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PNC会員へ・・・
会員のみなさま 1529 後醍院 廣幸
おはようございます。本日は2021年10月7日(木)、現在は朝の6時半です。
曇天の1日が始まったようですが、連休となる11日まではほゞ好天が予想
されています。まずまずの行楽日和と言えそうです。昨日のコロナ感染数ですが、
都で149人、大阪209人、全国では1126人とやや回復気味(?)となっています。
今後の行方は計ってみなければ分りませんね。
昨日は朝一番で偶に行く医院でインフルエンザの予防注射を打って来ました。
今朝の注射後の状態は例年の予防注射時と同じでやや熱が出て腫れもあり
というところです。コロナワクチンの2度の接種時はまったく腫れも発熱も無かった
のですが、これらは何なの(?)という感じです。
本日は何時ものリハビリ後に床屋→《笑がおの湯》と廻ってくる予定です。
床屋にはほゞ1か月半ごとに行ってカットだけしてもらってますが、早いもので
あっと言う間に予定日が到来します。
今日は植草氏から行きます。岸田内閣の支持率がやけに悪いですね?
今後はどうなるの???です・・・
「植草一秀の『知られざる真実』」
2021/10/06
政治とカネ問題甘く見る岸田首相
第3047号
各社調査の岸田内閣支持率が発表された。
政権発足時の支持率としては極めて低い。
麻生太郎内閣に迫る水準。
各社まちまちで政権に近いメディアの数値が高く、距離があるメディアの数値
が低い。
読売 56%
日経 59%
NNN(日テレ系)56%
共同 56%
毎日 49%
朝日 45%
そもそも、メディアの思潮に沿って数値が出ることがおかしい。
世論調査の数値は操作されていると考えられる。
ただし、時系列で数値の変化を見る場合には変化の方向を掴めることはある。
いずれの調査でも政権発足時の支持率として岸田内閣の支持率は低い。
毎日、朝日に至っては5割を割り込んだ。
菅内閣が存続していれば衆院総選挙での自公苦戦は免れなかった。
菅首相が辞任して選挙の顔が差し替えられ、自公の苦境は軽減される。
しかし、政権発足時の岸田内閣の支持率が低水準になったことで総選挙情勢は
錯綜する。
野党の対応によっては自公の議席大幅減もあり得る状況。
岸田内閣の支持率が低水準になった最大の理由は甘利明氏の自民党幹事長起用
だ。
自民党幹事長は党首に次ぐ党内ナンバー2の地位。
選挙と金を仕切る。
「政治とカネ」の疑惑を解消していない甘利明氏に「政治とカネ」の責任者を
委ねたのが岸田文雄氏。
国民の離反を招くことは当然。
岸田氏は「自民党が生まれ変わったことを国民に示す」と宣言したが、赤利明
氏の幹事長起用は「自民党がまったく生まれ変わっていないことを象徴」して
いる。
野党への期待が高まっていないことが自民党への最大の順風だが、「政治とカ
ネ」の問題を甘く見れば、岸田内閣は主権者から厳しい審判を受ける。
甘利明氏はUR案件に関連して、大臣室で現金を受領している。
あっせん利得の犯罪が立件されなかったことに強い疑義が残る。
しかも、甘利明氏は問題が表面化して大臣を辞任した後、雲隠れして説明責任
を果たしていない。
岸田氏が甘利氏を幹事長に起用して、「自民党が生まれ変わったこと」を国民
に示すなら、国会で十分な審議時間を確保するのが筋。
予算委員会を開催して、甘利氏を国会に招致し、十分な説明をさせる必要があ
る。
衆議院の任期は10月21日。
憲法の規定に沿って任期切れ後の期間を短縮するために衆議院総選挙の日程を
前倒しにするというなら、憲法の規定に沿って、国会召集の要求に対する真摯
な対応を示すべき。
国会召集の責務を果たさず、1ヵ月間の長期にわたって自民党党首選祭りを演
じた。
党首を選出して内閣を刷新するためだけに国会を召集するなど立憲主義に反す
る暴走だ。
臨時国会を召集したなら、内閣総理大臣指名だけでなく、野党の要求にした
がって実質的な審議を行うのが憲法を尊重する行動。
岸田氏は森友問題について自民党党首選の当初、再調査に前向きな姿勢を示し
た。
ところが、その後にスタンスを修正して重大な政治私物化事案についての再調
査を拒絶する姿勢を示している。
これも「自民党がまったく変わってないこと」を示す証左。
自民党の広島県連は河井案里陣営に渡った1億5000万円についての再調査
を求めている。
岸田文雄氏は広島選出の国会議員として、この問題の真相解明を行うべきだ。
「政治とカネ」の問題について徹底的な事実解明と責任処理を行うことは自民
党が生まれ変わるための一丁目一番地。
岸田文雄氏がこの問題に背を向けるなら、主権者は衆院総選挙で岸田内閣に厳
しい審判を下す。
岸田自公に対峙する野党勢力は選挙協力を強力に推し進めて総選挙での岸田内
閣打倒に全力を挙げるべきだ。
岸田文雄氏による内閣編成は
1.自民党党首選の論功行賞
2.3Aへの配慮
3.派閥への配慮
の三つが柱となっている。
3A=安倍・麻生・甘利への配慮では、甘利明氏への配慮が突出して大きい。
細田派、麻生派を重用して安倍・麻生にも配慮を示しているが、安倍・麻生に
対して岸田氏は怨念を抱いている。
2018年に安倍晋三氏が自民党の党規を改定して3選を可能にして党首選に
出馬した際、岸田氏は党首選への出馬を見送り、安倍氏の三選を支援した。
安倍晋三氏からの禅譲を期待しての行動だった。
ところが、2020年に安倍氏が首相を辞任した際、安倍氏は岸田氏に禅譲せ
ず、菅義偉氏を支持した。
麻生太郎氏も同じ。
党首選で勝利するために細田派、麻生派の支持は必要だったが、安倍氏、麻生
氏に対する怨念の感情は消えていない。
