PNC会員へ・・・

会員のみなさま 1427                  後醍院 廣幸
 
おはようございます。本日は2021年6月27日(日)、現在は朝の7時5分です。
 
 今朝の今の時間帯では雨は未だ降っていませんが、今日はこれから大雨の予想が
出ています。昨日の10日間予報では毎日に雨マークが付いていましたが、それはやや
緩和されたようです。6月も後4日という日時を残しても未だ入梅らしくない空模様です。
 
 昨日のコロナ感染ですが、都で534人と3日連続で多く出て全国では1633人となっています。
100人以上は減少傾向で神奈川が231人、千葉で108人ぐらいです。現状は都心集中型のようです。
 
 本日は取りあえず、植草一秀氏のワクチン論考を添付します。
 
 
植草一秀の『知られざる真実』」
>
>                              2021/06/26
>
>            ワクチンは「切り札」でなく「災厄」
>
>                第2967号
> 宮内庁長官が「天皇陛下は五輪を懸念している」と発言したことが波紋を広げ
> ているが、重要なことは天皇が東京オリパラの名誉総裁の職に就いているこ
> と。
>
> 天皇がオリパラについて発言するべきでないとするなら、そもそも天皇をオリ
> パラの名誉総裁の職に就任させることがおかしい。
>
> 天皇をオリパラの職に就任させているのだから、天皇がコロナ禍の下でのオリ
> パラ開催を懸念しているとの意向を重く受け止める必要がある。
>
> 天皇の発言をどのように取り扱うかは憲法上の判断が必要になる。
>
> 天皇は政治上の権能を有さないことを踏まえることは必要だ。
>
> その天皇をオリパラの名誉総裁の職に就けていること自体が天皇の政治利用に
> あたると言える。
>
> 政治利用しておきながら、コロナ禍の下でのオリパラ開催に懸念を示すと、そ
> の発言を無視するというのは究極の二重基準ダブルスタンダードだ。
>
> そもそも、天皇をオリパラの名誉総裁に就任させていることがおかしい。
>
> 他方、天皇がコロナ禍の下でのオリパラ開催強行に懸念を示すのは順当だ。
>
> 菅義偉氏は「国民の命と健康が最優先」と明言した。
>
> 国民の命と健康が最優先なら五輪開催強行という判断は生まれる余地がない。
>
> 五輪開催は5万人から8万人の外国人を入国させるスポーツ興行。
>
> すでに入国者から複数のコロナ陽性者が確認されている。
>
> 水際でウイルスを遮断しなければならないところ、ウイルスを保持する外国人
> の入国を容認した。
>
> 菅内閣のコロナ水際ザル対応は見事というほかない。
>
> ウガンダ選手団は今回のオリパラに伴う外国人入国の2ヵ国目。
>
> この段階で複数のコロナ陽性者が確認されているのだから、今後の展開を容易
> に想定できる。
>
> 入国外国人から相次いでコロナ陽性者が確認されることになるだろう。
>
> その際、確認されるコロナウイルスが変異株である可能性は高い。
>
> 世界各地のコロナ変異株が日本に持ち込まれる。
>
> ウイルス有効性を引き下げる新しい変異株が確認されることもあるだろう。
>
> 2020年5月にピークを記録した日本の感染第4波はN501Y変異株によ
> る感染拡大であったと見られる。
>
> 第4波はピークを通過したが、感染再拡大が観測されている。
>
> 感染第5波の中核はL452R、E484Q変異株になる可能性が高い。
>
> 感染力が強い、重症化率が高い、ウイルス有効性が低い、との特徴を備えてい
> ると見られる。
>
> ここにさらに新たな変異株が加わることになる。
>
> 新規陽性者数はすでに増加に転じた。
>
> 7月から10月にかけて、再び感染爆発の状況が生じる可能性を否定できな
> い。
> このような情勢であるから、国民の命と健康を最優先に位置付けるなら、東京
> オリパラの開催を断念するしかない。
>
> 天皇の意向は、こうした当たり前の判断を示すものであると言える。
>
> 菅義偉氏が五輪開催を強行しようとしている理由は「自分の利益」。
>
> 「国民の命と健康が最優先」と口で言いながら、実態は「自分の利益が最優
> 先」なのだ。
>
> 決定的な矛盾。
>
> 算命学は不幸の原因が矛盾にあるとする。
>
> 菅義偉氏の決定的な矛盾が不幸を生み出す。
>
> しかも、菅義偉氏は有観客開催をゴリ押ししようとしている。
>
> 五輪に1万人の集客を認めさせるため、まん延防止等重点措置でのイベント収
