PNC会員へ・・・

会員のみなさま 1467                      後醍院 廣幸
 
おはようございます。本日は2021年8月6日(金)、現在は朝の5時50分です。
 
 連日連夜の真夏日・熱帯夜の性で結果として睡眠不足が継続せざる得ない日々が
続き、快眠・快便とは正反対的不快な日々が連続しています。睡眠に関しては今日も
5時間程度と少なく。排便に関しては完全に便秘状態となっています。本日は整形外科で
腰のリハビリを受け、その足で罹りつけの内科クリニックで再度強めの下剤(?)を
調法してもらうよう頼んでみます。快眠・快便が思うように行かないと快食まで悪い方向
というか食まで細って来るようです。これらは医者の力を借りて今日中に解消させるべく
お願いに行く次第です。
 
 暑い日の連続ですが、昨日はまだ8月5日という段階でツクツクボウシの初鳴きが
聞こえました。現在の朝の蝉の鳴き声状況はミンミンゼミ一辺倒ですが、お盆に入る前
にはツクツクボウシが主力となるでしょう!蝉と同様に夏の風物詩である梨(幸水)が
出回るのはお盆前ぐらいです。という事で今週はまだツクツクボウシと梨(幸水)には
やや時間的に早い・・・という段階のようです。
 
 蝉や梨と変わらない夏の風物詩(?)に台風があります。現在日本列島の東・南に
台風9号・10号・11号と3つの台風が発生、お揃いで列島直撃を窺っているようです。
日にち的には明日・明後日あたりがきつそうです!?!昨日の東京都心は35℃近く
まで上昇したようですが、当家あたりの午後の温度計は36℃を差していました。
今日までは極暑が続きそうですね。
 
 コロナ感染に行きます。予想通りというかやや早めにコロナ禍はその針路を進めつつ
あるようです。昨日の都は大台乗せの5042人と増大、全国では15263人まで来ました。
大阪は1085人と大台乗せ、兵庫で429人、京都でも274人です。福岡で718人と出て、
愛知364人となり、近在の神奈川が1846人、埼玉が1235人、千葉も942人とこの辺は
最高値更新中です。茨城が185人、静岡181人、群馬で158人、栃木が135人で福島でも
106人、宮城が103人と出ています。沖縄では648人まで膨らんで北海道も342人まで出
ています。
 医療関係者の試案では2週間後には都で1万人の大台を突破するようです。
2度のワクチン摂取を終えた我々高齢者あたりはその達成率は80%を超えたようです。
これら我々クソ爺連はあまり外出はしません。飲み歩くなどとはもう無縁の域に入っています。
専ら外でバカ飲みしてコロナ感染を膨らましているのは20歳代の若造ばかりです。
 
 大阪や都心の百貨店従業員あたりのウイルス感染者が激増中です。那辺の記事と
植草氏の論考を付けます。
 
 

 
 
 
ウイルス量は1000倍!強敵デルタ株「空気感染」の脅威…梅田&新宿で百貨店従業員陽性ラッシュ
 
4日も13人判明(従業員のクラスターが発生した阪神百貨店梅田本店)/(C)日刊ゲンダイ 
 デパート従業員の新型コロナウイルスの感染が相次いでいる。阪神梅田本店128人、阪急うめだ本店34人、伊勢丹新宿店73人、ルミネエスト新宿59人……。一体、何が起きているのか。
 
阪神梅田本店128人クラスタ
 
 このうち、阪神梅田本店の事例は先月30日に保健所から「クラスター」と認定されている。4日も新たに13人の感染が確認され128人となった。同店は地下1階から地上8階まで9フロアあり、感染者は地下1階86人、1階26人と両フロアに集中している。運営するエイチ・ツー・オーリテイリングの広報担当者は「1カ所しかない社員食堂や更衣室での感染であれば、両フロアに偏ることは考えにくい。他のフロアでも広がっているはずです。両フロアの売り場か、フロアごとにある事務所で感染した可能性があります。消毒や換気など感染対策は徹底していたのですが」と驚きを隠さなかった。
 
  昭和大医学部客員教授の二木芳人氏(臨床感染症学)が言う。
 
「感染者数は地下1階が圧倒的に多い。地下は換気が十分ではないことがあり、エアロゾル感染が起きた可能性があります。もし、阪神百貨店クラスターが、デルタ株(インド株)だとすれば、それも感染拡大の一因でしょう。デルタ株のウイルス排出量はかなり多い上に、ウイルス自体が細胞に侵入しやすい特徴を持つ。感染力はかなり強力です」
 
