PNC会員へ・・・

会員のみなさま 1570                    後醍院 廣幸
 
おはようございます。本日は2021年11月17日(水)、現在は朝の7時ジャストです。
 
 今朝はやや曇天の始まりですが、何とか日曜日まではこの晴天模様は続きそうです。
朝は毎日寒いですね!昼はけっこうな日差しが注ぎ毎日暑いくらいでまだまだ冬の到来は
先のような気がします。
 
 連日報道しているコロナ感染数も昨日は都で15人、大阪でも13人となり全国では
154人となって減少傾向に変わりはありません。
 
 本日の水曜日は整形外科がお休みです。今朝は月一の内科クリニックで採血をして、
結果次第で金曜日に投薬を調剤して貰います。排便状態が安定していないので、今回は
下剤の使い方を今一度先生に聞いてみるつもりです。下剤などは本当は利用したくない
のですが、すぐ便秘になるので仕方ありません。
 
 
 今朝はまず植草氏から添付しますが、その後は先日亡くなった瀬戸内寂聴さんの人生
と言う記事を付けます。そして相撲へと繋ぎます・・・
 
 
植草一秀の『知られざる真実』」
 
                                                      2021/11/16
 
              接種証明の無意味報じぬマスゴミ
 
                第3081号
岸田内閣が「ワクチン・検査パッケージ」制度の要綱案が分科会で了承された
と報じられている。
 
その内容として、
 
・ワクチンの接種証明は2回目の接種から14日以上経過したことの確認を条
件として有効期限は定めない。
 
・検査での陰性証明はPCR検査などを推奨し、有効期限は検体の採取日から
3日以内とする。
 
が伝えられている。
 
政府が「ワクチン・検査パッケージ」制度を創設するのは、新型コロナの感染
が再拡大した場合でも、経済社会活動との両立を図る必要があるとして、ワク
チン接種や検査による陰性の証明を示す「ワクチン・検査パッケージ」制度を
活用して行動制限を緩和するためだという。
 
行動制限緩和の要件としてワクチン接種または陰性証明を位置づける。
 
さらに、GoToトラベル事業などの政府による利益供与施策の要件にも「ワ
クチン・検査パッケージ」を活用する方針だと見らえる。
 
しかし、島根県が公表したデータはワクチン接種証明が無意味であることを明
示している。
 
島根県は11月9日、10月の同県新型コロナウイルス感染者のうち、ワクチ
ン2回接種後に感染する「ブレークスルー感染」の割合が64.3%に上った
ことを明らかにした。
 
新型コロナ新規陽性者のうち、64%がワクチン接種を終えた者だった。
 
この比率は全人口のうち、ワクチン接種を終えた人の比率とほぼ同じ。
 
厚労省公表データによると、10月3日時点でワクチン2回接種を終えた者は
7819万人(ファイザー6593万人、モデルナ1226万人)。
 
日本の総人口1億2512万人のうち62.5%の人が10月3日時点でワク
チン2回接種を終えている。
 
10月の新型コロナ新規陽性者のうち64%がワクチン2回接種終了者だった
という事実は、ワクチン接種の有無がコロナに感染するか否かに無関係である
ことを示している。
 
つまり、接種証明は陰性証明にならない。
 
接種を受けてもコロナに感染するし、感染すれば他者を感染させる。
 
ワクチンによる抗体は時間が経過すると減少する。
 
接種後3ヵ月で効果は大幅に低下し、接種後6ヵ月で効果はほとんどなくなる
との見解がある。
 
しかし、接種証明に有効期限を定めない。
 
接種した証明があれば行動規制が緩和され、政府による利益供与を受けられ
る。
 
この制度の目的は感染防止でない。
 
制度の目的はワクチン接種の推進。
 
リスクが極めて高いワクチン接種を熱烈推進する。
 
理由は何か。
 
ワクチン接種を推進する主因は「利権・利得」である。
 
巨大な「ワクチン利権」がすべての根本にある。
 
国会議員の「文書通信交通滞在費」(文通費)が10月31日の総選挙を受け
て、たった1日で1ヵ月分の全額が支給されることをメディアが大報道してい
るが、これは維新宣伝のキャンペーン。
 