> 容上限を1万人にした。
>
> このこと自体に問題がある。
>
> 上限を少なくとも5000人にとどめておくべきだった。
>
> 単独で1万人の興行が行われるのと、30の会場でそれぞれ1万人の興行が行
> われるのとではまったく意味が異なる。
>
> 30箇所で開催すれば人流は30倍になる。
>
> したがって、集客上限を定める場合には「五輪」というイベントの集客上限を
> 定めるべきだ。
>
> 1日の「五輪」観客上限を1万人とするべきだ。
>
> 組織委は「利権の祭典」であることを背景に開会式入場者数を2万人弱に設定
> しようとしている。
>
> 菅義偉氏は「自分の利益」のために「国民の命と健康」を踏み台にして五輪開
> 催を強行しようとし、組織委は「カネ」のために開会式に2万人弱の入場者受
> け入れを強行しようとしている。
>
> これらの愚行で日本は最大危機に見舞われることになるだろう。
>
> 菅義偉氏は「ワクチンが切り札」と述べるが、ワクチンは切り札にならない。
>
> むしろ、「ワクチンは災厄」を生みつつある。
>
> 新型コロナワクチン接種後の死亡事例が多すぎる。
>
> 厚労省審議会での報告では6月18日までの集計で新型コロナワクチン接種後
> の死亡事例が356人とされている。
>
> 接種を受けた人数は2300万人程度を見られる。
>
> ワクチン接種後死亡確率は0.0015%。
>
> これに対してインフルエンザワクチン接種後の状況はどうであろうか。
>
> 2018-2019年シーズンの報告によると接種回数5251万回に対し
> て、接種後死亡事例は3人だ。
>
> インフルエンザワクチンの接種後死亡確率は0.000006%。
>
> 通常のインフルエンザワクチンのリスクは極めて低いと言えるが、新型コロナ
> ワクチンのリスクは低いと言えない。
> 2300万人が接種を受けて、356人もの人が接種後に急死している。
>
> これ以外の副反応は極めて多数の人に発生している。
>
> 日本人で、コロナで死亡した人は1万4600人程度。
>
> コロナで死亡したと言っても、死亡した人がコロナ陽性であればコロナ死にカ
> ウントされている。
>
> コロナが主因で死亡したとは言えない。
>
> その確率は0.012%。
>
> コロナ死亡確率はワクチン接種後死亡確率の8倍程度でしかない。
>
> コロナ陽性者数は人口全体の0.6%。
>
> 人口の99.4%はコロナに感染していない。
>
> 99.4%の人がコロナに感染していないのに、国民全員にワクチンを接種す
> る理由がない。
>
> わずか4ヵ月に356人もの人がワクチン接種後に急死している。
>
> 通常のインフルエンザワクチンでは接種後死亡事例は5200万回接種でわず
> か3人と報告されている。
>
> 356人のワクチン接種後急死は重大事実。
>
> 「一人の人の命は地球よりも重い」などと言われるが、356人の人の命は完
> 全な見殺し状態だ。
>
> ワクチン接種後に急死しても因果関係を科学的に立証することは極めて難し
> い。
>
> 因果関係を科学的に立証できなければ「因果関係は認められない」で処理され
> る。
>
> この論議が起こると直ちに出てくるフレーズは
>
> 「ワクチン接種のメリットはリスクを上回る」
>
> だ。
> ワクチン接種進捗で集団免疫が獲得されれば社会が得るメリットが大きいとい
> うわけだ。
>
> このメリットを受けるのは政府、為政者だ。
>
> お国のために一定の国民には犠牲になってもらうということ。
>
> 一定の数の国民が命を落とすことは社会全体が受けるメリットよりも小さなも
> の。
>
> この判断が正しいと言えるか。
>
> 高齢でない健常者がコロナ陽性になった場合に、重篤化する確率は極めて低
> い。
>
> 人口の99.4%はコロナ陽性になっていない。
>
> 0.6%の人がコロナ陽性になったが、高齢でない健常者で重篤化した事例は
> 極めて少ない。
>
> この領域に含まれる人がワクチン接種を受けるメットは皆無に近い。
>
> 他方、ワクチン接種後には6月18日までの段階で356人が急死している。
>
> 356人の死者という数値は「大規模災害」級。
>
> 直ちにワクチン接種を中止するべきだ。
>
> メディアは356人の死亡事例の詳細を徹底的に調査して報道するべきだ。
>
> 賢明な人の多くはワクチンを接種しない。
>
> このなかで日本の感染第5波が急拡大する可能性がある。
>
> 五輪開催を断念すべきとの判断は順当すぎる。
 
