立したのではないか。
 
しかも、社会党の党首を首相に祭り上げたのではないのか。
 
このことを棚に上げて、よく共産党批判できるものだ。
 
共産党は首相のポストを狙うわけでもなく、閣外協力で構わないと宣言してい
る。
 
何の問題もない。
 
平和主義の堅持、原発稼働ゼロ、共生の経済政策という、基本政策を共有でき
れば、小異を残して大同につく連帯を構築するのが政治刷新への道だ。
 
最大の問題は立憲民主党が旗幟を鮮明にしないこと。
 
共産党の支援を得ておきながら、共闘する相手は国民民主党と連合だとうそぶ
く。
 
いまの立憲民主党には「信」がない。
 
「信なくば立たず」だ。
 
この状態のまま選挙に突入してしまった。
 
主権者は選べる選択肢のなかからしか選べない。
 
したがって、野党共闘が成立して候補者を一本化した選挙区では一本化した候
補者を支援する。
 
ただし、国民民主党候補の支援はできない。
 
候補者を一本化しなかった選挙区では野党共闘を牽引した共産党社民党、れ
いわの順で、ただ一人の候補者に投票を集中させるしかない。
 
野党共闘に背を向けた立憲民主党候補を支援することはできない。
 
野党共闘の失敗の本質は立憲民主党のあいまい姿勢にある。
 
立憲民主党共産党と共闘するから立憲民主党離れが起こるのではない。
 
立憲民主党野党共闘に背を向けるから立憲民主党離れが起こる。
 
この点を明確にしておく必要がある。
 
立憲民主党議席を増やすことは、現在の枝野体制を温存させる原因になる。
 
立憲民主党の枝野体制が続く限り、日本の政治刷新は遠のくことになる。
 
このことも踏まえて衆院選に臨む必要がある。
 
野党共闘を成立させた選挙区では好成績が上がる。
 
野党共闘を成立させなかった選挙区では好成績が上がらない。
 
この実績を示すことが重要だ。
 
敗戦後の日本政治を支配し続けてきた勢力は、革新勢力が一枚岩になることを
恐れている。
 
そのために、野党分断戦術を実行している。
 
共産党を誹謗中傷し、野党勢力を分断することを目指している。
 
この野党分断戦術の先頭に立つのが連合六産別と国民民主党
 
しかし、連合六産別は労働者の6%しか占有しない大企業御用組合の集まり。
 
労働者の代表というより大資本の利害代表者。
 
この連合六産別に立憲民主党幹部が振り回されている。
 
立憲民主党の幹部というより患部というべきだ。
 
立憲民主党が連合六産別の言いなりになるなら、多くの主権者が立憲民主党
持をやめるだろう。
 
立憲民主党の心ある政治家は立憲民主党を離れて新しい市民政党を創設するべ
きだ。
 
日本政治の停滞の一因は市民の意思を代表する健全な野党が不在になっている
点にある。
 
現状で野党共闘を牽引しているのは共産党
 
立憲民主党が非礼な態度を示しているなかで、野党共闘を何とか成立させるた
めに奮闘している。
 
候補者擁立を取り下げて候補者一本化に最大貢献しているのも共産党
 
したがって、比例代表選挙では候補者一本化に尽力する共産党に敬意を示すこ
とが必要である。
 
野党共闘のあり方を明確にして候補者調整を万端に整える。
 
この努力を総選挙に向けて積み重ねるべきだった。
 
しかし、今回も公示が目前に迫るまで、この取り組みに力が注がれてこなかっ
た。
 
市民の側が懸命に努力を積み重ねて、ようやく多くの選挙区で候補者一本化が
実現しただけだ。
 
野党第一党である立憲民主党の優柔不断さは市民の思いを踏みにじるもの。
 
挙句の果てに、枝野幸男氏は選挙直前に「共闘の対象は国民民主と連合であっ
て共産、社民、れいわは共闘の対象でない」と言い放った。
 
市民の立憲民主離れの原因が、立憲の共産との共闘推進にあるというのは完全
な事実誤認。
 
立憲民主党枝野幸男代表が野党共闘を否定する発言を繰り返すことに対して多
くの市民が立憲民主離れしているというのが真相。
 
メディアが虚偽の情報を流布するのにはわけがある。
 
共産党を含む野党共闘が強固に構築されることが政治刷新を現実化する原動力
になるからなのだ。
 
日本支配勢力はこれを心底恐れている。
 
「あの民主党政権の悪夢」の言葉がこのことを言い表している。
 
共産党を含む野党共闘が強固に構築されれば、いつでも政権交代が生じ得る。
 
2009年の現実がこのことを立証している。
 
この「悪夢」を繰り返さぬこと。
 
これが日本支配勢力の至上命題である。
 
そのために、野党第一党に対する工作が展開されている。
 
立憲民主党の誕生は、旧民主党から革新勢力が分離独立するものになると期待
されたが、期待は打ち砕かれつつある。
 
枝野幸男氏が日本支配勢力の軍門に下ったと見られるからだ。
 
日本政治刷新を実現するには革新勢力の大同団結が必要不可欠。
 
これを実現すれば日本政治刷新は必ず実現する。
 
総選挙後の野党共闘体制構築を視野に今回総選挙に臨むことが必要である。
 
 
 次に年金14万円の悲惨という記事になります。
 
 
 
 
年金14万円の悲惨…「生きるだけで赤字」という日本人のどん詰まりな生活
 
年金14万円の悲惨…「生きるだけで赤字」という日本人のどん詰まりな生活
老後資金の不安は尽きないですが、果たして将来、年金はどれくらいもらえるのでしょうか。『令和元年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況』より見ていきましょう。
 