安倍氏が求めた高市早苗幹事長、萩生田光一官房長官の人事案を岸田氏が一
蹴。
細田派から起用した松野博一官房長官、福田達夫総務会長は、いずれも細田派
所属だが安倍氏と距離がある。
安倍氏の言いなりにならない姿勢を鮮明にした。
麻生太郎氏は財務相留任を希望したと見られるが、副総裁に祭り上げられた。
これに対して甘利明氏への絶対的な配慮は別格。
党ナンバー2ポストである幹事長に起用し、閣僚人事、党人事でも甘利氏の意
向がほぼ完全に満たされている。
河野太郎氏が出馬した麻生派において、甘利氏は河野氏の出馬に反対し、岸田
支持を鮮明に示した。
甘利明氏の働きがあって岸田内閣が誕生したことは一面の真理。
このことを背景に岸田氏は甘利明氏の意向を全面的に受け入れたと見られる。
しかし、この論理は国民に通用しない。
甘利氏を起用するなら、甘利氏に対して完全なる説明責任を果たさせることが
必要不可欠。
予算委員会も開かず、甘利氏の国会招致も受け入れず、足の早い政権が腐敗臭
を放つ前に選挙を実施してしまえとの姿勢を主権者国民がどう判断するか。
衆議院は10月14日に解散され、総選挙が10月19日公示、10月31日
投票の日程で実施される。
10月19日も10月31日も仏滅。
岸田内閣は発足当初からお陀仏コースを歩むことになるのか。
岸田自民の命運は野党の対応にかかる。
政治私物化、立憲主義否定の自民党を支えている最大の要因が野党の不人気。
この状況を変えることができなければ「政治とカネ」疑惑の岸田内閣が生き延
びる。
野党共闘は共通政策に立脚する必要がある。
この点で野党4党による政策協定締結の意味は極めて重い。
消費税減税
原発ゼロ
辺野古基地建設中止
の合意が盛り込まれた。
4野党は小選挙区での候補者一本化を実現するべきだ。
候補者一本化に必要なことは「ギブアンドテイク」。
自己主張だけを押し通す政党が存在しては候補者一本化が実現しない。
枝野幸男氏は共産党、れいわ新選組と徹夜で協議して候補者一本化を実現する
べきだ。
れいわ新選組も4野党での重複立候補が生じないように調整を図る必要があ
る。
協議が円滑に行われない場合、「政策連合(オールジャパン平和と共生)」は
自主的に候補者一本化を図る考えだ。
自公政治刷新を求める主権者の投票を無効にしないために、投票を集中させる
候補者を明示することが必要不可欠だからだ。
久々に小沢一郎氏の記事を添付しておきます。野党連合での選挙の厳しさを
強調しています。何ともならないものでしょうか?
立憲民主党・小沢一郎氏 次期衆院選「厳しい戦いになる」(愛媛)
10/6(水) 5:00配信
次期衆院選を展望する立憲民主党の小沢一郎氏=5日午前、松山市南吉田町
次期衆院選を控え、立憲民主党の小沢一郎氏が立民候補者の事務所激励のため4、5日に来県し、5日、松山市で愛媛新聞の単独インタビューに応じた。自民党幹事長や旧民主党代表などを歴任した当選17回の重鎮として、衆院選を展望。野党にとって「厳しい戦いになる」とし、取るべき戦略の方向性を示した。(聞き手・森岡岳夢)
―自民党の岸田文雄氏が首相に指名された。
岸田氏は悪い人ではないが、適任かどうかは別。明確な物言いをしないのは、国民の生活を守るトップリーダーとして資質に欠けるものがあるからだと思う。自民の党役員や、閣僚の中にも(スキャンダルなど)問題を含む人がおり、いずれ表面化してくる。
新内閣発足のお祝いムードの中での解散となる。岸田氏のソフトでハト派的なイメージは、かなりうける。野党としてはやりにくく、非常に厳しい選挙になる。だから私は(候補者らに)「頑張れ」と言いながら全国を歩いている。
―新型コロナウイルス対応で自民が批判を浴びる一方、野党支持も伸びない。
(菅政権の新型コロナ対応で)野党にそよ風が吹いていたが、これは敵失。いくら菅政権の人気が悪くても、野党も低位安定だ。野党は国民の心に響くような、将来に向けた強いメッセージを発信できていないので、期待が集まらない。これは野党の責任だ。
野党の候補者は、有権者とふれ合う日常活動が足りていない。自民は選挙運動などを必死でやっている。政策提案と同時に、一人一人の有権者とのふれ合いを増やさなければ、支持されない。
愛媛新聞社
それでは今日は量子物理学は添付します。
そういえば、日本人がまたノーベル物理学賞の栄養に輝きましたね!
ノーベル賞などで戴く物理学賞は当方が毎回添付する量子物理学とは
違うものだと思ってください!気候変動の実際はまだまだ何とも言えません!
やたらと信じないことです。
では、また明日・・・・・
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PNC会員へ・・・
会員のみなさま 1528 後醍院 廣幸
おはようございます。本日は2021年10月6日(水)、現在は朝の7時少し前
ぐらいです。
秋の空は変わり身が早く、ずっと好天だったはずの天気予報も本日の午後から
どちらかと言えば雨模様(曇天過多)となっています。
最近、やたらと多くなっていると思っていた地震ですが(石川県から宮城県)、
昨晩というか本日夜中の2時46分に青森県で震度5強の強い地震が発生
したようです。東北地方は地震の巣のようなものですから今後も要注意ですね!
コロナ感染状況ですが、昨日は流石に少しだけ増加して都で144人、大阪が
176人と出て、全国ではそれでも千人割れの940人となっています。
昨日の報道では気が早めにGo TO トラベルでの旅行を促すとしか思えない
煽り報道で一杯でした。当方はじめ殆んどの人は昨年からお金を使わない生活
になっているはずです。ここらで思い切った散財もしたくなる頃でしょうか?