 
 テレビ(マズゴミ)はもう1カ月を切った東京五輪開催を煽る番組を各局で
製作・放送し始めました。でも、当方から言わせればもうこの場に及んでハッキリ
無理強いそのものです。先の天皇陛下の発言(!?!)しかり、変異種インド株
の蔓延・・・など五輪を強行開催する理由がすべて否定されています。
 
 3日間に第1回目のワクチン接種をした当方ですが、毎年励行しているインフルエンザ
と比較してもその接種後の状態は軽いもののようです。体温も昨日からはほぼ正常値
となっています。やはり問題は第2回目の摂取後となるようです。2回接種した人では
相当な体温上昇とか腫れが出ているようです。当方の2回目は7月26日を予定して
いますので、まだ1ヶ月あります。この間にファイザー製での不備等が出たらもちろん
接種はしないつもりです。報道はすべからく早めにお願いしたいものです!
 
 コロナワクチン接種で一番怖いのはやはり持病的に持っている”糖尿病”でしょうか?
当方、持病と言える病は痛風ぐらいで重篤な持病は持ち合わせていませんので、
どんなものかは???ですが、此の糖尿病はいろんな病を併発するので始末に負えません。
糖尿病のその発生原因は酒の飲み過ぎや糖質過多の食事などの他には、やはり遺伝的要因
がほぼその原因のようです。当家でいえば母親が糖尿病を長い事患っていました。
それでも当方を含む4人の子どものうち、糖尿病持ちは一人の弟だけです。この弟は
先に亡くなった双子の弟の片割れです。当方などは通いつけの大病院の医者からもう
何年も血糖値やHbA-1c の検査をしても正常値しか出ないので、もうこの検査は止めるように
言われて、その後、糖尿の検査はしていません。
 糖尿病が多発する日本人(予備軍を入れて2000万人)ですが、もしこの気がある方は
ネット記事を貼り付けますので読んで下さい!
 
 
 
 
 
「予備軍含め2000万人」日本で糖尿病が激増した最大の原因は国の失策にある
んは「国や専門家が作った糖尿病の標準治療のガイドラインに原因がある」という――。
 ※本稿は、水野雅登『糖尿病の真実』(光文社新書)の一部を再編集したものです。
 
ガイドラインを守った治療をした結果、悪化した
 
 私が医師になるべく研修を終え、ようやく外来診療を一人で始めた頃、「あること」を実感するようになりました。それは、糖尿病の患者さんだけ、かなりのスピードで悪化していくということです。
 
 当時の私は、「ガイドライン至上主義」といえるほど、治療のガイドラインの内容を守っていました。そして、その悪化していった患者さんたちも、その内容に沿った運動や食事をしていました。それなのに、改善するどころか、どんどん悪化していったのです。
 
 私の実感は、実際に数字にはっきりと表れています。現代は日本国内の、糖尿病が疑われる人と可能性を否定できない人を含めると、2000万人にもなる時代です(平成30年版厚生労働白書より)。1997年には1370万人でしたので、いかに急激に増えているかが、よくわかります。
 