混雑する梅田駅前(緊急宣言決定の7月30日)/(C)日刊ゲンダイ
 
ワクチン接種完了者も感染
 
 CDC(米疾病対策センター)によれば、デルタ株は1人の感染者から8~9人に感染させるという。水ぼうそうに匹敵する。インフルエンザは1~3人、従来型の新型コロナは2.5人だから、強烈だ。
 
  デルタ株の空気感染(エアロゾル感染)は厄介だ。中国の研究グループがデルタ株感染者のウイルス量を調べたところ、従来株の約1000倍だったという。デルタ株感染者がフロアに1人でもいれば、エアロゾルに乗ったウイルスがたちまち広がるのもうなずける。エアロゾルは最大3時間程度、感染力を維持しながら空中を浮遊する。
 
  また、デルタ株は、ワクチン接種完了者も感染し、他人に感染させることも分かっている。河野ワクチン担当相も「デルタ株の感染拡大をワクチンだけでどうにかするというのはなかなか難しい」と漏らしている。
 
「デルタ株は従来の常識が通用しないことがあります。消毒や換気など感染対策もこれまでよりも強化する必要があります」(二木芳人氏)
 
  いつでも、どこでもデルタウイルスが漂っている――。これまでの何倍も警戒したほうが賢明だ。
 
 
 
 ②
 
 
 
植草一秀の『知られざる真実』」
 
                             2021/08/05
 
           日本国民が不幸になる本当の理由
 
               第2998号
オリンピズムの根本原則に次のように記されている。
 
2.オリンピズムの目的は、人間の尊厳の保持に重きを置く平和な社会の推進
を目指すために、人類の調和のとれた発展にスポーツを役立てることである。
 
4.スポーツをすることは人権の1つである。 すべての個人はいかなる種類
の差別も受けることなく、オリンピック精神に基づき、スポーツをする機会を
与えられなければならない。
 