今朝は腰痛のリハビリのクリニックが休み(水曜日が定休)なので別の医院で
インフルエンザの予防注射に行ってきます。少し早いですが問題は無しでしょう!
当方はこの間のコロナワクチン接種では殆んど腫れがでなかったのですが(2度とも)、
インフルはだいぶ腫れそうです(毎年のこと)。通常のインフルの注射で亡くなる人は
全国で3人ぐらいですからあまり気にしないようにします。
本日は何時もの体調に関する添付記事が無いので、視点を変えて”みずほ銀行”
に関する記事を貼り付けます。最近この銀行でのトラブルというか傷害事故が続出
しています。当方もこの銀行の元である第一勧銀との付き合いは長いのですが、
困ったものです。このままでは三菱UFJに吸収合併されるのが現実となりそうです。
日本ではメガバンクはこの三菱UFJと三井住友の2行に集約されるのでしょう!
というか、頑丈な金庫を買ってタンス預金に変更する方がベターなようです。
銀行に預けていても利息は無いようなものですし、何か事があったら(死亡とか)
下ろすことも出来なくなりますので。お金がいっぱいある人は現金を金か銀に
換えておくべきでしょう!これは投資とか投機ではありません。単純なヘッジです。
ではみずほの記事を付けます。
みずほ銀行、解体論も浮上…4千億円で刷新したシステム、障害続出で制御不能
みずほ銀行のHPより
金融庁は9月22日、みずほフィナンシャルグループ(FG)とみずほ銀行に、銀行法第26条に基づき、業務改善命令を出した。ATMなどで障害が多発したため、金融庁が同行のシステムを実質管理する。同庁が銀行のシステムの管理に乗り出すのは初めて。みずほに業務改善命令が出るのは2002年に発足以来、3回目となる。
みずほ銀行で9月8日、最大で100台程度のATMの不具合が起こり、使用できなくなるトラブルが起きた。利用者に影響が出るシステム障害が顕在化するのは今年7度目。ハード機器の故障は3度目だ。
7度目の故障は預金や送金、外為など複数のシステムの共通基盤部分にあたるディスク装置の問題だという。ATMだけでなくインターネットの取引にまで波及した。2月、3月には全国の過半数のATMが利用できなくなるなどの障害があった。通帳やキャッシュカードがのみ込まれた。6月、再発防止策をまとめたが、8月にも店舗窓口での取引ができなくなったり、一部ATMが利用できなくなったりした。
さらに9月30日午後、システムの不具合により387件の外国為替取引に遅れが出た。今年8度目の障害である。法人顧客の送金が滞り、一部は翌10月1日に持ち越されたようだ。原因は特定できていない。
金融庁はみずほ銀行と親会社のみずほFGに対し、8月に銀行法に基づく報告徴求命令を再び出し、1カ月以内に障害の原因やトラブルの経緯の報告を求めた。金融庁は一連の不祥事を重く受け止め、業務改善命令を出す方向で検討してきた。これまでにもたびたび報告命令を出したが、原因の特定には至っておらず、みずほFG、みずほ銀行に検査に入ってから半年を経過する異例の事態となっている。
7月、金融庁長官に中島淳一氏が就任した。東大工学部卒で同庁初の理系出身の長官だ。金融機関のシステムの安定性の確保やサイバー攻撃への対応といった難題に取り組む。
中島新体制は、みずほ銀行のシステムトラブルを解決できるかが問われている。「みずほFGの坂井辰史社長の経営責任は避けて通れない」(有力金融筋)。これほどのトラブルを連発させたのに、みずほ行内では「(坂井社長の留任が)グループ全体の総意」などとして辞任を促すような動きはみられなかったという。坂井社長自身、8月20日の会見で「再発防止をしっかりやることが私の責任」と強調。引責辞任に否定的な考えを示している。
みずほは「金融庁の“本音”を探るべく坂井社長が中島新長官に面会しようとしているが、いまだに実現していない」(有力金融筋)という情報もある。中島新長官が「坂井社長の経営責任を追及し、その首を取ることができるかが試される」事態となっている。
■大規模障害にみずほ固有の事情あり
三菱UFJ銀行や三井住友銀行は合併の際に基幹システムを、合併を主導する銀行に片寄せした。片寄せというのは一本化することだ。ところが、みずほ銀行は前身である第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行の3行の主導権争いが激しく、それぞれのシステムを存続させる形で経営統合した。その結果、統合初日の2002年4月、大規模なシステム障害が起き、250万件の口座振替などで遅れや誤処理が発生した。
みずほ銀行の勘定系システムは第一勧銀の富士通製、営業店システムの端末には富士銀が使っていた日本IBM製を採用。みずほコーポレート銀行は興銀の日立製をそのまま使った。3行出身のトップのメンツを立てた妥協の産物だった。この最初のボタンの掛け違いが開業初日の大規模システムトラブルの原因につながった。
11年3月15日、東日本大震災の直後、再びシステム障害が起きた。義援金の振り込みが集中したため、みずほ銀行で最大116万件の振り込みが遅延した。2度の大規模なシステム障害を起こしたみずほは、合併前の旧3行でポストを分け合う「3トップ制」と非効率な「2バンク制」から決別せざるを得なくなった。
みずほコーポレート銀行は、みずほ銀行に吸収合併され、新・みずほ銀行となった。「One(ワン)みずほ」を目指し、12年、新システムが発表された。旧みずほ銀行のシステムベンダーである富士通、旧みずほコーポレート銀行の日立、旧富士銀とみずほ信託銀行のIBMがそれぞれ分け合うことになった。大同団結に距離を置いていたみずほ信託のシステムまで一緒に刷新するというチャレンジだった。
18年6月から、グループ内で併存する3つのシステムを、新たに開発した次期システムに移行する作業が始まった。システムの全面刷新作業には、富士通、日立、日本IBMのほかNTTデータも加わった。当初の計画では、システム刷新に投じる資金は4000億円だったが4500億円に膨らんだ。19年7月、新システムが完成した。だが、一連の不祥事を見る限り、システム問題は改善されていないどころか、もっと深刻になっているように映る。