メディアの歪みを象徴している。
 
この問題について維新の松井一郎氏が1カ月分の満額給付について「世間の常
識とかけ離れている」と論評しているが、「世間の常識とかけ離れている」の
はこれだけでない。
 
意味のない接種証明を行動規制緩和、政府の利益供与政策の条件に据えるこ
と。
 
「世間の常識」というより「論理」に反している。
 
非論理的、反知性主義の象徴だ。
 
繰り返すが、ワクチン接種を受けた人とワクチン接種を受けていない人の間で
感染する確率に差異がない。
 
感染すれば他者を感染させる。
 
したがって、「接種証明」に感染防止の機能は存在しない。
 
その「接種証明」を行動規制緩和や政府の利益供与策の条件にしようとしてい
る。
 
このような馬鹿げた施策を押し通すなら岸田内閣は終わり。
 
岸田文雄氏にこのことを説明する人がいないのか。
 
説明を聞いてもその非論理性を岸田氏が理解できないのか。
 
このような愚策を黙認するべきでない。
 
ワクチン接種してもコロナに感染する。
 
いわゆるブレークスルー感染。
 
ワクチン接種した人がより多く感染することも確認されている。
 
行動規制緩和の条件に「陰性証明」を用いるならまだ理解できる。
 
しかし、陰性証明については「費用対効果」を考察する必要がある。
 
今回の政府方針でも「陰性証明」については効力を検体採種から3日間(抗原
検査の場合は1日)としている。
 
他方、ワクチンについては効果が皆無になっても接種証明に有効とする。
 
誰がどう考えてもおかしいと判断な施策がなぜ押し通されるのか。
 
「陰性証明」の有効期限を3日ないし1日とするなら、日本中のどこにでも検
査所を設置することが必要になる。
 
そこで瞬時に結果結果を提供できるようにしなければならない。
 
もちろん、全額公費で行う必要がある。
 
同時に陰性証明書を発行しなければならない。
 
その費用も当然公費負担でなければならない。
 
膨大な費用が発生する。
 
接種証明を電子方式で発行することが検討されているが、当然のことながら、
陰性証明も同じ方式を採用する必要がある。
 
接種証明を保有していても、ワクチン接種を受けていない人と同様に感染する
し、他者を感染させる。
 
それにもかかわらず接種証明を利用する理屈は何か。
 
ワクチン接種を誘導するためであるとしか考えられない。
 
そのワクチンに大きなリスクがある。
 
埼玉弁護士会会長声明はワクチンのリスクについても言及している。
 
「現時点において新型コロナウイルスのワクチンとして用いられているメッセ
ンジャーRNAワクチン及びウイルスベクターワクチンについては、
 
医薬品医療機器等法第14条の3に基づく特例承認にとどまっており、
 
長期にわたる被接種者の追跡調査という治験が全くないこと、
 
また、これまでに同ワクチンの接種後に死亡した例やアナフィラキシーショッ
ク、心筋炎その他の重篤な副反応例も数多く報告されていることから、
 
ワクチンの接種に深刻な不安を抱えている市民も多数いる。
 
また、アレルギー疾患等を有するためにワクチンの接種に臨めない者が多いこ
とも周知の事実である。」
 
季節性インフルエンザワクチンと比較して新型コロナワクチンの接種後重篤
者、接種後急死者の数は明らかに異常な多さ。
 
新型コロナワクチンの大半は新種のDNA型ワクチン。
 
十分な治験が行われていない。
 
長期的にどのような薬害が顕在化するのか未知だ。
 
「薬害根絶」の考え方に立つなら、その利用については慎重の上にも慎重を期
す必要がある。
 
重大なリスクを内包するワクチンであり、ワクチンを接種するかしないかの判
断は憲法が保障する基本的人権である「自己決定権」に属する。
 
ワクチンを接種しないとの判断は憲法が保障する基本的人権である「幸福追求
権」に属する。
 
新型コロナワクチン接種のために改正された予防接種法第9条はワクチンの接
種を努力義務にとどめている。
 
同時に、予防接種法及び検疫法の一部を改正する法律案に対する附帯決議にお
いて
 
「接種するかしないかは国民自らの意思に委ねられるものであることを周知す
ること」
 
が掲げられている。
 
「ワクチン・検査パッケージ」を強行し、行動規制緩和や政府による利益供与
をニンジンとして目の前にぶら下げて、ワクチン接種を強要するのは反社会的
行動。
 
衆議院議員総選挙が実施された。
 
12月上旬に臨時国会が召集されて、ようやく実質的な国会審議が始まる。
 
ワクチン利権に絡め取られた勢力が圧倒的多数を占めているが、国会を開く以
上、「ワクチン・検査パッケージ」の非論理性を十分に論議することが必要不
可欠。
このような非論理的施策が押し通されるようでは日本の未来は暗黒としか言い
ようがない。
 