重要なことは、
 
「人類の調和のとれた発展にスポーツを役立てること」
 
がオリンピズムの目的であって逆ではないこと。
 
「人間の尊厳の保持に重きを置く平和な社会の推進を目指す」
 
ことがオリンピズムの目的。
 
スポーツのために社会があるのではなく、社会のためにスポーツを役立てるこ
とがオリンピズムの根本原則。
 
スポーツ興行は利益追求の資本の論理に合致する。
 
多数の大資本が五輪に巨額の資金を投下するのは、資金投下が利益追求に合致
するから。
 
きれいごとで大資本は動いていない。
 
どのような環境下でも五輪を開催してしまえば、それなりの数の人がテレビを
視聴する。
 
五輪興行は商業ベースに乗りやすいコンテンツだ。
 
しかし、このことは五輪開催強行を正当化する事由にならない。
五輪開催が、
 
「人間の尊厳の保持に重きを置く平和な社会の推進」
 
「人類の調和のとれた発展」
 
にマイナスの影響を与えるとしたらどうか。
 
五輪開催強行は正当化されない。
 
コロナの正体は横に置くとして、日本はいま非常事態にある。
 
菅内閣自身が7月12日に4度目の緊急事態宣言を発出した。
 
菅義偉氏は記者会見で次のように述べた。
 
「ワクチン接種が大きく進み、新型コロナとの闘いにも区切りが見えてきた中
で、ここで再度、東京を起点とする感染拡大を起こすことは絶対に避けなけれ
ばなりません。
 
そうした思いで、先手先手で予防的措置を講ずることとし、東京都に緊急事態
宣言をいまひとたび、発出する判断をいたしました。」
 
「先手先手の予防的措置を講じる」の言葉は受けねらいか。
 
「東京を起点とする感染拡大を起こすことは絶対に避けなければならない」
 
の言葉が虚しく響く。
 
6月21日に緊急事態宣言解除を強行し、わずか3週間で再び緊急事態宣言発
出に追い込まれた。
 
その後の感染爆発は既知のとおり。
 
菅義偉氏のコロナ大失政が感染爆発を招いた。
 
五輪開催強行とコロナ対応の自粛要請は完全な逆行。
 
不要不急の五輪開催を強行して、不要不急の外出抑制しろは通用しない。
 
五輪開催強行で人々の行動抑制のたがが外れた。
 
たがを外したのは菅義偉氏。
 
「五輪強行で行動抑制のたがが外れた」
L452R変異株の感染力が強いことを再三指摘してきた。
 
この脅威を減らすには水際対策の徹底が必要不可欠だった。
 
ところが、菅内閣はL452R対策を徹底的に怠った。
 
脅威の中心がN501YからL452Rに移行しているのに、L452Rを識
別する体制を整備しなかった。
 
L452R変異株が3月中旬にインドで確認されたのに、菅内閣が対応したの
は5月に入ってから。
 
「ワクチン接種が4割に達すれば感染を収束できる」という「がせねた」に依
存し、
 
「新型コロナとの闘いにも区切りが見えてきた」
 
と公言したのも浅はかさの極み。
 
昨年5月25日の会見で安倍晋三氏が
 
「日本ならではのやり方で、わずか1か月半で、今回の流行をほぼ収束させる
ことができました。正に、日本モデルの力を示したと思います。」
 
と発言したことを彷彿させる。
 
能力のない政府が存続すると国民は被害を蒙る。
 
政府を刷新する。
 
それが国民の命と健康を守るための最大急務だ。
 
L452R変異株による感染が拡大するなかで五輪開催を強行すれば感染が爆
発することは当然の帰結
 
菅内閣は7月12日に緊急事態宣言を発出した。
 
緊急事態であるなら五輪開催が正当でないことは小学生でも分かる。
 
その五輪開催を強行して、人々に行動抑制を求めても通用しない。
 
国民が、自分たちが徹底的に行動抑制するから、なんとしても五輪を開催して
ほしいと懇願したなら理解できなくもない。
 
それでも、国民の命と健康を優先する政府なら五輪開催を強行しない。
 
五輪開催が人々の命と健康に有害な影響を与える蓋然性が高いからだ。
 
五輪は単なる商業イベント、スポーツ興行。
 
営利目的興行でいつでもできる。
 
スポーツは特別な存在でない。
 
五輪は、人間の尊厳の保持に重きを置く平和な社会の推進のためにスポーツを
役立てるものであって、スポーツのために社会の運営を求めるものでない。
 
日本の主権者はコロナ感染収束を優先している。
 
コロナ緊急事態であるなら五輪を断念する以外に道はない。
 
しかし、菅義偉氏は五輪開催強行に突き進んだ。
 
理由はただ一つ。
 
自分の利益のため。
 
コロナ大失政で絶体絶命の局面にある菅義偉氏にとって五輪開催強行は蜘蛛の
糸だった。
 
命と健康を優先して五輪開催強行に反対するすべての国民を蹴り飛ばして五輪
開催強行という蜘蛛の糸にすがりついた。
 
しかし、結果としてコロナ感染爆発を引き起こした。
 
感染が爆発すれば病床が逼迫する。
 
挙句の果てに菅義偉氏は感染者を自宅に放置する方針を示した。
 
「入院が必要な感染者を確実に入院治療するための措置」
 
というのは後付けの屁理屈。
 
その考えがあるなら、感染が低水準に推移しているタイミングで適切な説明を
付して提示するべきだった。
 
感染が爆発して感染者を自宅に放置せざるを得なくなったために泥縄で屁理屈
を提示したものに過ぎない。
 
しかも、
 
「入院治療が必要な人を確実に入院させることができるための措置」
 
という説明は、宿泊療養を自宅療養に切り替える理由になっていない。
 
感染者を宿泊療養させて随時病院と連携できる体制にしておかなければ容体の
急変に対応できない。
 
自宅で医師の治療の手の届く範囲にいることのできる感染者はほとんどいな
い。
 
要するに、菅内閣が想定外の感染爆発に直面して患者遺棄、患者放置に転じた
だけのこと。
 
まさに、国民の命と健康を犠牲にする菅内閣だ。
 
原因は菅義偉氏の五輪開催強行にあった。
 
菅氏が「切り札」だと強弁するワクチンも対応が遅すぎた。
 
ワクチンの確保が遅れ、連動して接種が遅れた。
 
しかも、ワクチンは「切り札」でなく「札付き」。
 
驚くべき数の国民が接種後急死、接種後重篤化の被害に直面している。
 
しかし、政府は因果関係を認めない。
 
接種によって死亡した人には賠償金を支払うとしたが、政府が因果関係を否定
すれば賠償金は支払われない。
 
詐欺と表現して過言でない。
 
新型コロナワクチンは3760万人接種時点で接種後急死者が667人、重篤
化した人が3000人程度報告されている。
 
季節性インフルエンザでは5251万人接種で接種後急死者は3人(2018
-19年シーズン)。
 
3000人の重篤化人数は3760万人の0.008%。
 
コロナで死亡した人は全人口の0.012%。
 
ワクチンリスクはコロナリスクと数値の上でほぼ同等。
 
急死者、重篤者数値は「副反応疑い」として報告されたものだけで、医師が副
反応疑いに含めなかった事例が多数漏れていると考えられる。
 
一刻も早く菅義偉氏を退場させることが急務。
 
自分の利益だけを考える人物を首相の地位に就けるから国民に累が及ぶ。
 
 
 
 それでは今日は量子物理学は休みますのでここまでです。
 
 
 
            では、また明日・・・・・