PNC会員へ・・・

会員のみなさま 1242                     後醍院 廣幸
 
おはようございます。本日は2020年12月19日(土)、現在は朝の8時10分です。
 
 昨日からはやや温暖な陽気が戻って来ていましたが、また、明日から大雪警戒が
必要な天気図となっているようで注意が必要です。まあその後は週間予報では当分
の間、好天で普通の12月半ばぐらいの陽気に戻るようです。
 
 連日報道せざるを得ないコロナ禍関連ですが、昨日も東京都では664人が感染、
都では合計5万人超となったようです。全国で病床の逼迫度が増しています。
コロナ禍で大学や大学院を退学、休学する人は5千人を超え5238人となっています。
 どうしても過大な数字だけが踊りまくります。本日は当方会員となり読んでいる
植草一秀氏の『知られざる真実』からコロナ禍関連のまとめのような記事を添付します。
有料メールなので本来は貼り付け禁止なのですが、『まとめ』なのでご勘弁願って添付
します。悪しからず・・・です!
 
 
植草一秀の『知られざる真実』」
 
                             2020/12/18
 
           コロナ対策に求められる五つの柱
 
               第2804号
コロナに明けてコロナに暮れる1年が終わりに近づいている。
 
コロナ禍の下に置かれた2020年。
 
際立つのは政府の無策無能ぶり。
 
中国政府が武漢市を封鎖したのは1月23日のこと。
 
この日に台湾政府は武漢市からの入境禁止措置を決定した。
 
これに対して安倍首相は1月24日、在中国日本大使館から中国の人々に対し
春節の休暇を利用しての訪日を呼びかけた。
 
ダイヤモンドプリンスが横浜港に帰港したのは2月3日。
 
沖縄県那覇港で検疫作業がすでに終了していたから実質的に国内船の取り扱
い。
 
香港で下船した乗客のコロナ感染確認が通知された。
 
乗員・乗客3711人に対して、日本政府が実施したのは273人に対してだ
けのPCR検査だった。
 
乗員・乗客を2週間監禁したダイヤモンドプリンセスは洋上培養皿と化した。
 
感染症対策の基本は「検査と隔離」だが、日本政府は徹底的に検査拡大を妨害
し続けてきた。
 
北海道が学校の一斉休校を実施したことを受けて唐突な小中高一斉休校が実施
されたが、3月24日に東京五輪延期が正式に決定されるまで政府と東京都は
7月の五輪開催に突き進んでいた。
 
アベノマスク、コラボ動画など、コロナ対策は迷走を続けた。
 
5月25日の記者会見で安倍首相は「わずか1か月半で、今回の流行をほぼ収
束させることができました。正に、日本モデルの力を示したと思います」と述
べたが、その後の現実はすべての者が知るとおりだ。
 
当初はコロナ感染症の実態が分からなかった。
 
そのなかで、安倍内閣は1月28日にコロナ感染症を第2類相当指定感染症
区分した。
 
コロナ感染症の実態が不明なこの段階では、コロナを極めて深刻な感染症と指
定したことを非難することはできない。
 
しかし、第2類相当指定感染症に区分したことと、その後の対応は整合的でな
い。
 
重大な問題が二つある。
 
第一は、感染抑止よりも五輪開催が優先されたこと。
 
この過ちがいまなお維持されている。
 
第二は、検査を広げる措置が取られてこなかったこと。
 
この過ちもいまなお継続されている。
 
こうしたなかで菅義偉氏肝いりのGoToトラブル事業が推進されてきた。
 
この政策は二つの意味で最悪の政策だ。
 
第一は、GoToが第2類相当区分と整合的でないこと。
 
第2類相当指定は、この感染症が極めて重大で危険な感染症であることを意味
する。
 
その政府指定とGoToがもたらす効果は真逆のもの。
 
GoToは感染拡大を推進する事業である。
 
大津波警報を発令しながらGoToBeachを推進するようなものだ。
 
第二は、GoToがもたらす恩恵がごく一部の大企業と富裕層に限定される一
方、GoToが基礎疾患を持つ人、高齢者、医療従事者、介護従事者に重大な
迷惑を与えていること。
 
