PNC会員へ・・・

会員のみなさま 1433                    後醍院 廣幸
 
おはようございます。本日は2021年7月3日(土)、現在は朝の7時半です。
 
 昨晩の9時頃の雨はけっこうきつかったですね!今朝は大雨ではありませんが、
ずっと雨降りとなっています。予報では本日のお昼ぐらいは大雨マークが出て、
明日も一日中傘マークが付いています。それでもその後の予報はまたぞろ変化して
水曜日・木曜日は晴れマークに変わっていました。入梅の時期の天気の返還は
予想しずらい模様です。残念ですが本日と明日の”じゅんさい池1周ウォーキング”は
お休みします。その分、巣篭りストレッチと筋トレは代替で多めに励行するつもりです。
 
 昨日のコロナ感染に行きます。都では連続大量発生で660人、全国では1777人と
多く出ています。100人以上も大阪123人、神奈川230人、千葉149人で埼玉でも
125人と出ています。首都圏集中型ですね。ネット記事によると今後、一日の感染者数
が4000人出るとの報がありますので添付します。別に、1カ月以上前に新型コロナ
ワクチンは怖いが日本に昔(50年前に認可済み)からあるこの手のワクチンというか薬
で”イベルメクチン”という薬(飲み薬)が効くとの報があります。これは当然ですが、
日本の製薬会社の妨害によって未だに新型のコロナワクチンとしての認可は降りていません。
これなどは飲み薬で副作用もない事が決定していますし、コロナにも相当効きそうですが
ワクチンとしては認可が下りません。記事を添付ますので読んで下さい。
 
 
 ①
 
 
東京「新規感染者4000人」の試算衝撃!このまま五輪開催で病床逼迫はアッという間
 
ワクチンに過度な期待(西村康稔経済再生相)/(C)日刊ゲンダイ
「(新規感染者が最大2520人に達した)第3波を超える急激な感染拡大が危惧される」――。1日の東京都モニタリング会議で専門家はそう警告した。東京のきのうの新規感染者数は673人と12日連続、前週の同じ曜日を上回った。感染者数はステージ4(感染爆発)に突入している。リバウンドが起きていることは、もはや誰の目にも明らかだ。東京五輪が迫る中、このままでは病床があっという間に逼迫する恐れがある。
 
中居正広が「酒浸り」告白 五輪キャスター“再選出”も声かからず意気消沈の日々
 
 6月30日に開かれた厚労省「アドバイザリーボード」の会合で報告された京大などの研究チームの試算は衝撃だ。インド株(デルタ株)の感染力が英国株(アルファ株)の1.3~1.4倍の場合、強い効果のある対策を取らない限り、7月下旬以降、爆発的な感染拡大の可能性があるという。都内の1日の新規感染者数は4000人に達するとはじいている。緊急事態宣言が遅れたり、効果が十分でなければ、病床が飽和する可能性を指摘しているのだ。
 ちょうど東京五輪が開かれる頃である。このまま五輪開催に突っ込んだら、再び、入院できない患者があふれることになりかねない。
 
 しかし、官邸では楽観論が広がっている。高齢者のワクチン接種が7月末に完了するメドが立ちつつあるからだ。重症化しやすい高齢者の感染が減れば、重症病床の逼迫は防げるとの算段だ。30日の閣僚会議後、西村経済再生相は「ワクチン接種が今、加速して進む中で、重症者数はかなり低く抑えられる」と語ったが、本当にそうなるのだろうか。
 
50代以下の重症者数、死者数ともに増加
 
緊急事態宣言からまん防に切り替わり、すでに多くの人出(大阪ミナミ)/(C)日刊ゲンダイ
 大阪府のデータによると、重症者数は第3波(昨年10月10日~今年2月28日)では1148人だったが、第4波(今年3月1日~6月7日)では1693人に増えている。しかも、第4波では、50代以下の重症者が目立って多かった。第4波の50代以下の割合は、第3波の17.5%から31.8%へと2倍近くになっている。
 