 そして、糖尿病と診断されたときに、患者さんから最もよく受ける質問が「一生、薬をやめられないんですよね? 」です。これだけ糖尿病患者や、その可能性がある方が増えている状況なので、身近に糖尿病の人がいて、ずっと薬を飲み続けているのを見聞きしてきたのでしょう。
 
 「薬をやめられない」ということは、「治らない」ということです。このため、よく「糖尿病は治らない病気」「一生付き合っていく病気」といわれます。それはその通りで、現代の標準治療では治らないし、薬もほとんどやめられません。とはいえ、「落ち着いた状態にする」ことも非常に大切なので、従来の標準治療が果たす役割は大きいものがあります。また、糖尿病が悪化したときの救急対応でいえば、新旧の治療法はあまり違いがありません。
 
 つまり、糖尿病に関する従来の標準治療は、急性期に関しては非常に優れた治療法だということです。逆に、慢性期や予防に関しては、非常に限定された効果であるといえます。
■糖尿病患者が増え続ける、一番の要因
 
 治せない、薬がやめられない標準治療だけが、糖尿病人口の増加に影響したわけではありません。むしろ、標準治療を含めた治療は、病気になってからの話です。糖尿病人口が増えたのにはその他の要因があります。その一つが、ここまでにも何度もお伝えしたように、世の中に糖質があふれていることです。
 
 テレビやSNSには、常に美味しそうなスイーツやスナック菓子、ラーメン、パスタなどの写真や映像が流れています。コンビニやスーパーへ行けば、それらの商品がずらりと陳列されています。思わず目が留まり、手に取り、買い物かごに入れてしまう、という経験は誰もがあることでしょう。
 
 人間には「見たら欲しくなる」という性質があります。脳内では糖質を見ただけで、ドーパミンがドバドバ分泌され、「欲しくてたまらない! 」と、なります。人間のこの性質を利用して、企業は日々、宣伝を行っています。マーケティングのプロたちが、あの手この手で買わせるための策を次々に打ち出してくるのですから、一度目にしたらまんまと乗せられる、と思っておきましょう。目にしないのが根本対策です。
 
 そもそも、糖質は依存性の強い栄養です。購入するコストはさほど高くなく、摂取することである程度の満足が得られ、さらにまた欲しくなる。企業が売り上げを伸ばすには、格好の条件が揃っています。
 
 こうした条件が揃う中、従来の標準治療は、糖質の摂取を止めるどころか、むしろ「とれとれ! 」と言ってきました。従来治療の食事指導は「全エネルギーのうち6割は炭水化物からとりなさい」という内容になっています。血糖値を直接的に上げるのは、糖質だけです。それにもかかわらず、食事の半分以上を糖質にせよ、と指導しています。
 
 糖質オフが普及した近年では、さすがに「スイーツやジュースは控えましょう」となってきましたが、まだその程度です。
 
■妊娠糖尿病の入院食にスイーツが出されている
 
 インスリン抵抗性が高まる妊娠中の場合、糖質過多な食事の影響は、さらに深刻になります。妊娠中は血糖値が高くなりやすいことは知られています。実際に、それまで問題がなかったのに、妊娠してから血糖値が上がりやすくなり、妊娠糖尿病と診断される妊婦さんも少なくありません。
 
 ところが、妊娠糖尿病で入院中の妊婦さんには、血糖値を下げるためのインスリン注射が投与されると同時に、血糖値を上げるスイーツやお菓子などが出されています。間食として、クッキー、プリン、フルーツ、砂糖入りヨーグルト、パン、おにぎり、せんべいなど……中には、ミニカップラーメンが出る病院もあるといいます。
 
 当然ながら、食事のたびに血糖値はガツンと上がります。そして、入院中なので「食べたかどうか? 」の食事摂取量が病院のスタッフから毎食チェックされ、残すと苦言を呈されます。「食べることも治療のうちですよ」といった説明がなされます。そして、食べて血糖値がガツンと上がれば、インスリン注射を打たれます。そのようなことが積み重なり、妊娠中に大量のインスリン注射を打つと、巨大児や流産のリスクも高まります。
 