■みずほ銀行の解体論が浮上
みずほの宿痾を解決するには、みずほを解体するしかない、といった極論が金融筋で囁かれている。みずほ銀をかつてのようにリテールとホールセール部門に切り分け、リテールをりそな銀行に、ホールセールは新生銀行に引き継がせるというプランである。新生銀にいまだに残っている3500億円超の公的資金の全額回収にメドをつけるウルトラCになるという、うがった見方もある。
こうした最中、ネット金融大手のSBIホールディングスが新生銀行株のTOB(株式公開買い付け)に乗り出し、実際に9月10日、TOBが始まった。SBIはTOBで、新生銀の保有比率を最大48%に引き上げ、連結子会社にすることを目指している。
対抗上、新生銀行は臨時株主総会を開き、買収防衛策を諮る。両者は敵対的TOBの様相を深めている。SBIが新生銀行を手に入れることができるかどうかは予断を許さないが、新生銀行の帰趨がみずほ銀行解体論の行方にも影響を与えることだけは間違いないだろう。
今、みずほFGの解体を軸に大型金融再編という暴風雨が吹き荒れ始めた。中島・金融庁新長官は「温厚で人当たりが良い。バランス感覚に優れる」との前向きな評価がある一方で、「金融再編の修羅場に立つには、あまりに地味すぎる」と率直に印象を語る地銀のトップもいる。
「(中島長官は)1年で交代」(有力金融筋)などという暴論を封印するためにも「みずほFGの坂井社長の首を取りに行く」(自民党の金融族議員)と先読みする向きもある。
8月のトラブルが起きる前には、「坂井社長を退任させ、一時的にみずほ銀の藤原弘治頭取をFGのトップにするプランがあった」(有力金融筋)との情報があった。しかし、「8月の障害発生でこの案もおじゃんになった」(同)。この時、「坂井の自爆テロ」とまでいわれたと伝わっている。9月末の8回目のトラブルは決定的である。
みずほのシステムトラブルは金融界の蠢動(しゅんどう)なのか。それとも根底から揺るがすものになるのか。岸田文雄政権の誕生と衆院選が続くため、金融庁は動きたくても動けない。「みずほの案件は、しばらく凍結状態が続くかもしれない」(自民党の別の金融族議員)雲行きなのだ。
■金融庁がみずほに業務改善命令
みずほグループがシステム障害の原因を解明できず、金融当局がシステムを実質管理する異例の処分となった。みずほが4500億円を投じて完成したMINORIには構造上の欠陥があるとの見方が金融庁内にくすぶっている。みずほの基幹システムは「IT業界のサグラダ・ファミリア」と揶揄されている。みずほ自身がシステムを制御し切れない、と判断された。
年内をメドに、金融庁とみずほが共同でシステム管理を行い、原因の究明と再発防止を図る。システムに負荷をかける新規事業や新サービスの導入は、同庁が不要不急と判断した場合、計画の変更を求める。みずほの新規事業や新サービスの導入は当面、先送りされる可能性が高い。
業務改善命令が出たのにみずほFG、みずほ銀行は会見を開かず、「(行政処分を)重く受け止めている。安定稼働を最優先に全役職員が一丸となって取り組む」とするコメントを出しただけでお茶を濁した。しかも、業務改善命令から1週間で、またも8度目の障害を起こした。
(文=編集部)
以上です。
本日は量子物理学を付けて後は明日以降に譲ります!では、また明日・・・・・
『ビッグバン理論』の基本となったのは、エドウイン・ハッブルが観測で見出した「宇宙の赤方偏移」という現象を「銀河が離れ遠ざかっている」という運動状態と解釈し、あげく「宇宙が膨脹している」という仮定理論を数学的に発展させたことから始まった。
膨張という運動には必ず「始まり」がある。ハッブルの膨脹定数を逆算すると、「宇宙(時間と空間)は150億年前に誕生した」となったのである。
しかし、『ビッグバン理論』の原点となった「宇宙の赤方偏移」という現象は、銀河同士が離れ遠ざかっているという運動状態をジカに確認したわけではない。「馬のたてがみが後方になびいている」という一枚の静止写真(あまりにも個々の銀河は遠くにあるので、運動の直接確認はできない)を見て「馬が走っている」運動状態と解釈し、「どこからスタートしたのか、これからどうなるのか?」という推論を数学観点から積み重ねたものである。
しかし精度の高い別の写真やムービーで「馬が走っていなかった」ことが分かれば、ビッグバン宇宙論は直ちに崩壊してしまう。『ビッグバン理論』が崩壊の途上というのは、ハッブル宇宙望遠鏡のような精度の高い天体観測機器が打ち上げられて、ビッグバン理論と大きく矛盾する現象が続々と発見されているからである。
その最大のものに、宇宙の大規模構造(グレート・ウォール)の発見がある。ビッグバン理論では、宇宙が誕生したのは150億年前とされてきたが、ハッブル望遠鏡が発見したグレート・ウォールが形成されるには、何と一千億年もかかるのである。
これだけではない。ハッブル宇宙望遠鏡の新たな観測結果によれば(もし、ビッグバン理論の基本とされてきた赤方偏移でいう互いの銀河が離れ遠ざかっているという解釈が正しければ)、宇宙の年齢はビッグバンがいう百五十億年前から半分の七十億~八十億年しか経ていない宇宙の中に、百億歳や一千億歳のパルサーやグレート・ウォールが存在するのは、どう考えてもオカシイ。
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会員のみなさま 1525 後醍院 廣幸
おはようございます。本日は2021年10月3日(日)、現在は朝の6時25分です。
昨晩は予想外の雷雨でビックリしました。台風一過の晴天の日の夕刻で強烈な
雷雨襲来とは超珍しい現象でした。大慌てで全開していた窓を締めたり、けっこう
きつい夜となりました。まあ、本日からほゞ毎日に晴れマークが付いていますので
雷雨の心配は当面しなくて良さそうです。
コロナ感染数ですが、感染とは言えないぐらいまで減って来ました。都で196人、
大阪でも184人です。全国では1246人と1000の大台割れ近くまで来ています。
この調子なので明日からは感染数掲示は止めることにします。またぞろコロナ再燃
ならこの限りではありませんが!?!
