PNC会員へ・・・

会員のみなさま 1556                    後醍院 廣幸
 
おはようございます。本日は2021年11月3日(水)、現在は朝の7時15分です。
 
 今日は国民の祝日である文化の日でお休みです。当方のような巣篭り”毎日が日曜日”
人間には関係なくずっと休みなので書いても仕方ありませんか(?)。
 昨日も含めやっと秋らしい天候となり、これはこの土曜日まで続きそうです。
この点だけはやや良いニュースと言えそうです。つまらないですね!?!
 
 コロナ感染ですが、昨日はやや持ち直し、都で18人、大阪で36人、全国では221人まで
やや増となっています。現在の盛り場などの密発生状況は何時頃感染数に反映されるので
しょうか(?)、不明です。
 
 今日は植草氏と量子物理学だけ添付します。当方的には総選挙も選挙結果もまったく
興味が無く、ただ投票などの国民の義務だけは果たしたというだけの代物でした。
 自民も立憲も中身は大差ないとしか思えず、勝った負けたなどトンデモ現象です。
 負けるのが確定している立憲の候補者に投票しましたが、本当につまらない選挙でした。
 
 それよりも当方の書きたいこと書かねばならないことが段々なくなって来て、PNC休止の
方向の方が気掛かりとなって来ました。当面は暇人なのでPNCは書き続けますが、以前の
ように週に1回か2回が本当はベターなのでしょうか?
 
 
 