 
 次に瀬戸内寂聴さんです。
 
 
 
 
 
瀬戸内寂聴さん、5年間干された過去と「酒・肉・イケメン」を愛した波乱万丈人生
 
大正から令和まで4つの時代を生きた瀬戸内寂聴さん(享年99)
 大正から令和まで4つの時代を生きた瀬戸内寂聴さんが11月9日、心不全のため京都市内の病院で亡くなった。
 
【写真】瀬戸内寂聴さん、寺院での「写経」の様子
 
「愛した、書いた、祈った」
 
 生前、墓碑に刻む言葉をこう決めていた寂聴さん。この言葉どおり、不倫や出家など波瀾万丈な人生の中、生涯で400冊以上の著書を執筆。愛に生き、多くの人に愛された99年間だった。
 
元気の秘訣は“牛肉を食べること”
東京女子大学在学中だった20歳のときに結婚。2年後に長女を出産するも、夫の教え子だった文学青年と不倫関係に。夫と子どもを捨て、京都へ駆け落ちをする……と、若いころから奔放な女性でした」(出版関係者)
 
 正式に離婚が成立すると小説家を目指し上京。'57年に新潮同人雑誌賞を受賞したことで作家デビューを飾る。
 
「デビュー作『花芯』は肉体の悦びに目覚め、子宮の命ずるまま生きていくもようを描いていたため、“子宮作家”のレッテルを貼られることに。
 
 '16年には映画化されるなど近年評価が高まっていますが、当時は過激な描写が問題視されてしまい、5年間ほど文壇で“干された状態”になったと、のちに本人が明らかにしました」(同・出版関係者)
 
 自身の不倫をモチーフにした小説『夏の終り』で'63年に女流文学賞を受賞すると、人気作家の地位を確立。その後、小説家・井上光晴との不倫関係を断ち切るために、'73年に出家をする。
 
「出家後にも、元気の秘訣は“牛肉を食べること”と明言。赤ワインを飲むときの口直しがビールだと番組で披露したときはSNSで話題になりました。
 
 豪快に見えますが、実際に飲むのは赤ワイン1~2杯程度。お酒が好きというよりは、会食の場に参加するのがお好きという印象でしたね」(テレビ局関係者)
 
 肉と酒のほかに目がなかったのが“イケメン”だった。
 
「晩年も“男性と肉体関係を持てなくなって寂しい”と冗談交じりで語るなど、最後まで女性であることを忘れていませんでしたね。取材で会ったイケメンカメラマンを気に入り、一時は“専属カメラマン”にしていたほどです」(寂聴さんの知人)
 
人がどう思おうが、自分がしたいことをする
 流行にも敏感で、86歳のときには“ぱーぷる”名義でケータイ小説にも進出。
 
ペンネームは長年携わってきた『源氏物語』の作者である紫式部から。晩年を支えた66歳年下の女性秘書のすすめもありインスタグラムを始めるなど、新しいカルチャーも積極的に取り入れていましたね」(前出・出版関係者)
 
 '12年に週刊女性で寂聴さんを取材した、フリーライターの成田全さんもこう振り返る。
いきものがかりのボーカル・吉岡聖恵さんが先生のファンだったことから交流が始まったそうで、彼女たちのコンサートに行ったことをうれしそうに話されていましたね。雑誌を渡したときも芸能ニュースにまで目を通し、独自の視点で意見をおっしゃっていて、好奇心の塊のような方だという印象を受けました」
 