10月26日に結婚が決まった秋篠宮家の長女、眞子さまですが、複雑性のPTSD
との診断が出ているようでビックリです。
PTSDはこのPNCでも何度か照会していますが、一応説明を添付しておきます。
PTSD(Post Traumatic Stress Disorder :心的外傷後ストレス障害)は、死の危険に直面した後、その体験の記憶が自分の意志とは関係なくフラッシュバックのように思い出 ...
とのことですが、眞子さまの場合は死の危険までは…考えられないと思われますが?
心配ではあります。
何事もなく順調に行って欲しいものですが、今後もいろいろありそうです。不安が心配ですね!
昨日は添付記事が少なかったのでその反動で、取りあえず植草氏から行きます。
「植草一秀の『知られざる真実』」
2021/10/02
再燃必死の甘利明氏UR疑惑
第3044号
9月29日に投開票された自民党党首選で岸田文雄氏が自民党の新しい党首に
選出された。
メディアは河野太郎氏の優勢を報道し続けたが結果は異なった。
河野太郎氏人気を演出した本尊は米国の日本支配勢力であると考えられる。
安倍・菅内閣が賞味期限切れとなり、政権のイメージを刷新する必要が生じ
た。
日本支配勢力が支配下に置くマスメディアを動員して河野太郎人気を演出し
た。
しかし、河野太郎氏には人望が欠落していた。
日本支配勢力の全面的支援を得たものの、人望の低さから議員票を獲得でき
ず、党首選惨敗になった。
河野太郎氏と岸田文雄氏を比較した場合、岸田文雄氏がはるかにまとも。
首相として求められる第一の資質は適正な人格。
この面で自民党は賢明な判断を示したと言える。
しかし、岸田文雄氏が党人事、組閣で失敗すれば、一気に逆風に直面すること
になる。
「禍福はあざなえる縄の如し」。
自民党役員人事が決着し、新内閣の布陣が伝わり始めている。
岸田氏は最重要人事で大失策を演じている。
甘利明氏の幹事長起用。
麻生派のなかで甘利明氏は岸田文雄氏支持を早期に明示した。
このことを重んじて岸田氏は甘利明氏の幹事長起用を決断したと見られる。
しかし、甘利明氏の「政治とカネ」問題がくすぶり続けている。
UR案件で甘利氏は関係者から金品を受領している。
検察当局が適正捜査を行っていれば、収賄等の疑いで甘利明氏が立件されてい
ておかしくない事案。
甘利氏はこの問題について十分な説明責任を果たしていない。
だからこそ、幹事長起用に際しての会見でも、この問題について釈明せざるを
得なかった。
野党は甘利明氏疑惑に焦点を絞って追及をする構え。
岸田文雄氏は党人事の要となる幹事長人事で重大な判断ミスを示したと言え
る。
2002年9月の代表選で三選を果たした民主党の鳩山由紀夫氏は新しい幹事
長に中野寛成氏を起用した。
代表選の論功行賞人事だと批判された。
その後、自由党との統一会派問題などもあり、鳩山代表は2002年12月に
代表辞任に追い込まれた。
私は鳩山氏が代表辞任を表明した日の夜、鳩山氏と会食した経験を有する。
私は代表を辞任して出直しを図ることが適正であると考えた。
岸田文雄氏は安倍・菅内閣が国民からどのような批判を浴びてきたのかを理解
していないように見える。
安倍・菅政治の最大の問題は政治の私物化。
そして、刑事司法の不正支配によって重大刑事事件をもみ消してきたこと。
政治の腐敗、政治の堕落が批判されてきた。
下村博文氏の事案、甘利明氏の事案、安倍晋三氏の事案は、すべて刑事事件と
して立件されるのが適正と考えられるもの。
それが、刑事司法の不当支配によって闇に葬られてきた。
黒川弘務東京高検検事長の定年延長問題が国民世論の強い批判を集めたのは、
こうした経緯を背景とするもの。
甘利明氏は疑惑に対して十分な説明をすることなく逃げ通した。
説明責任を十分に果たしていない人物を党のナンバー2ポストに起用したこと
が岸田氏の行く手を阻む最大の障害物になるだろう。
幹事長人事の誤りが政権の命運を左右することも考えられる。
岸田氏は一連の人事で安倍晋三氏と麻生太郎氏と一定の距離を取った。
安倍晋三氏と麻生太郎氏は安倍晋三後継としての岸田文雄氏の首相就任を妨害
した。
禅譲路線を歩んだ岸田文雄氏に安倍・麻生両氏は裏切りの仕打ちを示してい
る。
このことから、麻生太郎氏を副総裁に祭り上げ、細田派内の安倍晋三氏と距離
のある人物の要職起用を強行した。
しかし、甘利明氏を自民党幹事長に起用したことが大きな問題を生むことにな
る可能性がある。
野党陣営は自公政権の新体制が新たな躓きを示す点を見落とすべきでない。
鳩山友紀夫元首相との対談(アジア共同体研究所主宰YouTube動画「UIチャ
ンネル」
10月5日発売の鳩山友紀夫元首相、孫崎享氏、前川喜平氏との共著『出る杭
の世直し白書(ビジネス社)
もぜひご高覧賜りたい。
岸田文雄氏は官房長官に松野博一氏を起用。
高市早苗氏を政調会長に、福田達夫氏を総務会長に起用。
また、国対委員長に高木毅氏を起用した。
高市氏は党首選で安倍晋三氏が全面支援した人物。
松野氏、福田氏、高木氏は安倍晋三氏が属する細田派議員である。
表面的には安倍晋三氏に配慮したかたちだが内実は違う。
安倍晋三氏は高市早苗氏の幹事長起用、側近の萩生田光一氏の官房長官を希望
したと見られる。
党人事、内閣人事の要が幹事長と官房長官。
ここに新首相の基本観が鮮明に表れる。
岸田氏は幹事長に甘利明氏、官房長官に松野博一氏を起用した。
細田派から起用した松野氏、福田氏、高木氏は、いずれも細田派内において安
倍晋三氏と距離のある人物。
福田達夫氏は自民党党首選で派閥横断的に河野太郎氏支援を仕切った当選3回