                             2021/11/02
 
           野党共闘への恐怖が際立つ皮肉
 
               第3069号
10月31日総選挙の核心は枝野立憲大惨敗。
 
サブの核心は岸田自民大勝と維新躍進。
 
岸田自民大勝と維新躍進をもたらした原動力は枝野立憲大惨敗にある。
 
立憲大惨敗について事実を歪曲する報道が展開されている。
 
歪んだ情報流布の背景に大きな思惑がある。
 
それは野党共闘の阻止。
 
私は今回総選挙での立憲民主敗北を予想してきた。
 
最大の理由は立憲民主が野党共闘に背を向け続けたこと。
 
10月22日発売の『月刊日本2021年11月号』に
 
「抜本改革不可欠は野党」
 
と題する論考を寄せている。
 
立憲民主の惨敗を予想した。
 
この論考では総選挙後に岸田首相が自民党幹事長と外相を交代させる可能性に
ついても言及している。
 
岸田氏は総選挙後に林芳正氏を外相に起用する案を保持していたと考えられ
る。
 
総選挙後に幹事長を交代させて岸田体制を構築することも予め想定していたと
考えられる。
 
立憲の枝野氏は岸田首相を選ぶか枝野首相を選ぶかの選挙であるとの主張を展
開したが、日本の主権者が選択したのは岸田首相だった。
 
岸田氏と枝野氏の選択を迫られれば多くの主権者が岸田氏を選択するのは順当
だ。
 
今回選挙の最大の特徴は枝野立憲が忌避されたこと。
 
比例代表選挙の立憲得票率(絶対得票率=全有権者に占める得票の比率))は
11.2%。
 
国民民主投票率を合わせて13.7%だった。
 
2017年選挙における立憲民主と国民民主の得票率合計は20.0%。
 
6.3%ポイントも得票率を下げた。
 
全体投票率が53.7%から55.9%に上昇したのに、得票率が20.0%
から13.7%に低下した。
 
枝野立憲が支持されなかった最大の理由は枝野幸男氏が野党共闘に背を向けた
ことにある。
 
私はこの点を再三指摘し続けた。
 
その上で、多くの主権者が立憲民主支持から手を引くことを予想した。
 
枝野幸男氏が野党共闘に背を向けたことを受けて、多数の主権者が立憲民主へ
の投票をやめた。
 
これが真実だ。
 
ところが、メディアは立憲民主が野党共闘に進んだために立憲民主が議席を減
らしたとの真逆の報道を展開している。
 
このような情報誘導も想定の範囲内
 
日本政治支配を維持しようとする勢力にとっての天敵は「野党共闘」なのだ。
 
2009年に鳩山政権が誕生した影の主役が「野党共闘」だった。
 
共産党の候補者取り下げの協力なくして2009年の政権交代実現の偉業を語
れない。
 
民主党小沢一郎氏が主導して野党共闘の素地を固めた。
 
今回の総選挙直前に枝野幸男氏は記者に対してこう述べた。
 
「「野党共闘」というのは皆さんがいつもおっしゃっていますが、私の方から
は使っていません。
 
あくまでも国民民主党さんと2党間で連合さんを含めて政策協定を結び、一体
となって選挙を戦う。
 
共産党さんとは(共産、社民、れいわの3党と一致した政策に)限定した範囲で
閣外から協力を頂く。」
 
枝野氏は、共闘の対象は国民民主と連合であって、共産、社民、れいわとは共
闘しないことを宣言した。
 
10月23日に都内で行われた市民団体のイベントでは、立憲民主党の枝野幸
男代表が共産党志位和夫委員長との記念写真撮影を拒絶した。
 
枝野氏は野党共闘を推進したのではなく、野党共闘に背を向ける対応を示し続
けた。
 
この事実に触れず、立憲民主が野党共闘にまい進したとの報道は完全な誤報
 
意図的誤報である。
 
枝野氏が野党共闘を否定したため、野党共闘を求める主権者が立憲民主を支持
しなかった。
 
これが立憲民主党比例代表選挙での惨敗をもたらす主因になった。
 
枝野幸男氏は総選挙大惨敗の責任を取って辞任するしかない。
 
その上で、立憲民主党は「野党共闘推進派」と「野党共闘否定派」に分離する
べきだ。
 
野党共闘否定派」は国民民主と合流し、「野党共闘推進派」は「れいわ」、
「社民」と合流するのが適切だろう。
 
主権者の視点に立って野党再編を断行することが求められる。
 
今回総選挙では自公の絶対得票率(全有権者に占める得票の比率)が26.3
%に達した。
 
維新の絶対得票率は7.8%。
 
自公プラス維新の得票率は34.1%に達した。
 
政治刷新勢力の危機と言える。
 
反自公勢力の絶対得票率は21.8%に低下した。
 
2017年選挙では自公の得票率が24.6%、反自公の得票率が25.2%
だった。
 
情勢激変の主因は枝野立憲が主権者の支持を失う一方で、維新が支持を高めた
こと。
 
維新は自民よりも右に位置する政党。
 
若年層を中心に右傾化が進んでいることがうかがわれる。
 
他方、立憲が支持を失ったのは、立憲が政党発足の原点からかけ離れたことに
ある。
 
2017年の立憲の出発は「希望の党」の踏み絵にあった。
 
希望の党」が安倍政治に終止符を打つための大同団結を目指すものであるな
ら意義はあった。
 
ところが、「希望の党」は入党条件に「戦争法制=安保法制への賛同」を掲げ
た。
 
同時に入党拒絶者リストの存在が指摘された。
 
この経緯から、戦争法制に賛成できない議員の集団として立憲民主党が発足し
た。
 
このことが、「水と油の同居体」としての「旧民主党=旧民進党」の分離を意
味すると受け止められた。
 
私は旧民主党=旧民進党の分離を主張し続けた。
 
日本政治刷新を求める「革新勢力」と対米隷属政治の維持を目指す「守旧勢
力」が同居した状態が野党の混迷を招く主因になっている。
 
旧民主党=旧民進党が「革新勢力」と「守旧勢力」に分離して初めて、本当の
意味の野党勢力の結集が可能になると主張してきた。
 
立憲民主党は「革新勢力」の分離体として主権者の支持を集めた。
 
したがって、立憲民主党には、日本政治刷新を求める勢力の連帯としての「野
党共闘」を牽引する役割が期待された。
 
ところが、その立憲民主党が迷走を続けた。
 
挙句の果てに、枝野幸男氏は野党共闘を否定する方向に突き進んだ。
 
共産党の絶対得票率は2017年選挙が4.2%であったのに対して今回選挙
は4.1%。
 
得票率に変化は生じていない。
 
多くの重要選挙区で野党共闘が威力を発揮した。
 
東京8区では立憲民主党の吉田晴美氏が圧勝して自民党石原伸晃氏が落選し
た。
神奈川13区では立憲民主党の太栄志氏が小選挙区で勝利し、自民党甘利明
氏が小選挙区で落選した。
 