 死者数も第3波の938人から、第4波は1265人と増え、50代以下の割合は1.9%から6.2%へと3倍に膨れ上がっているのだ。
 
 第4波以降、50代以下も重症化したり、死亡しやすくなっているのは明らかだ。その理由について、大阪府日刊ゲンダイの取材に「アルファ株(英国株)の影響だと考えています。高齢者でなくても、重症になり、死亡するということが分かる結果だと認識しています」(感染症対策企画課)と答えた。
 
重症化を加速させる「インド株」
 
インド株は、英国株より重症化し入院するリスクが大きい(C)AP=共同
 この先、さらに重症化を加速させそうなのがインド株だ。英イングランド公衆衛生局はインド株について、英国株より重症化し入院するリスクが高い可能性を示している。東京のインド株はすでに3割を占め、7月下旬には7割に達するとみられる。
 
 西武学園医学技術専門学校東京校校長の中原英臣氏(感染症学)が言う。
 
「高齢者接種を完了させれば、ある程度、打った人の重症化は防げるでしょう。しかし、インド株による感染大爆発に見舞われてしまうと、ワクチン未接種の50代以下の重症化が相次ぐ事態は十分起こり得ます。専門家が都内の新規感染者数が4000人に達するとの試算を出した以上、そうならないように感染対策を強化すべきです。菅政権は、ワクチンを切り札として考えているようですが、その結果、感染対策がおろそかになる恐れがあります。またしても楽観論に立ち、失敗を繰り返すつもりなのでしょうか」
 
 本当にこのまま五輪開催に突き進むのか。  
 
 
  ②
 
 
「イベルメクチンで感染者数・死亡者数を劇的に減らせる」米国の医師団体が提言 未だに流通しない裏事情とは
 
大村智博士
 ワクチン接種が加速化し、治療薬もあれば五輪の「安全、安心」も現実味を帯びる。そこに米国の一流救急救命医から提言があった。「日本発のイベルメクチンを配布すれば、感染者数も死亡者数も劇的に減らせる」。国内でも使用を求める動きは活発化している。
 10都道府県に出されていた緊急事態宣言が、沖縄を除いて解除される直前の6月18日。政府の新型コロナ対策分科会の尾身茂会長ら有志は、東京五輪は「無観客開催が最も感染拡大リスクが少なく望ましい」と提言した。
 
 だが、尾身会長が「プロフェッショナルとしての責務」をことさらに強調したにしては、提言内容は「家から出ないほうがリスクは低い」のと同レベルで、当たり前の話である。
 尾身会長はこれまでも、国民を怖がらせて自粛させるために、科学を無視した感覚的な発言を重ねてきた。しかし、「プロフェッショナル」を自任するなら、リスクを定量化し、それとベネフィットを比較考量すべきではないのか。
 
 たとえば、観客を入れても、彼らが飲食店などに寄らずに直帰すれば感染は抑えられる、というシミュレーションもある。そういうデータにも目を配りつつ議論しないかぎり、不毛な応酬が続くだけだろう。
 
 もう一つ、尾身会長らが無視するのは、ワクチン接種が予想以上に進んでいるという事実である。菅義偉総理の目標「1日100万回」も達成されている。東京歯科大学市川総合病院の寺嶋毅教授によると、
 
「高齢者等に1日70万回、医療従事者等に10万回、これに職場や学校等を加えて1日に100万回打ち続ければ、7月末に7400万回、3700万人が打ち終え、高齢者は希望者の8割が接種を終える。8月末には1億500万回、5250万人、つまり12歳以上のワクチン接種対象者の5割弱が打ち終え、高齢者のうち希望者が約9割とすると、その全員の3150万人が打ち終わる。ワクチンは発症、重症化、入院、死亡のリスクを9割以上抑制すると報告されており、高齢者とその周囲の接種率が9割程度になれば、高齢者の感染者数が減り、医療への負担が減ると期待されます」
 