「足りない分は働いて」国主導で進む「自助努力」
高年齢者雇用安定法も改正され、70歳まで働き続けることが国主導で推進されている現在、「年金だけでは老後の生活費が賄えないから、足りない分は働いたり、投資で増やしたりしてください」と言われている感は否めない。
 
「もはや年金は期待できない」というのが、国民の総意になってきたともいえるが、改めて現況を把握してみよう。
 
年金が受け取れるのは原則65歳から(繰上げ受給の場合は減額される)。日本人の平均寿命が男女ともに80歳を超えているのだから、15年~20年は年金頼りの生活になる。では、実際の受給額はいくらか。
 
令和2年12月に厚生労働省年金局が発表した『令和元年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況』では、以下の事実が報告されている。
 
●厚生年金保険(第1号)受給者の平均年金月額は、令和元年度末現在で、老齢年金は14万6千円となっている
 
国民年金受給者の老齢年金の平均年金月額は、令和元年度末現在で5万6千円、令和元年度新規裁定者で5万4千円となっている
 
この数字ですら「生活していくには少なすぎる」と感じる人も多いことだろう。しかし、追いうちをかける事実がある。受給者が毎年増加していくなか、厚生年金受給額はこの5年間で1500円以上減少していることが、同報告書から見て取れる。
 
「年金だけで暮らすと赤字」というシンプルな事実
1971年~74年生まれを指す「団塊ジュニア」。現在47歳~50歳、働きざかりの彼らが定年退職を迎えたときは、平均寿命が100歳になっていても何らおかしくない。老い先40年間を年金生活で過ごせるだろうか? 労働人口が減少の一途をたどるなか、無理があるのは明らかだ。
 
なお厚生労働省が平成29年発表した『年金制度基礎調査(老齢年金受給者実態調査)』では、年金受給者の実態を調査している。
 
配偶者あり世帯の本人及び配偶者の支出額階級(月額)は「20~25万円」が19.9%と最も高く、次いで「25~30万円」が18.8%となっている。平均支出額(月額)は25.5万円となっており、65歳以上は年齢が高いほど平均支出額は低くなっている。
 
配偶者なし世帯の本人の支出額階級(月額)を見ていくと、男性では「15~20万円」が17.3%と最も高く、次いで「10~15万円」が17.2%となっている。また、女性では「10~15万円」が21.8%と最も高く、次いで「15~20万円」が15.4%となっている。平均支出額(月額)は男性では16.9万円、女性では14.2万円となっている。
 
こつこつ働き続けた元サラリーマンが厚生年金+国民年金を受け取ったとしても、よくてカツカツ、もしくは貯金を切り崩してどうにか生活できるといったところか。ちなみに晩婚化が進む今、50代における教育費の平均支出は約24,000円。今後は60代で教育費を負担する夫婦もさらに増えていくことだろう。教育資金を切り崩すほかない、という選択肢だけは避けたいものだ。
 
お金は「貯めても減る」時代へ
「貯めても減る」時代に突入した日本社会。安泰な老後を過ごすためには、長期的、かつ能動的な資産形成が求められる。
 
QUICK資産運用研究所が2019年11月行った『個人の資産形成に関する意識調査』では、「資産形成・資産運用の必要性を感じますか」と聞いた質問に対し、「非常に必要性を感じる」と「やや必要性を感じる」が全体の55.1%にのぼったことを報告している。
 
つみたてNISAや不動産投資など、サラリーマンに向けわかりやすく解説した記事はウェブ上に溢れている。専門家の意見も聞きながら、適切な資産形成の方法知ることが、穏やかな老後を過ごすための第一歩といえよう。
 
 
今日の最後は量子物理学です。
 
 
 
 
 今はっきりしてきた点は二つある。
 ①アインシュタイン特殊相対性理論によって物理学の鉄則「エーテルの存在(概念を含めて)」を非常にアイマイなものにしてしまった。
 ②「エーテル」という表現はともかく、後年になってアインシュタインも認めたように、エーテルは自然界に立派に存在していた。何のことはない、永らく虚無の「真空」という名で素顔を隠してきたが、その正体とは「空間そのもの」だったのである。
 
 ジョン・ベルの「量子力学の真の理解には、エーテル概念の早急な復活が必要」という意味を考えていただきたい。これは量子力学でいう「あの世」の物象を理解するには、エーテル概念(空間の物性の究明)の復活が先決だと言っているのである。
 確かに空間を物理学の主役にしなければ、何も始まらないのである。
 
 超光速で因果律が崩壊(時間が逆転)の大嘘
 
 今の科学理論には、バカバカしいと思えるような概念がまかり通っている。なぜ、超光速で因果律が崩壊するという大ウソが一世紀近くも人々に信じ込まれてきたのだろうか?
 仮定を発展させた数学的な理論は、実際の観測や実験結果に勝てないといった。ビッグバン宇宙論もそうだが最近は日本でもアスペの実験が知られるようになり、アインシュタイン相対論を啓蒙してきた学者たちを大いに慌てさせている。
 いま欧米の科学者たちが直面している大きなジレンマは、量子力学によってアインシュタイン理論の間違いが完璧に証明されたショックはもちろんだが、そうなると「超光速=因果律の崩壊」という問題の可否を避けて通れなくなってきたことである。
 アスペの実験で、すでに超光速の情報伝達という現象は立派に確認されている。電子にも質量が存在するが、超大型伝動装置で電子が光速の99.9999%まで加速されても、質量は無限大に近づくどころか個として立派に認識できる。この事実だけでも、E=MC2式が現実の世界に合致し   ないことは明らかである。
 
 
  今日は以上です。ではまた明日・・・・・