の議員。
岸田人事の特徴は、安倍・麻生に配慮する外観を装いながら、内実として安倍
・麻生の影響力を削ぐというもの。
麻生派から多数の人材を登用しているが、麻生太郎氏自体を副総裁に祭り上げ
る。
副総裁は実権をはく奪することを狙いとして就任させるポストの側面を有す
る。
その一方で、岸田氏は甘利氏に全面的に依拠するスタンスを隠さない。
入閣が固まった山際大志郎氏、幹事長代理に起用された田中和徳氏は神奈川県
選出議員で、同じ神奈川県選出の甘利明氏の意向を受けたと見られる。
幹事長代行に起用された梶山弘志氏も同じ神奈川県選出で、同様に甘利明氏の
意向を反映したものと見られる。
安倍・麻生両氏の影響力を低下させることは適正だが、甘利明氏に全面的に依
拠するスタンスは国民から強い批判を浴びることになる。
1ヵ月間の電波ジャックで自民党は支持率低迷の苦境を脱した。
菅義偉氏が首相を続投していたなら自民党の苦境は長期化したと考えられる。
次の衆院総選挙での自民党議席大幅減少が確実な情勢だった。
しかし、菅義偉氏が辞意を表明し、自民党党首選が延々と展開されたことで状
況は一変した。
10月4日に始動する岸田文雄内閣の支持率はそれなりに高い水準を示すこと
になるだろう。
10月4日に召集される臨時国会の会期は10月14日までとされた。
10月14日に衆院が解散される可能性が高い。
衆院総選挙は11月7日または11月14日に投票日が設定される見通し。
いよいよ2021政治大決戦の火ぶたが落とされる。
岸田新内閣の支持率が高水準なら自公は衆院総選挙で大敗を免れるだろう。
しかし、岸田新体制に強い疑問符が提示されている。
それが甘利明氏の重用すぎる重用だ。
国民は甘利氏疑惑を許していない。
甘利氏が安倍内閣の経済再生担当相だった2016年1月に、「都市再生機構
(UR)」の土地売却をめぐり、業者からURとの交渉についての相談を受け
た際に、甘利氏が大臣室で現金を受領したとされる問題。
現金を渡した人物が週刊文春に生々しいやり取りを暴露した。
甘利氏は会見を開き、大臣室での50万円を含む100万円の現金受領と秘書
による500万円受領を認めて大臣を辞任した。
その後、甘利氏は国会に「睡眠障害で1ヵ月間の自宅療養が必要」との診断書
を提出して通常国会閉会までの4ヵ月を欠席。
東京地検特捜部はこの事案を不起訴処分にした。
結局、十分な説明が行われないまま現在に至っている。
岸田氏が検察当局の処分をもってこの事案が終結したと判断しているのだとす
れば認識が甘い。
主権者は甘利氏疑惑に重大な関心を寄せており、疑惑を残したままの甘利氏を
党最重要ポストに起用した岸田氏に対して強い不信感を抱いている。
衆院総選挙までに1ヵ月以上の時間がある。
この問題に対する対応を誤れば岸田新内閣が急速に勢いを失う可能性が残る。
野党の対応が事態を変化させるカギを握る。
次に日刊ゲンダイの毎週末の御三方のコラムです。
①適菜収
アベ巣食う自民党総裁選の茶番 必要なのは悪党を下野させることだ
公開日:2021/10/02 06:00 更新日:2021/10/02 06:00
今回の自民党総裁選で明らかになったのは、誰が総裁になろうが腐敗の大本を断ち切らない限り、国も社会も正常化しないということだ。
米紙ワシントン・ポストは「日本の指導者コンテストの勝者は安倍晋三だ」と掲げた分析記事(9月16日付電子版)を掲載。それが意味するのは、総裁選の候補者は安倍の影響力から逃れることはできないということだ。
要するに茶番。結局は自民党中枢に巣くう安倍とその周辺が裏で動いているのだ。
現在の安倍の行動基準は、森友加計問題、桜を見る会事件、広島巨額買収事件など一連の安倍事件の追及から逃げ切れるかどうかなので、何をしでかすか分からない河野太郎を警戒し、忠犬の高市早苗を推したところまではわかりやすい。岸田文雄はテレビ番組で森友加計問題について「国民が納得するまで努力をすることは大事だ」と発言したが、安倍が激怒すると、わずか4日で再調査はしないと撤回。
こうした安倍の公私混同も甚だしい汚い手口を、「キングメーカー」だの「軍師」だのともてはやす連中がいるが、愚劣にも程がある。
報道によると、安倍は党所属議員に電話をかけて高市の応援を依頼しまくり、揚げ句の果てには高市の服装やメークにも口を出しているという。
なにが軍師か。新型コロナをはじめあらゆる問題に立ち向かうどころか、敵前逃亡を続けた単なるヘタレではないか。
安倍とその周辺は日本を完全に破壊した。成長率は停滞、賃金は長期低迷、格差は拡大。
今回、総裁選に立候補した連中も同じ穴のムジナ。
オンライン討論会で、首相に就任した場合、安倍を外相や防衛相に起用する考えの有無を問われると、河野は「独自に海外へ出て、日本の立場を発信する役割を果たしてもらえる」。岸田は「安倍氏の存在は国際社会で大変大きい」。高市は「手本にしたい外交だ」。野田は「元首相の肩書でさまざまな国のVIP(最重要人物)と外交交渉できる」と礼賛。
だめだ、こりゃ。北朝鮮拉致問題は放置、北方領土の主権は棚上げ。トランプやプーチン、習近平には媚を売り続け、60兆円を海外にばらまき、「歩くATM」「鴨ネギ」と揶揄された。これが安倍外交の実態だ。
今、必要なのは悪党を下野させることである。
②井筒和幸
何が新総裁だ。世の中、どん詰まってるぞ! 何もかも解体してゼロからやり直せ
公開日:2021/10/02 06:00 更新日:2021/10/02 06:00