 最近では、こうした治療を見直す医療機関も出てきましたが、いまだに、こうした従来治療の方針で提供される治療と入院食を行っている病院が多勢を占めています。
 
 このように、生理的にも、社会的にも、経済的にも、「糖質過多の土台」ができあがっています。その結果、糖尿病になると、従来の標準治療によって「糖質を抜くな、しっかりとれ」という指導がなされます。
 
 その指導に従い、糖質をとればとるほど、血糖値は上がり、薬は増えていくのです。
 
■国が糖尿病をつくっている
 
 先のように「多くの場合で薬は増えるし、治らない」という従来の標準治療の方針を決めたのは、いったい誰?  というと、それは国です。つまり、「糖尿病とその予備軍2000万人」という現状をつくった責任の一端は、国にあるといえます。
 
 たとえば、「日本人の食事摂取基準」は厚生労働省が公表している基準です(厚生労働省、日本人の食事摂取基準、2020年版)
 
 そこでは「エネルギー量」として「kcal(キロカロリー)/日」が採用されています。つまり、いまだに「カロリー理論」などという時代遅れの概念が採用されているわけです。人体では食べ物をとったときに「酵素的な代謝・消化」が行われているのに、「食べ物を燃やして水をどれだけ温めるか? 」という見当違いの考えが使われています。
 
 そして、この「日本人の食事摂取基準」は、保健施設や事業所、学校給食など、日本国内のあらゆる所で使われています。そして、糖尿病の標準治療で行われる食事指導でも採用されています。
 
 しかし、エネルギーは「PFC量」でみるのが妥当だと私は考えています。Pはタンパク質、Fは脂質、Cは炭水化物もしくは糖質です。これらは、お互いに交換できず、互換性がほぼない栄養素です。
 
 100kcalの肉、100kcalのバター、100kcalのパンは、同じカロリーですが、食べた後の人体での働きは全く違います。カロリーという見当違いな考えで乱暴にひとまとめにするのは、大きな間違いです。ナンセンスかつ、誤解を生みます。
 
 食品表示も「~kcal」ではなく、「タンパク質~、脂質~、糖質~」と表示すべきだというのが、私の考えです。
 
 PFC量での考え方が広まれば、こうした「間違いが判明した旧時代の考え」がいかに時代遅れなのかが、理解されていくでしょう。
 
■「炭水化物6割」はどこからきたのか? 
 
 このように、国が公表している基準が古い考えのものだからといって、「国が全部悪い! 」と言うのは間違いです。国が健康や医療に関して方針を決めるときには、それぞれの専門家を招集して「検討会」や「委員会」などをつくり、そこで方針をつくっていきます。もちろん、最終的に決めるのは、大臣や役職のある公務員ですが、その手前のところでは「専門家たち」が大きな影響力を持っているわけです。
 
 たとえば前記の日本人の食事摂取基準の場合は、「日本人の食事摂取基準策定検討会」が報告書を作りますが、ほぼ、その報告書の通りに基準は決定されます。検討会のメンバーはほとんどが大学教授で、他には准教授や、大病院の病院長などの先生方が名を連ねています。
 
 その専門家たちが、「炭水化物で全体の6割を摂取せよ」というエネルギー摂取を推奨してきました。最近になって、4~6割と、少しだけ糖質オフの方向にはなってきています。しかし、長年にわたる「炭水化物6割」の考えは、医療現場に深く根づいていますし、メディアでもそう喧伝されてきました。
 
 この「炭水化物6割」が、肥満、糖尿病、メタボへの大きな影響を及ぼしてきたのです。
 つまり、先の専門家たちが、その責任の重さを心する立場といえます。
 
ガイドラインが変わるのを待つ必要はない
 
 国内の糖尿病患者とその予備軍2000万人の責任者は、まだいます。それは、健康を他人任せにしてきた人、全員です。
 
 世の中の原理原則として「~のせい」と言っているうちは、不満がたまり、状況は好転しないどころか悪化していきます。なぜなら、「自分では状況を変えられない」と、自分で思い込んでいる、ということに他ならないからです。「思い込む」ことで、よかれ悪しかれ、現実もその通りになっていきます。「国のせい」「標準治療のせい」と言っているだけではいつまでも状況は変わらず、悪化していくだけです。
 