 テレビ番組で密着取材を受けた際には、
 
「人がどう思おうが、自分がしたいことをする」
 
 と語っていた寂聴さん。人間味と愛にあふれていたからこそ、彼女の言葉は多くの人の共感を呼び、時代を超えて語り継がれていくだろう。
 
 
 本当に見事な一生でした。当方らにはまず不可能事ですね。
まず99歳まで生きることも難しいし、好きな事をして人生の最終ラウンドを
生き抜くのも厳しいです。普通に長生きしても90歳以上になってつき合って
くれる人が果たしているかどうかです・・・・?。
 当方的にはこのまま元気に後10年から15年ぐらい生きて最期を全うする
のが一番でしょうか???
 7か月半になる禁酒励行もそろそろ最終ラウンドに入ってきました。予定では
当方の73歳の誕生日である12月24日からやや飲みを始め、元旦にはちょっと
多め、その後は週一から週二ぐらいで飲みを再開するつもりでいます。それでも
外飲みは月に2回程度となるでしょうか?何とかお付き合いのほどお願い奉ります。
 
 
それでは相撲に行きます。
 
 当方、やけに予想が当たるので気持ちが悪いぐらいなのですが、例のワンピー姐さんは
昨日もご来場でした。昨日で3日間が終わりましたが、毎日同じ席に鎮座ましています。
このまま千秋楽までお願いしたいものです。。遠方の福岡ですのでこの方は一体どういう
素性の人なのか本当に首をかしげてしまいます。まあそれでもワンピー観音を毎日拝めるだけ
幸せ・・・というものです。
 
 昨日は北の富士コラムの11月16日分の添付を失念しましたので、本日は昨日の分と
本日の11月17日分と二つ添付します。
 相撲は相撲そのものよりワンピー姐さんの御姿拝見と北の富士さんの解説&コラムを
読むことが楽しみな15日間です。昨日のように解説は舞の海ではなく北の富士だけに
してほしいものです。解説は立て板に水のようなものではなく本音でものをいう北の富士
でなくてはいけません。これはワンピー姐さんの微動だにしない姿勢での観戦と対をなす
相撲観戦では超大事な出来事です。
 
 
 
 
 
北の富士コラム】九分九厘照ノ富士敗れたりと思わせたが…よく持ちこたえたものだ、あの執念には恐れ入る
 
2021年11月16日 05時00分
 
◇15日 大相撲九州場所2日目(福岡国際センター)
 
 2日目は幕内前半から面白い相撲が何番か見られた。照強と石浦の一番は熱戦というより、思わず吹き出してしまうようなおかしな相撲だった。ともに幕内では一、二を争う小兵力士だが、照強が豪快に両上手を引きつけてつり出した。照強が大きく見えたほどである。石浦は頭を下げすぎたのが失敗だった。
 
 注目の豊昇龍と玉鷲の一番は、玉鷲の猛攻で土俵に詰まった豊昇龍が柔らかい足腰で残し、執念のうっちゃりを見せた。際どい勝負となったが、軍配は玉鷲に上がった。私は当然、物言いが付くと思ったのだが、すんなりと玉鷲が勝ち名乗りを受けた。
 
 豊昇龍が有利とは言わないが、せめて物言いくらいは付いても良かった勝負だった。豊昇龍は未練の残る一番となったが、気を落とさずに頑張ってもらいたい。と言ってはみたものの、私はどうも納得できない。
 
 物言いといえば、遠藤と妙義龍の一番も遠藤の手つきと妙義龍の踏み出した足は、かなり際どいものだった。テレビ画面のスロー再生で見ると際どさがよく分かる。審判部も見る目を養うことが大事である。しかし、物言いが付きそうな相撲が多いことは喜ばしいことである。
 
 結びの一番も照ノ富士が大栄翔に徹底的に攻め込まれ、九分九厘、照ノ富士敗れたりと思わせたが、奇跡的な粘りを見せて逆転勝ちを収めた。爆弾を抱えているといわれるほど悪い両膝で、よく持ちこたえたものだ。あの執念には恐れ入るしかない。大栄翔は完璧な攻めを見せ、大魚を仕留めたと思わせたが、照ノ富士の執念の粘りに敗れた。
 
 もし大栄翔の敗因を聞かれたら、左からのおっつけが甘くなってしまったことにある。むしろ、左おっつけより上手を引きつけて寄った方がよかったと思う。しかし、そこを責めることはできない。今後も照ノ富士の大敵になることだろう。
 