ここ何年か、冒頭に「これは実話に基づいている」と出る洋画が増えている。世界中、安直なフィクションにつき合う暇はないし、作り話は飽きられてるようだ。1日に公開される「007」の映画にしろ、「これは本当にあった世界転覆計画の実話です。ボンド以外は」とでも謳わないと、見てられないかもだ。でも、邦画は相も変わらず作り話ばかり。宣伝用のDVDでしか見ないが、ホラ話がほとんど。日本軍の南京虐殺の実相はこうだとか、あの政治家は田中角栄より悪党だったとか、そんな踏み込んだものがあってよさそうなのに一つもない。愛と正義の押し売りばっかり。「虚構の中にこそ真実が」なんてそんな時代はもう終わってるぞ。ウソ話でも号泣したとか、そんな映画や小説ほどアホらしいものはない。号泣とか、よく言えるもんだ。「癒やされた」とか、幼稚な言い草がはびこっている。
先日、タクシーに乗るなり、70歳前の運転手のオヤジさんがまくし立ててきた。これは実話。「カントク、まさか自民党と違うやろ? あんなカッコだけの総裁なんか“アベの桜見る会”も“森友の改ざん忖度”も絶対に手ぇつけよらんし、ゴマかすやろけど、立憲民主の枝野のおっさんはええこと言うてたで」と。「はぁ、何ですの? っていうより先輩は大阪でんのんか」と聞くや、「そうやねん。岸和田、カントクの映画みたいに若い時、ワシもボウ振り回しとったんよ」「えー、ボウて何の棒でんの?」「いや、それより枝野が税金を……次の選挙で自民党いわっしょったら(政権を取ったら)」と。
久しぶりに聞く“河内弁”が心地よかった。「悪名」シリーズの田宮二郎の清次の言い回しだ。「で、立憲民主が政権取れば、年収が1000万円の者までは、所得税を1年間払わんでええようにして消費税も減らしまっさ、と本気で言うとったよ。金持ちや株で儲けとるブルジョアから税金取ったるって。キャピタリズムちゅうのんは必ず崩壊するんやけど」と。感心しながら「オレも1000万以下やし、助かるわ」と返すと、「皆そうや。今、人口の9割5分は1000万以下。ワシみたいな貧民は3000万人はおるし。絶対、立憲民主か野党に入れたら税金タダや」と。「よう知ってまんな。おっちゃんは前から反自民?」と聞くと、「ワシは直接民主主義者やから代議制はナンセンス、選挙は行ったことなし」「ワシ、京大の全共闘やっとったんよ、69年の10.21国際反戦デモでもマルキにモロトフ投げまくったし」とその横顔が青年に戻っていた。
モロトフは火炎瓶、マルキは機動隊だ。この日は心が弾んで、69年の東大安田講堂攻防戦の本など読み直した。ユーミンの歌じゃないが、あの日に帰るなら、日本人はあの頃のラジカル(根本を見つめる)思考に返って、何もかも解体してゼロからやり直したらどうだ。何が新総裁だ。世の中、どん詰まってるぞ。
③三枝成彰
失敗の自覚は? 総裁選不出馬で退く菅首相…為政者の責任の取りかたに国の本質が見える
公開日:2021/10/02 06:00 更新日:2021/10/02 06:00
為政者の責任の取りかたは、その国の本質をあらわす。9月にオランダの主要閣僚が2人、辞任した。カーグ外相とバイレフェルト国防相だ。2人とも、タリバンがほぼ全土を掌握したアフガニスタンからの撤退に際して、自国民と現地協力者の一部を退避させられなかった責任を取ったのだ。辞任に先立って同国の下院で可決された問責決議に対し、「全責任は自分にある」とカーグ外相は言ったそうだ。
イギリスでも、ジョンソン首相が外相のラーブ氏をその座から降ろし、司法相兼副首相にした。やはりアフガン撤退の際の不手際による降格といわれている。
当たり前の話だ。
海外で活動する自国民の安全に配慮し、危急の際には最大限の力を注いで救い出すのは国の務めだろう。現地での協力者についても同じことだ。
だが日本は、いち早く大使館員をアラブ首長国連邦に退避させたものの、JICA(国際協力機構)の職員や関係者、その家族など約500人もの人々を混乱の極みにある現地に置き去りにした。
これが江戸時代の役人なら、間違いなく切腹ものの失策だろう。現代ではさすがに死をもって償わされることはないが、自分たちはそれに値するほどの失敗をしたのだと自覚すべきだ。
それでも茂木外相と岸防衛相には辞める気配がない。菅首相だけが退く運びだが、就任から1年、あらゆる局面での失策続きと支持率の低下に「これ以上は続けられない」とあきらめの境地で総裁選不出馬を決めたに過ぎず、「国民に申し訳ないことをした」という反省があるとは思えない。
国のトップに立つ者は大きな権力を手にする代わりに、失敗したらすべての責任を負う――。国民の生命と財産を守ることを責務とする政治家には当然のことだが、そのような潔い引き際をすっかり見なくなった気がする。
思えば戦後の東京裁判の頃から、この国の政治を動かす者たちは責任を取らなくなっていた。A級戦犯として処刑されたのは7人。他の多くは一時収監されたものの、のちに釈放されたり不起訴となって、生き永らえた。首相や外相、法相をつとめた者さえいる。多くの国民や近隣諸国の住民を殺し、傷つけ、その人生を変えてしまった責任をどう感じていたのか。それを問うことはもうできないが、せめて私たちは何十年経とうが忘れずに、その責任を問い続けるしかない。
多くの軍歌を作曲し、戦意高揚に貢献する形で戦争に協力した山田耕筰は戦後も巨匠の地位を保った。が、イタリア・オペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」で知られる作曲家のマスカーニは戦後、ムソリーニ政権に協力したかどで財産没収の憂き目に遭った。オランダの指揮者メンゲルベルクは、近年になってようやく復権したが、やはりナチスに接近したおかげで戦後はまったく干されていた。フランスのデザイナー、ココ・シャネルも、ナチの将校と通じていたことをとがめられた。その墓はパリになく、スイスのジュネーブにある。それほど先進諸国では戦争責任に対して厳しいのである。