これらの選挙区で野党共闘が実現していなければ立憲民主候補勝利は実現しな
かっただろう。
 
しかし、立憲民主党への支持は全体として急激に細った。
 
その最大理由は枝野氏の野党共闘否定スタンスにあった。
 
共産党の支援を得ながら共産党を共闘の対象にしないとの発言は、枝野幸男
人間性に対する不信を呼び起こす原因にもなった。
 
党首に求められる最重要の資質は「人間力」。
 
枝野幸男氏の求心力の低さが今回選挙の結果を生んだことを真摯に見つめるこ
とが重要だ。
 
「立憲民主が野党共闘に進んだから支持を失った」との言説は野党共闘を恐れ
る勢力のプロパガンダ
 
野党共闘が脅威であるから、何とかして野党共闘を潰したいとの念願の表れ。
 
野党共闘を否定する者は結集して野党共闘から離れればよい。
 
他方、「野党共闘なくして政治刷新なし」と判断する主権者が多数存在する。
 
この主権者が多数存在する以上、その考えを共有する者が大同団結することが
重要になる。
 
立憲民主党は「野党共闘推進派」と「野党共闘否定派」に分離するのが適切
だ。
 
 
 次に量子物理学です。
 
 
 
 
 
  この世では「直線が曲線」に、「曲線が直線」で認識される。
 無限宇宙を理解する第一のヒントは、宇宙(空間)の曲りに同化されているわれわれは、曲がった空間を、曲がっていない空間(直線)と認識してしまうことにある。これが「無限宇宙」を解明する最大のポイントになる。
  
  宇宙は「逆転、裏返し」になっている!
 無限宇宙の正体とは、」われわれの存在を基本にして宇宙を観測すると、本来の構造状態から完全に逆転・裏返しになって観測される。だから「どこまで行っても果てがない」のである。
 
   この世は「砂時計」
 巨視的に「この世」(宇宙)の全体構造を見ると、砂時計の構造と非常に似ていることに気付く。われわれは宇宙の何処にいても。そこが宇宙の中心(砂時計でいうクビレの中心)となる。地球からどんなに遠くの宇宙へ移動しても、そこが常に宇宙の中心として観測されるわけである。
 宇宙のエーテル流は、個々の物質に対して砂時計の形で全方向から内部を透過している。とするとその砂時計の中央くびれの中心に個々の万物(われわれ)が在り、それら内部を空間エーテルが透過する状態が「時間」だと解釈する。
 宇宙が「時間・空間」の代名詞であるというのは、まさに的を射ていたわけである。ビッグバン理論では「宇宙は、いつ誕生した?」という設問を基底としているが、いつとは時間(宇宙)そのものである。こうなると「時間(宇宙)は、いつ(時間)誕生した?」となてくるが、時間が時間の中から生まれるわけがない。このようにビッグバン理論の根本には常に概念的な矛盾が生じてくる。ビッグバン理論の崩壊は必然的であり、文字通り「時間」の問題であることも間違いないといえる。
  考えるほどに、「宇宙」と「海」は非常に良く似ている。 
両者とも常に物質を生じ育むと同時に、全体の歪圧力で塵埃を消滅させながら、基本母体へ同化還元させるエネルギーを常に内部存在に加えている。
 まさに宇宙も海も巨大な浄化装置であり、万物を培う母なる存在である。
 スウェデンボルグは、「この世」に並行して多くの霊界が存在するというが、われわれが見ている広大な宇宙すら霊界全体の単なる一面だったようである。そう考えると、われわれを含む「この世」とは、実に物凄い世界だといえるだろう。
 
 
   という事で、また明日です・・・・・