 万が一、感染者が増えても、高齢者が守られて重症者が増えなければ、医療は逼迫しないのである。
 
 さらに治療薬があれば鬼に金棒だが、実は6月5日、全米で新型コロナの救急救命の最前線に立ってきた医師団体、FLCCCアライアンスと、その会長のピエール・コリー博士が、日本オリンピック委員会JOC)宛てに、五輪の安全な開催への希望として、こんな文書を送っていた。
 
「多くの世界的な医療当局や主要メディアは、メキシコ、インド、そのほか多くの国の医師が新型コロナの流行を迅速に抑え込み、旅行、社交や娯楽の集いの場としての都市や町を安全にしてきた、研究と実世界での成果を、共有または報告していません」
 
 その「成果」を生み出したとされるのは、ノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智博士が発見した、抗寄生虫病薬「イベルメクチン」だったのである。
 
「死亡者数が劇的に減少」
 提言では、日本での感染者数の増加を「数日以内に抑え込める可能性がきわめて高い」という方法を、こう説明している。
 
「イベルメクチンを中心としたプロトコル(手順)にビタミンを加えたものによって、この病気のすべての段階を予防、治療できることが、何十もの査読ずみの研究成果として明らかになっています。この非常に安全、効果的、かつ安価で広く入手可能な薬剤は、ノーベル賞を受賞した優秀な日本人研究者によって、約50年前に世界に与えられたもので、今回のパンデミックにおいて、何十万人もの新型コロナ患者とその家族に救命効果をもたらしたことは、世界的に評価されるべきです。イベルメクチンが広く配られると、プログラム開始後、10日以内に感染者数と死亡者数が劇的に減少します。これはメキシコ、インド、ペルー、ブラジルなどの国々で実際に起きた成果です。(中略)世界の目が東京に向けられているいま、日本のリーダーたるあなた方にとっては、パンデミックから抜け出し、当初意図されたように開催することで五輪の栄光を世界に示すチャンスです」
 
 開発者の大村博士は、
 
「米国の救急救命医有志の集まりで、新型コロナの流行が始まった昨年3月ごろから、どの薬が有効か使命感をもって調べ、統計をとってきたFLCCCが、JOCに手紙を送ったとは聞いています」
 
 と言い、こう続ける。
「FLCCCは昨年夏ごろから、イベルメクチンとビタミンを使用した治療が有効だとして、世界中の国々に推奨しています。たとえばメキシコやペルー、パナマポルトガルは、FLCCCの提言を受けてイベルメクチンを使用し、感染を鎮静化させました。インドでもイベルメクチンを配布したいくつかの州で、感染者数や死亡者数が急激に減りました。こうした実績をもとに、安心、安全な五輪のためにと推奨したのではないでしょうか」
 
「安心、安全の大会」を実現するうえで、切り札になりそうな提言である。ところが、COVID-19対策北里プロジェクト代表で、北里大学教授兼大村智記念研究所感染制御研究センター長の花木秀明氏は、呆れてこう話すのだ。
 
「FLCCCの提言について、立憲民主党中島克仁議員が6月11日、衆院厚労委員会でオリパラ事務局に対し、“どのように対応しているのか”と質問しましたが、事務局は文書が届いたことも把握しておらず、放置していたそうです」
 