現在の日本の政治はどうか。国民にウソをつきまくり地位にしがみつこうとする者ばかりだ。不正を暴かれ、落ち度を責められれば、お得意の逃げ口上か、トカゲのしっぽ切りで逃げ切ろうとする。それでも追及されると、ついには逆ギレだ。あったことを「なかった」、なかったことを「あった」と言い張り、恥じるところがない。
この国の顔たる政治家たちは、世界の尊敬を集める面ざしをしているだろうか。彼らの態度や行動が日本の本質だと国際社会から思われているとしたら、「勘弁してくれよ、あの人たちと一緒にしないでくれよ」と言いたくなる。
以上です。今日はここまでにしておきます。
では、また明日・・・・・
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会員のみなさま 1524 後醍院 廣幸
おはようございます。本日は2021年10月2日(土)、現在は朝の6時45分です。
今朝はズバリの台風一過…青空尽くしの晴天となっています。朝の今の段階では
結構寒いぐらいですが、今日の最高気温は31℃が予想されているほど暑くなるよう
です。昨日はテレビ報道で煽るほどではなかった(何時もそう)にもかかわらず、
そこそこの雨風が吹いてまあ台風接近・通過らしい(?)1日でした。
本日からは当分、好天続きになるようで大助かりです。
今日はこれの後にリハビリに行き、涼しい朝のうちに温泉に行ってくるつもりです。
”じゅんさい池1周ウォーキング”は道がぬかるんでいるであろうから止めておきます。
昨日今日と女房や孫の送迎だけが我が仕事で、普通に運転手という事のようです。
コロナ感染数ですが都で200人、大阪が241人と出て全国では1447人と本当に
少なくなりました。それでも去年というか前回はコロナ禍過ぎ去ったと勘違いした政府筋
のお偉いさん方が勝手にコロナ関連対策を撤収してえらい目に合いました。
今回はおそらく医療関係の施設等はそのままにしておくことでしょう!
当方は3回目のコロナワクチン接種の予定は組んでいませんが、通常のインフルエンザの
予防注射は近場のクリニック(市川市の高齢者は1500円で出来る)に行くつもりです。
本日は10月2日ですが、ちょうど半年前の4月3日から禁酒宣言と共に酒を断って本日が
6か月目となりました。17歳から飲み始め72歳になる55年間、本当によく飲んだものです。
この間もちろん1ヶ月ぐらい断酒したことはありましたが、半年という長丁場の禁酒はもちろん
初めてです。20年前に禁煙した時と同じに全く再開する気は起きないのが不思議事項です。
それでも禁煙の時は何度も(10回以上)喫煙の夢は見ましたし、手の煙草臭さもまったく取れない
時期が結構ありました。それが今回の禁酒では飲酒の夢はまったく見ませんし、まったく飲む気も
起きないことに超ビックリしています。完璧に当方はアルコール中毒とは無縁という事なのでしょうか(?)
それでもこの禁酒は禁煙と違って適当なところで飲酒再開する予定ではいます。ただ外飲みの酒量は
グッと少なくすることになりますが!?!それが何時かは???です。
毎日添付記事の掲載ばかりなので今日は少なくしておきます。
というか今日は量子物理学だけです。
昨晩には台風のさなかアマゾンに注文した文庫・新書が2冊届きました。後から届いた本のほうが
読む気が強く、どうしても数冊同時読書のスタイルは仕方ない所業となっています。
では、量子物理学です。
先端的な科学者ほど、現代科学の姿勢に対して徐々に懐疑的になってきている。危険信号は今や科学者たちの脳の大きな負担となっており、そこから早く解放されることが近代科学の重要な課題となってきている。
現代科学全体のパラダイムを世紀末現象としてとらえると、はっきりしてきたことが三つある。
①現代科学は(物理論を含めて)経験したことのない大転換期を迎えつつあり、近い将来に常識を根底から覆すようなドンデン返しがあり得る。
②二十世紀科学の主流とされてきた『アインシュタイン相対論』と『ビッグバン宇宙論』は遠からず崩壊(消滅)する。
③現代科学には、死角的な盲点が存在する。
『ビッグバン宇宙論』に見る現代科学の死角
一口に科学理論といっても二つの種類に区分されることは、意外に知られていない。一つは、仮定を数学的に発展させた科学理論で、もう一つは実際の体験(観測と実験)によって構築された理論である。
前者の代表が『アインシュタイン相対性理論』や『ビッグバン宇宙論』(まず理論ありき)で、後者が本書で焦点をあてた『量子力学』(まず現象ありき)となるが、これまでの科学理論の大部分は前者で占められてきた。
前者の科学理論とは、間接的な一つの現象を基に数学的な仮定を拡大解釈した理論をいう。したがって矛盾する現象されたら、直ぐ崩壊してしまう。
たとえば「馬のたてがみが後方になびいている」写真を見て「馬が走っている」と仮定しでも、後になって別のムービーを」見ると、「前方から風が吹いていただけ」というようなことである。「ビッグバン理論」や『アインシュタイン相対性理論』も、これとまったく同じ誤りを犯してきたのである。
明日は植草氏や日刊ゲンダイのいつものコラム記事を付けます。悪しからず・・・・
では、また明日・・・・・
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