 ではどうすればよいのかというと、解決の方向性は、じつにシンプルです。逆の「思い込み」をすれば状況は変わります。つまり「すべては自分の責任」「状況は変わる・変えられる」という考えです。自分が変わることで、周囲もまた変わっていきます。
 
 これを糖尿病に当てはめてみると、医師が変わるのを待つとか、国の方針が変わるのを待つ、ガイドラインが変わるのを待つ、という「他人任せ」をやめることになります。
 
 ただし、現在、薬を服用している人は、主治医への相談が必須です。血糖値を下げる薬を使いながら糖質オフをすると、命に関わる重篤低血糖を起こす危険があるためです。必ず主治医と相談してください。
 
■主治医を変えるのも一つの手
 
 もし、主治医が話を聞かないタイプなら、主治医を変えるのも一手です。幸い、日本の保険制度では、自分で自由に医療機関を選ぶことができます。もし、主治医が紹介状を渡すことをしぶるようなら、「セカンドオピニオンを受けたい」と言うことで、ほぼ100%、紹介状を書いてくれます。「セカンドオピニオン」という単語は、ポジティブなイメージがあり、その言葉を出すだけで、医師の心理的抵抗が大幅に軽減されるからです。
 
 紹介状の発行は、法律的な義務がないため、医師が拒否する場合も多くあります。しかし「セカンドオピニオンを受けたい」とだけ伝えれば、比較的すんなりと書いてもらうことができます。その際には、余計なことを言わないことも大切です。受診先が決まっていない場合には、「まだ決まっていません」と、正直に伝えましょう。
 
 もし、今現在、どんどん病状が進行している場合は、こうしたアクションをすぐに起こすことをおすすめします。現在の糖尿病の標準治療のガイドラインはすぐには変わりません。10~20年単位の年月がかかってしまいます。
 
 糖質オフは数年前まで、「風変わりなダイエット法に過ぎない」という認識でしたが、その劇的な効果から、徐々に一つの効果的な治療法として認識が広がってきました。日本の学会も当初は「断じて認めない! 」という姿勢でしたが、最近は態度を軟化させつつあります。実際、日本もアメリカも、糖尿病学会のトップの医師は、糖質オフへと舵を切りました。
 
 本稿をお読みのあなたも、新しいガイドラインを待つ必要はありません。
 
水野 雅登(みずの・まさと)
医師
1977年、愛知県生まれ。2003年に医師免許取得(医籍登録)。日本糖質制限医療推進協会提携医。著書に『薬に頼らず血糖値を下げる方法』(アチーブメント出版)、『医学的に内臓脂肪を落とす方法』(エクスナレッジ)、『糖質オフ大全科』(主婦の友社)など多数。
 
 
 
 当方、現在、酒とクスリを断った”禁酒””禁薬”状態がもうソロソロ3カ月になります。
その代わりではないですが、主治医から水を多く飲むように指示されているので以前と比較
すると倍ぐらいは飲んでいます。結果としてトイレが近くなり(小水)、明らかな夜間頻尿で
夜中から明け方まで数回のトイレ通いが毎日となっています。
 現状ではコロナ禍で外出中はマスク着用が義務付けられているので、結果としてマスクの
大敵である熱中症に罹る恐怖も発生しています。主治医からはマスクをした外出中でも
人が居ない所では空かさずマスクを取るように指示されていますので励行しています。
 
 
 
 さて、最後に競馬です。
 
 昨日の土曜日の重賞3レース購入は全敗でした。本日も懲りずに東京競馬の9Rと10R
を1000円づつ買い、後の宝塚記念は500円だけ買っておきました。今日の9か10レースが
取れたら、全部宝塚に注ぎます。
 
 本日は添付が長いので量子物理学は休みます。
 
 
 では、また明日・・・