 ワクチン接種と並行して、イベルメクチンもまた使用すべき理由を、
 
「6月21日までに、計1万8千人を対象に世界中で行われた60の研究解析から、新型コロナの患者に幅広い段階で効果があるとわかっているからです」
 
 と語る花木氏に、あらためて、その「効果」を説明してもらおう。
 
「FLCCCの発表では、感染後1週間以内の軽症時に服用すれば76%、中等症以降の後期治療でも、46%の有効性が確認され、70%で死亡率も改善しています。さらに85%の予防効果も確認され、実際、インドやペルーでは予防のために服用した州とそうでない州で、感染者数に大きな違いが見られます。インドでは同国出身のWHO女性主任研究者が、SNSでイベルメクチンを使うなと発信し、それを受けて使用を禁じた州がありましたが、結果的に感染者数と死者数が増加し、インド弁護士会が彼女に警告を出す事態になったそうです。FLCCCの提言に“10日以内に感染者数と死亡者数が劇的に減少”とありますが、85%の予防効果を考えれば、非現実的な話ではありません」
 
 その作用機序だが、
 
「大きく分けて三つあります。一つに、ウイルス表面のSタンパクや細胞の受容体ACE2に結合し、ウイルスの細胞内侵入を妨げます。二つ目は、ウイルスタンパクを核内に運ぶ移送物質インポーチン等にも結合し、ウイルスの複製(増殖)を阻害します。最後に、イムノモデュレイターとして免疫を調整することで、炎症や免疫の暴走であるサイトカインストームを抑制し、重症化を防ぎます」
 
 FLCCCは、予防には体重60キロなら1回4錠を2~3週間に1回、感染拡大地域では1週間に1回程度の服用を推奨しているという。手軽なのである。
 
「ワクチンは変異ウイルスに対しては効果が低下する可能性もありますが、イベルメクチンは効いています。このような薬を使用することは、感染を抑えて五輪を成功させるためにも、重要ではないでしょうか」(同)
 
実は保険適用も可能
 現在、イベルメクチンは、日本では抗寄生虫病薬としてしか認可されていないが、医師でもある日本維新の会の梅村聡参院議員が言う。
 
「実は、厚労省もイベルメクチンを、新型コロナ治療薬の一つとして『診療の手引き』に載せており、一般的な認識として、まったく効かない、意味がない、とは考えられないと思います。ただ、安心して使うためにも早く薬事承認してほしい。また昨年4月、厚労省国民健康保険中央会に、“コロナの治療でイベルメクチンを使用した場合は保険適用してよい”という旨の事務連絡をしています。そのことを、全国の医療機関や医師に早く伝えてほしい。そういう考えから、参院予算委員会で質問しました」
 
 要は、イベルメクチンを厚労省は認めており、保険適用の対象なのだ。
 
 ちなみに3月8日、梅村議員の質疑に菅総理は「海外を見てその(イベルメクチンの)選択肢を与えることも、私は大事だと思っています。内部でしっかり検討します」と、前向きに答えたのだが――。
 
 梅村議員が続ける。
 
「新型コロナ患者に処方しても保険請求できるという事実を、国保中央会にしたのと同様、全国の自治体や医療機関に周知すべきです。過去に数々の薬害が問題になったこともあり、厚労省が慎重なのはわかりますが、厚労省監督官庁であると同時に、困っている人に手を差し伸べるという重要な役割も担っています」
 
 すでにイベルメクチンを新型コロナ治療に使っている医師もいる。兵庫県尼崎市の長尾クリニックの長尾和宏院長は、酸素飽和度が低下した患者が自宅療養中に重症化するのを防ぐために飲ませている。
 
「私にとっては、普段から疥癬の治療薬として使っている汎用薬なので、使用に抵抗はありません。疥癬の治療時と同様、成人は1回4錠、高齢者には3錠と年齢を考慮して処方しており、疥癬の治療と同量の処方であれば、副作用の心配もないと思う。効果については、たしかなエビデンスはまだ出ていませんが、私個人としては効くと思っています。田村憲久厚労相も“コロナ患者に処方していい”“その場合、保険適用する”という趣旨の答弁をしている。裁量や責任は医師である私が負い、保険適用で堂々と使っています」
 