 さて、今夜は天ぷらでも食いに行こう。現役時代からの古いなじみの店である。「天ぷら岩永」といえば少しは知られた店だが、当代のおやじは相撲が始まると仕事が手に付かないほどの相撲好きで知られている。
 
 実を言うと、私は天ぷらがあまり好きではない。だから「岩永」に行っても天ぷらは食べずに馬刺しと締めサバ、おきゅうとを食べる。若い時はおきゅうとなどうまいと思ったことがないのに、老いると好物も変わるようだ。
 
 それでは、行ってきます。
 
(元横綱
 
 
 
 
 
 
北の富士コラム】見事な勝利であったが…ある日突然、ひょう変するのが御嶽海 まだ信用しきれない
 
 本場所のお目当ての一番が、早くも3日目に組まれた。熱戦が期待されたが予想に反し、あっけない結果に終わってしまった。
 
 豊昇龍が相手の変化を恐れることなく、思い切り頭で当たっていったが、宇良は両手を出して当たりを止める。再度、頭を下げて出る豊昇龍を、宇良がタイミング良くはたくと、足腰の良さでは定評のある豊昇龍だが、あっさり手を付いてしまった。
 
 予想外の展開にお客さんもがっかり。私も気が抜けてしまった。勝負だからこんなことがあってもなんの不思議でもないのだが、期待が大きかっただけに残念であった。豊昇龍は宇良の低さを警戒しすぎたようだ。
 
 2日目は悔しい負け方をしているので、その分まで力を出そうと意気込みすぎたのかもしれない。その気持ちは何か分かるような気がする。逆に宇良が相手の気負う気持ちを読み取ったかのように、冷静にさばいた一番だった。
 
 続く相撲は熱戦が続いている。隠岐の海と明生の一番は残し残された土俵際の攻防が見ものであったが、明生が若さで勝った。老雄・隠岐の海は連日の健闘が光っている。恋女房が博多の人だから余計に奮起しているようだ。
 
 御嶽海と大栄翔の一番も手に汗握る熱戦であった。互いに頭で当たり合った立ち合いはすごい音がするほどで、両力士の気迫が伝わってくる。猛然と突っ張る大栄翔に対し、御嶽海も負けずに突き返した。互いに引くことなく激しい攻防が続き、徐々に御嶽海の攻勢が勝ってきたが、大栄翔は旺盛な気力で攻め返す。実に見応えのある攻防であった。
 
 突き合いが続くが少しずつ御嶽海が突きを止めて、右からのおっつけを効かせて体勢を低くして前に出た。突きを封じられて大栄翔が攻め返そうと頭を下げる。その瞬間をうまくとらえて、御嶽海がすくい投げると足のそろった大栄翔は残すことなく横転した。見事な一番であった。
 
 大栄翔の連日の押し相撲は素晴らしいものがあるが、勝ちにはつながらなかった。この一番は御嶽海を褒めなければいけないだろう。大栄翔の強烈な攻めを一歩も引くことなく、押しには押しで反撃したのは気力が充実していることを物語っている。
 
 御嶽海の好調には不信感を持っている私だが、どうやら今場所は今までの御嶽海とはひと味違っているようだ。しかし、もう2日、3日見てみよう。ある日突然、ひょう変するのが御嶽海。まだ信用しきれない。
 
 信用といえば正代である。阿武咲に勝って2連勝。どうやらひそかに優勝を狙っているらしいが、まだまだ相撲は危なっかしい。照ノ富士の充実ぶりを見ると、正代の優勝は至難の業となろう。
 
 貴景勝も3連勝でだいぶ元気になってきてはいるが、まだ大敵との対戦がないのでなんとも言えない。それでも数少ない横綱大関が好調だと土俵が締まる。ぜひ、そんな場所になってもらいたい。
 
 それでは晩飯の時間だ。博多に来てから毎日うまいものを食べているので、外出せずに地下のレストラン街で何か軽いものでも食べようかと思う。そうだ、オイスターバーがあったっけ。日本全国のカキが食えるので、博多に来ると必ず2、3回は食べている。カキに決めた。昨夜は好きでもない天ぷらも少し食べたので口直しでもしようか。
 
 それではお休みなさい。(元横綱
 
 
 という事で明日もお願いします・・・・・