GoToは経済政策として最悪だ。
 
コロナ感染拡大がさまざまな問題を引き起こしている。
 
したがって、政府の施策としては、感染拡大阻止を最優先するべきだ。
 
GoToは感染拡大推進効果を有しており、感染拡大抑止に軸足を置かねばな
らない局面でGoToが実施されること自体があり得ない。
 
政府は感染収束を最優先課題に明確に位置付けるべきだ。
 
もうひとつの重大問題は、第2類相当指定が大きな弊害をもたらしているこ
と。
 
この見直しが必要である。
 
日本におけるコロナ被害は欧米と比較すれば軽微である。
 
第2類相当指定が適正でない部分がある。
 
これを是正しないために医療崩壊等が生じることは本末転倒。
 
厚生労働省が12月17日、新型コロナウイルス感染症に対する現行の、感染
症法に基づく「指定感染症」と、検疫法の「検疫感染症」に指定する政令を2
021年2月から1年間延長する方針を固めたと報じられている。
 
極めて重要な問題であるにもかかわらず、十分な検討が行われた形跡がない。
 
この問題にこそ首相のリーダーシップを発揮するべきだが、菅首相の行動が
まったく観測されていない。
 
コロナの現状に対して政府はどのように対応するべきか。
 
具体的提案を明記する。
 
重要なのは以下の五点。
 
1.コロナ感染症に対する指定区分を柔軟に変更すること。
 
2.PCR検査を広範に拡充すること。
 
3.重篤化しやすい人に対するケアを十分にするとともに、感染者への対応を
公費でカバーすること。
 
4.日本におけるコロナ感染症の現実についての事実を広く周知すること。
 
5.経済活動への支援、国民生活の保障に万全を期すこと。
 
現行のコロナ対応は、すべてにおいて各種利権を優先するものになっている。
 
支離滅裂であるとともに、本当に必要な施策は実行されず、不要な公費投入が
広範に観察される。
 
抜本的な見直しが必要不可欠だ。
 
現行の2類相当指定によって、高齢の感染者に対して一律入院措置が取られて
きた。
 
一部自治体で運用の見直しが行われているが、政令の規定では杓子定規な対応
が優先されやすい。
 
高齢でも無症状の患者に対しては入院措置を取る必然性が低い。
 
このことが病床数ひっ迫の大きな原因になっている。
 
また、感染者が確認された場合、濃厚接触者に認定されると一定期間、自宅待
機が明示される。
 
医療機関でこの事態が発生すると医療機関の機能がマヒしてしまう。
 
PCR検査を広範に実施して陰性の者については、この措置を適用除外するこ
とが必要だ。
 
そのためにも、公費によるPCR検査の対象をすべての医療従事者、介護従事
者等に広げる措置を取るべきだ。
 
他方、第2類相当指定を外すと、感染者に対する公費負担が取り除かれるとい
う問題が生じる。
 
これではコロナ対策は不備となる。
 
入院措置を必要とする患者の治療に要する費用、入院費用は公費負担とするべ
きだ。
 
単純に第5類指定とするのではなく、コロナ感染症への過不足ない法対応を可
能にする措置を取ることが必要だ。
 
無症状の感染者が感染を広げないための宿泊療養施設を政府の責任で広範に確
保するべきだ。
 
この感染者がリモート勤務できるための環境整備も必要になる。
 
この責務を担うのが政府と国会であることは言うまでもない。
 
政府は適正な立法措置を国会に提案するべきだ。
 
PCR検査を安価で実施できるという「不都合な真実」が明らかになった。
 
検査独占を追求してきた「検査利権ムラ」の利権主義が暴かれるべきだ。
 
80兆円におよぶ補正予算を編成しながら、必要十分なPCR検査を公費で実
施しないことは、万死に値する対応だ。
 