 ただし、「使える事実を知らない医師もいる」と長尾院長。福岡記念病院の向野賢治感染制御部長は、
 
「当院ではイベルメクチンを、院内倫理委員会での承認後、今年4月から入院患者に投与しはじめ、自宅療養患者の治療や、濃厚接触者の感染予防のための外来処方もしています」
 と言って、続ける。
 
「高熱、肺炎で入院した患者十数例に単剤投与を行い、高齢患者を含めて半数はよくなっています。単剤で十分な効果が得られなければ、炎症を抑えるステロイドとアクテムラを併用投与しています。抗ウイルス薬は早期投与が原則ですが、イベルメクチンは感染から少し日が経ってからでも、一定の効果が期待できます。抗ウイルス作用と抗サイトカイン作用という、二つの作用があるためで、肺の炎症が進んでいても、これらの作用で抑えられる可能性がある。海外の多くの研究で効果が示されており、緊急使用を検討してもよいのでは、と考えます」
 
 大阪市のオノダクリニックのおの田徹院長の場合は、
 
「大阪が第4波に見舞われた3月から、PCR検査で陽性と診断された方に対し、既往歴や症状を確認して処方しています。これまで処方したのは19歳から79歳までの方で、自宅療養や宿泊療養の方が中心。多くの患者さんは服用して症状が改善しています。たとえば、38度以上の発熱とのどの痛みがあり、自宅療養していた40代の男性は、炎症反応が高かったのに、服用後2日後には熱も下がり、快方に向かいました」
 
緊急使用を許可してほしい
 FLCCCの提言以前から、イベルメクチン使用に向けた動きは、国会でも活発化していた。立憲民主党松原仁衆院議員が言う。
 
厚労省が新型コロナ『診療の手引き』で適応外使用を認める、イベルメクチンなど10種の薬剤の緊急使用に関する法案を、6月8日に議員立法で提出しました。私が加わったのは、コロナの診療経験が少ない大島など島嶼(とうしょ)部の有権者から、服用が簡単で常温保存できるイベルメクチンを望む、多くの声が寄せられたから。16日に閉会した通常国会の会期中には成立させられませんでしたが、時間がかかっても可決させる意義は大きいと思います」
 この法案を主導したのは、先に花木氏の談話に登場した中島克仁議員で、医師としてイベルメクチンを処方した経験もあると話す。
 
「40年前から世界各国で年間3億人に服用され、副作用がほとんどなく安全性が確立されている。感染初期に自宅待機する人も安心して飲めます。投与してみて、経過がよくなったこと以上に、自宅で医師に相談できず薬は解熱剤程度というなかで、患者さんの不安を取り除く効果も感じました」
 
 議員立法については、
 
「これが求めるのは、薬の承認ではなく緊急使用許可。厚労省はコロナの『診療の手引き』で、事実上使っていいと言っています。つまり1年以上前から、レセプト(診療報酬の明細書)を詳記すれば保険適用の対象ですが、国の健康被害副作用救済制度の対象になっていません。また、一般の医師がガイドラインに沿って使いたくても、販売規制がかかっていて使えないのが現実です。厚労大臣が使用を事実上許可した以上、法的根拠をもって緊急使用を許可し、命を救うための選択肢を広げてほしい、国の救済制度の対象とし、供給確保に努めてほしい、というのが法案の内容です」
 
 やはり医師でもある、立憲民主党吉田統彦(つねひこ)衆院議員によれば、
 
「欧米の多くの国にコンパッショネートユースという制度があります。生命に関わる疾患等を有する患者救済を目的に、代替療法がない場合など、限定的な状況下で未承認薬の使用を認める制度で、未承認の医薬品が、副作用被害救済制度の対象になるケースがほとんどです。米国ならFDA(食品医薬品局)などが判断すれば、未承認薬の使用が可能で、その際、製薬会社でなく医師の意向でも申請できる。日本に同様の制度があれば、イベルメクチンはメルク社が承認申請をしていなくても、承認された薬剤と同等に使えます」
 
「国民の命と健康を守る」といった言葉をお題目で終わらせないためにも、ここは欧米に倣(なら)うべきだろう。
 
 だが法案は審議すらされず、中島議員は「憤りを感じる」と語り、効果が確認されながら厚労省が動かない原因は「メルク社の圧力ではないか」と疑う。メルク社とは、イベルメクチンの製造および販売元、米国の大手製薬会社である。
 
「現在、メルク社は新薬開発に力を入れており、イベルメクチンのように特許が切れている薬は、効果が認められても投資するメリットがない。薬の承認システムは、平時は製薬会社主導でも、有事には既存薬に関しては、国の主導で使えるようにすべきです」(同)
 メルク社の日本法人MSDの広報の説明では、
 
「メリットがないから生産を増やさないのでなく、科学的に、有効性と安全性のエビデンスが不足し、確実なデータは存在しないと考えているのです」
 
 だが、同社が開発中の経口薬「モルヌピラビル」を米国政府が「12億ドルで購入」と報じられたばかりである。結果として、治験に協力している東京都医師会の、角田徹副会長によれば、
 
「もともと疥癬の薬なので、その対象分以上の数をメルク社が卸しておらず、使いたくて注文しても、品薄で手に入りません」
 
 長尾院長は、「不足したことはない」そうだが、「使っている医師が少ないからではないか」と加える。ともかく厚労省は、コロナへの使用と保険適用を認めるなら、流通量の確保にも努めるべきだ。そのうえで一刻も早く、緊急使用を認めてほしい。梅村議員が言う。
 
「イベルメクチンは歴史が古い薬で、使えることになればジェネリックのほうが売れると思う。すると先発メーカーは、治験への投資に見合う利益を得られません。ただ、これはどんな薬にも起きうること。緊急使用を認めた場合、国が製薬会社の利益もセットで保障することなども、必要ではないでしょうか」
 
 メルク社が動かないなら、ジェネリックを、日本でも開発し、海外から輸入する。そういう機動性が「安全、安心」の実現のために、いま求められるのではないか。
 
週刊新潮」2021年7月1日号 掲載
新潮社
 
 
次に明日に迫った都議選について植草一秀氏のいつもの論考を付けます。
 
 
 
植草一秀の『知られざる真実』」
 
                             2021/07/02
 
           野党共闘を妨害する米国の手先
 
               第2971号
次期衆院総選挙の前哨戦となる東京都議会選挙(定数127)が7月4日に投
開票日を迎える。
 
4年前の都議選で追加公認を含めて55議席を獲得して第1党になった都民
ファは47人の公認候補を擁立したが、情勢調査では厳しい戦いを強いられて
いる模様。
 
この状況下で都民ファーストの産みの親と言える小池百合子都知事が雲隠れし
た。
 
過労の名目で入院した。
 
小池氏は国政に復帰しての首相就任を目指していると見られている。
 
その際の最重要支援者と頼むのが二階俊博自民党幹事長。
 
この可能性を残すため、今回都議選で都民ファ支持姿勢を示していないと見ら
れる。
 
都民ファが勢いを欠いていること、自民党との関係悪化を回避することを踏ま
えて、小池氏が都民ファ応援を避けていると見られる。
 
自己都合で変幻自在に転変する小池百合子氏に、都民ファースト所属の議員は
いたたまれない思いを感じているだろうが、そもそもはそのような人物に依存
した都民ファ議員に責任がある。
 