定期的なPCR検査をすべての医療従事者、介護従事者に提供するのが政府の
責務である。
 
また、一般市民に対してもPCR検査を広く開放し、陽性者が感染を拡大しな
い措置を有効に実施するべきだ。
 
日本におけるコロナ感染症被害は相対的に軽微である。
 
とりわけ、50歳代の健常者が重篤化する確率は極めて低い。
 
過剰な「コロナ恐怖症」を払拭するための情報周知活動も重要になる。
 
マスク、うがい、手洗いは、コロナ感染症だけでなく、インフルエンザ対策と
しても有効であるから、こうした感染対策については、広く国民の理解と協力
を求めるべきである。
 
政府が取るべき対策として重要になるのが経済対策だが、経済対策において最
重視するべきことは、水平的、垂直的な公平性の確保だ。
 
GoTo事業の最大の欠陥がここにある。
 
法外な利益を供与される事業者が出現する一方で、まったく恩恵に浴さない事
業者が多数存在する。
 
医療従事者や介護従事者が懸命の尽力をしているときに、一部の個人だけが政
府から多額の補助金を受け取る構図になっている。
 
しかも、利用者は感染拡大抑止の視点から本来は希望しないが、政府からの補
助金を目当てに不本意な旅行に駆り出されている。
 
こんな財政支出を行うよりは、条件なし一律現金給付の方が、はるかに公平性
が高い。
 
高額所得者には一律給付は必要ないとの声に対応するために、一律給付の給付
金を課税対象にすべきだ。
 
こうすれば高額所得者は受領した給付金のかなりの部分を税金で返納すること
になる。
 
第1次、第2次補正予算58兆円は、条件なし一律10万円給付を4回実施し
ておつりが出る金額だ。
 
一律給付10万円を4回実施する方が、はるかに公平性の高い経済支援政策に
なる。
 
                ―以上です―
 
 何しろ当方、”毎日が日曜日”の身です。PNCは毎日書いてもネタに詰まることなど
あり得ません。ただ毎日書いていますのでテーマは少な目にしています。今日も普通なら
量子物理学の添付、もう一つ違うテーマでの論考・・・となるのですが、また、明日もあるので
今日はここまでとします。
 毎週、報告して連敗続きの競馬ですが、今日も土曜日開催の中山競馬の9レースと
・メインの11レースを少し買いましたので紹介しておきます。9Rは5番から3・7・12へ
200円×3-=600円と11Rは11番から2・5・8・14・16へ200円×5=1000円と、
1600円だけ買いました。いずれも馬連です、収支は13700円→12100円です。
今週取れないと有馬記念大勝負の夢は消えます。頑張ろう・・・!!!
 
 昨晩は本年最後の飲み会(忘年会を兼ねる)でした。おでんと刺身が中心でしたが、
2件目の”中華三原”では炒飯をしっかり食し、今朝は未だに腹いっぱい状態です。
もう当面、大食いは御法度とします。
 昨日あたりはコロナ禍のような大事件がなければ1年で一番活況するはずの銀座界隈
ですが、やはり少し少なめなのでしょうか?と言っても・・・他と比べるとやはり銀座ですね、
人の出は多い方なのでしょう!
 
 後、2週間で残念だらけのネズミ年は終了です。当方は年男だったのですが、このコロナ
を率先してやっつけられなかったことには情けなく思います。5日後には72歳となります。
本格的な高齢者(クソ爺)です。72歳というと何か特典のようなものはあるのでしょうか?
いや、ないでしょうね!?!政府筋や若人からは早よ死ね!!!と言われているような気
がして仕方ありません。今年は昨日の忘年会(?)で美味しいものをたくさん食べれたので
もう満足です。      では、また明日書きますので読んでください!!!