自己責任だ。
 
だが、問題は都民ファ議席を減らすと、自民党が受け皿として議席を増やす
可能性があること。
 
前回都議選で自民党は大敗した。
 
その議席を復元する可能性がある。
 
自民党議席を増やすと菅首相政権運営への信任との解釈が流布される可能
性がある。
 
これは理不尽だ。
 
菅首相は国民の命と健康を犠牲にして五輪開催を強行しようとしている
 
人流が再拡大し、新規陽性者数が再拡大するなかで緊急事態宣言を解除した。
 
五輪開催を強行するため。
 
しかも、その五輪を有観客で開催しようとしている。
 
五輪組織委の要請を受けて鉄道各社は終電延長の対応を示すとしている。
 
五輪の有観客開催には条件が付せられている。
 
「直行直帰」だ。
 
五輪観戦者は自宅または滞在ホテルから会場に直行し、感染終了後に自宅また
は滞在ホテルに直帰しなければならない。
 
当然のことながら終了時刻が午後9時以降になる場合は無観客にしなければな
らない。
 
鉄道各社に終電時刻の繰り下げを要請する必要など存在しない。
 
「国民の命と健康を最優先」し、「安全安心な大会を開催する」というのは完
全な虚偽だ。
 
「安心安全詐欺」が挙行されている。
 
この運営を主導している自公を都議選で勝たせることは許されない。
 
東京都の主権者は7月4日の都議選に足を運び、自公以外の候補者に投票する
べきだ。
 
都民の命と健康を犠牲にする菅内閣与党に明確なNOを突きつけるべきだ。
 
都民ファーストは五輪の無観客を公約に掲げている。
 
この点で、自公よりははるかに望ましい。
 
何があっても自公には投票しない。
 
何があっても必ず選挙には行く。
 
東京都の有権者はこの点を明確にして7月4日の東京都議選に臨むべきだ。
 
自民が議席を増やすとする情報誘導に乗せられてはならない。
 
日本政治の崩壊が深刻だが、この状況を打破する権限を有するのは主権者。
 
主権者が選挙に足を運び、誤りのない投票をすることによってしか、政治の崩
壊を是正する道はない。
 
主権者の半分が参政権を放棄するのは異常。
 
政治を変革できるかどうかは主権者の行動如何。
 
野党第一党の行動が精彩を欠く、野党共闘の明確な構築がなされない、などの
問題はあるが、何はともあれ、主権者が参政権を放棄してしまえば変革の芽は
摘まれてしまう。
 
7月4日の都議選で自公を敗北させることがまずは最優先課題だ。
 
反自公陣営は共産党を含む共闘体制を構築するべきだ。
 
共産党は主権者の目線で優れた政策提言を示している。
 
日本国憲法の平和主義の堅持。
 
格差是正の経済政策。
 
原発ゼロの推進。
 
反自公の共闘体制を構築するための基本政策の要件を満たす。
 
共産党はこの基本路線に沿う連立政権の構築に前向きの姿勢を示す。
 
現在の選挙制度は当選者が一人の選挙区選挙が軸になっている。
 
投票率は5割を若干上回る程度。
 
自公に投票する主権者が全体の25%いる。
 
この自公を相手に勝負するときに、反自公が一つにまとまらなければ勝負にな
らない。
 
基本政策が異なるのに共闘するのは野合。
 
これは望ましくない。
 
仮に政権が樹立されても、すぐに行き詰まるだろう。
 
しかし、基本政策を共有できるのであれば共闘しないということが不合理だ。
 
共産党が武力革命を目指す、私有財産制を廃止するというなら、共闘はできな
いだろう。
 
しかし、現状で共産党がそのような政策を示しているわけではない。
 
閣内協力にしろ、閣外協力にしろ、政策を共有して共闘を構築する条件は整っ
ている。
むしろ問題は、共産党を含む野党共闘が確立されて共産党を含む勢力による政
権が樹立されることを妨害しようとする勢力が野党内に潜んでいること。
 
反自公陣営を「共産党と共闘する勢力」と「共産党とは共闘しない勢力」に分
断すれば、自公が間違いなく勝利して政権を維持する。
 
この事情から野党を分断しようとする勢力が存在することに気付かねばならな
い。
この主張を声高に示しているのが連合の六産別と国民民主党
 
この行動が誰の利害を代表しているのかと言えば、米国の支配勢力である。
 
米国の支配勢力が敗戦後日本の支配権を維持し続けてきた。
 
その戦術のなかに「野党分断」が明確に組み込まれている。
 
1960年に創設された民主社会党こそ、この原型だ。
 
民主社会党はCIAの資金支援によって創設された。
 
左派陣営を分断するための工作だった。
 
左派陣営に隠れ与党勢力を構築した。
 
民社党の支援母体になったのが旧同盟。
 
連合六産別は、電力、電機、自動車、鉄鋼、ゼンセン、機械・金属の大企業労
働組合のこと。
 
大企業御用組合連合と言ってよい。
 
立憲民主党もこの勢力に気を遣って共産党を含む野党共闘構築に腰の引けた対
応を示す。
連合の組合員は約700万人。
 
このうち、六産別所属の組合員が約400万人いる。
 
立憲民主党議員・候補者の一部が連合六産別の支援をあてにしているため、連
合六産別の主張を無視できない構図が生まれている。
 
しかし、連合六産別の400万人という数値は、総選挙における投票率4%に
該当するもの。
 
主権者の投票意欲が高まり、投票率が4%引き上げられれば、連合六産別の影
響力を排除できる。
 
2009年8月の衆院総選挙では投票率が7割近くに上昇して、見事に鳩山内
閣を誕生させた。
 
主権者の関心が高まり、魅力的な政権構想が示されれば、選挙の投票率を大幅
に引き上げることが可能になる。
 
いま求められることは、野党分断工作の意図を見抜いたうえで、野党分断工作
を排除すること。
 
連合六産別の意向を退けることが重要だ。
 
立憲民主党枝野幸男氏が明確な対応を示さぬなら、野党第一党の顔を交代さ
せる必要が生じる。
 
 
 次には明日に迫った相撲に行っておきます。
明日の7月4日から名古屋場所(7月場所)が始まります。これは両国国技館
同様に、5000人の有観客で行われるのでしょうか(?)不確かです。
 始まる直前になって小結の高安が腰痛のため休場するというニュースが
入っています。朝乃山はすでに6場所連続休場が決まっていますので、
もうすでに普通なら優勝争いをする力士の有力どころの2名が出場しないという
事になっています。後の問題では6場所連続休場中の横綱白鵬が久々に登場
することになっていますので、どのような展開になるのか???です。
 白鵬は初日から元気の良い新小結の明生との対戦が決まっています。
この初日の取り組みは白鵬にとって最重要です。この初日の結果いかんが
今場所の行方を左右しそうな気がします。
 それよりも何より最重要な案件はワンピー姐さん(ワンピー観音)が観戦する
かどうか(?)です。当方的には相撲など見なくてワンピーだけ見たいので何とか
観戦お願いする次第です!?!
 
 競馬も行っておきます。競馬は本日から所謂夏競馬が始まります。今日から
福島が1開催、次に新潟が1開催という布陣です。
 当方は本日の土曜競馬は10Rと11Rの重賞競走の2鞍だけ買う予定です。
取りあえずのジャブ的馬券購入ですが大体のレース雰囲気がつかめればOKです。
 現状の巣篭り”毎日が日曜日”人間にとっては、相撲の開催と毎週土日の競馬
開催は有難いものです。プラスワンピー姐さん登場なら最高なのですがどうでしょうか?
 
 昨日、就寝前に何気なくネットのヤフー路線情報を覗いたらビックリしました!
関東地区の路線全部が赤字の事故発生入力となっているではありませんか!
昨晩の遅延の原因は専ら大雨によるものでしょうが、他の事故等も含めて
全部が赤字表示は初めての経験でした。今、サイトを覗いたら関東地区は全部
大雨とか事故で運行見合わせになっています。今日は土曜日ですので通勤者に
とってはまずは良かったというところですね!?!
 
 
 という事で添付過多なので量子物理学はお休みします。
 
 
  では、また明日・・・・・